7月1日、富士山が山梨県側から山開きとなり、10日には静岡県側も山開きとなりました。
で、今年から弾丸登山の対策として事前予約制が導入され、通行料も新たに設定されました。
そして、ニュースでは「弾丸登山者が減ったようで成果がありましたね!」とやってるんですが、
この2週間で6人以上の遺体が富士山から運ばれてます。静岡県側の山開きに至っては
開山したその日にも死者が出る始末。そして翌日にも死者が相次ぎ、連日遭難者続出です(爆
まぁ…当たり前のように最初っからわかってた事態ですよねー、寧ろ思ったより少ないくらい(汗
この時期はたいていまだ梅雨明け前だし、開山直後は夏休み直前で世間は3連休だったり。
そうなると、夏休みで混雑する前に登りたい人と3連休もらってレジャーに余裕がある人も訪れ、
さらにはキリ番感覚で開山直後に登頂したい人なんかもあるので、結局のところ大混雑になります。
もうアホみたいに何度も述べてますが…
軽装だったり弾丸なのが事故原因ではない、っていうのを早くも証明しちゃってるワケですよね。
その人の体力や運動性能、スキル、登山経験、準備、そういったものを総合的に鑑みた上で
挑まないと、富士山っておもいっきり観光の山になってますが、状況次第でいくらでも化けます。
気象条件がバッチリであれば、比較的経験値やスキルが乏しくても若い人であれば勢いだけで
案外サクっと登れてしまうこともあるし、悪天候下ではプロの登山家でも遭難し得るという事です。
で、特に左右される「天気」なんですが、富士登山の半数以上が実は天気を気にしてないとか(爆
ほんと、出かける前にちょろっとYahoo!で見るくらいだけだったり、ってのが実情らしいです、吃驚。
今の時代、いくらでも天気予報なんて調べられます。富士山はどこでも電波届きますしね。
普段アホみたいにスマホいじってるんだったらついでに確認すれば良いだけの話ですけどねぇ(汗
ただ、それでも多くの人が富士山の天気ではなく、富士山のある「富士吉田市」とか「富士宮市」の
天気を見て、「お?晴れてるから大丈夫そうだ!」って認識するそうで…それもまた吃驚。
ネットでも山専用の天気予報サイトはいくらでもあります。例えば「てんきとくらす」も有名です。
登山指数から現地の気温や風速まで予報されてます。さすがに見ればわかると思うんですが…。
初心者であれば、もうA判定以外じゃまともな登山は出来ないと思って間違いないです。
これ、2日前の時点での予報ですが、今現在確認しても、向こう1週間ほどC判定になってます(爆
あと、天気図ですね。自分は山登りを始めるまで台風の時くらいしか見てなかったんですが(^^;
例えば今日の朝9時の予想では北から高気圧が南下してきて梅雨前線も若干南下してます。
自分だったらこの天気図を見ただけで、もう登山予定にしていたら中止にしちゃいます(^^;
さらに自分はノルウェー気候環境省気象研究所が出してる予報を結構気にしてます。
かなり細かい予報がされてますよね。そしていつもそこそこ当たるので参考にしています。(笑
稀に麓が天気悪くて山頂は快晴っていうケースもありますが、この時期はまずそれは無いです。
なので、そもそも麓の天気がどんよりしていたらほぼ希望はないです。特に梅雨明け前の場合。
自分もそうですが、多くの人がそんな簡単に休暇を取得出来ないし、明日天気が晴れそうだからと
急に仕事を休んで出かけられるワケもないので、何週間か前から日程を組むのが一般的ですよね。
なので、確実に梅雨にかかりそうな今の時期は確実に登りたい、他に休日が取れないって人は
避けたほうが良いです。正直、夏休みが始まったところで登山者数は大して変わりませんしね(笑
この他にお盆休みと近年制定された「山の日」は避けます。また出来れば土曜日も。
それだけでも随分快適な登山が約束されると思います。世間一般の動きって単純明快です(笑
次に、どこから登るか?問題。
富士山は主に4つのルートがありますが、一般的な人であれば山梨県側が一番オススメです。
約20万人以上訪れる登山者のうち、3分の2近くがこの富士吉田ルートを利用して登っています。
