

ランチョRS9000Xのショックの室内コントロールシステムがRS9000XLにも使えるということで…取り寄せました。外したショックと減衰力を比較してみれば伸びも縮みも全く違う…あら~へたってたんだねぇ…早速取り付け(ーー;)。
ところで新しいショックにも今まで使っていた室内コントロールシステムが使えるというのだが…ショックの調整部にあるエアシリンダーにぴったりサイズのOリング、シールが無く(RS9000と一緒にコントロールシステムもメーカー製廃…で、パーツ出ません)…似よりのサイズで合わせてみているが上手くシールしてくれるか??…多分Oリングは潰れでシールドだから何とかなるはず~と楽観w
んで…「フロントショックが長すぎてコイル遊ぶ問題」に…リミットストラップで吊り下げることにしました。届いたのがコイツ…結構ごついんでビックリw
近々リンクをいじる予定なので、ショックにぴったり這わせるというか、寄り添わせて取り付ける事に…見てくれがイマイチなのだが…アームいじってアクスルが動いても最も影響されにくいと云うメリットと…他にストラップ伸縮によるタワミで他の部品と干渉を起こさない適当な場所が見いだせなかったためだ…。ホイールハウス内という環境に置きたくはないのだが床下でも大して状況は違わないだろう。もちろんタイヤとの干渉問題も計算済み、問題ない。出来上がったらうpしますw
目下、作業しながらリンクアームのロング化と取り回しをアレコレ検討中です。現在のショートアームで特段の問題が生じているわけではないが…より良くするとなると…例えば、大きなオブスタクル乗り上げていくとき時に車体の方が先に浮き上がる(アクスルとフレームが離れていく)奇妙な動きとか、フロントサスの伸びきり付近でアクスルがホイールベース内側に大きく動いてコイルがバンプストッパーマウントに干渉してしまう…などなど走りに実害はないのだが。理論的にもっと改良の余地があることが明白なので、もはや止められないのだ…w
リンクカリキュレーターなるソフトでの試算と現実に実車での取り回しや干渉の問題をあれこれ考慮してみた結果、大雑把ながら現状と対策の大筋が見えてきた。現在我がTJラングラーはフロント5リンク、リアアッパーAアームのスリーリンク。ノーマルアームのマウントを使ったショートアームで4インチアップのリフト量となっている。
アームは前後のロア、フロントのアッパーがスイベル式のアームを使用。1Gでのフロントの横透視で見るとアッパーがやや前下がりでアッパー、ロアはほぼ平行に近い前下がりの前方開きと云う状態。リアはアクスルのアッパーマウントがノーマルのマウントより4インチくらい高い位置に…リアのWカルダンのペラシャとロアアームがほぼ平行で前に大きく上がっていてアッパーだけがほぼ水平に近い緩い前上がりポジションとなっている。つまり、アッパー、ロアの状態は後方(やや…かなり下方向き…)開きのポジションということになる…
この結果走りに現れる現象面で特徴的なのは発進時。車体を持ち上げるような動きを示す…フロントサスが伸びて車体を持ち上げると同時にリアのペラシャのダブルカルダンからトランスファー付近を後輪の駆動力が突き上げるような挙動を示す…これは前述のリアのアッパー、ロアのつくるアームの延長線上の交点がまさにその辺にあたることから二輪駆動では顕著にこの挙動があらわれるのだ。コイルが後輪を地面に押し付けてリアが下がるはずなのだが逆にコイルを伸ばす様な挙動を起こす…これがアンチスクワットジオメトリーというやつ…ノーマルのリア5リンクではもっとアッパーはロアアームと平行に近いので突き上げももっと穏やかなはず。その分トラクションも弱いのだが…
さて、前後ともであるがロアアームだけを現在の二倍ほどの長さにしたら挙動はどうなるだろうか?リアは突き上げが減って乗り心地がよくなるだろうことは容易に想像がつく、アッパーとロアアームがつくる延長戦の交点がもっと前方の車体重心位置に近づくからだ…問題はフロント…1G状態でアッパー、ロアのポジションは後方開き、前方閉じと云う…ちょっと??な状態になってしまう。だが現実的にはギリギリ1Gでアッパーとロアがほぼ平行に近ければ縮みでは(例えば片輪乗り上げ)縮側のアッパー、ロアはシッカリ後方閉じ前方開きとなってくれるので現実的に問題は少ないだろう…平坦路面での四輪駆動時にフロントのトラクションがどうなるのか??という大いなる疑問は残るが…で、机上論、計算上ではフロントのアッパーをいじらないでロアを伸ばすなら…(マウントピボットの位置高さの問題もあるが…)アーム長は600mmくらいが具合がいいと云う事になる。確かにこのくらいのアーム長があれば良いような気がする。だがこれもアッパーアームをいじらなければ…という前提でのことである。現実的にアッパーを現状のツーアームでということになると運転席側は排気管が、助手席側ではペラシャフトとの干渉が問題となりおいそれとはいじれない…アクスルのうえにはラテラルやステアリングのリンク、エンジン、オイルパンがあってマウント一ついじるのも容易ではない…
こういう具合に一部をかいつまんでも「ずいぶんメンドクサイ」んだなということはご理解いただけると思う。リンクサスはアーム長ばかりでなくピボット位置、リンクの配置の僅かな違いだけで全く結果が変わってしまう。
厄介なシロモノなのだ。それだけにアレコレ悩める…悩み考えている時が一番楽しい時間でもあるのだがww
つづく
Posted at 2013/07/30 23:32:36 | |
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ジープ | 日記