あ~、ここまでの道のりが…想像以上に長かった…(涙
つ、ついに、今度こそ…
デリカミニ車中泊仕様車が完成!
もうね、疲れ切りましたよ。電池交換くらいしか出来ない機械音痴なワタシ…
そして、DIYは幼稚園児レベルのおじいちゃんなワタシ…
若くて賢い人ならね、こんなの簡単かもしれないですが自分にはハードル高くて(汗
先月既に一度は完成させていた車中泊仕様でしたが…完成したそばから不満が出てしまい、
思い切って構造変更を決意。誰もしないであろう、デリカミニの後部座席を撤去(爆
ここから先はもう勢いで空いてる時間はとにかくDIYに注力しましたよ、ええ(笑
しかし、外したは良いけど…想像以上に凸凹で段々になってて…さて、どうしたものか。
とりあえず、ホームセンターに行ってフロアの土台となる木材を物色…
合板は硬くて反らないよ、ってことで安いOSBボードをチョイスすることに。
濡れるとダメらしいけど、どうせシートに覆うしそもそも車内だから関係ないや、って(^-^;
そして後席跡は段々になってて凸凹なので、フラットを出す為に脚も作らねば…
ということで、ベッドキットと同じく、イレクターパイプで作ることにしました。これも安上がり(笑
まず、採寸をしなきゃ…ですが、こんな凸凹だし、ウネウネした箇所なので…ひと苦労(涙
あーでもない、こーでもない、と格闘して既に知恵熱が出てる状態でしたが(汗
こういうことを何も知らないので、とりあえず手当たり次第採寸してみました(笑
捨てる予定だった自宅にあった段ボールをつなぎ合わせて型紙?を作ります。
1m以上もあるのでもう大変…家は狭くてやってられないので自宅前の道路で作りました(恥
で、何となーく置いてみて、イメージします。凸凹なフロアに支柱の位置決めも大変…
当初、ジャッキとか収納されてるラゲッジの床下収納部分もごっそり撤去する予定でしたが、
これを撤去するとベッドキットの設計をさらに見直すハメになるので、これは流用することに。
因みに後席を撤去することを決めてからベッド床を6センチ下げて床上の高さを広げました。
というのも、前回の車中泊仕様だと高さがギリギリで胡座をかいた状態で1センチくらいしか
頭上のスペースがないので、それではさすがに居心地が悪いので…げんこつ1つ分拡大(^-^;
型紙も作ってベッド下の地下収納スペースをイメージしたら、それを一旦保留して…
クソ面倒なデッドニングの施工に入ります。そう、後席を撤去したら鉄板剥き出しの状態なので
これをやらないとロードノイズから給油ポンプノイズから…さらに断熱効果も損失ですからね。
まずは制振材、レジェトレックスを大量買いしました。その方が安いですしね。
で、ロータリーカッターを使って10センチ角くらいにひたすら切っていきます。
因みにこのロータリーカッターという存在も知りませんで…生まれて初めて使いましたよ(爆
そしたらもうひたすら鉄板部分全てにまんべんなくランダムに貼っていきます。
勿論、ラゲッジの床下収納の部分もついでに施工。もう疲労困憊です。
これ、まだ3月だから良かったですが、4月以降だったら暑くて絶対無理でしたよ、ええ(汗
後席の一部カバーがかかっている部分も一旦外して法面も含めて前面に張り巡らせました。
おかげでド素人が見ても制振効果は既に感じられる状態です(笑
次に断熱材を入れていきます。これがまたクソ面倒で面倒で…(涙
接着剤であるブチルで指先まっくろけになるわ、アルミ表面は破れそうになるわで…(汗
凸凹面だし、丸みもあって…施工するのも大変でした。みんなよくこういうのやるよね…(汗
ラゲッジの床下収納部分は完成したので、収納ユニットを元に戻してやります。
この際、制振材と断熱材の厚みでどうしても若干盛り上がってるので5~6ミリの誤差が出ます。
この施工前との高さはマスキングテープで目印しておいたので何となく把握出来てます。
このラゲッジのところにベッドキットの脚を置くので水平維持しないとダメですからね…
そして、後席跡の箇所も含めて前面に断熱材を敷き詰めました。もうフラフラです(涙
