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イイね!
2013年07月07日

あの事故から1年。今日が愛車インプレッサの命日です。

あの事故から1年。今日が愛車インプレッサの命日です。 この事故を起こしたのは、2012年7月7日。
大切な愛車を失ってから今日で1年が経ちました。
七夕がくるたびに思い出すんだろな。



これは、今から12年も前、2001年の勉強会の資料と、
その日、私が学んだことを記録したメモの一部です。





土砂降りの中、スピンモード直前の車速は、118Km/h。
この教えを肝に銘じていれば、絶対に起こることがなかった事故です。



奇しくも、この直後、まったく同じ場所で事故を起こした3台は、
各地の峠系競技で常に優勝争いをしている常連だけ。
ここを無事通過できた人と、できなかった4人の間には、「通過速度の違い」があったと推察できます。

11年も前に「注意すべき点」と「その理由」まで学んでいたのに、本当に私は大バカ者です。

いかなる状況においても、その状態をつくっているのはドライバーの操作・管理。
クルマが勝手に事故を起こすことはない。(※予期せぬ機械トラブルは除く)
「学び」は、心底、その本人が自分のモノにしなければ、意味がない。

幸運にも命があったから、こうして反省を活かすことができます。

もし、側面から木が飛び込んできたら・・・
もし、崖の下に転落してたら・・・
こうして、反省を活かすチャンスを与えられていること自体、尊く、感謝しなければいけません。


あの日、何もできず立ちすくむ私に、事故処理、事後処理を支援して救ってくれた皆さん。
その後、私を心配し、電話、メール、コメントをいただいた大勢の皆さん。
何日も夜の酒に付き合ってくれた尊い友達たち。
モータースポーツは、人のつながりなんだなぁ~とじみじみ感謝しました。



また、YouTubeでは、私とGC8の思い出の14年間を綴った動画に、
世界中のGC8ファンの皆さん、
ひそかに私のインプレッサの活躍を応援してくれていた皆さんから、
今でも、お叱りの言葉、慰めの言葉、励ましの言葉をたくさんいただいております。

英語苦手なので、若干、お返事に苦労しておりますが(^^;(苦笑)

事故の辛さで落ち込むよりも、人の思いに心を熱くし、感動することが多かったです。
そして、あんなにも素晴らしいかけがえのないGC8を、私の手で失ってしまったこと。
悔やんでも悔やみきれなかった。。。 ほんとうにイイクルマでした。


■ 前向きに働いたことだってある

さて、それまでのカーライフとの別れがあれば、新しいカーライフスタイルとの出逢いもあります。
今振り返れば、インプレッサとミラージュの2台体制だった頃は、
「走ること」を中心に据え、消耗戦のように進歩のない心構えで
競技参加を繰り返していたように思います。
いったい何を目指しているのか、戦略なく手段に走っていたような気がするのです。
(それは、それで、素晴らしい「人との交流」という楽しみがあったのですが。)

あの事故を境に、ミラージュとダートトライアルに集中して向き合い、
たった2本の本番走行に向け、数週間の時間を使ってアタマの中でイメージ検証・試行を繰り返し、
慣熟歩行でイメージを鮮明にし、イメージの「再現性」を試すために本番を走ることで、
競技参加で得ること・身体が感じること、そして他者を観て感動することの質が
大きく変わった気がします。
クルマと、非常に「濃い」関わり方ができるようになった気がします。

自分のワーク・ライフバランスからも、現在の「クルマとの向き合い方」が、
実は、最も「自分の心」と「操縦技術」の進歩のためには適しているのだと思います。


なんとも、充実しているのです。

去年の七夕、全てが終わってしまったと落ち込んだあの悲惨な日、
1年後にこんな充実した気持ちでブログを書くとは思ってもみなかったことです。

幸せだな。

ブログ一覧 | ドライビング理論 まじめに運転を考える | クルマ
Posted at 2013/07/07 12:30:33

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この記事へのコメント

2013年7月7日 12:43
もう1年経ったのですね。
国政塾(?)の教えは、さすが確信を付いてますね。
最近のミラージュでの大活躍も、きっとインプレッサの経験が活きてるんだと思います。


ワタクシは相変わらず二兎を追ってますが(笑)、永く楽しめるよう柔軟に活動していきたいです!

