もう7月も半ばに入りますが…ようやく日本百名山三座登頂の旅も完結です(汗
気が付けば…5月の話題でしたね。どうしましょう、時の流れに追いつけず。
…というワケで、5月20日(土)の最終目的地、
美ヶ原高原へ向かいます。
今回はトレッキングがメインなので、走破したのはビーナスラインのみ。
霧ヶ峰を出て三峰山に立ち寄った後、まずは美ヶ原の美術館まで。
今回は何の危険もない、累積標高差もたったの240mというものなので、
どうってこともないんですが、早朝から蓼科山や車山に登っていることもあり、
体力的にはそろそろ限界が近づいてましたが、素晴らしい景色と天気によって
幾分ストレスも解放されてたかもしれません。とは言え、単純往復12キロ(汗
美ヶ原高原は山容としてはとてもゆるやかで、典型的な高原って感じですね。
グーグルアースで上空から見るとわかりやすそうです。
赤い
★が美術館。ここにはみんカラ住人も数多く訪れてると思います(笑
ここから延々とトレッキングで、左端にある
王ケ鼻を目指します。
しかし、駐車場の時間もあり、すぐ近くの
山本小屋ふる里館へ移動します。
こちらは24時間OKみたいなので、ここに駐車させてもらいます。
ここからの眺めだけでも、八ヶ岳や南アルプスがハッキリ見えて絶景です。
時間は既に15時半を回っていたので、日没までに戻ってこられるのか?
とても心配でしたが…お腹の方がもっと心配だったので、おやつタイム(笑
山本小屋ふる里館が営業していて助かりました。閉店直前でしたけどね(汗
深夜出発してから、チョコバー2本と飲料しか口にしていなかったので(爆
さすがに腹ペコでしたが、ダイエット中なのでメンチカツ1つで終了です(汗
これ1つ分で1つ山に登るだけの燃料となります。ゴルフより低燃費なのです(笑
食べ終わったらすぐに出発!
ふる里館を出ると目の前に焼け焦げた案内板が…
山火事でもあったんでしょうかね…全然読めませんけども(汗
因みに、美ヶ原はほとんどの場所へ車移動自体は可能な道路はあるんですが、
いつからか一般車両は一切入れなくなったんですよね。昔は入れた記憶が…。
というワケで、ひたすらこの農道?を歩いていきます。
山頂目指して歩いていると、左手に八ヶ岳が見えてます。相変わらず快晴です。
この砂利道は、たまに王ヶ頭ホテルの送迎バスが行き来しています。
ぶっちゃけ、お金出すから自分も乗せて行ってくれ!と喉元まで出てました(爆
まぁ正直…な~んもない高原、牧場なので…正直苦痛になってきます(涙
5月下旬の高原とは言え、直射日光がバリバリ当たるのでちょっと暑いです。
特別登山らしい登山は無いので、ほとんどの荷物は車内へ置いてきてます。
しばらく進むと、ようやくはるか彼方に王ヶ頭ホテルらしきモノが見えてきました。
鉄塔だらけなのが美ヶ原のランドマークとして成立していますね。
しかし…目的地はさらにあの丘の向こうの丘なので…気が遠くなります(涙
ひたすら歩いていくと、何やら右手にオブジェが見えてきました。
そして、ようやく他の観光客を見かけました。10人くらいいて安心(笑
で、そのオブジェに到着。
美しの塔という濃霧が多く発生して遭難の多い
美ヶ原高原ということで設置された"避難小屋"ならぬ"避難塔"となってます。
ちゃんと避難小屋になっていて、塔の中に避難出来るようになってるんですよね。
私も昔訪れた際に、日没と同時に濃霧が凄くて帰れなくなった事がありました(汗
美しの塔を離れ、再び歩いていくと…
中間地点なんですかね?と思いきや…
まだ3分の1も歩いてませんでした…がちょーん(涙
こちらの案内板で、改めて確認…
まだまだ先は長そうです。日没までに戻れるかますます心配になってきました。
しかし、途中の経由地である王ヶ頭の山頂はかなり近くに見えてきました。
相変わらず左手には八ヶ岳が常に見えている状態だったんですが…
気温も上がっているし、夕暮れが近いので全体的に靄がかかってきました。
ようやく最後の上り坂が見えてきました。登り切ったら王ヶ頭山頂です!
