ブロンコ山に行ってきた。
青いTJのヨッシーさん、L/C80のねっとり君が来るそうなので…ここは58君じゃないでしょ、ということでTJ。
ブロンコはもともと自分のホームコースだから、どういうコンディションで、どこをどういう風に走ると車がどうなるか…熟知していると言って過言でない。どういう車がどういう動きになるのかも予想がつく…だからクルマのセッテイングには最適なのだ…。
TJの足回りセッティングを変更してグッと走りの性能がアップしたので…このところTJ走らせていて面白くて仕方ない。
なんか「手の内に入る」ジープになってくれそうな予感がひしひしとw
…ランチョの新しいショック…すごく良くなったと思う。いままで縮み側が物足りないというか…伸び側だけって感じだったのが縮みもしっかり効いている…あんまり期待していなかったのだけれど、だいぶ変わった…良くなったという話を耳にして騙されたつもりで使ってみたら、これが大正解だった。
縮みがしっかりしているからアクセルをガンガン踏んでいけるし、伸び側もストロークのエンドまでトラクションがしっかり伝わっているのでクルマなりに走らせても相当走る…
絶対ストロークとしては前の設定よりフロントは2インチくらい減少。逆にリアは実効ストロークで2インチはアップしている…
結果として走らせ方が大きく変わった。以前はクルマなりの走りでクルマのほうが勝手に走っている感じでこちらの介入で走りが大きく変わるというようなものではなかった。現在の仕様では…わかりやすく言えば「自在」…クルマなりの走りで相当行けるが…チョットこちらがアシストすることで俄然走行性能を上げることができる。さらに…58君みたいにガンガン踏んでも付いてくる脚になった。
なにが変わったといって、前後のサスのバランスを後ろ側主体に持ってきたこと。例えて言うとTJの改造の定番は三菱ジープで言ったらディーゼルのJ53.55みたいな前足重視でFFっぽい走り…フロントをねじ込めば後ろは勝手についてくる的なものだ。今回の変更はリアの押し重視…今回フロントの伸びを規制しているけれど、それでもフロントはTJの持って生まれた性格でそれなりに働くので結果的に前後ともいい感じに仕事するのだが…走りのイメージとしては極めてFR的な三菱ジープのガソリン車風な乗り味となっている。と、こう書くとリアのストロークが相当出ていると思われるだろうが、世間の同じリフト量のTJのほうがはるかにストロークは大きい…ショックとバネの効かせ方に関する考えが根本的に違っている…こちらはどれだけ動かすかではなくどういう風に動かすかだからだ…
フロントのトラクションがどうなるかな?と考えていたが…結論から言えば先ずジャダーが減ったこと(TJはフロントが踊りだしたらオワリ…)、前片足が浮いた状態でのコントロール性が段違いに良くなった事でトラクションは以前より確実にアップした。そのようになることを想定して改造してはいたのだが、こればかりは実際に走らせるまではかなり不安だった。
踏める脚というけれど…逆に踏むべきときは踏まないと走りにならない訳で、ドライバーであるオイラの能力が走りを決める仕様という事でもある。当たり前だがオイラには乗りやすいクルマにはなったが…他のTJオーナーにはひょっとすると扱いにくいTJになったかも…でもTJオーナー以外には…オンオフも含めてメチャクチャ走りが楽しいコントローラブルな車になっていると思う。
こうなってくると、さらに欲が出てくる…さしあたってロアアームの角度が付きすぎていることに起因する突き上げの問題を解決したい…いよいよロングアーム化ということになるが…走りの軽快さという事も重要で…ロングアーム化は車重の増加にもつながるので…これからのトータル的な方向性をキッチリ見定めて事に当たりたい…青いTJ、ヨッシー号はひとつの究極の形に近づきつつある…だが、頑強になるとともに非常に重くなっている…得るものと失うもの…このバランスが最も難しいと思うのだ…
※それにしても…身体にはチョット厳しいクルマにしちゃったかも知れない…走りに妥協できないんで仕方ないんだけれど…

Posted at 2013/09/24 22:42:28 | |
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