ラゲッジ収納のユニットを戻すと、後席下との段差が焼く20センチ生まれます。
ラゲッジ収納のフタ?の部分を0とすると、後席跡は-8センチ、後席フットスペースは
-21センチとなります。なので、9ミリの板をこの上に被せるとなると、
後方には約7センチ、前方には約20センチの支柱を立てる必要があります。
それらを踏まえて改めてホームセンターへ。まずは先日見たOSBボードを購入します。
長さ約2mもあって抱えられないので、とりあえず2~3枚にカットしてもらいます。
そして、フロアボードに使う板を持って同じくホームセンターの工作室へと向かいます。
ここでは当店で購入した木材は工作室で自由に工作することが可能になっているので
自分みたいに全くDIYをしなくて全然道具持ってない人にはありがたいスペースです(^-^;
まずは先日段ボールで作った型紙を板の上に置いて目印します。
そして、人生初のジグソーを使って目印に沿ってカットしていきます。見様見真似です(爆
カットして軽くヤスリをかけて小綺麗にしたら、駐車場へ行き、実車で寸法の確認をします(汗
ただ、まだ脚が出来てないのでこれでちゃんとハマるのか?隙間が出来ていないか?って、
イマイチよくわかんない感じでしたが、何となく勘で…イケるんじゃね?って思いました(笑
そしたら帰宅して、次にボードにフェイクレザーのシートを被せて行きます。
因みにイレクターパイプもサイズを計算して購入してきました。
これまた…初めてタッカーを使って製作。ダイソーの安物なので心配でしたが…
これくらい薄いシートであれば何とかパチパチとハマってくれました。
なかなか面倒くさい複雑なカタチなので、カットも大変でしたが張るのも大変でした…(涙
若干シワが出来たりもしましたが…まぁド素人にしては良い感じ?許容範囲ってことで(汗
そしたらいよいよフロアボードに脚をつけていきます。まずはパイプを寸法通りにカットします。
ボードの後方と前方とそれぞれ計4本カットして、脚の下にはアジャスター付きのキャップ、
上部にはボードにネジで固定するためのキャップをつけます。何かを参考にしたでもなく、
もはやホームセンターで何時間も物色してイメージしまくって…こういうスタイルに決めました(笑
ボードに脚をつけていきます。これなら安定しそうです。
そしてようやくフロアボードを設置!人間が座ってもグラグラしません!大成功かも?!
さらにこのフロアボードの下には結構なスペースがあって使わないのも勿体ないので、
後ほどここに布生地を敷いてアルミシートが破れないようにして平たいものを収納出来るように
しておきました。折りたたみのテーブルとか、シェードを格納しても良いかもしれませんね。
因みにこのボードの上にベッドキットを組むと、このようなカタチで骨組みが来ます。
ベッドキット下のフロアがキレイにツライチになったのでかなり広いラゲッジスペースで
高さは約25センチほどあるので汎用の収納ボックスやカメラケースなど色々格納出来ます。
因みに、何故この床下をベッドキットに合わせて黒くしなかったのか?と言うと、
長年の車中泊の経験から…実際に車中で過ごすのって、大半が夜間なんですよね。
そして、大抵真っ暗な駐車場とかで寝たりするので、ただでさえ光が灯らない場所に
真っ黒な生地を使うと老眼な自分はまるで何も見えなくなってしまって荷物を出し入れする際
どこに何があったっけ!?って、ワケわかんなくなるので、こうして明るい色にしてます。
こういうところでヘタにオシャレを持ち込むと実用性度外視してストレスになるだけですしね。
ようやくクソ面倒だった基礎?が終わったので、このままベッドキットを組んで行きます。
そして、以前も作成した設計図通り、車中泊アイテムや家財道具を仕込んでいきます。
以前いろいろと思いついたアイデアを試しつつ…
例えば奥にあるラックは改造して幅を車内のサイズに合わせて広げてやりました。
但し、本来の使途でないし、プラ製で中央部に強度が無いので両端を支えてやってます。