コメントへの返答
2013年7月7日 13:13
激速コメントありがとう。さすがですねw

私の場合、本当に恵まれたことですが、クルマと向き合うために必要な大切なことは、すべて教わっているはずなのです。
これを活かせないのは、私自身の「心のコントロール」の問題。

ダートラは、心冷静に、知的に繊細かつ大胆に走らなきゃ、けっして勝てませんから、私の修行先としては最適なのかと思います。

そうそう、お互い永~く楽しみ続けたいですね!(^^ いつかまた、同じステージ、同じ車格で勝負しましょー。人生長いし(^^ たぶんw
2013年7月7日 20:59
だいじょうぶ!

生きていればまだまだ学べます!
コメントへの返答
2013年7月8日 0:02
そうさ!!まだまだこれから!!

命があることに感謝!なのだよね。
まだまだ人生新しい発見だらけサ~♪
2013年7月7日 22:13
1日に午前と午後1本ずつ・・・2本しか走れない競技でも、意外と充実感があったりしますよね。弱気になりすぎてもダメですし、強気になりすぎても・・・

コースを覚えるのとと集中力が一番重要??・・・って思ってました。本番だけではやはり無理な部分もあるので、練習の時から気にはするようにしてたので、練習に行っても1日8本位の本数の走行で以外と十分でした。

それと行きつけのSHOPのオーナーに、「練習行って何本も走ってればタイム上がるの当たり前だから、ベストタイムを最初の2~3本で出せるように集中してみ」とも言われたので、出来るだけ頑張ってみてましたね。。。
コメントへの返答
2013年7月8日 0:03
そう!!
だらだらと惰性で走ることこそ無駄な時間で、きちんと目的を持って集中力を凝縮して注ぎ込むことで、1回の経験から非常に多くのことを学べるよね。

若いうちは、これに気づかんのだ(笑)
じじいだから気づくww
2013年7月8日 1:36
お久しぶりございます
もう、1年も経つんですね・・・自分はモータースポーツは奥が深いと言うより終わりが無い気がします
私の方はモータースポーツから降りて2年位経ちますけども未だに走りたいもっと車をコントロール出来る様になりと言う思いが日増しに強くなってきていますけど、目の関係でもう戻る事は無いと思いますが車に関する事は今でも興味をもって勉強していますコースでお会いする事は無い可能性が高いですけどもお互いに勉強をがんばりましょう
最後にインプレッサに一言「14年間本当にお疲れ様でしためろんさんの良きパートナーであってくれて本当にありがとう」
ちょっとキザでしたね・・・
コメントへの返答
2013年7月9日 1:14
お久しぶりです。
早いというか、長いというか、なんとも不思議な時間感覚の1年でした。

自動車の操縦技術の向上に終わりはない。ほんとそのとおりですね。
結局のところ、どこで自分が自己満足するか・・・が(その人の)終わりであって、
追究する人にとっては終わりがないですね。

競技場は、普段の修行の成果を試す場。
大切なのはそれ以外の、普段のクルマとの接し方ですよね。
いつか、どこかでお会いしましょー。
私は、身体がもつ限り続けると思いますよ!!
2013年7月10日 20:17
初めてコメントいたします。
北陸でCJ4Aでダートラをやっているものです(4年目)。
以前からブログ拝見させていただき、勉強させてもらっておりました。
団長めろんさんのドライビングに、常に理論的アプローチで解釈されている姿に尊敬いたします。
これからも色々勉強させていただければうれしいです。

コメントへの返答
2013年7月11日 1:46
はじめまして!コメント嬉しいです。
CJ4A、私も所有4年です。(ダートラ暦2年)

クルマを動かす・・・ってことの本当のことが知りたくて知りたくて続けてます。
一つのことがわかると、視野がぐんぐん広がって、「わかった!」と思ったことが実はすごく局所的なことを指していたんだ・・・なんて気づいたり。

特にダートラは、考えるのが楽しいですね!
仮説・検証の繰り返しで、ちょっとずつ、何かに気づいてタイムがアップして・・・
ハマってますよー。 同じCJ4A乗り。いずれどこかのダートラ場でお会いしたいですね!
2013年7月17日 23:49
団長めろん様

・あれから、もう一年経つのですね!

