ついに
佐渡島の
佐渡金山が
世界遺産登録されましたね!おめでとうございます~!!
もう30年近く前から世界遺産に登録してもらうべく色々と動いていたようで…念願でしたもんね。
というワケで、今回は
「車中泊でゆく佐渡島ぶらり旅」をサクっとまとめて投稿してみます(^^;
今回世界遺産登録となった
佐渡金山については、スーツ君の動画でこれでもか!ってくらい
面白おかしく細かいところまでレポされてるので、時間のある時にでも視聴してみて下さい(^^;
みんカラやってる人はクルマ好きだし、そのクルマで全国あちこち出かけているだろうから
佐渡島と言われたら日本海に浮かぶ日本最大の島であり、新潟県だと知ってると思いますが
一応軽く紹介しておきますと…場所はこちらになります。
日本地図で見ても、デカい島だなーって感じますよね。そう、実際にデカいです。
面積で例えると…現在の
新潟市よりも少し大きくて、
上越市よりも少し狭い面積です(爆
あ、もう新潟県民くらいにしか通じませんかね(汗
因みに、次の画像にもありますが、佐渡島は海沿いを完全に周遊出来る
佐渡一周線があり、
そこを走るとおおよそ200キロになるんですよね。ノンストップで走ると約5時間のコースです(^^;
これだけ大きい島となると人口もなかなか多いです。過疎の一途をたどっているとは言うても
現時点で5万人以上ありますしね。自身が子どもの頃は約10万人が暮らしていたようですし(爆
新潟県は嫁さんファミリーの故郷でもあり、そもそも名字を調べても新潟にしか存在しないという
生粋の新潟民族なので、結婚当初から新潟には行きたいなーと思っていたんですよね。
で、新潟ってどうよ?って尋ねたんです、それまで自分は一度も訪れたことがなかったので。
「え?新潟?…別に特に何もないよ?」って言い放ってたのよね、…ウソつきすぎるやろ(爆
自分は新潟県本土はともかく、この佐渡島(※当時は
佐渡ヶ島と呼んでた)に興味津々でした。
なんつってもこの島のカタチ…ロックでしょ、Z字ですよ、イナズマですよ、凄くないですか?(笑
以前より何度も書いてるように、ガチな地図ヲタだったので、ずっと訪れてみたいと思ってました。
佐渡島までは
上越市の
直江津港から
小木港へ向かう路線もあるんですが、
新潟港から
両津港へ渡る航路の方が一般的かもしれないですね、便数も多いみたいなので。
航路は約65キロで、カーフェリーは1日5便、ジェットフォイルは7便と、なかなか多いですよね。
カーフェリーだと片道約2時間半、ジェットフォイルだと約1時間ですが車両は積載出来ません。
ジェットフォイルってイマイチよく知らなかったんですが…要するに高速船です。
身1つで上陸する場合はジェットフォイルの方が早くて便利ではあるんですが…高いです(汗
往復15000円近くかかります。そしてジェットフォイルは基本座席のみでデッキに出られません。
カーフェリーだと時間はかかりますが2等席なら
往復約7000円と半額です。
特等船室だとジェットフォイルとほぼ同額になりますが、個室がセミスイート仕様と贅沢です(笑
なので、自分なら片道1時間で往復15000円よりも同額なら2時間半で特等船室を選びます(^^;
また、自分のように現地で愛車を使って巡る場合は車両積載となるのですが…これがネックで。
佐渡汽船…他と比べると正直、ちょっとお高い設定なんですよねぇ…(汗
現時点で新潟~両津を往復すると、2等席1人分込みで軽自動車の場合
約33000円です。
これが4mを越える普通車の場合は
約39000円となります。これは…とっても微妙~。
そして、佐渡汽船は一般的にはセールとか割引というのはほとんどやってないのも残念です。
因みに今年の春に利用した
津軽海峡フェリーと比べてみるとその差がよ~くわかります。
北海道と本州を最短で結ぶ大間~函館では約40キロ、青森~函館では約112キロですが、
公式サイトを見てると年中セールとか割引企画をしてるんですよね、需要が多いせいなのか。
で、早割とかでなく、自分はこの時も出発2日前になって予約を入れてましたが…(爆
函館~青森で愛車を積載して、
11000円でした。航路も倍近い距離があるっていうのにね(汗
フェリーの乗船内容はほぼ同等です。2等席で雑魚寝ですからね。往復だと
22000円。
函館~青森間だと4時間かかるので、4時間だとちょうど眠れるギリギリのラインなんですよ(笑
で、車中泊してるからクルマに枕や寝袋もあるので2等席の雑魚寝でも全然構わないですしね。
深夜に乗船して出港前に入眠して、着港直前に起きれば早朝って感じ。有効時間活用(^^;
そういやこの新潟から佐渡へ渡る2つの航路ですが…いずれも
海上国道になってます(爆
今回の世界遺産登録を機に何かこう気軽に渡航出来るようなプランを出して欲しいんですが…
これまでの感じからすると、あまり期待は出来無さそう(汗
その代わり?
