さて、
前回に引き続き…妄想レポートで溢れかえってますが…(汗
今回は内装や装備面を中心に徹底的にレビューしていきます(笑
つい2週間ほど前に正式発表となったボルボXC40なのですが、
ようやく日本のメディアもぼちぼちと取り上げるようになりましたね。
しかし、正直なところ…似通った内容がほとんどで、何というか…
結局代理店の受け売りでしょ?っていうオトナの事情が見え隠れ。
ワリと「走り」について評論する方が多いのはどの車種も同じです。
勿論、走る道具ですから…ある意味一番大事な事ですからね。
でも、今度のXC40の最大の特徴は、スカンジナビアデザインの極!
それも、古臭い人間が生み出したモノではなく、リアルな世代による
将来の方向性を決定づける実用性も兼ね備えた完璧なデザイン性。
某国産メーカーのように、デザインに疎い年老いたデザイナー達が
エゴを推し通してしまうような真似は、きっと北欧ではしていません(爆
VWゴルフ7では、多くのメーカーが車体を分解してまでその秀逸な
構造を解明すべく研究したとかしないとか噂にされていましたが…
そこまでするなら国産メーカーの皆さん、こうした欧州デザインを
もっと血眼になって研究、勉強してはいかがでしょうかね、ええ(汗
では、早速…今回も他ではあまり語られていない気づいた点から。
細かいスペック等については…本カタログや公式サイトなんかを見れば
いくらでも載っているので、そちらを参考下さい。その体で書いてます(汗
その外観からも、ひと目でわかるほどですが…中身はもっと凄いです。
はじめに言っておきたいのは…例えば愛車の中が常に荷物だらけで
そこらじゅうにクッションがあったり、モノで溢れかえってたりする人は、
おそらく北欧デザインと言っても一生理解できないと思います、念の為。
まずは、何と言っても重要なのは、ドライバー…運転席になりますよね。
コンセプトとしては、整然としたデスクトップ…といったところか。
要するに、手が届く範囲に必要なモノが全て備わっていること。
記者会見でも紹介されてましたが、正直、コレは至極当然の話。
にも拘わらず、実際にそれを徹底しているクルマは少ないです。
例えば職場のデスクを見て下さい。必要な書類や道具類は?
ほぼ全て、手元に用意されてますよね、作業効率を考えて。
XC40は、その至極単純なことを改めて考えた結果だと思います。
そして、それらが整理整頓されていれば自ずと運転に集中出来ます。
とは言え、現代人はスマホやらドリンクやら、色々モノを携えてます。
それらを如何にスマートに持ち込んで運転に集中させるか?
そして、如何に騒然とした状態にさせないか?というのがポイント。
それらを念頭に置いて…まずはこちらの内装を見てみましょう。
ゴルフ7にも通じますが、正直言って、相当地味だと思います。
こちらもグレードはRデザインで、オプションのオレンジフェルトを
纏っているいるので、かろうじて印象に残っている感じですよね。
Rデザインは、この中では一番「らしくない」配色になるでしょうね。
しかし、XC40は内装のバリエーションが相当豊富なようです。
例えばXC40の場合、グレードによって選択不可能もありますが…
こちらの白っぽい内装は、今までにもよくあるテイストですよね。
天井やピラーの部分も白いので、室内がより明るくなります。
そして、北欧デザインの家具調と言えば…こちらの配色。
天井やピラーはグレー色でも、シートは濃いベージュ系です。
個人的には一番高級車っぽく感じる色合い、風合いです(汗
そして、中にはこんなフラッシーな配色もあるようです。
この辺はなかなかエグいですが、それでも調和がとれてます。
次に…内装を上から覗いてみましょう。
今回のコンセプトに準じて、見事に使い勝手が考えられてます。
センターコンソールも、正面から見れば水平基調に見えるんですが、
実際には結構角度が設けられてます。コレもゴルフ7に通じてますよね。
ボルボのデザインチームは、今回の制作にあたって、普段ドライバーが
どういったアイテムを手に乗り込むのか徹底リサーチしたんだそうです。
結果、デカめのペットボトルが入れられたり、コーヒーカップが置けたり、
ちょっとした汚れに対してティッシュを用意したり、そのゴミを捨てたり。
あと、スマホも今の時代では誰もが手にしていても不思議じゃないし、
さらにタブレットやノートPCだって常時手にしている人も多いですよね。
それらを全て運転席の周囲にセットするのって、案外難しいと思います。
スカンジナビアンデザインでは、これらのアイテムを含めた上で、
デザイン性が損なわれないというのが最大のポイントかもしれません。
次に…細かいところも紹介していきます。
まず、何と言っても今回私が特に気になった1つが、このインフォテイメント。
吹出口と一体化したパネルに9インチの液晶ナビは、見やすいです。
このレイアウトは、国産車だと最近のスバル車がまさにそうですね。
エアコンの吹出口の構造って、センターコンソールにおける難点で、