標準的な時間だと3776mの山頂まで無休憩で約7時間。火口までは約6時間となってます。
初心者向きと云われているのは比較的ゆるい斜面で一番整備されていて小屋が多いからです。
転倒しにくい、ケガしても救助されやすい、という面で初心者向きとなっています。
さらに登りと下りで別ルートが用意されているのも交差する危険が無いというのが大きいです。
もう1つオススメなのが、静岡県側の富士宮ルートですね。こちらは距離としては最短です。
と聞くと、なんだかラクそうですが…全く逆です。急斜面で凸凹が険しいので中・上級者向きです。
さらに小屋が山梨県側の半分も無いので何かあった場合に救助されにくくなる点が挙げられます。
実際、数日前もこのルート上で遺体が発見されてます。時間としては約5時間となってます。
5時間と聞くと、短いからラクだと思われるんですが、それがまた大間違いの元で…
それだけ短い時間で高度順応出来るのか?って話です。高山病のリスクは圧倒的に高いです。
なので、最低7時間とされてる富士吉田の方がゆるい登りをある程度時間をかけて登るので
そういった意味も含めて初心者向き、と云われてます。この辺が既に観光目当てだけの人には
全く理解できないことだと思います。普段から登山してる人には常識中の常識なんですけどね。
これらの定められた標準時間というのは体力減衰や休憩等は一切加味されておらず、
あくまで一定速度で進んだ上の時間なので、体力が無い人や急斜面で悪戦苦闘する人だと
当然、この時間では無理なので、いくらか時間に余裕を持たせないといけません。
ただ、これが初心者や観光者だと到底想像も出来ないので、行き当たりバッタリだったり、
何となく登りたくて立ち寄ってみた…なんていう登山はあからさまな無謀ってことになります。
自分の場合、最近は大抵コースが決まっていて、こちらのような山行になってます。
富士宮5合目から出発して山頂へ着いたら火口を1周(お鉢めぐり)をして、御殿場ルートで下山。
途中、宝永山に立ち寄り富士宮ルートへトラバースして再び5合目に戻るという周回コースです。
そこそこハードではありますが、弾丸登山するには十分余裕があるので慣れたものです(^^;
単純往復と違うので登りと下りで景色も違うので精神的にも退屈しませんしね。
次に、自分の登山スタイルでは、如何に不要なモノを置いていくか?ってことを考えてます(笑
勿論、その時に登る山、登る時間、日程、体調、天気、時期によっても調整はしますけどね。
逆に、ここでは巷ではあまり云われていないモノを挙げてみます。
1つは、こちら。
これを服用せずに山に登ることはまず無いですね、1~2時間の山なら別に不要ですけどね。
いわゆる「こむら返り」予防などに処方される漢方ですが、芍薬甘草湯は漢方の中でも特殊で、
服用後の効果がとにかく早い。歩いていて足が痙攣したりする多くの原因は脱水だったりします。
脱水症状になると、痙攣しやすくなるので、それを防止するのに非常に役立ちます。
大抵どこの医者でも、山に行くから頂戴!と言えば処方してもらえる漢方薬です。
次に…化繊衣類ですね。よくフツーのTシャツ姿でいる人が見かけますが…綿は命に関わるので
普段着てるようなコットンのシャツは厳禁ですね。確実に低体温症を招きますからね。
自分の場合は超速乾性のウェアを着ます。最近だと氷点下以外ならコレ1枚だけ、です(笑
もう他は何も着ません。でも多分自分は監視員とかからそれで止められることはまず無いです。
何故なら、見る人が見れば高性能な衣類だとわかるからです(^^;
で、冬は半袖の場合が多いんですが、春夏秋は逆に長袖を着ていくことが増えました。
単純に日焼けがヒドいし、樹林帯とかだと腕に枝が引っかかってキズまみれになりますからね(汗
低体温症の一番の原因は「汗冷え」や「雨濡れ」です。汗をかいたり濡れても速乾性が高ければ
放射熱を防げますからね。ジジババがよく命を奪われるのは、とりあえず厚着しちゃうからです。
