5月24日金曜日、旅の備忘録も終盤に入ってきました。<ようやく?(笑
蛇行しまくりな北山川沿いを走りながら三重県の最奥部、
木津呂集落へと向かいます。
先ほどまでいたのは
瀞峡の中でも
上瀞と呼ばれる地域で、これ以降は
下瀞になります。
この木津呂集落も、以前から地図で発見して以来ずっと気になってた場所の1つでした。
ぶっちゃけ、こんなところに人って住めるものなの?なんて思ってましたしね。<失礼すぎ
木津呂集落へと続く唯一の林道を走り、小川口橋を渡り、薄暗い隧道を通ります…
木津呂集落への唯一のアクセス路です。
集落の入口付近まで来ました。道端に何やら怪しいお手製のベンチ?何だろう…(汗
なんだかもうちょっと怖い雰囲気…真っ昼間なのに森が深くて仄暗い…何かが出そう(爆
集落までの林道は比較的整備されてましたが…旧道は…ホラー味で溢れてますね(怖
この先に集落全体を見渡せる山頂まで行けるらしいですが…予定にないので今回はパス(汗
幅が2mくらいしかないので軽トラくらいしか走れないですね…怖すぎる(涙
集落では実際に暮らしている方が結構みえたので、ここは久々にドローンで遠巻きに撮影。
許可が下りないのでこれ以上撮影出来ませんが…手前の集落が木津呂集落になります。
一見すると住居が沢山見えるんですが…実際に住んでる方は10人足らずの限界集落。
周囲の大半を北山川で囲まれており、真上から見ると限りなく真円に近い地形なんですよね。
地図上だと干上がった状態の河原も含むのでそこまで丸いとはわからないんですが…。
しかし、それを確実に見るには…先程の仄暗い中を藪漕ぎしながら登るしかないようです(汗
久々に空撮をしてみたんですが…どうもドローンの調子が悪いので早々に戻しました(涙
この後は集落のゲートまで戻り、今度は和歌山県側の南紀熊野ジオパークにされている
嶋津の筏師の道などを散策しましたが途中、北山川まで下りたものの…迷子になり…(爆
嶋津の森を彷徨ってたら遭難しそうなので程々にして車へと戻り次なる目的地へ…(^^;
因みにこの河原を15分ほど歩くとデリカミニでプチオフロード撮影した場所へ出るようです。
そして、ここから一旦新宮市街へ出たら国道42号線を南下し、今度は那智山へと向かいます。
というワケで訪れたのは超メジャー観光スポット、那智大滝のある熊野那智大社です。
実はこの熊野那智大社は前回訪れる予定でしたが日没を迎えてしまい来られなかったので
念願の訪問になります。時間も夕暮れ時だったので、観光客はほとんどいませんでしたが…
代わりにシカはあちこちにいました。こちらはカワイイ親子でした。彼ら、わかってますねぇ(笑
こちらは熊野那智大社の二の鳥居。ここの階段はキープレフト…なんですよね。
那智の滝の方はキープライトでしたけどね、何故なんでしょうか…知る由もありません(爆
こちらが熊野那智大社の本殿ですね。朱色って不思議と日本っぽくて癒やされますね~。
来るのが遅すぎてちょうど閉まっちゃいましたけどね(大汗
そのすぐ隣には那智山青岸渡寺の本堂がありますね
西国第一番御詠歌の碑から那智の滝と三重塔の様子が伺えます。
滝まで700mくらい離れてるんですが…それでも落水の轟音が響いていて凄まじいです(驚
さらに滝へ向かって歩いていくと…那智の滝ではお馴染みの三重塔が。
お~、やっぱり那智の滝にはこの三重塔が映えますね!