コレの場所によって、構造上、液晶画面の場所も上下しちゃいます。
このように、左右にスプリットすることでそれを自由度が生まれます。
これだと運転席から見てダッシュボードはほぼツライチとなるので
収まりが良いだけでなく、視界不良にもならず、手入れもしやすい。
因みにこちらは既にXC60や90に備わっているので確認できます。
と言っても正直、徹底してイジらせてもらったワケじゃないので、
使い勝手の良し悪しは今の時点では何とも言い難いのも事実…。
ただ、個人的にコレだ!と思えたのは…液晶が縦長である点ですね。
縦長だと、ヘッドアップにしてナビをガイドさせていると、自車の先となる
上部の地図範囲が広がるので、いちいち縮尺を操作しなくて良いです。
逆にこれがワイド画面で横長になると…実はあまりうれしくないのです。
車のカタチはどうですか?縦に長いですよね?ってことはつまり…
このように、360度ラウンドビューの際も、バランス良く表示可能です。
これは、テスラのモデルXを試乗した際に、改めて感じていたことです。
映画とかは横長スクリーンサイズが適当ですが、車内では違います。
というか、この360度ビューも、解像度が高くて駐車しやすいです。
XC60で試したんですが、あんなにデカいのに車庫入れ完璧でした(笑
ゴルフ7の時はいつもすぐに斜めっちゃうクセにね…カメラ見てても(大汗
それでいて、センサーも四方八方だから、まずブツけることも無さそう。
因みに…これまた標準で、半自動の駐車支援機能まで備わってます(笑
さらに、バックで駐車場から出る際、エマージェンシーストップと同じく、
自動停止装置が働くようになってます。今、最も急がれる安全装備です。
特に日本のサービスエリアのように、斜めに頭から駐車するケースでは、
出る際にはどうしても後方が意外と気になるものなのです。
オレはベテランで上手だから大丈夫!って人は、黙ってて下さいね(爆
いわゆるヒヤリハットで一番多いケースで、コンビニの駐車場も同じ。
こういうシステムを即座に全車標準装備するのはさすが、ボルボです。
話はインフォテイメントシステムに戻って…ナビ画面は勿論、タッチ式。
ゴルフ7との違いは…エアコン操作部まで全て盛り込んでる点ですね。
コレについては賛否両論がある気がします。若干不安材料ですしね。
しかし、このエアコン操作も音声とかで制御出来てしまうので安心(笑
そもそも、いちいち何度もエアコンを操作しまくるケースはレアですしね。
ただ、頻繁に操作する可能性のあるモノだけは、ちゃんと外にあるので、
特段気にすることは無さそうです。また、最低限のAV操作ボタンもあり。
右端には、いわゆるエコ、スポーツといったドライブモード変換も装備。
そして、インフォテイメントに欠かせないのは…そう、オーディオですね。
VWゴルフも、ようやく最近になってDYNAUDIO社のAVシステムが
特別仕様で登場しましたが、ぶっちゃけ…今頃かよ!って感じです。
ボルボはXC60になると、Bowers & Wilkinsまで選べるから恐ろしい。
因みにそれだと40万円以上しますが、XC40は10万円で大丈夫(笑
よく、XC40にもあるBowers & WilkinsとHarman/Kardonの違いは何?
って尋ねられますが、正直さほどわかりません。今…持ってないですし(汗
DSPとかどーなってるんでしょうね?3バンドEQしか無かったら嫌かも(笑
敢えて言えば、B&Wはドライサウンドで、H/Kはウェットサウンド。
日本は湿度が高いので、正直、前者の方が向いてる気もしますが…。
んでもって、これまた賛否両論になりそうなのが…コレですよね、うん。
これまた最近流行りな?フル液晶デジタルメーターです。
サイズは12.3インチだそうで…まぁ十分すぎるくらい大きいです。
中央にマップを出しておけるので、大元の液晶パネルには
再生するソースや時計、別のナビ情報を表示させておけますね。
こちらも私はほぼ同仕様とされるXC60で確認してるんですが、
視認性も高く、昔はオモチャっぽく見えましたが、印象が変わりました。
中途半端にアナログと液晶が混在するよりも見やすい気もしますね。
そこらへんは北欧です、ちゃんとこういう部分までデザインされてます。
これらの最新テクノロジーが全て標準装備なのはありがたい話です。
諸メーカーは少しでも価格を安く見せる為にオプション扱いにしますが
ボルボは潔いというか何というか…本体価格は気にしてないようです(汗
次は…何かと気になるセンターコンソールを見て行きましょうかね。
まず、何と言っても…このちっこいシフトノボでしょうかね。
どうせATなんだから、私はこれくらい小さくて良いと思います。
そして、小さくしたおかげで、シフトノブの横にドリンクが置けます。
これ、地味に良いんです。その分アームレストが広くなりますしね。
また、運転中に助手席の人がドリンクを手にしようと伸ばしても、
運転手の邪魔にならないです。ゴルフ7の場合、アームレストに