寒いからと厚着して運動して汗がこもっていつまでも引かず体温が奪われ…本末転倒ですね(汗
あと、富士山では特に欠かせないのが…ゲイターです。
よく登山ではハイカットのゴツい登山靴を推奨されますが、自分は登山靴はもうほぼ履きません(汗
あんな重たい靴を履いてたら足を上げるのもしんどいし、足先に重量があるとうまく足を上げられず
足元の岩とかに引っ掛けてかえって転倒しがちなんですよね。なので今はローカットのみです(笑
ただ、こんなローカットのペラい靴だと、小石とか砂が入りまくって困るので、ゲイターを使います。
写真の通り、足底部に引っ掛けてズボンと靴との隙間をガードするので、よっぽど入らないです。
さらに、草むらを歩く際に雨露とかでビショビショになることもなくなるのでほぼ常備しています。
以上の3点は富士山に限らずマストにしてますね。
他に、ズボンはどれだけ暑い中であろうと基本的には登山用のやや厚手のものを履いてます。
それは…人間って一番大きな筋肉がついてるのが大腿部なんですよね。
そして、この筋肉を著しく冷やすのは登山する上で非常によろしくありません。
なので、上半身は半袖になっても下は半ズボンになることは絶対にありません(^^;
それもそうだし、山で足をケガする=歩けなくなるのが一番怖い事ですからね…その予防としても。
それと、ストックですかね。これは自分が年齢的にも体力が無いし、体幹も弱りきってるので
両足だけでバランス取ろうとすると場所によってはコケるからです(汗
あまり頼りすぎると逆に体力を奪われるので要注意ですが…特に下山時はマストとしてます。
他に必要なアイテムは…おそらくどこのサイトを見ても載っていたり紹介されてると思います(^^;
防寒具:自分の場合はユニクロのダウンを携帯してます。
暴風衣:モンベルの極薄の防水ウィンドブレーカーを携帯してます。
行動食:種無し乾燥梅干し、菓子パン、チョコ、ゼリー飲料(水分補給にもなります)
あと、山頂でいつも寝るので携帯用の枕クッションは持参してますね、富士山だと(笑
逆に、不要だと思うものとしては…余分な水分…ですかね?
富士登山で自分のような周回コースを辿ると結構長時間歩くので水分摂取も増えるんですが、
それを全て抱えていったら荷物になるだけなので、自分の目指す軽装登山に反するし、
そもそも営業中の山小屋が何軒もあるなら、そこで買えば済む話なので、現地調達に頼ります。
富士山以外でも沢がある山だと水はよっぽど持参しませんね、最低限500mlのペットボトルは
2本くらい持参しますけどね。4本とか5本とか持参する必要は無いですね、富士山であれば。
で、最後にザックに詰め込んで重量を計測…飲料水を含まずで4キロくらいですかね。
そして、いよいよ出かけます。
自分がいつもやってる
弾丸&軽装登山です(^^;
前出の登山計画で富士登山した際の記録を時系列で上げてみます。
夕方頃、自宅のある名古屋を出発。だいたい21時までには水ヶ塚公園に入ります。
静岡側の富士宮ルートで登る場合、2合目の水ヶ塚駐車場でタクシーを拾います。
勿論、逐一天気や雨雲をチェックしています。この時山梨側や山頂は土砂降りでしたね(^^;
タクシーで5合目まで送迎してもらいました。時間は22時ですが、まだ出発には早いですね。
なので、いつも5合目でストレッチしつつ準備運動がてらにポケ活をして時間を潰します(笑
これが高山病予防になっているので、少し早めに到着しておかないとダメなんですよね。
23時~23時半頃になったらぼちぼちスタートします。いつも1人もいません、真っ暗です(^^;
アッと言う間に6合目。この時間だともう門灯みたいなのも消えてますね、真っ暗です(汗
新7合目まで来ました。標高は2800mくらい。急ぐと高山病になりかねないので休憩。
登り始めは予報通り、山梨側が大雨で雷もピカピカしてましたが…晴れてきてますね。
8合目まで来ました、もう既に日本で2番目に高い北岳の高さを越えてしまいましたね(笑
ここも誰もいないし真っ暗でしたが…高度順応の為に休憩。とにかく小屋では足を止めます。
