
<
自分の経験から言えること>
まず、はじめに・・・
こんなこと言っちゃうと身も蓋もないのですが・・・
何も考えずに買うのが
一番”楽”です(^^;)
また、予算が青天井の人はフラッグシップモデルを選べば良いのでしょう。
ここから先は、「少ない予算」の中で「ベストチョイス!ベストBUY!」を目指して
”悩みたい人”だけ読んでください(笑)
1インチ=1万円を目指していた数年前に比べると、驚くほど安くなった薄型テレビ。
でも、”安い”と言ってもミドルサイズは軽く10万円は超える。
私は、「ミドルサイズ(32~37型)薄型フルスペハイビジョンTVは、3年後にはブラウン管と同等の価格帯になる!」論者です。
思いつくだけでも、こんなに要因がある。
●地デジへの強制移行による特需
●メーカの製造設備の償却による製造コストの極小化
●技術の一時的頭打ち(到達)による商品の均質化
●これらに起因する価格競争の激化
(アンチ要因は、原料・部品価格の高騰くらいかなぁ~?)
きっと、すぐに4万円~8万円位で気軽に買える時代が来る!・・・と信じてる。
だから、今、こんなモノにお金をかけたくナイっ!!!
でもね・・・
メインテレビが壊れちゃったからしょーがないの(T_T)
妻は「テレビっコ」だから、
このまま14インチTVでガマンさせるのはカワイソーなの。
そんなワケで、家計会議の末、一大決心!
我が家にとっては、
新婚時以来の「巨額家電出費」。
このプロジェクト・・・失敗は許されない。
だから、限られた予算の中で、素人なりに拘りに拘り抜いて機種を選定しました。
そのなかで、得られた「教訓」がたくさんあります。
今、低価格モデルの購入を検討している方々には、
もしかすると、私の経験が、ちょっとだけ役にたつこともあるかもしれません。
※私の偏見だけで構成されていますが、それは「私のブログ」だからです(笑)
※適当に掻い摘んで、美味しいところをちょっとだけ、ご活用ください。
液晶テレビを買うなら「シャープ AQUOS」か、
「パナソニック VIERA」しかない!・・・と決めつけていた私が、
結果的に「東芝REGZA」を選ぶに至った
(「どの製品がいいか?」を語っているのではなくて、その位、「知らないことだらけだった」ということを表している。(後述))
液晶ハイビジョンTVは、まだまだ、発展途上。
これからも、進化する余地が残されています。(まだ液晶の短所すべてが克服されたワケではない)
だから、かつての「末期フラットブラウン管時代」のように、製品の格差が殆どないマーケットとは違うのです。
低価格モデルは、各メーカ、一長一短あり。単純に価格だけで比較できない点が難しいところです。
良い買い物をするためには、購入者側が「主観的に選定」する必要がある。
つまり、最低限の知識と価値観を持って、もっとも自分に合うものを選んだ方が良い。
まだ、そういう製品のようです。
はい、ここまでが「前置き~ぃ」(笑)長い?
----------------------------------------------
【教訓1】まずは予算をキメルべし!!
液晶ハイビジョンTVは、ピン~キリまで、値幅が非常に大きい。
そして、第一のワナは価格設定。
あとちょっと足せば・・・「機能が多くなる」
あとちょっと足せば・・・「画質が良くなる」
あとちょっと足せば・・・「画面が大きくなる」
あとちょっと足せば・・・「機能が多くなる」
あとちょっと足せば・・・「画質が良くなる」
あとちょっと足せば・・・「さらに画面が大きくなる」
・
・
という風に、
「どうせ買うなら少しでも良いものを」という消費者心理をくすぐる価格設定になっています(^^;)
私も、危うく「小遣いで足してでも」上のクラスを買おうか・・・と思いかけて我にかえりました。
車検も控えているし、なにより、今年のアタックシリーズを戦うタイヤの入手目処が立っていない!!