肘をかけていると、どうしてもドリンクが邪魔になったりするんです。
たったこれだけの事ですが、多くのメーカーは思考が回ってません。
例えばCX-5なんかは縦でなく横列にドリンク2本を配してますが、
アームレストが後方に押しやられて非常に使い辛くなってますよね。
これだと、人体の構造上…確実に無理な姿勢が生まれるんです。
そして、他にも使い勝手が素晴らしいのが…
青い○のところ…助手席の人がスマホをちょこんと置けます。
さらに充電ケーブルを干渉せず、そのまま赤い○の差込口へ。
ここにはUSBの他にシガーソケットも備わっています。
そして、ドライバーはこのコンソールにスマホを無造作に置くだけ。
ワイヤレス充電対応のスマホなら勝手に充電もされて便利です。
そうでなくても充電ケーブルは最短で済むので雑然となりません。
しかも、フタがないのでスマホが充電されてるか確認もしやすい。
コレがアームレストの下にあると不便です。つい気になってしまい
取り出そうとしたり。USBの差込口も場所によっては面倒です。
因みに、このコンソールには照明もついてるという超親切設計です。
ゴルフなんて、差込口が暗くて見えなくてアタフタしまくりですよ(涙
さらにさらに!黄色い○のところ…よく見ると、フタ付きコンソール。
このスペースではさほど大きなモノが入るとは思えませんが、
ちょっとしたカード類やコインなんかは収納可能だと思われます。
そして、センターアームレスト。私のゴルフではデッドスペースです。
XC40の場合は、設計上だとティッシュボックスが想定されています。
単にズドンと四角いスペースになっているんじゃなく、
ちょっとした仕切りもあり、さらにネットまでついてる親切設計。
そういえば!このネットですが…海外の映像を見ていたら、
ここに、ボルボのロゴ入りの液晶パネル拭きがありました(爆
どんだけ至れり尽くせりなのよ?って思った次第です、はい(笑
さらに、赤い○の部分…コレがまた最近の軽自動車的発想で(笑
ゴミ箱になってるんですよね。手で押した時だけ開放する扉付き。
汚れたらティッシュで拭いて、そのままポイっと。実にスマートです。
さらにコイツは着脱式なので、ゴミが溜ったらすぐにポイっと。
高級車らしからぬ主婦的な、最近の軽自動車的な、そんな仕様。
高級車だとこういうのって、なかなか無かったりするんですよね。
でも、実際クルマを使うとなると、ガムの紙とか、レシートだとか、
ちょいちょいゴミも出ます。結局適当にポイっとしたら残念ですよ。
こういうところは如何にも女性的な発想と言えますよね。
また、運転中の手のやり場…動線が考えられてる証拠です。
他にも実用性の高いポイントはいくらでもあります(汗
座席の下にも収納スペース。これはゴルフ7にもありましたね。
しかし、XC40はタダじゃ済みません。このスペースからすると
帳面くらいしか入らないですよね。なので、ペン置き場付きです(笑
あと、運転席へ乗り込んだら…ハンドバックをどこに追いやるか?
…多くの人は後部座席や助手席にポ~ンと投げてますよね。
CX40の場合は、これまた日本の軽自動車の如く、フック付き。
なんかダサいじゃないか!って思う方は安心下さい。
ダッシュボードにフックは収納可能なので、不要ならそれで安心。
因みに、昨今の車はダッシュボードは大して広くはないんですが、
XC40も例外ではなく、狭いです。しかし、トレーが用意されてます。
さらに、ゴルフ7と同様に、エアコン送風口も完備…抜かりなしか(汗
とりあえずジュースを冷やしておけそうです。あまり使わないけど(笑
勿論、ドアポケットも抜かり無しです。XC40はスピーカーを潔く排除。
代わりにシステムの一部をダッシュボード奥へ追いやってるそうです。
その結果、膨大なスぺースを確保。ノートパソコンまで収納可能。
写真にあるように、分厚い車両の説明書や車検証も収まりますね。
さらにポケット前方には、1リットルのボトルも余裕で収まるようです。
普段、1リットルボトルをジムなどに携帯してる私にはありがたい(笑
ありがたいと言えば…さすがに高級車ですね。
運転席は8WAYの全自動シートです。コレは今のゴルフ同様。
しかし、助手席はアナログ…ってな場合が多かったりしますよね(汗
XC40の場合、ベース車両以外全て、全席標準装備で全自動です。
勿論、運転席はサイドミラーと共にポジションメモリーも備わってます。
もうね、3~400万円以上するんならコレくらい当然にして欲しい。
それとついでに…青い○のところ。オレンジフェルトのオプションでは
どうやら同色デザインのフロアマットもセットになってくる…らしい(笑
だとしたらオプションの25000円って…相当安い気がするんですが(爆
あと、ここには画像はありませんが…前席は座面が延長できます。
メルセデスなんかだと自動で装備されていたりしますよね。
これで足の長さによってヒザの位置が変えられるので便利です。
…と、ここで唐突ですが…容量オーバーになっちゃいましたので、
まさかの次回へ続けたいと思います!(爆