運転席ドア・ウェザーストリップ(ボディ側)破れ補修
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
運転席側ドアのボディ側のウェザーストリップがしばらく前に破れていることに気づきました。
乗り降りするときに体が当たる部分がかなり前から少しずつ削れて薄くなっているのは知っていましたが、いつの間にか縦に20センチ以上の大穴が空いていました…(破れている状態の写真は撮り忘れ)。
まずは新品交換するとどれくらいの予算が必要なのかを調べるために、いつもの海外パーツ販売サイトを使って品番を調べてからモノタ■ウで検索してみました…が、残念ながらすでに取扱い終了になっているようでした。もっと調べればなんとか使えるものが見つかるのではないかとは思いますし、正規ディーラーに問い合わせれば在庫があるかもしれません。
ですが、いろいろ調べてみると、モノが見つかったとしてもかなり価格が高い事が判ってきたのでもう自分で破れを繕う方向に方針を固めました。
2
破れ補修用のパッチ材
患部はすり減っているとこも含めると長さ約30センチ、幅は2センチくらいのパッチが必要となります。これまで靴の修理などでもさんざん愛用しているバイクの廃チューブをまた使えばいいと考えいましたが、いくら探しても見つからず、幅はやや狭い(約18ミリ)もののバイクの廃リムバンドが見つかったので他に価格+適用度的に良いものが見つからない限りそれを使うことにしました。
接着方法
次に悩んだのが接着方法です。ゴムの接着に愛用しているのは黄色いボンド(G17など)なのですが、長時間の圧着が必要だったりして今回のパッチには不向きです。とは言え他に良い接着剤が見つけられなかったらまたこれを使う事に決めておきました。
材質は?
まず今回のゴムの材質ですが、パッチとして使うバイクホイールのリムバンドはおそらく天然ゴムだと思います。一方のウェザーストリップはウェブ検索してみるとEPDM(エチレン・プロピレン・ジエンモノマー)という合成ゴムのようです。建物のドアのクッションに使われているゴムとたぶん同じですね…。戸当たりゴムはかなり昔にホームセンターで買ってあったと思ったので思い当たる限りを家探ししてみましたが見つかりませんでした。
さてEPDMの接着剤ですが、ウェブ検索してみるとウェザーストリップ専用の接着剤がある事がわかったのですがそれは高価なのでパスです。その他には、2液性の弾性接着剤、シアノアクリレート瞬間接着剤+ポリオレフィンプライマーといった選択肢があるらしい事がわかってきました。2液性はいわゆるエポキシだと思いますがこれも安くないし今回の用途には使いにくそうだったのでまずは手軽そうな瞬間接着剤を試してみることに決めました。ただしプライマーはよくわかりませんが…。
今回の接着面は幅は2センチ未満で曲面、長さは30センチ程度です。瞬間接着剤なら少しずつ塗布して指で短時間押さえて接着する手順を繰り返せばなんとかなるのではないかという思惑です。ただ、乾燥があまりにも早すぎたり白く汚れたり弾性が全くないと困るので、いつものソレとはちょっと違う瞬間接着剤が見つかればという条件になります。それが見つからなければ結局黄色ボンドかなと…。
まずは百均を物色ということでダ〇ソーへ…。
接着剤売り場を覗くと瞬間接着剤はかなりのバリエーションがありました。順に眺めていくと今まで使ったことのないハケ付きの瞬間接着剤を発見!最初に試すのはこれに違いない気がしたので文字の小さすぎる能書きは一切見ずに購入。
とりあえずパッチ材のリムバンドの切れ端を使って接着テストをしてみました。イソプロパノールで表面の汚れをふき取って片面のみに接着液をハケ塗りしてから接着、指でしばらく押えてました。なかなかいい感じでしっかり接着できました。少しはみ出た接着液も白くならずあまり目立ちません。偶然見つけたモノなので期待はしていませんでしたがかなり気に入りました。
3
瞬間接着剤なら外さなくても補修できるかとも思ったのですが、長さがあるし外は寒いしで、やはり一旦外して部屋に持ち帰って作業することにしました。
まず運転席のドアを十分に開けてから足元のスカッフプレートを引っ張って剥がしてからアクセル右横のトリム(内張り)の右端だけを剥がしました。これでウェザーストリップの全体が露出するので両端にテープでマーキングしてからウェザーストリップを剥がしました。あとは作業終了までドアを閉めてロックしておきます。
4
部屋に持ち込んだウェザーストリップをテーブルに広げて患部をイソプロパノールを浸したウェスでしっかり洗浄しておきます。
5
縦方向は足元側から頭上側に縦方向に順に5~10センチごとに接着することにしました。横方向は全幅いっぺんに接着するのも難しそうだったので、車内側になる半面のみを縦方向に順に接着してから反対側も同様に順に接着することにしました。手を動かしながらその場の直感で決めただけですが、もっとしっかり位置合わせしてマスキングテープなどでマーキング+仮固定して正確に接着した方が良かったかもしれません。
6
片側から縦方向に順に少しずつ接着を繰り返しました。
それが済んだら反対側も同様に順に接着しました。
7
反対側の2回目の接着で継ぎ目が歪んでしまいました…。力が入って押え方が強くなっていたんですよね…。こちら側の面は曲面が緩やかなので強く押える必要はなかったのですね…
今回はとにかく勢いで手を動かす事にしたのでこの程度は容認しなければなりません。
8
全部貼り終わりました。端の方(特に曲面が急な車内側)がめくれている箇所がありましたので適当に接着剤を塗って接着終了となりました。
9
取付完了しました。
歪んでる箇所は気になりますが、まぁ上出来かなと。
それよりリムバンド、表面汚なすぎるかも…。
まだめくれてる箇所がありそうなので気になったら残った接着剤を使おうと思います。
耐久性も不明ですが破れたらまたパッチ当てればいいかなと…。
ダ〇ソーのこの接着剤、今後もずっと扱ってほしいけど期待はできないのが百均の常。
大きなホームセンターに行くともっといろんな瞬間接着剤売ってますが、価格的に気軽に買えないんだよなぁ。
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