美ヶ原と呼ばれる「山」としての山頂はこの目の前の
王ヶ頭が最高点です。
そろそろ出発地点は隠れて見えなくなりました。随分歩いてきてますね。
しかし、よく見ると美ヶ原の山容は、まるでテーブルマウンテンのようですね。
大した上り坂でもないのに、それまでの疲労が伸し掛かって来てます(汗
美しの塔あたりからひたすら歩いてきた砂利道を振り返ります…。
ぼちぼち歩いてる人も見えますね。王ヶ頭ホテルの宿泊客でしょうか。
そして…ようやくあの鉄塔だらけの山頂へ到着しました。
ここがいわゆる正式な?「
美ヶ原」なんですね。
鉄塔群のすぐ隣には立派な
王ヶ頭ホテルが1軒だけ建ってます。
昔から1回は泊まってみたいと思ってたんですが…未だに実現しませんね(汗
土曜日だから…きっと宿泊客もそれなりに多いんでしょうね。静かでしたが。
ホテルの横を通り過ぎると案内板が…。
百名山の美ヶ原は、正確には「
王ヶ頭」という山が最高標高点となるので、
一応そこへ行けば登頂達成なんですが、メインはやはり王ヶ鼻ってことで、
美ヶ原最果てに位置する王ヶ鼻を目指します…、とその前に王ヶ頭山頂へ。
王ヶ頭ホテルの南西側にわかりやすい石標があります。
三角点もちゃんとあるので、一応こんなところでも登頂の証を…(笑
これで、このブログタイトルにもある
日本百名山三座同日登頂は達成です!
だから何?って話なんですけどね、ええ。ついでに来ただけなのにね…(爆
少し外れて横から見ると…バッサバサした板状の岩が重なり合ってます。
実はこの後、帰り道を少し間違えて、この崖を登るハメになるのです(爆
王ヶ頭の崖っぷちは…なかなか良い景色です。足元はグラグラですが。
よく見ると、下の方に登山道が見えてます。崖を登ってくる道も微かに見えます。
正直、これまでに散々崖っぷちを歩いてきたので、恐怖感はありません(笑
さて、王ヶ頭を後にして、最終目的地でもある
王ヶ鼻へと向かいます。
写真の一番奥に見えている小高い丘と、そこにある鉄塔が目印になってます。
王ヶ頭にあった案内図も再確認。
良く見ると、いろいろトレッキングコースがあるんですね~。
王ヶ鼻へ行くには、一旦山を下ります。
王ヶ鼻の帰りに…このルートを見落としちゃったんですよね、何故か(汗
坂を下ってしばらく歩いていくと、こんなところもありました。
ここはちょっとデンジャーっぽいですね。岩が非常に不安定な感じでした。
この日は快晴だから良かったですが、霧が出ていたら…ヤバそうですね。
王ヶ頭ホテルよりも先も…何だか車で走れそうな砂利道が続いてました。
正直、ラク出来るならラクしたいですよ、ほんと。自転車があれば良いかも。
さらに進んでいくと鉄塔のある場所からは細い山道になりました。
そして、その先には…
王ヶ鼻のポイントが見えてきました。
ようやく王ヶ鼻へ到着です!時間は既に17時半を回っていました(汗
片道ちょうど6キロくらいですね。アップダウンはそれほどでもないですが、
深夜3時に自宅を出てからここまで14時間、これだけ動きっぱなしだと
さすがに私もバテてきますね。まだ食事らしい食事もしてませんしね(爆
王ヶ鼻も、その名の通り?先端部分は突出していて、崖になってます。
やはり、ミルフィールの様に岩がいくつも重なり合ってバサバサしてます(笑
王ヶ鼻の頂上ポイントにはいくつもの石像が並んでいます。
西の空を見ると…もう日暮れ間近で、さすがに逆光すぎて北アルプスは
ほとんど靄や日光で遮られてハッキリ見えません。それでも快晴です(笑
眼下に見える町並みは…恐らく松本市内でしょうね。
逆に、東の空は…靄は出てますが、かろうじて八ヶ岳は見えてます。
しかし、だんだんと赤く染まりだしてます。これはこれでキレイですね。
写真右端にちょうど見切れている霧ヶ峰方面をズーム。
ここからだと、ちょうど車山までの登山道がスジとなって見えるんですね。
車山の山頂にある気象観測レーダーが良い目印となっていて良いですね(笑
王ヶ鼻より王ヶ頭を振り返ります…。
またあの山を越えて、さらに何キロも歩いて戻るのか…と思うと、
正直、もうここらへんで野宿でもしていきたくな…るワケはないです(汗
というワケで、しばらく撮影したりフラフラした後、駐車場へ下山します。
気が付けば太陽はもう北アルプスの稜線の真上でした…ヤバい、ヤバい。
…と、黙々と歩いていたせいで…
1本道を間違えて、先ほどの王ヶ頭の崖を登るハメになったワケです(爆
ま、それは仕方がないし良いんですが…すぐ近くに高圧電線がいっぱい。
どうやら野生動物が侵入しないようにホテルの周辺に張り巡らせてるようです。
まるで手すりのように張ってあるので、思わず掴みそうになりましたよ(爆
…で、ようやく王ヶ頭まで戻ってきました。最後の崖登りで浪費しました(涙
影も随分伸びてますね。時間はもう18時を過ぎていました。
誰もいない美ヶ原高原の農道をひたすら黙々と歩き続けます…。
ようやく美しの塔まで戻って来た、って頃には日没を迎えてしまいました(汗
しかし…何とも言えない情緒がありますね!本当に美しい高原です。
おもいっきり逆光ですが…別の場所からも夕陽モードを使って1枚。
そして…ようやく元の駐車場まで戻ってきました。ちょうど19時頃。
太陽がちょうど完全に山間に隠れたので、周囲は一気に暗くなっていきます。
さて、自宅を出てから16時間も経過しましたが…
まだまだ終わりません、今日こそは登山だけでなく、ちゃんと地元メシを
食べてから家路に就きたい!という一心で、向かった先は…
はい!長野と言えば蕎麦だけじゃないです、ソースかつの名店、
明治亭!
