さて、今年も
ニッコウキスゲのシーズンとなりましたね~!皆さんはご覧になったでしょうか。
去年はまさかの山火事発生で
霧ヶ峰の中心となる
ガボッチョ山域の大半が焼失することに…(涙
このニュースを知った時は愕然となりました…
この火災は2023年5月4日に発生し、懸命な消火活動によって丸1日後には鎮火しました。
直後に自身も霧ヶ峰へ訪れてみましたが…何だか悲しくなりましたね、この惨状に…(泣
自然発火と言われてますが発生したのがGW真っ只中だったこともあり、
タバコの火の不始末などの原因も考えられましたが…結局は原因不明のままです。
しかし、それから1年…今年は見事に復活を遂げた!という事で、早速出向いてみました。
訪れたのは7月8日月曜日。前日とは打って変わり曇り時々晴れとの予報だったので
それなら熱中症の危険も低いし、混雑もなくゆっくりと見物出来るだろうと言うことでレッツゴー。
休日明けの月曜日なので朝のラッシュアワーを避けるべくまだ薄暗い早朝に自宅を出発。
この日はほぼニッコウキスゲを見るだけのユル~い遠征なのでいつも以上にのんびり(笑
霧ヶ峰と言えばかれこれ40年くらい前から定期的に足を運んでる超絶お気に入りスポット。
33年前に
三菱パジェロを買った時も勿論、
ビーナスラインの絶景ドライブに来てました(^^;
因みに当時はまだ未舗装路もあったり、ビーナスラインが有料道路だったりしましたよね(汗
因みにこの33年前に乗っていたパジェロこそが、車中泊旅の原点になってたりします、ハイ。
当時まだ珍しかった最新のカーナビからテレビ、ファミコンまで搭載していました(笑
さて、自宅のある名古屋から霧ヶ峰は
国道19号線をひたすら真っすぐ北上して塩尻へ向かい、
諏訪湖を経て、そこから
県道40号線を北上すれば約3時間半で到着です。勿論一般道のみ(汗
いつもの諏訪湖畔でいつもの富士山チェック(笑
約100キロ先にあるにも関わらずこの迫力…さすが日本一の富士山です(^^;
ところで、
ビーナスラインって…恐らく日本で一番有名なドライブスポットなんじゃないか、と。
言わずもがな
日本百名道の1つであり、クルマ好きでビーナスラインを走ったことがない人、
自分は会ったことがありません。実際みんカラ見ていても大多数の人が訪れてますもんね(^^;
茅野市の市街地を起点として、
蓼科高原、
白樺高原を通り、中心部である
霧ヶ峰へ回って
美ヶ原の方面へ北上。終点は現
上田市、
旧武石村の
美ヶ原高原美術館あたりになります。
上諏訪から北上してビーナスラインへ入るとすぐに
ニッコウキスゲが見えてきました!
お~!コレは凄いですね、想像以上に咲き乱れてます…去年の山火事がウソのよう(涙
車山肩の手前までは富士山もしっかりと見えてました。
霧ヶ峰へ着いたらまず、
車山肩で混雑具合などを確認した後、
富士見台へ向かいます。
まだ朝8時前なので駐車場は全然空いていますが…それでも普段よりは多目でした。
そして朝8時頃に
富士見台駐車場へ到着。駐車場には車がぼちぼち集まり始めてましたが
まだ余裕でした。そして、意外?な事に…外国人は全くというほど見かけませんでした。
さて、ここで少し航空写真で周辺の群生地などを出来るだけ解りやすく紹介しておきます(^^;
この近辺で有名なのはこの3個所で、車山肩は車山登山道入口付近の一部エリア、
そして肩の西側エリア、ビーナスの丘あたりにも広がっていて周回出来るようになってます。
また、富士見台は駐車場からすぐ野鹿侵入防止柵があり、そこからすぐに丘の斜面一帯が
ニッコウキスゲ群生地となっています。私有地の為に周回は禁止で往復約800mの1本道。
こちらは足元が悪くて滑りやすい上に狭いので、見物客が多いと結構大変かもしれません。
というワケで、まだ見物客もまばらな
富士見台へ登っていきます。こちらが手動ゲートです。
ほとんど人がいないので良いですが…見ての通り足元悪くて狭いので靴は選びましょう(^^;
月曜日の早朝で天気が微妙なだけに、人が少なくてのんびりと撮影も楽しめて良いんですが
そこは霧ヶ峰…言うても標高2000m近いので風も強くて暑いどころか少し寒いくらいです(爆
クーラーの商品名を「霧ヶ峰」と名付けた人は偉大だなー!と他の見物客と談笑してました(笑
それにしても…本当に良く咲いてますね。こんな開花ピーク時に来られて良かったです。
今年の霧ヶ峰のニッコウキスゲが当たり年だと云われてるのも納得です。
他にも志賀高原や八ヶ岳の方もかなりアタリだったようですが…逆に以前花見に訪れていた
尾瀬沼や雄国沼の方はどうやら今年は開花具合が今ひとつだったようです…何故ですかね?