御殿場方面かな、街明かりがギンギンです。この夜景も弾丸登山の楽しみの1つ(^^;
8合目を過ぎて山頂が近くなると…ようやく他の登山者がお目見えです(^^;
彼らは7~8合目の山小屋に泊まって、ご来光を目指してこの深夜に出発してるようです。
まぁこの団体登山なんかに紛れ込まないようにギリギリのラインで時間調整をするワケです。
登り始めてからちょうど3時間経ちました。ぼちぼち疲れてきますが、ここからが一番しんどい。
ペース配分も常にチェックしてます。100%前後で安定していれば完璧です。
暗闇に慣れて来たので肉眼で真夜中の伊豆半島もよく見えるようになりました(笑
そして、ご来光組が起床して小屋を出るので小屋の前も明るくライトが灯ります。
標高3500m付近でしょうか。9合目から山頂までの間に9合5勺ってのがまだあります(涙
ペース的にはバッチリですね~。この調子だと3時半頃にひとまずゴールになりそうです。
そして、登り始めてから4時間、ようやく富士宮山頂へ到達しました~!誰もいません(笑
もうすぐ朝の4時なので、とりあえず本日のご来光ポイントは…剣ヶ峰にしてみました。
ここが標高3776mで本当の山頂なんですよね~。ここまで来て初めて登頂だと思ってます(^^;
朝の4時でも結構明るいんですよね。ご来光の前に、マジックアワーを迎えて感動に浸ります(笑
登山用の三脚とミラーレスもセット。もう散々撮ってますが、それでもご来光は撮ります(汗
今回もバッチリ、ご来光を拝むことが出来ました。富士登山、100%のご来光率です(^^;
富士山頂でご来光を望む場合、ほとんどの人は火口東側の朝日岳に向かうんですよね。
多くの登山ツアー客なんかはご来光を拝んで一休みしてから登頂記念に剣ヶ峰に向かいます。
だいたい朝6時くらいになるとこの山頂は記念撮影したい人たちで溢れて大行列が出来てます。
勿論、混雑に無縁な自分は先に撮りまくっているので他の登山客と入れ違いに場所移動(^^;
剣ヶ峰を離れていつものお昼寝スポットへ向かいます(^^;
朝6時を過ぎると、こんな感じで山頂の標柱で記念撮影したい登山者で行列が…(汗
先日この山頂から転落して亡くなった中国人登山者がいましたが…想像出来ますよね。
こちらは剣ヶ峰の様子ですが、本当の本当の山頂である3776mの計測位置というのが、
実は写真の矢印にもある出っ張った岩のところだったりするんですよね。
しかし、見ての通り…剣ヶ峰の山頂は富士山観測所跡があるのでそれほど広くもないし、
山頂の真下は約50mの絶壁で、落ちたらまぁ大抵は…即死だと思われます(汗
でも、ここで最高峰到達の記念撮影をする人がめっちゃ多いんですよね、まぁ自分もしますが(笑
ただ、火山礫って非常に滑りやすいので、ちょっとミスると…落ちて死にます。
ましてや自撮りなんてしてると崖っぷちと気づきにくかったりしますからね…(遠い目
皆さんも登頂する際は気をつけましょう。無理して崖っぷちで撮ったらダメです(笑
で、話は戻って…。
お気に入りスポットに到着~。ご来光直後は最大級の影富士を見ることが出来ます。
その先には南アルプスや八ヶ岳、中央アルプス、北アルプス、立山まで全部肉眼で見えてます(爆
甲府盆地の雲海は太陽が昇ってくると次第に消えていきます。それもまた美しいんです。
枕を取り出して…ここで絶景を見ながらウトウト眠りにつきます(笑
ここは大沢崩のある高さ約2000mの断崖絶壁で登山道に逸れてるので、まず誰も来ません(^^;
ドローン映像があったので、参考までに…
↓のところで自分は寝ております(笑
慣れてるとは言え、高山病に比較的なりやすいのでO2濃度のチェックは欠かせません(^^;
こうやって富士山のてっぺんで1人ボ~~~ォっと空を眺めるのが至福の時です。
200キロ以上離れた新潟県や群馬県、富山県から愛知県、東京湾や横浜の市街地まで
全部見渡せちゃいますね。やっぱり富士山って日本最大の展望台ですね(笑
富士五湖の中でも一番富士山スポットで訪れてる河口湖もよく見えてますね~。
そしてお昼寝してちょっと元気になったところでお鉢めぐり。火口をグルっと回って反対側まで。
