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Alan Smitheeのブログ一覧

2024年12月14日 イイね!

絶壁✕絶景✕絶品=奥三河。

絶壁✕絶景✕絶品=奥三河。








前回の投稿に引き続き、天竜奥三河国定公園の景勝地、上臈岩からのレポートです(^^;

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無事に奥三河のにゃん湖とも会うことが出来て無類の猫好きとしては良かったんですが、
ぼちぼちお腹が減ってきたので最終目的地である上臈岩へ向かいました。そして…






今回のハイライトとなる上臈岩へ到着~!

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ここで多くの人が引き返すと思うんですが、ここにいても狭くて邪魔になってしまうので…






転げ落ちないように上臈岩の断崖絶壁の先端の方へ移動します(汗

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すると…先程までいた中の上臈がよく見えてます。よく見ると絶壁に登山者が1人…(^^;
やっぱり誰かいてくれるとそのスケール感がわかりやすくて良いですよね~。

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そして自分がいた所はこれよりさらに右の方の絶壁の先端でした。危ないですね~(^^;






ここからは鳳来湖の下流にある宇連ダムもよく見えてます。若干逆行ですが(汗

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鳳来湖の対岸を見ると、紅葉が結構いい感じですね。陽が高くなったら余計に綺麗でした。

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よく見ると湖岸を走る県道424号線もチラっと見えてますね。ドライブ出来たら楽しそう。

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その県道を少し北へ走るとある一の沢橋。ここは先述のにゃん湖の片方の耳の部分(笑

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そしてそして。こちらの風景が、奥三河の観光パンフなんかでも見る上臈岩の絶景!
とは言うてもね、見えてるのは中の上臈で撮影してる場所が上臈岩なんですよね(爆

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鳳来湖やその入江が眼下にあってその奥に三ツ瀬明神岳が見えるのがポイントかな、と。







因みにiPhoneでパノラマ撮影すると、こんな感じ。なかなか面白い地形ですよね。

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さて、いくつか写真も撮ったので、ようやくランチタイムです。久々だな、山でカップ麺も(^^;

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そういや山登りを始めた頃はたった300円のガスコンロでお湯を沸かしてましたが…
何度か山登りしていくとそれも面倒だし大抵風が強い中なので火がつけられないこともあり
奮発して憧れのジェットボイルを導入してしばらくそれを使って湯沸かししてたんですよね。

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強風の中でもガスが使えるし2分くらいで沸騰させられるんで真冬でも最強でした(^^;




しかし、最近はそれすらも邪魔だし面倒になって…ニトリの超保温ボトルを愛用してます。
これ、マジで最強です!おっそろしいほど保温性が高いです。mont-bellをも超えました(爆

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車中泊する機会が多いので、車内でガスコンロでお湯を沸騰させたらボトルにお湯を注いで
そのままこのボトルをザックに詰めて行くんですが…5時間くらいは熱湯のままなんです(爆
8時間くらい経ってもまだカップ麺を作れるくらい熱湯なので、朝沸騰させたら夕方までOK。

しかも!粉末のコーヒーやお茶を淹れるだけなら60℃もあれば十分なんですが、
このボトル、12時間くらい経ってもまだ60℃くらい保ってるんですよね、真冬の中で(爆


なので、冬場だと自分はコンビニコーヒーでさえも勿体ないと思うようになってしまったので、
移動前に車内で沸かしたお湯をボトルに入れて、運転中に飲みたくなったらボトルのお湯で
粉末のお茶とかコーヒーを車内用のタンブラーで飲むっていうのが定番になりました。

超保温ボトルなのでプラの水筒よりは当然重たいんですが、とにかく超絶オススメです!!






…と熱く語ってるうちにカップ麺も仕上がったので、この絶壁の絶景を見ながら頂きます(笑

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風が強いと崖から落ちそうになるけど…この時は穏やかだったので大丈夫でした(笑

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いや~、特等席ですな~。ただのカップ麺でもこんな絶景で食べると贅沢ですね!