丘の上へ向かうと、富士見台ではお馴染みの1本木が見えてきます。なるほどね~。
よく見ると、木に野鳥が止まってます。どうやらコレを目当てに訪れてる人が結構いますね。
しかーし!!まさかここまでとは思ってなかったので…バズーカを置いてきた事を激しく後悔(涙
富士見台は車山肩の群生地よりも間近で見られるのでマクロレンズだけでも十分ですが…
そんなマクロレンズも買えない貧乏人なので、クソ安いタムロンのレンズでせこせこ撮影…(汗
せっかく富士山全景が見られるので…キスゲと一緒に撮らないワケにはいかないよね(^^;
おかげで18℃と、街中と比べて信じられないほど涼しいので文句は言えないんですが…
もうちょっと雲が少なかったら背景に南アルプスや北アルプスも見られたんですよねぇ(^^;
時間が経つに連れ風も強まってきたのでいよいよ撮影が困難になってきております(大汗
こう風が強い時って、どうやったら撮れるものなんでしょうかね?素人すぎて解りません(涙
風がちょっと穏やかになるのを待ちながら…いい感じの個体を見つけてはパシャリ、と(^^;
ニッコウキスゲって1日草なんですよね…夕方には枯れてしまうのが信じられないんですが。
一面オレンジ色に染まる丘の斜面で、稀にこうしたキスゲの亜種?のような花を見かけます。
後で調べたら…勿論、ニッコウキスゲとは別物で、
ヘメロカリス・ボナンザという花でした。
植物の名前をまるで覚えられない年老いた自分にはきっと思い出せそうにない名前です(爆
さらに…こんな赤みの強いのも咲いてました。こちらは
ノカンゾウと言うらしいです。
カンゾウ…と言えば、数年前に訪れた
佐渡島で見た
トビシマカンゾウが忘れられません…
初めて知った時、日本にもこんな場所があるんだ!って、よく知らずに訪れた佐渡島でしたが…
これもまたフォトコンで受賞して佐渡島名産品を沢山頂いたりして…良い思い出いっぱいです(^^;
他にも…何故か
花菖蒲が咲いていたりもしました…野鳥に花粉でも投下されたんでしょうか(笑
そしてこちらは…足元で申し訳無さ気に咲いてる小さくて可憐な
ハクサンフウロ。
こちらはあまり見かけたことがなかったですが…後に調べたら
オオバギボウシという花でした。
ニッコウキスゲの群生地ではありますが…よく見ると様々な高山植物が咲いてますね。
そしてこちらは…山登りしてると比較的よく見かける
ウツボグサですかね。
なんだかミツバチが必死で蜜を吸おうとしてる姿が可愛くて思わずジッと観察しちゃいました(笑
なんかもう、蜜を吸うのに夢中になっておられます…(^^;
あれ?もうお腹いっぱいなのかな?って…よく見たらビミョーによく見るミツバチと違うような(汗
これまた後に伺ったら…どうやら
トラマルハナバチというタイプだそうです。
そして、丘の上にある先ほども見ていた1本木…どうしてもこの野鳥が気になってしまいます(^^;
気づいたら結構なカメラマンが狙っていたので、自分もしばらく観察してみることに。
そしてついに…!!目の前まで来てくれました!遠くにいるとスズメにしか見えませんが(爆
これは紛れもなく
ノビタキですね。やっぱりズームレンズを持参するんだった…(泣
気を取り直して…キスゲを撮っていきます。まるでコピペみたいですね…(笑
やっぱりキスゲは良いですね、この山吹色なのが良いのです…大好きな色。
こちらはお互いそっぽを向いて…ミラーリングしておりました(笑
かれこれ1時間以上観察しております…(爆
ちょっとソフトタッチに…。
風も止まないし、ぼちぼち見物客も増えてきたので…下山して駐車場へ戻ります。
駐車場の方を見渡すと…いつの間にか車が増えてました。平日でも大人気なんですね~。
数時間前には数人しかいませんでしたが…朝9時も過ぎれば行列が出来始めますね(爆
やはりタイミングって大事よね…
そして、今度は富士見台から朝イチで立ち寄った車山肩まで移動。車山を散策します。