iPhoneの長時間露光と望遠を利用して滝を撮ってみましたが…結構撮れるもんですね(^^;
そういや寺防災道路の入口付近に中国っぽい建物が見えたので寄りましたが…
この建造物は何なんでしょうかね…屋根上に飾られた動物たちが可愛かったです(^^;
サクっと周辺を散策しましたが…とてもじゃないけど全部は回りきれないですね…(汗
だんだん曇ってきて明日の天気が少し不安になってきましたが…ぼちぼち次の場所へ。
那智山から南へ約20キロ下って那智勝浦町の南端へやって来ました。
そしてここにあるのが…日本国内で一番短い河川、国も認めたぶつぶつ川です…(笑
全長わずか13m足らずの河川なので、スマホ写真1枚で水源と上流と下流が収まります(笑
何故ぶつぶつ川なんて名前かと言うと…この水源にあるようです。
確かに見ているとぶつぶつと水が少しずつ湧き出てるのがわかります(^^;
河川を観察していたら足元にこんな子がやって来ました。どうやらベンケイガニみたいです。
サワガニにしてはデカいし、手足は太くて毛深いので…ベンケイガニで決まり、ってことで。
ぶつぶつ川を後にしたら、今度はすぐ近くにある別の意味でブツブツした、蜂の巣壁へ。
うへえ~、こういう奇岩って…鬼ヶ城もそうですが、こうして見るとなかなか気色悪い(爆
海岸線にあるので海水による侵食だとは思うんですが…ほんと、蜂の巣っぽいですね。
この他にもこの界隈にはいくつもこうした奇岩スポットがあるようです。
そして、この近くにはつい最近民間ロケットが発射されて話題になっていた射点となる
スペースポート紀伊なんかもあります。那智勝浦の南端はなかなか面白そうですね。
そして、気づいたら日も暮れていたので勝浦漁港までバキューンと戻って夕食に。
地元で人気のハーバー食堂 日の出丸で名物を頂きます。
こちらがその名物、まぐろユッケ丼セットです!マグロの量がハンパ無いです(汗
そして、店主のご厚意でタダで生イカも頂いちゃいました(^^;
言うまでもなく…ウマウマーでした!お値段は税込み1900円也。間違いなくオススメです。
そして本日の〆の温泉は…同じく那智勝浦町にある湯川温泉郷の、きよもんの湯へ!
ほんのり硫黄臭のする無色透明のお湯はアルカリ性泉特有のヌルっとした感があって
なかなか良かったです。最近値上げしたみたいですが、それでも入浴料は500円也。
内湯しかないですが湧出量も豊富でカランからも源泉が出てました。当然掛け流しです。
湯温も41℃くらいなので熱すぎないのはありがたいですね。
湯上がりであまりにポカポカになりすぎたので少し涼みに…お隣の太地町まで。
ここも昼間に訪れたら是非、イルカやクジラを食してみたいところであります(^^;
さて、いよいよこれからメインイベントに向けて…驚愕の酷道へと向かうことに…(怖
本当は太地町から大雲取山山麓まで、再び那智山の方から回って行くべきでしたが、
よりによって酷道として悪名高い和歌山県道235号線へと入り込んでしまいました(大汗
まだ居住地区に近いところは舗装もされていて幅員に余裕もありましたが…それも束の間、
次第にとんでもない砂利道に入り、そこらじゅうに落石と崩落箇所。そしてお約束の鹿たち。
よくこれで通行止めにならないな?っていうくらい恐ろしい酷道ですが、あまりにも狭すぎて
軽自動車ですらUターン出来ず、街灯なんてものあるワケもなく、所々で落石を退かしては
また走り…両脇の枯れ木が車体に当たりそうになりながら1時間以上格闘が続きました(涙
そんな暗闇の林道を20キロ以上走り続けて…ようやく目的地?に到着しましたが、
もはや山奥すぎて怖いのも通り越しそうな勢いでしたが、ここはいずれまた訪れる予定なので
しっかりとロケハンをすべく…そして未明から長距離運転、散策と散々動いていたので
完全に疲れ果てて…そのまま車中泊としました。唯一の救いは…害虫がいなかったこと(笑
というワケで、とんでもない場所で車中泊することになりましたが…果たして!?
次回、翌朝の奇跡の絶景へと…つづく!!!