地球最接近日から連日投稿してきました
紫金山・アトラス彗星、4日目を迎えましたが…
今日は全国的に天気が崩れて観測出来る地域はごくわずか限られてしまいましたね(汗
愛知県も雲が多かったんですが、名古屋市周辺は日没後はまだ青空も見えていたので、
ギリギリ部屋の窓から見ることが出来る状態でした、住宅街なんですけどね(^^;
しかし、夜には完全に雲に覆われて雨が降ってきました…まぁ予報通りってことですね。
というワケで、今日は昨日撮影した彗星の写真を撮って出しでなく、ちゃんと現像してみました。
ぶっちゃけ、現像とか地味に面倒臭いんですよね…なのでついスマホで間に合わせがち(爆
まずは昨日も少し出しましたが…日没後約30分経過した西の空から。
ちゃんと現像してノイズリダクションもしたので、さすがに画質もそこそこ良さそうですね(^^;
まだ空が全然明るい上に、これだけ名古屋市街の街明かりがあるにも関わらず
これだけハッキリと彗星が見えるっていうのは本当に素晴らしいですね!
ほんと、見れて良かったです(涙
こちらもまた条件を変えて撮影した1枚。ほぼ肉眼で見える光景と同じ感じになってます。
正直、今回の彗星は写真にはまぁ映ってくれても肉眼じゃ大して見れないんじゃ…?と、
半ば期待値も下がりつつあったんですが…フツーに写真のように見えてましたからね(^^;
それはそうと、久しぶりに実家の裏山へ来ましたが…なかなか絶景スポットだったんだな(爆
子どもの頃とかそんなこと1ミリも気にしたことすらなかったもんな…(大汗
…やるじゃん、地元!(笑
夜が更けていって暗くなってくると…彗星の尾がやたら長くなって見えてきます。
星景写真として撮ってみましたが…星景写真としてこんな街明かりって相反してますが、
街の中に沈んでいく彗星っていうのもロマンチックで良いかもしれません(^^;
ここからズームレンズに切り替えて彗星にズームイン。
安いカメラだとこれくらいが限界でしょうかね。それでも結構長い尾が映ってますね。
望遠鏡などを使うとこの時点で既にダストとイオンの2つの尾がちゃんと確認出来てたそう。
しかも、さらに光害の無い地域で撮影された写真ではアンチテールまで観測されてました。
尾がかなり長いので縦構図で。
感度の良いカメラで撮影してたらもっと尾が長く映っていたかもしれないですね(^^;
さらにレンズを変えて撮影しましたが…そんなに変わらないかも(汗
この時間になると、肉眼でもまだ見えてはいるんですが…よく見ると薄雲がかかってて
若干そこに光が遮られてるような気もしますね。ま、どうせ街明かりもありますけどね(汗
そして日没から1時間半以上経った19時を過ぎる頃には現像してこんな具合。
もうちょっと厳しかったですね、肉眼でも最初から観測してるから見えてるだけって感じで、
いきなりこの時点で空を見ても探せないくらい。それでもまだ尾は靡いています(^^;
改めて…こんな街中でも1時間半もの間、沈みゆく彗星が見れて本当に良かったです。
ここまで見られるんだったらもっと用意周到にしておけば良かったなぁ…
タイムラプス撮影とか色々考えたんですが、毎度の如くトラブったりしてダメだったんですよね。
さて、明日はもう全国的に雨っぽいので、なかなか観測されることは無いと思いますが…
明後日、明々後日あたりはまだチャンス到来の可能性が出てきています、現時点で。
東海地方は金曜日も雨マークに変わってしまいましたね、残念。木曜日が唯一のチャンス?
20~21日も天気は良さそうなので観測自体は出来るとは思うんですが、
この頃になるともはや誰でも空を見上げたらすぐに見られる状況ではなくなっているので、
普段から星座とか天体観測している人じゃないとすぐには見つけられないだろうし、
スマホで撮影しても暗すぎてこれまでのような彗星らしく撮影することはほぼ不可能でしょう。
というワケで、やはり木曜か金曜あたりがラストチャンスになりそうです。
20日以降の晴天日でも彗星自体は観測出来ますが、専用機材でも使って撮影しないと
ただの点にしか見えない可能性が高いですが、月が隠れるという唯一の好条件があるので
ひょっとしてひょっとしたらまだ見えているかもしれません。
但し、昨日撮影したような街明かりのある場所では絶望的なので、観測出来るとしたら
光害の限りなく少ない山奥や海辺になりそうですね。
東海地方であれば、東へ向かうなら治部坂高原、西なら揖斐川町あたりが良さそうです。
どちらも名古屋の自宅から往復5時間はかかるので、それほど近くでもないんですけどね(汗
そんなワケで、あと数日くらいしか見られない近年稀に見る見事な天体ショーとなりましたが、
残りの人生最期になるであろう肉眼で見られる彗星。しっかり焼き付けておきたいものです。
因みに、昨日も書きましたが…今年に入って新たにアトラスが発見した新アトラス彗星ですが、
太陽に向かっている途中でコアが崩壊して宇宙の藻屑となって消えてしまったようです(涙
彗星って…物凄く単純に言えばデカい流れ星みたいなものなので、いずれは消失しますしね。
今回の紫金山・アトラス彗星も次は8万年後に!と言うてる人もいますが…
どこをどう考えても8万年もの間、コアが保たれているワケもないですし、非周期とあるので
地球から離れて太陽系の外へ出る頃には消滅しちゃうんじゃないかと思ってます(汗
ハレー彗星でも76年周期で比較的短いスパンで太陽系を巡っている彗星ではありますが、
言うても76年…人間の平均寿命とほぼ同じくらいなので、2度は見られないですよね…(汗
それに、いずれは崩壊して消滅する運命なので…崩壊して見られないかもしれませんし(爆
今、40代くらいまでの若い人であれば…前回は幼すぎて見れてはいないと思いますが、
次回の最接近、2061年では見ることが出来そうですね、頑張って長生きしたとして(笑
因みに、次回のハレー彗星は地球がハレー彗星のダストの中を通過するのでは?との噂。
ってことは、とんでもない流星群が見られる可能性もありそうだし、彗星の見える大きさも
とんでもなくデカくなりそうで、そうなると真っ昼間でも見える可能性大です!(爆
あと15年くらい遅く生まれてたら見れたのになぁ…残念(^^;
それにしても…きれいな夜景だな。
眼下に元あった実家、その先に今の自宅があると思うと…