因みに足元をよく見ると…岩にハーケンが刺さってます。赤いのところにある部品。
早い話、ここにカラビナを引っ掛けて命綱なんかにするんですが、これがあるということは
この上臈岩をロープで下まで下りていくクレイジーな人がいるってことですね!(笑

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結構しっかりしてるのでここでご飯する際には命綱として使ってみるのも良いでしょう(^^;






さて、お腹も満たされたところで次の山が待っているので紅葉散策しながら下山します。
往路で地図上に記載の無かった分岐点まで戻ったら、今度は西側のルートで戻ります。

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シュートン沢という上臈岩の手前の沢へ下り、あとは大津谷川沿いの林道を歩くだけ(^^;
この大津谷林道の方は紅葉がちょうど見頃を迎える頃だと聞いてましたしね。






ってなワケで、またロープをよじ登って…森の中へと戻りまーす(^^;

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上臈岩を離れて少し行くと、上臈岩の南側に裏の上臈というポイントがあるので寄り道。

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ここからは宇連ダムを含めた鳳来湖の南部が一番良く見えるポイントじゃないですかね。
特に対岸に見える小高い山とそれを囲うようにしてある鳳来湖に既視感が…

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そう、これは紛れもなく…グランドキャニオンホースシューベンドじゃないですか!(笑

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ホースシューベンドはグランドキャニオンのエリアではありますが、最北部にあるので、
以前、嫁さんにグランドキャニオンをガイドしてあげた時もついでに行こうと思ったんですが、
何せグランドキャニオンのメインのスポットから200キロ以上離れてるので…止めたのね(爆





因みに一般的にグランドキャニオンって言えばイメージとしては多分こちらですよね(^^;

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もう何回も訪れてるのでもう行きたいとも思わないんですが、とてつもない迫力なので
一生に一度くらいは是非行っておきましょう、みんカラ民は金持ち多いから余裕よね(笑





そういや以前登った岐阜のグランドキャニオンと言われる遠見山も同じイメージでしたね。

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でも、改めて見ると…う~ん、思ってたほどグランドキャニオン感は無いかも…(大汗
因みにこちらは小学生でも山頂まで30分かからない山なのでオススメです。




あ、でも…断崖絶壁は免れませんが(^^;

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火曜サスペンス劇場が好きな人向きってことで…(違





あと、今年5月に訪れた三重と和歌山の県境にある木津呂地区もそうなんですよね(^^;
こちらは規模がデカいのでドローンでホースシューベンドな地形の撮影を試みたんですが…

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どうしても上手く撮れませんでした…けど、何となくわかりませんかね?この感じ…(^^;
この木津呂地区、なかなか秘境の中の秘境だし、不思議な光景が広がってて好きです。







さて、さらに進んでいくと今度は奥の上臈というポイントに出ました。裂石も少し見えてます。

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このあたりまで来るともう鳳来湖の方は見えなくなってきますね。

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こちらにも鎖場が少しだけありますが、よく見ると赤い矢印が右を差しているので…
このデカい岩は根本のところをトラバースしていけば問題なさそうです。

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往路でも通過した分かりづらい分岐を経て西の方へ下っていくとシュートン沢への分岐。
そこからは急勾配な下り坂を一気に下りていきます。道はまだわかりやすい方ですね(^^;

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途中から絶妙に歩きづらい鉄網の階段が出現しました…いや、これ滑りそうだけど!?

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そしてシュートン沢まで下りてきたら…聞いてた通り、当たり一面紅葉づくしでした(^^;

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ここからはほぼ平坦な木津谷林道をテクテクと歩いて愛知県民の森まで戻るだけです。

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明治百年記念広場のあたりから樹木の展示林が続きます。

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木材生産や各都道府県の樹木などを実際にここに植樹して展示させてるんですね~。

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それにしてもこの林道沿いはずっと紅葉が綺麗で、ここの紅葉を見物に訪れる人も
ちょいちょい見かけました。紅葉目的だけなら上臈岩とか行かなくて良いですもんね(笑






大芝生広場まで来るとゴールは近いです。ここにレストハウスがあるんですが…
自販機も稼働していないし、どうも廃墟になってるっぽいですね。よく知らないですが(汗

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ようやく最初にも見てた不動滝のところまで来ました。朝の方が綺麗だった気がするなぁ(^^;

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そして、モリトピアの施設が見えてきて…ようやく下山完了となりました!結構疲れました(汗
食事休憩や撮影などの休憩で約90分だったので、実質往復4時間くらいってところですね。