佐渡空港への就航は期待出来るみたいですけどね、名古屋からの直行便とか。
現地でレンタカーを使って巡る人ならいっそ飛行機ってのもアリですよね、運賃次第ですが。
ただ、佐渡島にはそれほど多くのレンタカーは無いのですぐに予約で埋まってしまいます(汗
特に今回のように世界遺産登録となると、確実に観光客は増えるとは思うんですが、
オンオフで格差が激しいだろうし、団体客が増えるので
観光公害問題にちょっと不安が残ります。
オンシーズンや週末に極端に需要が増えても平日が閑散としていたりすると、その需要の為に
レンタカーを増やしたり宿を増やしたりなんて出来ませんからね。そう、宿泊も結構問題だとか。
で、大半の人がバスの利用を考えるんですが…このバスが結構わかりづらいんですよね。
基本的には地元民の生活路線なので、本数もそれ用にしか無いですしね。
そこで、観光用として周遊バスとかも始まってるんですが…それでも時間とか制約が多すぎて
例えば佐渡島へ訪れて佐渡金山だけを見て楽しんで帰る…って人ならまぁ問題もないでしょう。
でも、佐渡島みたいに広大な島で、観光スポットがあちこち散らばってるとそうは行かないです。
お金にモノを言わせてタクシー使うのも良いですが、当然莫大な費用がかかるので非現実的。
というワケで、佐渡島をある程度見て回ろうと思ったら乗用車移動が必至かな、って思います。
自分が車中泊しながら主に訪れた場所はこんな感じ。実際にはもっと多いんですけどね(汗
佐渡島は北の
大佐渡山地と南の
小佐渡山地があり、見ての通り元々は2つの島でした。
その間に砂が溜まって平地となったのが
国中平野という穀倉地帯で、佐渡の市街地です。
現時点で島人口約5万人のうち、4万人くらいがこの平野部を居住地としているようです。
比較的観光スポットが多いのは北の
大佐渡山地です。南西の
七浦海岸から北東の
二ツ亀まで
約60キロに渡る
佐渡一周線、
県道45号の1本道は圧巻で、夕暮れ時はさらに素晴らしいです。
ってなところでようやく本題。佐渡島のスポットをサクっと紹介していきます(^^;
とは言うてもあまりにも素晴らしい所だらけなので、ほんの一部になっちゃいますけどね(汗
まずは佐渡と言えば…そう、
佐渡おけさ!
両津港へ着くとお出迎え(^^;
因みにこの時、出発地である新潟市は…警報発令中の豪雨でしたがウソみたいな天気(爆
佐渡市の鳥と言えば…絶滅危惧種で新潟県の県鳥でもある、
朱鷺さんです(^^;
昔地図で見てた時はここは
両津市で紛れもなく市の中心地のハズでしたが…閑散としてます(汗
フェリーから下船して真っ先に向かったのは…こちらの
すしや まるいしです。
ここ、新潟県の人たちにめっちゃくちゃオススメされまくってたんですよね、以前からずーっと(汗
こんな夏場だし、旬じゃなさそうだし、ぶっちゃけそこまで期待していなかったんですが…
え?何これ?!え?アホみたいに安いんですけども!!