下山の際にいつも立ち寄る宝永山が足元に見えてます。
剣ヶ峰のちょうど反対側に来ました。富士山の火口…デカいですね、いつものことながら。
観光の山とは言え、ここでも標高3700mくらいあるので足元は断崖絶壁が迫ってます(怖
ちょっと足が滑ったらあの世に逝っちゃうので…悪天候の時は登頂しない方が良いっていうのが
これだけでもよくわかりますよね。ほんと、簡単に滑りますからね。
そしてようやく火口を1周してきました。のんびり歩くと1時間半くらいかかるんですよね(汗
因みに先程と同様、ドローン映像から抜粋させて頂きました、山頂の様子と名称です。
富士山の山頂は直径7~800mの火口になってるんですが、実は火口は大小2つあります。
そして火口の縁の凸凹にはそれぞれ山名がついてます。最高峰は勿論、剣ヶ峰になります。
その他に7つ、計8つのピークから火口は成り立ってます。
ここにある朝日岳というのが広大な丘陵地形でご来光を眺めるのには一番ベストな場所です。
ご来光を拝んで昼寝してお鉢めぐりをしてもまだお昼前なので、先にランチすることもあります。
富士山で食べるカップ麺は格別です!…多分(汗
因みにカップ麺1つで800円します。もう少し下るとカレーライスが1200円とかなので、
カレーライス食べた方がええんとちゃう?っていつも思うんですが、食べてしまいがち(^^;
時間に余裕がある時は昼寝していた場所とは反対側で絶景を見ながらおにぎり食べます(^^;
さて、御殿場ルートから下山開始です。
麓まで視界は超クリアですが…快晴であっても昼を過ぎると大抵雲が出始めます。
山頂から約1時間で標高3100m、7合目のわらじ館まで下ってきました。そして雲が…(汗
この少し先から大走りと呼ばれる地帯に突入です。ここは火山噴出物の砂礫でいっぱい。
鳥取砂丘の丘陵を勢い任せで下るのと同じ感覚で、ここでも勢い任せで走って下ります(笑
砂埃を巻き上げながら気がつくと宝永山の手前まで来てます(笑
宝永火口の東側を伝って宝永山へ向かいます。ここはプリンスルートと呼ばれてます。
そして宝永山に到着。山頂からたったの1時間半です。御殿場~プリンスルートは最高です。
そしてここから振り返った時の富士山の雄大さがまた怖いくらい迫力あって大好きです(^^;
このあたりはまだ森林限界ですが、火口一帯には富士山特有の蓼の花が一面に咲いてます。
宝永火口の底まで一旦下ります。大沢崩と同様に、ここも崩落が絶えない危険地帯。
この辺に転がってる岩々はワリと最近の落石だと思います。毎年落石してますからね…(怖
危ないので早めに抜けて再び火口を登り返して富士宮の6合目を目指します。
この宝永火口から富士宮へ向かうルートで道間違いが物凄く多いらしいです…
そして無事5合目まで下山出来ました。山頂から約2時間半です。下りはホント一瞬ですね(笑
高山病の人はとにかく下ればほぼ間違いなくケロっと治ります、薬なんか意味無いです(^^;
下山したら、お約束のコーラでグビっと。
そんなワケで、自分は自身の体質と体力と年齢に配慮して限りなく軽装で弾丸登山してますが、
特に富士登山は、先にも述べた気象条件によって全く違う山に化けるということを忘れずに、
条件次第では最低限のルールとスキルを身につければ誰にでも簡単に登れる山ではあるので
日本人として生まれたのなら一生に一度は是非、チャンレンジしてもらいたいですね!
最後に、富士山に登頂した人じゃないと見られない景色を…。
伊豆半島と同じ大きさに成長した超巨大な金床雲が朝焼けに染まる瞬間。
夜明け直後に西側に出現する最大の富士影。見事な三角形ですね。
そして、日本で一番高い3776mの山頂から見られる一度は拝むべき富士のご来光。
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Posted at
2024/07/14 23:25:28
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