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活動記録で高度を確認すると急登の具合とかよくわかりますね…下山が地味に辛かった(涙

因みにこの愛知県民の森の入口にあるモリトピアという施設では温泉施設もあるんですよね。
10~15時までの営業で400円なんですが、次の山があるので今回はパスしました(^^;





車に戻りましたが…12月であろうとも汗ダクです。それもそのハズ…気温17℃なので(爆

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ちょうどこの頃、北陸では結構な雪だったんですよね。氷点下に近いくらいで…(汗
愛知県ではTシャツ1枚でいても汗ダクでクーラー稼働させちゃってるっていうのに…(爆






せっかくなので、モリトピアのすぐ南にある紅葉スポット、日本庭園を軽く散策します。

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めっちゃいい具合に紅葉してますね。朝ここを通った時も凄そうだとは思ってましたが…。

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銀杏とかはどうしても黃葉するのも落葉も早いんですが…

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午後の日差しが良い感じでもみじを照らしていたので頑張って狙ってみたんですが…

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うーん、全然うまく撮れませんでした…やっぱり光線とか光芒があって欲しいですよね(笑





いや、しかし…良いタイミングで来られて良かったです。まだ見頃は続きそうですけどね。

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ぼちぼち次の山へ向かわないと…16時半には完全に夜になっちゃいますしね(大汗

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というワケで、現在時刻は13時半!どれだけ遅くても16時までには下山完了していないと
森の中で暗闇の中を歩くことになってしまうので…次の場所までバキューンと移動します!



次に向かうのは前述もしていた鳳来湖の東側にある乳岩峡なのですが…

実はそちらにも有名なニャンコがあるんですよね。ということで、今回は完全に猫縛りです(笑




その頃…我が家のニャンコたちは寒くなってきたので2人仲良く団子になって寝てました(^^;

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最後に、愛知県民の森のイラスト案内図なんてのがあったので出しておきます(^^;

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5月前後にもなればシャクナゲも沢山咲き乱れるみたいだし、秋の紅葉は言わずもがな。
それまであまり気にしてませんでしたが、紅葉ウォーカーとかいろんな紅葉サイトを見てると
結構この愛知県民の森って、紅葉スポットとしてはかなり人気らしいので…是非(^^;

でも…こんな詳しい案内でも、上臈岩はルートも景勝地も一切記載が無いんですよね(大汗

やはり、あそこを登る人は全てにおいて自己責任っつーことですわなー(^^;
Posted at 2024/12/15 04:04:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | 登山 | 旅行/地域
2024年12月13日 イイね!

奥三河の上臈岩で猫と出会う。

奥三河の上臈岩で猫と出会う。








忘れないうちに先週訪れたばかりの奥三河紅葉ハイクの記録を少しまとめておきます(^^;
写真は一部を除いてiPhoneによる撮影です。

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前日は今ではすっかり全国的に有名になった地元の香嵐渓で紅葉散策していましたが、
狙ってた以上に紅葉が美しかったので、そのまま帰らず奥三河へ向かって車中泊することに。




今回訪れたスポットを地図で見るとこんな具合。愛知県の中ではかなり秘境ですよね(笑

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そして、この日の車中泊の地は、愛知県では唯一の?にごり湯で高級温泉街、湯谷温泉

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トイレもある無料の観光駐車場では朝目覚めたら紅葉が見事でした。天気も秋晴れです。




車中泊で就寝時は13~4℃くらいでしたが、起床時はだいぶ冷え込んでいたので
ここぞとばかりに電気ストーブを稼働。ものの数分で24℃近くまで暖かくなりました(笑

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やはり車中泊では電気ストーブが圧倒的に効率良いし、消費電力も少なくて最高ですね。
手が悴んでいても瞬時に暖められるし、ファンヒーターのように空気も汚れないですもんね。

因みに自分は熱すぎるのでいつも300wでしか使いません。あと、電気ストーブが良いのは、
雨や雪で濡れた衣類などを短時間で乾かせるし、車内に発生する結露も飛ばせる点ですね。




ここから本日の目的地となる山の玄関先となる愛知県民の森まではおよそ5キロ。
北の方角を眺めると綺麗な三角錐をした湯谷富士が朝日に照らされていました(^^;