よ~くかんがえよ~♪ お金は大事だよ~♪
自分が購入する目的・ターゲットをハッキリさせていないと、
よく見れば見るほど、そして知れば知るほど「高いもの」を求めるようになってしまう。
(
逆に言えば、「安いもの」の価値が損なわれ、とてもツマラナイ物に見えてくる。)
「映ればいいよ」なんて思っていた人も、よほど強い意志をもっていないと、気が付けば当初予定していたクラスより10万や20万円高いモデルを買ってしまうかもしれません。
予算に余裕がある人は要注意です!
【教訓2】機種選定をすべて店員に委ねるのはNG!
「この価格帯だと、どのテレビが一番いいですか?」と質問すると・・・
ハッキリと、
「Aメーカーのコレっ!」 と。 とても頼もしいのだけど・・・
同じ店の他の店員に同じ質問をすると 「まちがいなく、Bメーカーのコレ!」 と自信を持って答える。
違う日、
別の店員に尋ねると 「Cメーカーが一番!」 ・・・という具合。
また、
別の店員は 「Dメーカーが無難ですねぇ~」 と勧める。
「おまえら!!言ってることがぜんぜん違うやんけ!!」
・・・というダマされているような気持ちになってくる。
たしかに、店員の情報には彼らなりの「恣意」も入ってくると思う。
同じようなランクであれば、「一番売りたいモノ」を勧めてくるのは当然のこと。
(恣意性の要素:在庫の状況・利幅・社内評価・インセンティブ・・・等。)
でも、店員によってオススメ機種が異なるのは、結局のところ、製品自体の評価が「好みによるところが大きい」という事実の現れなんじゃないか?と思う。
「何を重視するか?」によって答えが変わってくるのです。
(前述のとおり、各製品一長一短ありますから。)
だから、店員に「Free」で選ばせちゃダメなんす~
聞くのであれば
キチンと自分の条件(何を重視しているのか)を伝えること。
これさえハッキリしていれば、店員が異なってもたいてい同じものを勧めてくる
(彼らが、ウソをついているワケではないことが良くわかる。)
そして、そのオススメ機種が優れている理由を現物で良く確かめた上で、
後からカタログや公式ホームページで調べ、ライバル機種のソレと比較して差の裏付けを確認する。
念のため、
実ユーザーの口コミ情報なども参考にする。(賛否両論あるハズなので、可能な限り沢山の例を読んで総合的に判断)
それにしても、便利な世の中になりましたねぇ~♪
一般の人でも、カスタマーの声をダイレクトに収拾できる。
悩みたければ、いくらでも悩めますね(笑)
<注意点>
●カタログやホームページも、「宣伝」という恣意性が入ってくるので、必ずしも公平な情報ではない。
●口コミ情報は、「悪い情報」が強く印象に残るもの。
だから無知な素人の私にとって逆プロセスを辿るのはちょっとキケン。
前述のとおり、主観的に現物の価値観をもってから情報収拾する順序のほうが、自分の思い入れなしに中立の立場で冷静判断できると思いました。
【教訓3】CMから受けたイメージは、低価格クラスには当てはまらない!
私は、液晶テレビを買うなら「シャープ AQUOS」か、「パナソニック VIERA」しかない!・・・と決めつけていた。
しかし、なぜアクオス?なぜビエラ??
今から20年以上前、シャープのポケコンPC-1350時代から、「液晶はシャープ」という自分のイメージはあった。
でも、結局のところ、今は吉永小百合がいう
「液晶ならアクオス」「世界の亀山モデル」のフレーズ。これが頭を占めている。
シャープでないなら、次は「VIERAしかない!」と考えていた根拠も
「小雪」「美しさ」というイメージ戦略に完全に洗脳され切っていたことによるもの。
「シャープ・パナソニックが一流」というのは事実であるが、
危険なのは二次的に自分の中に生まれる
「思いこみ」。
「シャープ・パナソニック以外は二流」という意識が生まれていたのかもしれない。
単に、広告宣伝費をかけているメーカーが、必ずしも最高品質であるとは限らない。
そして、気を付けなきゃいけないことは、
CMで訴えかけているのは「フラッグシップモデルの」高品質イメージであること。
実際に自分が買うクラスの情報は、意外にも持っていないものだということに気付く。
フラッグシップモデルのCMから生まれた先入観が、自分が買うクラス内での選定の邪魔をすることもある。
----------------------------------
でも、「液晶ならシャープ!」と思っている人は、どんな性能差があれ、「アクオス」を買ったら満足だろうし、そういう人は悩まずにアクオスを買えば良いのです!
