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団長めろんのブログ一覧

2013年07月06日 イイね!

クルマの動かし方を知る勉強会 「検証 バランススロットル勉強会」 

去る6月22日、自ら「上手なクルマの動かし方を学びたい」と求めて集まった有志のために国政久郎さんが勉強会を開催してくれました。
まずは、こちらの動画をご覧ください。

ステアリング操作ダケを使って定常円旋回を反転させる


アクセル操作だけを使ってライン(Rの大きさ)をコントロールする




Gの大きさと方向をコントロールするために
ドライバーとクルマの意思が繋がる接点「ブレーキ」「アクセル」「ステアリング」。

人の操作・感触とクルマに起こる反応を、要素別に完全分離して試行できる理想の検証ステージでした。

■今回、自分が予めセットしていた検証テーマ
アクセルコントロールとステアコントロールの役割分担(両者を最も活かす操縦の組み立て)を身体で理解して持ち帰ること。

競技走行になるとステアリング依存の2度切りが多発。アクセル領域とステアリング領域の分担のあいまいさを自覚していました。これを克服すれば、もっと車速を不必要に落とさず、かつ安全に定常円で繋いだコントロールできるのではないかと考えていました。(想定ステージ:丸和)


■検証方法
【パイロンスラローム エリア】
●2本目のパイロンまでに速度を完全に安定させてアクセル要素を完全排除。3本目からステア操作に集中!というルールで臨む。
●以降、定常円以外使用禁止!少しでも定常円が崩れたら、その原因が何かを考え修正検証。

【定常円 エリア】
●定常円旋回に入ったらステア操作禁止!アクセル操作だけに集中!というルールで臨む。
●ステアを動かしたくなったら(動かさなきゃいけない事態に陥ったら)その原因が何かを考え修正検証。
●追加: アクセルを踏み増しワザとアンダーステア状態をつくってから、一気にアクセルを抜き、車両姿勢を大きく変化させることを検証。(→定常円に戻す)


>■持ち帰った”気付き”(収穫)

実践と同乗から得た気付きは以下のとおりです。

●スラロームにおいて、定常円のGの向きを一瞬で反転させるステア操作は、慣れれば簡単なように錯覚するが、正確に2つの円を定常円で繋ぐためには、実は極めて正確なステア切り込み加速度のコントロールを一瞬のうちに一定舵角で再現し続ける必要があり、最高級の難度。

●使いたい円のイメージに対し必要な初期姿勢を寸分の狂いなくいつでも再現できるステアコントロールを習得するには、ブレーキ修行と同じく意識し続けて経験を積み予知動作の正確性を高める必要があると理解した。(無意識だと、アクセル操作とのブレンドで辻褄合わせしてしまう。)

●定常円旋回でわかったことは、アクセル操作(旋回円コントロール)にも当然に「微舵」があり、ここを一瞬でも外すと、次にコントロールが戻ってくるまでの間に大きな挙動変化が生じてしまう。(キケン&ロス)

●微アクセル領域で繋がってさえいれば、アクセル操作で自在に、かつ、積極動作の姿勢コントロールが可能。(クルマがいつでも反応する縁を掴みつづける)

●正確(繊細かつ大胆)なステア操作と、正確(繊細かつ大胆)なアクセル操作を真に手に入れたとき、今とはまた一段違う、見違えるような操縦観(Gの自在転がし)の世界があるのだと思った。
これを目指したい!!
私がこれからダートラを続けていく目的は、コレです。

●教える・・・について(導く側のレベルと難易度)
【初級】悪いところを指摘する。
【中級】悪いことが起こっている原因を説明する。
    どうなっている状態が理想かを説明する。
【上級】「次は、こうやってみましょう!」と、具体的にやや大胆なことをさせて、
    さっきとの違いから、本人が「あっ!さっきはアレがいけなかったんだ!」と気付かせる。

※尾ノ井先輩、佐藤全日本チャンプ先輩のご指導の姿から学びました。


真剣に学びを求める大人たちが過ごす、真剣勝負の一日。
クルマの操縦の範囲に限らず、それぞれが生きる社会(復帰後w)にも活かせる、大切なお土産をたくさんいただくことができました。

超過密スケジュールにもかかわらず、このような心のこもった気づきの場を与えご指導いただいた国政さんに心から感謝しております。ありがとうございました。

そして、オフィシャル(準備組)の皆さん、本当にありがとう!

参加者・運営関係者の皆さんとの語り合い(深夜2時前?までw)から得たこともたくさんあった。
素晴らしい集まりでした。みんなありがとう!!

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「13年ぶりにテレビを買い替えました http://cvw.jp/b/191657/48176628/
何シテル?   12/31 21:00
ドライビングは物理現象。「どれだけ理論値に近づくことができるか」という知的テーマ。 運転の愉しさは、「力の塊」を自在に導き操る悦び。自分の意思と慣性が一体とな...
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