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そして愛知県民の森までやって来ました。6~7時間は眠れたので調子はまずまず(^^;
香嵐渓は紅葉はほぼピークでしたが、奥三河でもこちらは結構暖かい南方ってこともあり
紅葉の進み具合は8~9割って感じで、まだ1週間以上紅葉が楽しめそうな雰囲気です。

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本日の予定はこんな感じ。午前中は県民の森から鳳来湖の西側にある上臈岩へ目指し、
早めのお昼ご飯を済ませたら別ルートで下山して、午後からは今度は鳳来湖の東側にある
乳岩峡の方へ向かうという、超久々な山歩きにも関わらずWヘッダーです(汗

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これまでワリとメジャーな山ばかり訪れてましたが、こちらは愛知県民には知られてますが
県外の人にはあまり知られてない知る人ぞ知るスポットなので、ある意味難易度高め(汗

どメジャーな山と違ってそこまでガッツリ整備されていたりってワケでもなさそうですしね。





というわけで、序盤はひたすら平坦な林道を森の奥に向かって歩いていきます。

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既にこの周辺の紅葉が見事ですね…これは凄い。





しばらく進むと足元に不動滝。そしての滝壺はエメラルドグリーンに輝く大津谷川

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キャンプ場を越えて、今回はあまり人気のない不動沢ルートをチョイス。
上臈岩へ向かうルートは他に中尾根ルートシュートン沢ルートシャクナゲルート等あり
もうそれだけでも迷子になりそうなほど数多くの山道が開拓されてる山域です(^^;

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不動沢ルートは序盤が平坦なので運動不足な自分にとって準備運動には最適です。
他の中尾根ルートとシャクナゲルートは逆に序盤に急登が待ってます(汗





しばらく進むと風穴が見えてきました。大昔火山だったことがわかる痕跡の1つでしょうか。

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そもそも現在の気温が約5~6℃と低いので、風穴の冷気はあまり感じませんでした(^^;

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さらに進むと今度は右手におしどり池が見えてきました。うっすらリフレクションしてます。
まだ紅葉がそこまで進んでないですが、12月中旬頃にはもっと綺麗になってるかも…。

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さらに進んでいくと登山してるな、って感じの山道になりました(笑

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そしてほぼGPSだけを頼りにひたすら登っていったらジャングルのような樹林帯に…(汗
晩秋の時期にこれだと真夏は生い茂ってて全く先がわかんなさそうです(爆

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因みにここまでで既に数か所分岐点があり、さらにこの手前は土砂崩れで迂回路…(汗





そしてちょっとした急登を終えると開けた場所へ出ました。東尾根展望所のようです。
とりあえずここで小休憩出来そうですね。そよ風が心地よい感じです。

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登ってきたところを振り返ると…愛知県民の森の周辺で見えていた紅葉が見えてますね。

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そして西の方角は完全に開けていて紅葉の始まっている宇連山がよく見えてます。
あそこの山頂だと…今日みたいに天気が良ければ富士山が見えるんですけどねぇ(^^;

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登ってきた南の方角をiPhoneの広角で。展望所は岩峰でスペースは狭いです(^^;

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展望所を後にして北上。この時、途中で立ち寄ろうとした巨岩スポットを1つ飛ばしました(汗
百畳岩という登山道に記載のない岩峰があったんですが…こちらはまた次回ですかね~。




で、国土地理院の地図上でも一切記載されていない分岐点らしき場所までやって来ました。
何故判るかと言うと、左に大きく山道が折れていたから…というだけです(大汗

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地図上では現在赤いのあたりにいますが、上臈岩までの道は記載されてません。
先述の百畳岩も破線が記載されてないし、看板や目印も無いので見過ごしてしまいました。

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ただ、地理院の地図だと左に折れてるし、その先の山道はワリとしっかりしてそうなので、
上臈岩へはこの反対へ進めば良いのだな、というのはド方向音痴な自分でも解ります(^^;




しかし、この山域はほぼ樹林帯で、あまり景色が変わらなかったりするので迷いやすい上に
そこらじゅうに分岐点があるんですが、見ての通り…これで道なのか!?といった感じで
GPSなどでマメに確認をしておかないと結構ヤバめな遭難事例が発生しそうな山です(汗