・GC8は、たまに見かけますが、やっぱカッコイイです(^_^)v。
コメントへの返答
2013年7月18日 22:12
GC8はイイーですよね。
昔の写真を整理してても、同じようにおもいました(^^; 惜しいクルマをなくした。。。

一年は長いですね。走るステージもカーライフスタイルも大きく変わりました。
相変わらず、充実してますよ!
2013年7月20日 11:18
6月の勉強会で、めろんさんよりそのお話を聞いてから、雨の高速でもその速度を意識するようになりました。

めろんさんと縁があって巡り合えたミラージュ。
新しい相棒とのご活躍を、楽しみにしていますよ!
コメントへの返答
2013年7月20日 12:05
ありがと! 自分はこんなにも恵まれた教育を受けているのに、ほんとうにバカだと思います。

あんな大事なことを教わっていながら、「雨が得意」などと勘違いして、いつだって全開でかっ飛ばしてた。。。
偶然起こったことじゃなく、何度も何度も繰り返してきたから、確率統計的に「いつか必ず起こる」ことだったんだよね。

こんな話を心底理解してくれるかっちさんが居てよかったよ!
2016年5月30日 21:40
先日の事です、ワイパーの動きを高速にしたくなるような結構な雨量の中、夜の東海北陸自動車道をぬふわkm/h前後で調子にのって巡航していました。
タイヤも新品エナジーセイバーに履き替えたから余裕〜余裕〜と巡航していた所、視界の悪い夜の雨天で深い水たまりに気が付かず、ホンの一瞬ハイドロプレーンに陥ったのです。

直進中だったので結果何事もなかったのですが、もし旋回中にリアタイヤが浮いていたとしたら……ゾッとします。
車の運動は全て路面とタイヤの摩擦に依存すると自分のプロフィールにも書いているのに、完全に油断と慢心が招いた出来事でした。
めろんさんがこうしてブログに記述された内容を過去に拝読していながら、この有り様です。

110km/hの数字を頭の片隅ではなく、今回の件を切っ掛けに肝に銘じておくようにします。
過去記事へのコメントをどうかと迷いましたが、自身の反省と自戒をこめて……。

追伸:先日は助手席検定ありがとうございました。こうして時々昔の記事を読み直していると、当時はよく解らなかった「?」がひょっとしてそういうコトか「!」と気がついたりして嬉しかったりします。
コメントへの返答
2016年5月31日 0:01
この前はお疲れ様でした!私もそういうハイドロ?っていう経験は高速道路でも峠競技でも経験してたんですけど、都度、制した!と勘違いしてきた結果がコレです(°_°)

私のブログ、昔の方がイロイロクルマの操縦について書いてますねー。自分が知ったことを知らせたくてたまらないみたいw
クルマの操縦は、知れば知るほど、他者に軽率には語れないようになってきました。
自分自身が過去に理解した!と思っていたことの本当の意味と奥深さを 何年も経ってからあらためて知ることも多く、年輪を重ねるごとに謙虚になっていきます。

いまは、ダートラ競技の結果だけが、真実として自分が良い場合も悪い場合も自信を持って受け止められるものかなーと思います。
師匠からダートラにまぐれはナイ!とご指導いただいたので。
自分はどうしても、ドライビング修行 横道に逸れる傾向があったけど、やっと 自分の性質と操縦技術の向上とを プレーンに追究できる場が見つかった感じです。

お互い、クルマの運転が好きだ!ということは、歴史が証明しているんで 共に悔いのない最高のカーライフを送っていきましょう。この古いブログ、おかげでちょっと読み返して浸るきっかけになりました。どーも!(^^)

プロフィール

「13年ぶりにテレビを買い替えました http://cvw.jp/b/191657/48176628/
何シテル?   12/31 21:00
ドライビングは物理現象。「どれだけ理論値に近づくことができるか」という知的テーマ。 運転の愉しさは、「力の塊」を自在に導き操る悦び。自分の意思と慣性が一体とな...
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