…というワケで、美ヶ原を19時頃に出て、20時過ぎには駒ヶ根に到着。
距離にして約80キロもありましたが、土曜日の夕方で快晴にも関わらず、
恐ろしいほど道中ガラガラだったので、閉店までに間に合いました(笑
やはり、私がお出かけする時は休日だろうが平日だろうが、こうでないと(笑
明治亭なんて、だいぶ久しぶりです。訪れたのは
駒ケ根本店です。
長野では有名すぎるくらい有名なお店なので、色紙もいっぱい並びます。
オーダーはもちろん、
ソースかつです。但し、白飯は限りなく少量で(汗
そして、着丼~!
相変わらずボリューミーです。ダイエット中だとは思えない量ですが(汗
この後、ブヒブヒ言いながら頑張って完食しました。
絶対に小食な自分には多すぎるのはわかっていたのでご飯を減らしてますが、
それでも結構ヤバかったです…正直、この3分の2くらいがベストかも(汗
それでも味は相変わらず美味しかったです。味噌カツも良いんですけどね。
ご飯はかなり減らしてもらいましたが、その分?キャベツがヤケに多かった…(汗
で、食べ終わると同時に…お店は閉店となりました。時間は21時でした。
この状況ですが…明日もまた朝5時に起きて仕事へ行かねばなりません(爆
この6時間後には会社で仕事をしてる、ってワケです。タダのアホですな。
幸いにして、明治亭本店は駒ヶ根インターのすぐ近くにあるので、
食後すぐにインターへ入って、中央自動車道でバキューンと春日井まで。
…途中、お腹いっぱいになったせいか、睡魔が襲ってきたのでプチ休憩。
ま、深夜3時に起きてからこれだけ動いていたら眠くなっても不思議じゃなく。
いつも余裕を持ってガッツリ寝てから出かけたいとは思ってるんですが、
いかんせん、アホみたいに仕事がギッシリ詰まってるので無理難題なのです。
因みに、美ヶ原から自宅へ帰る場合は、下り坂がメインとなるせいか…
…燃費はそこそこ良いんですよね。
しかし、逆に往路は山へと登って行くばっかりなので…
結局トータルにすると、それほど伸びないっていう…(汗
でもまぁ普段名古屋市街ではリッター10キロ足らずが精いっぱいなので、
それを思えば長距離や郊外でウンと燃費が伸びてくれるのでありがたいです。
駒ヶ根からは途中SAで休みつつ、帰宅したのは深夜0時直前でした(汗
結局ほぼ丸1日動き回ってたことになりますね、そりゃ疲れます。
しかし、2月末からダイエット名目で鍛えてたおかげで随分ラクでした。
最後に…
本日のiPhoneアプリ、ヘルスケアの結果。
1日に約32000歩っていうのは…なかなかエゲつないですね(笑
ジムで有酸素運動をめちゃくちゃ頑張ってた時でも25000歩程度でしたし。
登山道を荷物を背負って約22キロ歩けるんだから、ハーフマラソンくらいなら
今の状態であれば…ぶっちゃけ、案外チョロいかもしれません(笑
しかし、まだこのレベルでは槍ヶ岳なんかを目指すには厳しいでしょうね。
というワケで、今回と同等の消費量ということで、次回は富士山に決定。
ただ、富士山は標高がある分酸素が薄いので、そこがネックですけどね(汗
…というワケで、美ヶ原は登山というよりはハイキング、って感じですが、
どれだけ歩いても平気!って人には是非、オススメなスポットですよ。
私は先述した、王ヶ頭ホテルで1泊して、霧の滝が見てみたいです…(笑
さて、次回はようやく…6月に山行した御嶽山登頂の巻~!