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入山云々の警告看板も良いけど…せめて分岐点の看板は立てて欲しいところです(汗




というワケで、それらしきところを奥に進んでいくと、再び開けた場所へ出てきました。
地図上にもアプリ上にも当然記載は無いんですが、第一展望所とあります(^^;

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右手に開けてますが、奥に見えてるのは鳳来湖宇連ダムっぽいですね。





しばらく森の中を進んでいくと今度は左手が開けている第二展望所に出ました。

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こちらは鳳来湖の北部になりますね。この写真には収まってませんが、もう少し前に出れば
左前方に平山明神山、右前方には三ツ瀬明神山が見えてます。鳳来系の明神2座ですね。





少し場所を変えると三ツ瀬明神山が正面奥に見えます。鳳来湖の左手奥の方には
鳳来湖キャンプ場がチラっと見えてますね。しかし、鳳来湖は複雑な地形をしてますね(汗

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三ツ瀬明神山をズームしてみました。カラフルな鉄塔が見えてるのは実は第二峰で、
山頂は右奥に見えているピークなんですが、パッと見だと低く見えちゃいますよね(汗

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こちらもところどころ山肌が紅葉していたのでもう少し経てばもっと綺麗かもしれませんね。





そしてさらに鳳来湖の方へ向かって森の中を進んでいくと、馬の背ポイントに出ました。
いわゆるナイフリッジと呼ばれる切れ立った細い岩稜なんですが…特に怖くはないです(^^;

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この上臈岩周辺は地図上に山道の記載が無いせいか、こんな地図が設置されてましたが…
もはや細かすぎて逆によくわかりませんでした、ごめんなさい(爆

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ただ、現在地が記されてるので、あとは等高線を頼りに何となーくルートファインディング。





本当は先に外の上臈の方へ寄りたかったんですが、不明瞭で自信がなかったのでパス(汗
まずは中の上臈の方へとやって来ました。YAMAPでは右回りでモデルコースを出してたので
今回は中の上臈を経て上臈岩としましたが、現地マップだと反時計周りで案内されてました。
まぁどの道、迷子になりそうだったので全てのスポットは巡れなかったと思いますが(笑

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中の上臈と表示板は出てますが、断崖絶壁の本当の岩場はこの先を進みます…(怖





中の上臈の先端付近まで来ると、北の方角にペンギン岩らしき奇岩が見えてます。

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うーん、これは見る角度とかちょっと違うとペンギンには見えませんね(大汗





そして反対の、南の方角を見ると…今回の目的地でもある上臈岩が見えてます!

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ここから絶壁沿いの樹林帯を進んで1つ谷間を越えた後、鎖場を下りると上臈岩です。





違う角度からもパシャリ。手前が間の上臈、奥が上臈岩。見事な断崖絶壁ですね!

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後で向かうその先がどんなだか、ちょっとズームしてみましょう。

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赤いのところに鎖場があってロープも見えてます。ここを降りると矢印の場所が崖っぷち。

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誰か他に登山者がいるとスケール感がわかりやすそうですが…誰もいませんでした(涙
そして本日の昼食はあの断崖絶壁で涼みながら、と決めてました…高所恐怖症ですが(^^;




上臈岩もタマヒュンスポットで有名ですが、今いる中の上臈もまぁまぁタマヒュンスポット(笑
クライマーが残置していったハーケンにザイルがあったので崖っぷちまで来てみましたが、
ずっと脳裏に火曜サスペンス劇場のサントラが流れてました。いや、流すべきだったのか(^^;

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因みになかなかの強風だったので転落する前に安全な場所まで戻りました(^^;






そして、今回の最初のハイライト…それが、こちら!!ニャンコ…ニャン湖です!
眼下に見える鳳来湖の湖岸のカタチをよく見ると…にゃんこに見えてきませんか?(^^;

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というワケで、愛知県民でも知る人ぞ知るという、鳳来湖のニャン湖…でした(^^;

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因みにこれ、春とか湖水の水位が下がって湖岸の岩肌が見える方がより輪郭が出て
猫のシルエットがよく見えるんだそうです。なるほど…って、さすがに夏は来たくないけど(汗