あと、ラックには使い勝手の良い電源タップを設置。これで自宅のような使い勝手になります(笑
ラック下には電子レンジと一度は使うのを止めていたRVボックスを設置。シンデレラフィット(笑
因みに冷蔵庫は作業の邪魔だったからこの位置になってるだけです。
リアゲートを開けた状態です。これはNボックスじゃ絶対に出来なかった芸当です(笑
何と言っても、ベッドキット下に広大な収納スペースがあるのが本当に嬉しいです、ええ(笑
フルフラット化出来たので奥の方までスルっと荷物を入れられますしね。
RVボックスはかなり容量があるので登山の際はザックごと中に入れられるので重宝します。
そして、ラック上の半透明のボックスは大きいのは衣装ケース、小さいのはパントリーです。
運転中は倒れてこないように工夫してあります。で、このラックの上部にはテーブルがあるので
収納ケースはすぐに動かすことも出来るようにしてあります。
いずれこのリアゲートを開けてタープを設営してプチキャンプ出来るようにしたかったんです(汗
衣装ケースはいちいち取り出さなくても横から開閉するのでとても出しやすいです。
どうでもいいですが…デリカミニの後席両サイドポケットはランタン置き場に最適(笑
吊り下げ式のLEDランタンは普段ガタガタ揺れるので吊り下げないですからね。
冷凍冷蔵庫の位置を所定の場所に戻しました。
玄関となる右側スライドドアを開けると左手に冷蔵庫、って感じですね。
正直、若干邪魔な気もするんですが、運転席が相当スライドしてくれるおかげで
出入りは意外としやすいんですよね、すんごいおデブさんだとアウトだろうけど(笑
ベッド床の下を覗くとこんな感じ…
以前使ってたラゲッジ用の大型トレイを入れてやりました。その下はデッドスペースでしたが
高さが15センチ近くもあるので、カメラの三脚だとか長尺物も結構入れられそうです。
再びリアゲート。一番下のところに収納ケースを2つ、さらにカゴも1つ入れてみました。
こちらは主にカメラ関係とお風呂道具一式、ドライヤー等の家電も収納しています。
最終的にこの後、カゴを止めてカメラの乾燥ボックスを設置してやりました(^-^;
そして、他のアイテムも載せてみました。ベースとしてはこんな感じですね。
オシャレな感じはそこそこに、とにかくシステマチックに、ストレスフリーを目指しました。
これだけ荷物を積載しているにも関わらず、万年床が出来てるのがポイントです(笑
なので、長距離移動中、急に眠気が来ても一瞬で横になれる…コレが大事なのです。
これまで何千キロと日本2周以上してきて、一番厄介なのは「眠気」です。
昨今流行りの車中泊だと、近場で1泊する程度なのでこう考える必要もないんですが、
自分みたいに何千キロと移動したり、相当ヘビーな登山をしたりとなると、常に体力限界(爆
当然、幾度となく睡魔に見舞われるので、就寝準備に手間がかかるのがストレスなのです。
そして助手席側を寝床にしていて運転席は通常モードのままになっているので、
万が一車を即座に移動しなくちゃいけない場合でもすぐに動かせるのもメリットの1つですね。
また、小洒落たアイテムは実用性重視なおじいちゃんには不要です(笑
運転中にガタガタ音を立てたり、グラグラ揺れるモノがあるのって、凄くストレスなんですよね。
そういうのがイヤで静粛性とか重視してデッドニングとかしてるのに…本末転倒ですからね。
なので、これだけモノが溢れていても、ガツガツ運転してガタガタすることは全然ありません(笑
そして、スペースというスペースを最大限活かしています。雨の日の傘はどうしよう?とか、
とにかくいろんな想定をしています。これも長年車中泊旅をしてきた経験があるからこそ?(笑
他に、拘るとしたら…枕ですかね。車中泊される方のほとんどは枕は使わないんですよね、
大抵エアー式だとか折りたたみとか。でも、これも長年の経験から言わせたら絶対NGですね。
少しでも安眠したいなら、枕がガチで自宅で使ってるのと同じものに限ります!
