2014年04月23日
三菱ジープ後期型を例にとってのオフロード向けにイジルというお話の続き。
三菱ジープは、まんまでオフロードに持ち込める数少ないオフロードカー。ナンバープレート位置を何とかしてクラッチレリーズをガードすれば…ひとまずでしょう。
後はタイヤをお好みで…ノーマルサスではけるのは30-9.5-15までかな。
それでもう十分に走れる。
もう20年近く前になりますが、冨士山に自由に登れた頃、全くの初心者をハードで名高い精進口林道につれていったことがあります。どノーマルのJ54にタイヤだけ家のうらに転がっていた31-11.5-15のノーズマンⅡかなにかを履かせて…それで十分でした。初めて走るハードな廃道ですからクリアランスだけは確保してあげようと大きなタイヤを履かせたのですがディーゼルエンジンのJ54は必要十分なパフォーマンスをしめして大過なくこの名高い悪路を走破してしまいました。
オフロードを走るにはサスペンションの改造やノンスリやらデフロックなんかのトラクションデバイスが無いと駄目と思っている人が居ますが、決してそんな事はありません。
ジープはほとんど手をくわえなくてもオフロードを十分に走ることが出来ます。
ところで…かくいうオイラのJ58はサスペンションやら、いたるところに手が入っています・・・矛盾してると思うでしょ。
でもオイラのジープには走りに不要な装備は何もありません。ドレスアップパーツの類には全く興味は無く、ボディに取り付ける機能があるのかないのか不明な、防衛省のジープに装備されているライト類のガード?も一切取り付けていません。車体に余計なものをくっつける事自体が大嫌いなのです。
ジープという車は何かを付け足すほど走りの機能から離れていくように思えます。スタイルなんてどうでもよい。ただ機能的であればそれでいい…その結果がジープ独特のスタイル、かっこよさになっていると思っています。
だから…どうしても改造して走りの機能を高めたいというのなら、できるだけシンプルに虚飾を廃したものにしていきたいものです。
つづく
Posted at 2014/04/23 23:21:02 | |
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ジープ | 日記
2014年04月23日
オフロード用に車を改造する・・・というお話。
※これはジープねたを書くブログですので、ジープの場合はということに鳴ります。
ジープはもともとオフロード走行を前提に作られています。
ただし…
勘違いして欲しくないのはオフロードのみを考えて作られているわけでは無いということです。基本はあくまでオンロードにあって、オフロードも走れるというものです。…そしてそのオフロードでのパフォーマンスは限りなく高いほうが良い…と、まあその程度です。
したがって、オフロード走行に限定すると不満な部分が出てくるのはやむを得ません。
具体的に三菱ジープの後期型を例にとってみましょう。
まず最悪なのはリアのナンバープレートの取り付け位置でしょう。これはオフロードでのパフォーマンスに寄っているジープという車では考えられないような酷い位置です。そのままオフロードを走ったらナンバープレートは千切れるかぐしゃぐしゃに変形してしまいます。
次に、お腹のしたに目をやってみると…クラッチレリーズがむき出しで地上高の最も低い位置付近に出っ張っています。ほんの小さなそり状のガードが気休め程度についているのみです…そしてミッション&トランスファーが乗っているクロスメンバーがぶつけてくださいとばかりに突出しています。さらに…同じ低さにセンターブレーキのドラムもむき出しで突出してるのです…
最終にちかいディーゼルターボでは改善されていますが排気管の取り回しもいただけません。
エキゾーストマニホールドから出た排気は集合されて運転席下部のフレームの「した」をくぐってサイドステップ(これもぶつけてください。という位置に突き出していますが・・・)のかげでプリマフラーで一度排気膨張&干渉され「再びフレームの下をくぐって」ボディしたのメインマフラーとつながりボディ右後部のコーナー付近下部につきだしたテールパイプから排気されます。テールパイプはカットすればどうにかできますが(排気ガスを巻き込むようになりますが・・・)ぶつけてくださいという位置をとりまわされていることは一目瞭然です。
これは後期型ジープには共通ですがタイヤのサイズ問題があります。元々ジープには29インチ相当の外径の6.00-16という下駄山が履かされていたのですが後期型になってから15インチホイールに7.60-15のリブラグや215R15のラジアル(いずれも28インチ外径)が掃かされている事です。リジッドアクスルの車の最低地上高はタイヤのサイズで決まってしまうのでこのインチダウンは納得いかないものですね。
このようにみていくと案外ボディワークの問題ばじかりで重要なエンジンやミッション、トランスファーのギア比など走りに直結した部分には不満がほとんど無いということに気付きます。
このあたりが実は「オフロードに寄っている」ジープという車の真骨頂なのです。
このあたりから基本的なオフロード向けの改造箇所と方法がみえてきますね。ナンバープレート位置はテールゲート部分にでも移動するのがいいでしょう。排気のエンドパイプは少し排気が巻き込むようになりますがカットすれば済むでしょう。
つづく
Posted at 2014/04/23 00:56:58 | |
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ジープ | 日記