
9/21(土)から23(月・振替休日)まで、群馬県の川場村周辺をコースとして開催された
【上州武尊山スカイビュートレイル】に行って来ました。
<はじめに>
2023年の投稿はこちらです。
この大会は、
群馬県沼田市出身の登山家である山田昇さん(故人・1950年生まれ)のメモリアルレースとして始まりました。
もちろん私は選手ではありません。
ボランティアとしての参加メモです。
<今年の大会は>
2019年を最後に開催されていなかったのですが、2023年に再開され、今年も無事に開催されました。
今年の大会は、以下の2レースが同時に開催されました。
スカイビュートレイル130(実際は138km):制限時間は34時間・午前4時スタート
スカイビュートレイル80(実際は77.5km):制限時間は24時間・午前7時スタート
(2023年は128kmと78.1km)
スタートとゴールはどちらも同じ場所ですが、途中のコースが一部異なります。
(参加料金:130は37,000円・80は28,000円。ココヘリのレンタルは1,100円追加)
<今年の大会で導入された新しいシステム>
今年から130kmにエントリーした選手に新しいシステムが導入されました。
最終のエイドポイントで制限時間内にレースを打ち切った場合に、110kmでの完走扱いになります。
130kmを目指していながら、足切り時間でDNQ(失格・リタイア)扱いになる選手を減らす目的でしょうか。
ただし、110kmで完走扱いになった場合には、表彰・次大会招待の対象外となります。
<ボランティア Day1>
9/21(土)川場村スポーツクラブの建物に10時に集合。
明日のスタートが早朝のため、選手の受付は前日に行います。
去年までは無かった青い幟旗の設置も行います。
同時にスタートゲートの設営も行われます。
けっこう電線が近い高さです。
まだ最上部の照明が取り付けられる前です。
130のスタートが午前4時のため、照明も付きました。
日没前に仕事が終わったら、車中泊です。(川場村スポーツクラブの体育館の床、という選択肢もあります。)
明日は早いので早目に寝ます。
<ボランティア Day2>
9/22(日)小雨で日曜日が始まりました。
私の割当は午前2:00から10:00の予定です。
130kmの選手のスタートは午前4時です。
午前3:30まで体育館にて荷物預かりとドロップバックの預かりがあります。
(ドロップバックとは、ゼッケン番号のシールを貼った大きなビニール袋です。選手の着替やどうしても食べたい食品を入れてスタート前に預けます。コースの中程にあるエイドステーションで、ドロップバックを受取り、着替えて食べたら、脱いだウェアや靴はまたドロップバックに戻します。ゴールで再度受取ります。)
午前4時のスタートは体育館の中からの応援でした。
選手たちがヘッドランプを点灯してスタートしました。弱い雨が降っています。
写真は130のスタート後のゲートです。
130kmの選手がスタートしたら、すぐに体育館で作業です。
これからスタートする80kmの選手の荷物預かりと、事前予約している80kmの選手の当日受付です。
80kmの選手のスタートは午前7時で、こちらは体育館を離れて応援に行きました。
今年は荷物預かりの写真を撮り忘れました。
荷物をゼッケンの番号順に並べ替えるのって、けっこう大変なんですよね。
80kmのスタート後は先ほどのスタートゲートを解体して、ゴールとなる川場村中央公園まで運びます。
この頃には一旦雨もあがりました。
10時の予定を過ぎて土曜は終了。
過去にブログで何回かアップした、道の駅白沢にある望郷の湯に入って、その後遅いランチ(もちろん自腹)。
<明日への大事なミッション・ランチの後で>
私の23日午前0時からの選手の誘導ですが、スタート・ゴールから離れた場所で、行った事が無く場所がわかりません。
大会本部からの送迎はありません。(ボランティアには各自での移動手段・技術も必要です。)
はい、暗くなる前に誘導場所を確認するため、マイカーで向かいました。
22日の15時から24時までは前半の誘導の方が入るとの事でしたので、15時過ぎに向かいました。
お会いして場所を確認して本部に戻り、ボランティア用の駐車場で車中泊です。
<ボランティア Day3>
9/23(月・振替休日)私の割当は、午前0時から8時の誘導と、14時から16時の片付けの予定です。
(月曜の14時は130kmの選手の制限時間34時間が終わるタイミングです。)
午前0時からの誘導は、県道から舗装された林道へ左折する分岐点で、ランナーが左折するように誘導します。
深夜でも時々車は通りますね。
走ってくる選手のヘッドランプの灯りが見えると、私は持っている赤い誘導灯を大きく上から下まで丸く回していたのですが、選手達にも見えていたかな?
今年の誘導場所の写真はありません。
朝7時前に最後の選手がスイーパーと共に走ってきたので、誘導は終わりました。
一緒に誘導していた方の車の対応(内容は秘密)をしてから本部へ戻りました。
9時からは80・130合同の表彰式を見学、拍手してきました。
その後車内で仮眠してから、14時前にゴールに戻りゴールする130の選手を応援。
そうこうするうちに、制限時間少し前に最後の選手がスイーパーと共に栄光の吊り橋を渡りました。
14時で大会は終了してゴールゲートの解体、大会で借りているレンタカーを沼田まで返却するのに2往復。
最後にゴールに戻って本部関係者に挨拶して、3日間が終わりました。
<おまけ>
この橋を渡るとゴールです。
別名「栄光の吊り橋」です。
栄光の吊り橋を渡り切った場所から夜間に振り返ると、こんな景色が見えます。
ゴールは地面に敷かれたこのLEDライトに沿って右に曲がった所です。
夜間のゴールゲートは、こんな感じです。
感動を与えてくれたたくさんの選手の皆様、運営に関わった多数の関係者とボランティアの皆様、ありがとうございました。
選手の皆様、お帰りなさい。ナイスラン!と来年も声を掛けさせてください。
勇気と諦めない気持ちをありがとうございました。
来年もボランティアに来る事が出来ますように。
<大会Result>
130(実際は138km)の制限時間は34時間ですが、総合1位の選手は19時間50分です。
女子の1位の選手は全体20位で25時間44分でした。
累積標高差は9000mを超え、インド洋からエベレストに登るくらいの標高差のレースです。
エントリー375名・未出走41名・リタイヤ144名・110kmとしての完走88名・完走102名
80kmの制限時間は24時間ですが、総合1位の選手は9時間38分で、去年の記録を1時間以上更新しています。
この1位の選手は昨年の130kmの優勝者で、今回は80に変更して2位に40分以上の差をつけています。
女子の1位の選手は全体10位で10時間45分、これも昨年の女子1位のタイムを58分短縮しています。
エントリー472名・未出走48名・リタイヤ43名・失格1名・完走380名
(失格の1名は必携品不所持ですが、失格にならなければ総合28位・女子5位でした。)
神、というか、不健康が大好きな私からは同じ人間には思えません。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。