これが冒頭で言った「何も考えずに買うのが一番”楽”」の意味。
だって、家に商品がきてしまえば、他社比較なんてできないっすから~♪
メーカー側が、あれだけ多くのCM(広告宣伝費)を投入しているのは、素人に「何も考えず」商品価値を植え付け、購入者を満足させるためのマーケティング戦略でもあるのだと思います。
薄型ハイビジョンテレビって、販売ターゲットが「広く一般」であって、しかも「商品知識がない」しかし「生活必需品である」というアンバランスな購買層向け商品。
興味深々だけど詳しくは知らない購買層(浮動票)を味方につけるには、イメージ戦略が一番効果的。
アクオス=高品質・優れている
ビエラ=美しい
・・・これで無条件に満足するのも一つの完成された価値観だと思います。
無理ヤリ悩む必要もない!
-----------------------------------
さて、これ以外を”自分で”選び、最高の満足を得るためには、それらのCMに打ち勝つ「自分の価値観」を持たないといけません(^^;) だから、この道を選ぶとチョットたいへんなのです。
マゾの領域だな。こりゃ(笑)
予算を先にキメルのは当然として、次に何を優先するのか?
解像度?画質?視野角?画面サイズ?音質?大きさ?端子の種類・数?
自分が
「どういう環境で使用」する目的で
「何を重視するのか」がとても大切。
この中で、「画質」が一番やっかい。
各メーカー、一長一短、最もバラツキが出るところ。
●発色なのか?
●コントラストなのか?
●深みなのか?
●細部表現力なのか?
●早い動きへの追従性なのか?
●シャープさか?
●穏やかさか?
●液晶が最も苦手な「黒」の表現力か?
安い価格帯の商品で、これらすべてを満たしている機種は皆無だと思う。
どれを優先する(良いと感じる)かは、購入者側の「好み」なのです。
例)すべて実話
★明るい画面は極めて鮮明。他社との差が際立つ!しかし暗い画面で輪郭がはっきりしない。
→映画好きな人には、とても辛いでしょうね。
★静止画はさほどパッとしないが、とにかく早い動きがキレイ!残像が出ない。
→スポーツ好きや、流れるテロップをしっかり読みたい人にとっては大切。
★人の肌色がとにかく美しい。キメが細かい。
→ドラマ好きにはこういうのがイイのでは?
★背景の緑がハッキリしない。ボヤけている。別のメーカでは葉っぱの動きまで見えるのに・・・
★奥行き感がすごい!!陰の色調が細かく再現されている!
★真正面から見るとダントツで画質が良いのだが、少しでも斜めから見るとイキナリ画面が見えにくくなる。
→広範囲から見る場合や、複数の人が見るリビングでは辛いでしょうね。
★なんとなーく、ホッとする(笑)
→長時間見る場合、こういうのも大事なんじゃないでしょうか?
★とにかく、くっきり!!素晴らしい!!
→せっかくのハイビジョンですから。
これら、どれもが両立していないとすると、自分の目指すものの優先順位をつけて、
これに最も近いものが、「ベスト」ということになるのでしょう。
これらを見比べる目と知識を養って、最後に自分が決めたターゲット機種が「本当に正しいか?」を、複数の店舗・店員を使って答え合わせをするのもアリだと思います。
【教訓4】店舗での画質の比較は、かならず同じ番組・同じモードで!
ソースが違うと、画面の見え方・美しさも違う。
画面の美しさの違いが、その機械の性能によるものなのか?ソースの違いによるものなのか?
これを見極めるためには、まず、同じソースで比較しなければいけない。
「デモDVD」等は、表現が得意な部分のみを強調(苦手を隠す)されている場合もあるので、要注意!
そして、画面の設定をいわゆる「通常」使用するモードに合わせて比較する必要がある。
モードによって、画面の印象は随分と変わる。
たとえば売りたい商品を引き立たせる画面設定も成立してしまうワケです(^^;)
だから、かならず画質設定をチェックした上で、画面比較したほうが良いです。
あと、地上波しか知らない人にとっては、「地デジ」というソースそのもののキレイさに驚いてしまうでしょう。本当~に美しい!
