プジョー106 エンジンオーバーホール 分解
1
こんなみんカラの整備手帳では到底伝わらないと思いますが、少ないですが写真を撮ったので書いていきます。
tu5j4のエンジンオーバーホールをします。
ありえんほどのエンジンのオイル上がり下がりとすべてのシールからのオイル漏れ、アクセル全開で後方真っ白煙幕状態。クランクシールからのオイル漏れがひどく右側フロントホイールの内側がドラシャブーツ破けたんじゃねぇかってほどエンジンオイルでぐちゃぐちゃ。サイドスカートに滴るオイル。トランクは巻き上げたオイルでテッカテカ。ミッションオイルぐちゃぐちゃという今だかつてないほど地獄のような状態の106なので致し方がなくやります。
今回用意したものはebayで買ったフルシールキットです。
オーバーホールの目的がオイル漏れを止めることなので、今回は本当に簡易的に進めます。
送料込みで3万くらいだったかと思います。
2
不要なものは片っ端から外します。
当面の目的はミッション下ろしとしていいと思います。
今回はエンジンクレーンを使わないので、右側のエンジンマウントは残してオイルパンをジャッキで支えて作業をしました。
とりあえず作業に入る前にタイベルカバーだけははずしておいた方がいいかと思います。
タイベルカバーは右側のエンジンマウントを浮かせてでないと外れないのですが、右側のマウントを最後の一個にしてしまった俺はにっちもさっちもいかなくなって仕方なく破壊してはずしました。
まるろくのミッション下ろすのはそれほど大変ではありません。
めんどくさいですけど。
オイル抜いてドラシャ抜いてマフラー下ろしてカプラー整理してと淡々と進めていくと特に苦労することなく抜けると思います。
右側のドラシャはブラケットの頭11mmのナットを緩めてカムをずらさないと抜けないので知らないと苦労するかもしれません。
ちなみにエアコンのガスは抜かずに作業ができます。
とてもうれしい。
3
ミッションが降りたらエンジンの回りを整理していきます。
インマニとかエキマニとか、タイベルとか。
サージタンクは下側から隠された六角ボルトが2本あるので忘れずにはずします。
センサーとかが大量にあるので、外したカプラーがどこについてたのか、どこを通ってたのかわからなくならないようにします。
4
とりあえずタペットカバーをはぐった図
タペットカバーのパッキンはアホなので単体で出ずタペットカバーassyでしか出ません。
組むときは液ガスを大量に塗りましょう。
tu5j4はカムキャップが一体になってて液ガスでつけるタイプなので、バルブスプリングの力で歪まないように外側のボルトから中心に向かって少しずつ緩めていきます。
5
カムが取れたらヘッドボルトをこれも歪まないよう外側から中心に向かって少しずつ緩めて外せばヘッドが分離できます。
ヘッドボルトは11mmの12角のソケットで回すことができます。
6
オイルパンをはぐるので適当なスコップでエンジンを吊りました。
ボルトを外してハンマーでコンコンしてれば液ガスが剥がれると思います。
7
オイルパンが外れればクランクとコンロッドベアリングが見えると思いますので、コンロッドベアリングのボルト2本を緩めて分割し、クランクのジャーナルを傷つけないように気を付けながらピストンを叩き出せば摘出できます。
マスキングテープとかをぐるぐる巻きにした棒とかで叩くとそんなに気にしなくても大丈夫だと思います。
子メタルは変形しやすいので叩いてはダメです。
取りつける際は必ずついていたコンロッドベアリングキャップと入っていたシリンダーに戻すようにしないとたぶんとんでもないことになります。
しっかりメモします。
日本車と逆でフライホイール側から1番と数えるみたいです。
今回クランクは外さないのであんまり関係ないですが、メインベアリングキャップに番号が刻印されていたと思うので、クランクまで外した場合番号が日本車と反対になるので混乱する恐れがあります。
これでひとまずエンジンがバラバラの状態に。
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