あと、対岸にも顔が浮かび上がってるとか言われてるスパっとスライスされた巨岩が…。

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これも時期によってはそう見える感じなんでしょうかね?こじつけすぎる気もするけれど(爆

とは言え、古代の人たちはこうした景色や星空の全てを何かしらになぞらえたりイメージして
名付けたりしていたワケですもんね。山の名前もルーツを探るとなかなか面白いものです(^^;




しばしこの絶壁の周辺で休んで眺めていたんですが…上臈岩は誰も現れなさそう(涙

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風も収まったし、場所も広いのでここでご飯にするかな?とも思ったんですが…
誰もいないなら上臈岩の方がいいな、と思って先に進むことにしました(^^;

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中の上臈は崖の手前にも風よけになる岩場とかあったりして休憩には最高でしたけどね。





一旦中の上臈の入口にある分岐点まで戻ってから今度は左手の方へ進みます…が、
マジでGPSと現地にある詳細看板などがなければ迷いそうな雰囲気です(汗

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今回、ほとんど見かけることのなかった遭難防止にもなっているピンクリボンなんですが、
ここへ来てようやくちゃんとありました!と言うても、写真のような感じでヨレヨレでしたが(汗

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いわゆる登山道とかって感じではないので、どこを歩くかは…まぁほぼテキトーです(笑
ただ、ピンクリボンと上臈谷の看板があったので、そこを歩けばきっと間違いありません。

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しかし、あの中の上臈から見えてた森の中に…まさかこんな谷があるとは驚きです。





迷いそうな場所にはこうして詳細看板が設置されているので、親切でありがたいんですが…
いかんせん、老眼鏡が無いと全く読めないくらいちっこい看板だし、線もいっぱいなもんだから
結局現在どこにいるか、ということくらいしかあまり把握出来ませんでした(涙

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これって、今みたいに晩秋で木々が枯れてるからかえってわかりにくいのかもしれません。
山道ってホント、季節によってビックリするくらい景色だけでなく道そのものも変わりますしね。






そして上臈谷を再び登って、道と言われなきゃ絶対に歩こうと思わない茂みの中を進んで…

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おぉ~、急に断崖絶壁に出ましたね。ボサ~っと歩いてたらそのままズドン!と落ちるやつ(爆

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ということは…この崖っぷちを東へ進んで行けば上臈岩ですね!やるやん!(笑





そして…中の上臈から微かに見えてた鎖場が、今まさに立ってるこの場所っぽいですね!
両側も絶妙に切れ落ちてるので、下ってる途中で滑ったらゲームオーバーになりますね(汗

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アスレチック要素があることは良いことです、高い所は苦手なんですが。いや、マジで(大汗
なんだろうな…自分は運転下手だけど真っ直ぐな道は退屈になるから嫌い、っていう感じ??





ということで、鎖場&ロープのところを下ると上臈岩の看板が見えてきました!ゴールイン!?

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しかし、中の上臈と同じで…本当の目的地はこの先の断崖絶壁なのよね(^^;





>いやーーー!!怖っ!!でも、調べたら…高さ200mも無いらしいので、ちょっと安心(笑

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10年前までは脚立に上がるのも自宅のベランダに出るのも怖くて到底無理だったんですが…
人間、慣れとは恐ろしいものです。もはや200mくらいなら平気になりつつありますしね(嘘

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因みに…過去一怖いかも?と思えたのはみんな大好き戸隠山蟻の塔渡りでしたが…
そういや今年の春にその記録が更新されたんですよね、全然ブログに投稿出来てないけど(汗




命綱もしないし、パーティ組まないし、滑ったら即死ゲーなんで、それなりに気合入れてるから
どうにかなってるだけだと思いますけどね、絶景すぎてドーパミン出まくってるだろうし(^^;

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でも自宅に帰ってくると…やっぱり脚立は怖いから車の屋根洗いたくないって思う人だし(爆





そんなところで、次回はいよいよ断崖絶壁ランチタイムです…なんだそりゃ(笑
Posted at 2024/12/14 02:26:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 登山 | 旅行/地域
2024年07月23日 イイね!