っつーか、ネタがデカい!デカすぎる!(笑
ヤバい…こんなにデカいと4~5皿食べるので精一杯になってしまう(大汗
これで納得しました。何故こんなにプッシュされているかと。肝心な味も…めちゃくちゃ美味しい。
もはや何食っても美味しいだろう、と…よく知らない名前の魚とか頼んで食べてました(笑
正直、佐渡でお寿司食べてからしばらく地元で回転寿司行けなくなったんだよね、違いすぎて。
北海道や富山、石川で食べるお寿司と比べても全く引けを取りませんね、っていうか安いし。
何ならこの倍以上出しても良いっす。だって、それくらい出さないと本土じゃ食べれないから(汗
因みにもう1軒、このすぐ近くに有名な
廻転寿司佐渡弁慶ってお店があって翌日食べましたが…
そこももうオススメされるがまま行きましたが…もうね、やんなっちゃうくらい美味しかった(遠い目
こちらも大将のオススメをひたすら食べるって感じでしたね…ただただ、美味しいの一言。
そしてネタが明らかにデカい。5~6皿食べたらお腹いっぱい…少食なのが恨めしい(涙
これで夏ではなく冬に来たら…どうなっちゃうんだろうか…。
そして西へと向かいます。穀倉地帯を走っていると…トキか!?と思ったら…サギでした(^^;
七浦海岸は観光客の多くがショートカットして県道31号を使って
佐渡金山へ向かってしまうので
随分閑散としているとの事でしたが…本当でした。恐ろしいくらい誰もいません、勿体ない!
少し北上して
春日崎へ出ると
トビシマカンゾウと共に夏の花
スカシユリが崖に咲いてました。
そして、今回念願の世界遺産登録となった
佐渡金山。登録前なので閑散としてました(大汗
こちらが
道遊の割戸ですね。あの山を山頂からガシガシと削りに削ってこうなりました、と(爆
この
佐渡金山はフツーに見て回ろうと思ったら最低3時間は要しますね、それくらい奥深い。
のんびり周辺のスポットも巡るとなると…前出のスーツ君じゃないけど、1日かかっちゃいそう。
そしてこの佐渡金山を横切って大佐渡山地を縦走する
県道463号線は
日本百名道の1つ。
大佐渡スカイラインと呼ばれていて、視界が良いと新潟県本土や佐渡島全体が見渡せる
最高に素晴らしいドライブスポットなんですが…残念ながら夏場は少し厳しかったです(涙
佐渡金山より、金山に携わる人達の生活圏である
京町通りを経て海へ下っていくと
佐渡奉行所跡があります。採掘した金銀をちょろまかした輩が裁かれたんだろうな(笑
他にも敷地内には
勝場(せりば)と呼ばれる製錬所などもあって実際に作業出来ます(^^;
そしてそのすぐ近くにはジブリっぽいと一時話題になった
北沢浮遊選鉱場跡もあります。
この時は世界遺産登録前なのでほぼ誰もいませんでしたが…きっと混むと思います(汗
無料の専用駐車場とかあるんですが、正直そんなに広くはないですからね。約30台分。
さらに海の方へと下っていくと、
大間港跡に出ます。ここから金を運び出してたんですね。
ここから再び佐渡一周線を北上するとすぐに
弁慶のはさみ岩が見えてきます。
これがまた絶妙なバランスで巨岩が両脇の絶壁に引っかかってます(爆
これ、このまま木の下を通って
吹上海岸へ出ることも可能です。面白い絶景ですよね。
夕暮れ時になるとこの先に見える日本海へ太陽が沈むんですよね。ステキすぎます(笑
そしてまた少し北上すると
獅子岩が見えてきます。全国に点在するゴジラ岩みたいなもの?
そしてその先には
外海府海岸。もうどこを見渡しても画になる日本海らしい海岸絶景。
そしてまた少し北上すると美しいアーチを描く
姫津港に架かる
姫津大橋。
そしてさらにその先には
尖閣湾揚島遊園があります。こちらは
あげしま展望台から眺望。
ほんと、海はめちゃくちゃ綺麗だし、岸壁はどこを見渡しても不思議な波蝕っぷりです。
まだ最初に海に出た七浦海岸から20キロも来てないですよ…北端まで行けるのか?(爆
再び北上して
平根崎へ来たら岸壁へ…。佐渡島一不思議な
波蝕甌穴群です。
これ、もう写真ではとても伝えきれないくらい凄いスポットです。完全に口ポカーンでした。
キリがないので割愛…ここから一気に北上して
岩谷口橋から望む
泊川滝、通称五段の滝へ。
県道45号を北上していると突如出現する落差30m以上もある瀑布。かなり迫力あります。
何せ、道端の崖からドバドバと流れ落ちてますからね。しかし、ここは駐車スペースもなく、
滝を見物する場合はこの手前約800mにある
岩谷口駐車場を利用するしかないです(汗
滝を越えると一気に駆け上がる通称
Z坂と呼ばれる
跳坂へ。振り返るとこの絶景!