奥にはビーナスラインが見えてます。午前中の交通量は見ての通りスッカスカです(笑
同じ場所から…先日の海の日にもなるとご覧の通り、おぞましい渋滞と混雑っぷり…(怖
こちらの写真はニュース画像なんですが…駐車場入るにも数時間かかったらしいです(大汗
毎回空いてる時にしか訪れないのでこの光景はにわかに信じがたいんですけどね…(汗
ここからは車山肩でのんびりとニッコウキスゲの鑑賞と散策を楽しみます。
ひと通り散策し終えると、お昼時ということもあってか駐車場が少し混み始めました。
因みに写真の手前にある駐車場だけ有料となっています。さすがにまだガラガラですけどね。
さすがに正午近くになると涼しかった霧ヶ峰も気温20℃を越えてきます(^^;
とは言え地元名古屋はこの時気温35℃くらいだったそうなので…15℃以上も違います(爆
久々に車山の山頂まで歩こうかと思ったんですが、どうしても外せない予定があったので
今回は眺める程度で終えました。そしてここから
ビーナスの丘の方へ散策に向かいます。
こちらは富士見台と比べると人気が無いせいか、散策している人もまばらです。
勿論、それをわかっているから先に富士見台へ足を運んでるんですけどね(^^;
北の方角はずっと曇ったままでしたが、ここから15キロ先の
美ヶ原の方は雲間に見えました。
中央の平たい山が美ヶ原で、左端は
鷲ヶ峰、その手前の平原が
八島ヶ原湿原です。
三峰茶屋のある
三峰山は雲に覆われたままでした。
美ヶ原の手前、東側には
男女倉山(ゼブラ山)や
山彦谷の丘、
蝶々深山などが見えます。
ビーナスの丘から車山方面。山頂のレーダー観測所が良いランドマークになってくれてます。
車山肩では車山や富士見台の丘で遮られるので富士山は見ることが出来ませんが
車山肩から西へ歩いていくと富士山が見えてきます(^^;
何としても富士山をバックにキスゲを撮りたい人…(笑
奥に車山の山麓に広がるキスゲ、手前にビーナスの丘のキスゲ。
道路の方まで下りてきました。相変わらず微妙な空模様ですが雨の心配はありません(^^;
富士見台のキスゲも見えてます。背後にある
南アルプスが雲間に見えたり隠れたり…。
車山肩ではキズゲに紛れて
イブキトラノオが多めでした(^^;
あと、
フジバカマも多かったです。いずれも登山してるとよく見かける高山植物ですね。
結構散策も出来たのでぼちぼち戻りますかね。正午にもなると駐車場はご覧の状態(汗
いつもなら車山肩にある
ころぼっくるひゅってでランチするところですが…今回はパス(^^;
オープンデッキでボルシチとサイフォンのコーヒーってのが鉄板ですけどね!
今回は度々訪れる日本料理店、
お食事処「楪」さんへランチに向かいます。
車に戻ると気温は22℃まで上がっていました。霧ヶ峰にしてはちょっと暑いですね(^^;
というワケで、霧ヶ峰から
諏訪市街まで約1000m下ってバキューンと移動。
諏訪市街とは言うてもここは住宅街。知らないと探すハメになりそうな店構えです(笑
いつもは決まって懐石セットなんですが、今回は刺身定食にしてみました(^^;
なんで諏訪で魚介?って感じもしますが…このすぐ近くに卸売市場があるんですよね~。
そして…このボリュームです。今日はイサキと鯛とマグロと…何だったっけ(汗
盛り付けも食器もステキ(^^
この日は食後に冷たい甘酒がサービスされました(^^;
夫婦2人だけで営んでいるんでいつも大変そうなんですが…接客っぷりは神レベルです。
そしてコーヒーもサービスで頂けます。それら全部で1000円チョイと…安すぎです(爆
さらに、ご飯もタダでお替り出来ます。そんなお店なので、常にお客で溢れてます。
訪れる際は電話で予約確認を入れることをオススメします!
というワケで、ステキなニッコウキスゲを存分に満喫して、美味しいご馳走も頂けて満足でした!
しかし、今日はまだ時間があるので…食後の運動にちょっくら登山に出かけてみます(爆