ニッコウキスゲと富士山が絶景の山へ。

ニッコウキスゲと富士山が絶景の山へ。







前回の霧ヶ峰に続いて、今回もニッコウキスゲと富士山を愛でるプチ旅です(^^;
明け方から自宅を出て午前中に霧ヶ峰のキスゲを十分に堪能し終えてしまったので
いつもの日本料理店でランチをした後、以前から友人にオススメされていた山へ行くことに。


というワケで、7月8日(月)の午後からはこんな具合の旅程となりました。

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諏訪市街のお店を出た後、平沢峠へ向かいます。そういや最近あまり訪れてませんでした(汗






そして1時間弱で到着。平沢峠は八ヶ岳連峰のほぼ東に位置する野辺山高原にあります。

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野辺山と言えば、鉄道駅の中で日本一高い場所にあるJR野辺山駅でも有名ですよね。
野辺山駅の標高は1346mです。そしてこの平沢峠はさらに100m高い場所にあります。


また近くには国立天文台もあり、そうした施設があるところは大抵夜空もキレイだったりします。
実際、そこそこ街明かりがあるにも関わらず信じられないくらいキレイな夜空が堪能出来ます。

そしてこの平沢峠ですが、この日は雲が多くて全貌を見ることが出来ませんでしたが、
目の前にドォーン!と八ヶ岳連峰が何1つ遮るものがない状態で眺めることが出来るので
清里方面へ観光に訪れることがあれば、是非立ち寄りましょう…周辺には何もありませんが(汗




さて、ここからプチ登山に出かけます。お馴染みのYAMAPで登山ルートを確認すると…
今回登ろうとしている飯盛山までの登りはCT(標準コースタイム)で69分となっています。

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一番高い平沢山でも1653mなので、たった200mしか登らないので非常にラクです(笑
3つの山に登って散策して撮影して下山するのであれば、2~3時間も見れば十分でしょう。


というワケで、時刻は既に15時半を回っていましたが…レッツ、クライムオン!


天気予報では降水確率は30%未満でしたが、空模様は晴れ間はあるものの雲は多めです。
なので遠望は期待出来ないんですが、おかげで本来なら暑くて耐え難いこんな午後でも
特に汗ダクにならずに山登り出来るという…今回の一番の目当てはニッコウキスゲですしね(^^;

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謎の巨大モウモウが設置してあるのが気になりましたが…構わずレッツゴー。





駐車場の脇に野鹿防止策があるのでここから先に「しし岩」に少し立ち寄っていきます。

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そこらじゅうゴツゴツした岩があるのでどれが「しし岩」なのかよくわかりませんでしたが(爆
あちこちウロウロして見ていたら…あの赤い◯のところがどことなく獅子っぽい気が…?

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再び駐車場に戻ってきて、こちらの登山口から入っていきます。看板もしっかりしてますね。

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登山口から登り始めてすぐに後ろを振り返ったら…めっちゃライオンさんがいました(笑

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やっぱアレだったかぁ…確かにこの角度から見たら云われなくても獅子に見えますもんね(笑






…と、しし岩にガッテンしたところで先へ進みます(^^;

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雨上がりとか早朝だと下半身べちゃべちゃになるパターンの登山道ですね(^^;






北アルプスも南アルプスも登山道がこんなだったらラクチンなのになぁ…(汗

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登山道は藪のせいで狭いんですが、めっちゃ整備されまくっております(^^;

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普段山に登っていてもこんなに沢山親切な看板なんて無いもんだから新鮮です(笑

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真っ直ぐ進むと平沢山で、右へ進むと飯盛山。平沢山は帰りに登るので右へ進みます。






すると、登り始めて25分…目の前が開けて富士山が見えました!お、まだ晴れてるじゃん!

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そして正面にはおにぎり形の山も見えてきました。アレが…飯盛山になるのかな?







本来だと右手には南アルプスがドォーン!って見えるんですが…雲が多いし逆光で…(汗

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パッと見では甲斐駒ヶ岳鳳凰三山はハッキリ見えてますけどね。北岳は無理だなぁ…。






3つの山へそれぞれ向かう分岐点に来ました。ここにも一部、野鹿防止柵がありますね。

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こんなハイキングマップまでありました。あ、ここだと「めしもりやま」と読むんですね~。

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飯盛山って、恐らく数えたら全国に30座くらいは絶対にあると思うんですよね(爆
よくある駒ヶ岳なんかも…どことなく馬のカタチが見えるとかって理由で名付けてますもんね。
で、飯盛山も読んで字の如く「メシを盛ったカタチに似てる」ってことでそうなったようです(笑






そして、そんなどんぶり飯のてっぺんに到着です。目の前には富士山がドォーン!!