ここからはしばらくの間、離合可能だけど細~い1車線道路になります(^^;
そして
北鵜島の集落を抜けると再び2車線へ。
海に見とれてる場合じゃない、ぼちぼち急がないと…夕暮れチャンスを逃してしまう(汗
そしてついに…前方に
大野亀が見えてきました!今回のメインスポットの1つです(^^;
そして無事到着しました、実は2度目の
大野亀。朝と夕と2度撮影に来ていました(爆
目の前の凸っとした丘は高さ168mにも及ぶ巨大な1枚岩で、そこに笹藪が生い茂って
景色がどことなく
フェロー諸島とか
アイルランドとかあの辺の景勝地に似てるんですよね。
…って、マニアックすぎて誰もわかんないだろうけど(涙
因みにこちらはその
フェロー諸島の1つ(^^;
多分、こういう地形とか雰囲気が好きなんだろうなぁ、自分(笑
そして日没を迎える直前…緑をベースに山吹色のカンゾウ、そしてオレンジの空。
この場所を初めて写真で見た時、日本とは思えなかったんですよね、こうして見ても(^^;
この景色は一生に一度は絶対にいろんな人に見てもらいたいです…。
そしてこのまま夜になると…天の川が!車中泊して寝てたんですが、車の窓の隙間から
めっちゃ明るく見えて、寝ぼけながら空を見上げたらこんなになってました、っていう(爆
そりゃ周りに何もないですもんね、真っ暗闇だし。月さえ無ければ肉眼でも見えますよね。
この時期と時間と雲行きの都合で特に何も考えず数枚撮っただけでしたが最高の夜でした。
この日はお昼にお寿司を食べたので、夜は
両津市街にある居酒屋、
鉄板のみせ拓へ。
これまた新潟県民に教えてもらった絶対に地元民しか知らないようなお店です(^^;
居酒屋だけどお酒は無しで、夕食として名物のお好み焼きを頂きます!
めちゃボリューミーで美味しかったです、やはり地元の事は地元民に頼るべきですな。
そしてこの日の温泉なんですが…連日同じこちらの温泉に入らせて頂きました(^^;
夜は暗くてわかりづらいのでこちらはグーグル先生のところから画像を拝借しました。
朱鷺伝説と露天風呂の宿きらくの立ち寄り湯、
朱鷺の舞湯です。入湯料は500円。
こちらの温泉はちょっと変わってて、本館で受付したら道路を挟んで向かいの温泉へ。
日帰り入浴の場合はこの露天風呂のみとなってるんですが…いやはや十分です!
いわゆる
モール泉で熱すぎず適温。暗くてあまり見えませんが目の前は
加茂湖です。
人の気配がまるで無くて若干不安になるくらいですが…この静けさがたまんないです。
両津港から車で5分。午前は受け付けてない代わりに15時から22時半までやってるので
食事してからでも十分入浴が間に合うってところも大変気に入りました。貴重な存在です!
お世辞にも広くはないし、洗い場もたった2つしかないですが…露天が開放的なので十分。
さて、今回は
敢えてちょっと時系列をバラバラにしてから再構成して投稿しているので便宜上、初日と2日目、3日目の旅程が混ざってます(汗
最後に、
トビシマカンゾウが満開となるシーズンは土日祝日だとかなり混み合うようなので
旅程はしっかりと計画的にした方が良いです。駐車場もそれほど余裕はなさそうですしね。
因みに自分が訪れた時は…誰もいなかったのでそのままここで車中泊しました(笑
佐渡島はあまりにも魅力的なので、相当割愛しましたがそれでも1回では全く足りないので
今回紹介しきれなかったスポットは次回に投稿します。というワケで…つづく!!
…つづきもの多し(笑