多少場所を取るとしても。また、エアー式がダメなのは…口で膨らませるのはカビの元です(爆
信じられないくらい雑菌が枕の中へ入るので使ったらいけません。山で使うのは仕方がないけど。
因みに寝床に使うインフレーターもエアーでクッションになってるんですが、口で膨らますのは
絶対にNGです。自己膨張式とは言え、パンパンにならないのでつい口で…って人がいますが、
これはもう出かける前にエアポンプで膨張させるのがベストです。自分はブロアーを使ってます。
他にも写真でわかりづらいですが…今回新たにノートPCホルダーをつけてます。
運転席のヘッドレストに固定式。これで寝ながらネトフリで映画を見られます(笑
さらに反対側にはスマホのホルダーも用意してます。これまた寝ながら…怠惰すぎる(爆
壁には食事用のカトラリーとしてホルダーがかけられてます。
冷蔵庫の上にあるのは給水タンクです。普段は下に置いてますが使う時はここに載せます。
冷蔵庫の上はそのままテーブルとして使えるのでガスコンロもここに置いて使います。
さらに手前にもスペースがあるので折りたたみ式のテーブルを置くことも出来ます、狭いけど(汗
電子レンジの上にも収納スペースがあり、ネオジム磁石でひっつけてあるので動かないですが
外そうと思えば外せるので便利です。その手前、ラックの縁は全て鉄プレートを設置してるので
そこに温度計や一酸化炭素警報機から、CO2センサーまで設置可能にしてあります。
車中泊中は車内でガスコンロを使うと一酸化炭素中毒になる危険もあるのでマストですね。
そして今回、CO2センサーも導入しました。特に冬場は車内で完全に閉め切った状態で
何時間も寝たり過ごしたりするのでCO2濃度が高くなると体調崩しかねないですからね。
あとは…天井収納は軽くてペラいシェードとかエコバッグとかを収納しています。
万が一何かの衝撃で落下してもケガしないモノを前提で。
天井収納は金網で凹んだりしないのは良いですね。一時ネットタイプも考えましたが、
あれはすぐに垂れてくるし揺れ動くのがストレスになるので絶対に止めたほうが良いですね(汗
…というワケで、以前乗っていたNボックスでの車中泊で、日本全国を周遊した際に、
いろいろ思いついたアイデアや、デリカミニになったおかげで実現出来たシステムだとか
自身の車中泊スタイルを考慮してこのようになりました!
車中泊というのは手段の1つでもあり、目的の1つでもあり、スタイルは人ぞれぞれなので、
どれが正解というのは無いので、もしも車中泊をされるのであれば、まずは自身がどういった
旅のスタイルをするのか、そこらへんをしっかりと考えたほうが良いですね。
例えば車内で調理をするのかしないのか?キャンプをメインとして車中泊はおまけなのか?
車中泊しかしないのか?1泊だけの外出なのか、1週間くらい連泊するのか?
車中泊を山奥でするのか?コンビニとかすぐ近くにある街中でするのか?
…もうね、そういうところで全く変わってくるんですよね。
今回自分がNボックス時代から変わったとすれば、これまで基本的に一切調理しなかったのを
今回から食材を現地で買って簡単なものを車内で食べる、ということ。
でも、本格的な調理をするつもりは今のところナシ!ということで、ガスコンロや鍋は用意、
でも炊飯器は用意せず、電子レンジで済ます…という、何とも中途半端なスタイルです(笑
結局ね、自分はストレスフリーが良いのです。そう、とにかくラクしたい(爆
あと、お金をあまりかけたくない(笑
貧乏なのでね、お金がないから車中泊してる…というのではないんですけどね。
ストレスにならない節約ならガンガンするし、それで浮いた分沢山旅も出来ますからね。
これまでに、世界一周して、日本一周して、もうアホみたいに地球を移動してきました。
もう行き先が無くなってきたら今度は山を目指して登山をするようになりました(笑
それでもまだ未踏の地はあるものです、探せば…多分いくらでも(汗
人生は一度きり。日本は全然狭くないです、めちゃくちゃ広いです(汗
生きてるうちに、元気なうちに、見たことのない景色を求めて出かけたいですね…(遠い目)