
しかし。
このスカイライン R34 GT-R BNR34 というクルマは、速く走る為にあるクルマ。
このクルマに乗ってから、セミATでもいいかも知れないと感じました。それだけ、GT-Rというクルマは BNR34 時代からMT操作による楽しさより速さを求めているクルマだと言うことです。
日常レベルでは、楽しくないクルマ。
GT-Rが大好きな人にとっては運転しているだけで楽しいと思いますが、アルファロメオやフェラーリの中毒に侵されると駄目です。
※以前、小さなクルマ屋さんの社長に言われました。フェラーリに乗ったらもう駄目だよ。
それ以上を探し求めても、結局はフェラーリに戻るしかないんだよ。と言われました。
(そんなことは無いだろう。と心の中では思っていました。)
ランボルギーニやポルシェに乗り換えても、フェラーリだけにある高揚感や満足、充実感は他には無い。フェラーリは例え速くなくても、それ以上の存在感を秘めている。傍にある時はそれには気付かないかも知れないが、離れてみて、失ってみて、それに気付く。しかし、フェラーリ以外にも、それは存在するのではないかと思い、他を探し求めるが、結局はフェラーリに戻るよ。と、言われました。小さな自動車屋さんでしたが、フェラーリやポルシェなどを本当に欲しいお客様からの注文で、しかも、かなりお安い金額で仕入れて販売されている方でした。

話を戻して。
この スカイライン R34 GT-R BNR34 というクルマを楽しく走らせるには、フルスロッルに出来る場所が無いといけません。
このクルマの楽しさは、加速している瞬間です。
深夜のビルや街灯などの光り輝く非日常の空間。首都高速道路のような低中速〜超高速が入り混じったステージで全開で走ることこそ、これ以上にこのクルマに似合う場所は無いのではないか。と思ってしまいます。
フェラーリ 348 GTS の方が断然、低い速度域で楽しめるクルマです。
性能が高いことと、楽しさは比例しません。

そして、スカイライン R34 GT-R BNR34 には、ライバルが必要。同じ領域で走れる仲間とも敵とも言えるようなライバルがいるからこそ、楽しいと思えるクルマなのではないでしょうか。
今の新しいフェラーリはわかりませんが、フェラーリ・エンツォがこの世にいた頃のフェラーリは、一人で乗っていても楽しいクルマ。(フェラーリ 348 もギリギリ設計などに関わっていたのではないだろうか。少なくとも、周りの開発者は、それまでの考えや造り方で関わっていたと思われます。)
なぜなら、クルマ自体が、煩いくらいにドライバーに語りかけてきます。音や振動などを越えて直接的に身体に飛び込んでくるのです。
だから、これを一体感と勘違いするのかも知れません。
この、もう古くなった20年間辺りのフェラーリの一体感は、マツダ ロードスター などの人馬一体とは、また別の意味の一体感と私は思います。

なので、古いフェラーリが好きだったけど、欲しいけど、もう古いから。。。などと思っている方で、購入出来る方は、是非一度購入してみたら良いと思います。
新しい世界が開けます。(@^ー^@)
Posted at 2015/10/26 18:56:13 | |
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