でも、よ~く見比べてください!
製品によって表現が微妙~に違います。
この「違い」こそ大切です!
最初は同じに見えても、知れば知るほど、見れば見るほど、違いがわかってくる。
【教訓5】画面は必ずしもデカイほど良いワケではない!
これはある技術専門家(というか会社のマニアな後輩(笑))に直接教えてもらった話。
●同じ距離・同じ画素数なら画面が小さい方が表示のキメが細かい(大きい方が荒い)
→大きい画面で同じキメをキープするには、それに見合うだけの画素数が必要。
cf)テレビからの距離が遠い場合は、同画素数でも大きい方がマシな場合アリ。
●狭い部屋で長時間観る場合は、必要以上に大きすぎてはダメ
→「一日中テレビを見っぱなし」なんて場合は、視点の移動幅が大きくなりすぎると疲れやすい。
cf)映画など2~3時間程度の使用であれば、疲れよりも迫力が優先されるでしょう。
●店舗と家は環境は大きく違う
天井の高さ・明るさ等、店舗では家庭ユースでのサイズ感が掴みにくい。
→店舗では小さいと思っていたが、実際に家に設置するときにその大きさに驚くことも・・・
【教訓6】製品のターゲットが決まったら「価格レンジ」を掴め!
液晶ハイビジョンTVは、カナリ価格変動が激しい!
毎日、(場合によっては時間単位で)価格が変動する。
それも、
PCや家電のように「新しいものが高く、古くなるに連れ安くなる」という単純な値動きではありません。
同じ製品・同じ店でも、
最低値と最高値の間でレンジを形成して、何度も上下動します。
極端な例では、ほんの一日違いで3~4万円程度価格が変わることも実際にある。
今、提示されている価格は「レンジのどのあたりに位置するのか」を直感的に感じ、
「いざっ!」と言うときには”即座に決断”することが大切!
この「レンジ感覚」を掴む方法は、とても簡単です。
■最安値の値 最安値のサンプルを常にウォッチ!
例)
●価格.com
■レンジ(価格幅)の把握(実際に購入候補となる店の値動き(幅)を観測)
例)
●ヤマダ電機Web.com
●ビックカメラ.com
●ヨドバシ.com
※ご注意 Webと店舗の価格は必ずしも一致しません。大切なのは、価格の絶対値ではなく、値動きの振幅・変化のタイミング(月末?月初?週初め?休日前?後?等)を掴むこと。
■店舗の傾向
店舗での実売価格ウオッチ、キャンペーン・ポイントの傾向・タイムサービス(時間帯)・ゲリラサービスの有無。
運がいいと、たま~に、このレンジを無視したとんでもない価格が出ることがあります。
例)正月など、数量限定99,800円(通常販売価格15万円)・・・等。
しかし、これは「クジを当てるようなモノ」と割り切ったほうが良いです。
「最安値追い」も同様。
偶然、欲しいときに、たまたまこういうチャンス遭遇したら「ラッキ~ぃ☆」という程度。
これを待っていると、いつまでも購入できない上、このミッションに縛られ続けます。
はやく解放されて、早く商品の価値を楽しむ方に時間を使った方がイイのではないでしょうか?
「最低価格」よりは「最適価格」を確実に押える!
ちゃんとレンジ下限で購入していれば、「くやしい~思い」をすることは、そう、多くないと思います。
--------------------------------------------------------
さて、以上です(^^
おもいつくままにツラツラと書きましたので、構成はめちゃくちゃ入り喰ってますが、お許しを・・・
みなさんにとって最適なものを選んでくださ~ぃ♪
まぁ、結局のところ、お金が沢山あったらこんなに悩む必要ナイのですよ(^^;)
しかも、バカなことに、雪練で調子に乗ってバンパー割っちゃって・・・
修理代のことを考えれば、「フルスペックハイビジョン」だって買えたのに(TT)
私の行動にはいつだって「必ず」オチがつく・・・
そういう星の下に生まれたのです(TへT) がんばります!
否、自分のせいじゃ!!
がんばるぞーーぃ(T-T)