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こりゃ素晴らしい!だから人気なんですねぇ…超納得です(^^;







ここで、富士山をズームしてみましょう。そしていつものように超絶詳しく山座同定も(^^;

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飯盛山から富士山までの距離は66キロ。その途中、手前に鬼ヶ岳王岳などが見えますが、
これが富士山を囲む外輪山で、鍵掛峠を越えるとすぐに富士五湖の1つ、西湖があります。





飯盛山を中心とした地図を見てみると地理関係がよくわかりますね(^^;

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南方の富士山以外に、反対の北の方角には浅間山四阿山、雲が無ければ西の方角には
南アルプスは勿論のこと、その奥に中央アルプス木曽駒ヶ岳御嶽山までも見えます。
さらに天気が良ければ100キロ以上離れた新潟県の妙高山苗場山あたりも見えそう(爆


まさに360度パノラマ展望の山、っていうのがわかりますよね。




そして、残された東の方角は手前に標高のある奥秩父山塊があるので遠方は見えませんが
その奥秩父の主脈が間近に見られてこれもまた素晴らしいです。そしてこちらも山座同定を(^^;

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左手にはここから11キロ先に瑞牆山、右手には14キロ先の金峰山などが見えています。
因みにどちらも日本百名山であり、この山域も数年前に何度か登っているので懐かしいです。

この山域は花崗岩の独特な山容が面白いんですよね。そして…これだけ岩だらけなので、
言わずもがな…ロッククライミングの聖地にもなっていたりします。




金峰山は山頂のすぐ近くにある五丈岩は肉眼でも凸の部分がチラっと見えてるんですが…
実際には高さ20m近くにもなる花崗岩の1枚岩なんですよね。間近で見るとこんな感じです。

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そういや少し前に金櫻神社の御神体であることから五丈岩への登攀は禁止になりました(^^;





そして瑞牆山もまた山頂のすぐ手前に細長い大ヤスリ岩というのがハッキリ見えてますが、
これまた実際に間近で見るととてつもなくデカいのでビックリです。高さ約100mですしね(爆

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それを山頂の断崖絶壁から眺めるとまた迫力があります。落ちたら木っ端微塵ですが(大汗





瑞牆山の山頂からは、天気が良ければこれまた超絶素晴らしい展望が出来ます(^^;
飯盛山からこれだけハッキリ見えるワケですから…反対に瑞牆山から飯盛山もよく見えます。

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勿論、これだけ開けた岩山のてっぺんなので…瑞牆山から富士山もハッキリと見えます(^^;
この瑞牆山も見た目が見た目なのでものすごく険しそうですが…比較的初心者向きなので
山頂の断崖絶壁は怖くないと言えばウソになりますが、それ以外は特に危険箇所も無いし、
よっぽどのんびり登っても3時間もあれば登頂出来るので、絶景にオススメな山の1つです。





…閑話休題(^^;





西の方角…南アルプスは青空も結構見えてたんですが、やはり雲が多すぎましたねぇ(^^;
ただ、夕暮れが近づいてきて雲間から天使の梯子が現れていてキレイでした。

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すっかり飯盛山の山頂で寛ぎまくってしまったので…本命の?大盛山に向かいます。





飯盛山から見ると、こんな感じです。大盛りっていうか…普通盛りじゃね?(笑

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そうそう、今回の山登りの本題はニッコウキスゲだったんですよね…忘れるところだった(爆






そしてもう1つのピーク、最後に登る平沢山は直線距離にして約700m北に見えてます。

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大盛山の向こうには先述した54キロ先の浅間山と、その左手に70キロ先の四阿山

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勿論、どちらの山も少し前に登頂してます、見るとフラっと登りたくなっちゃうんで(^^;






大盛山に向かってたらカラスがついてきました…エサでも欲しかったのかしらん(爆

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大盛山へ近づくと…霧ヶ峰に負けないくらい咲き乱れてるニッコウキスゲが…(笑

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相変わらず風も強いし、山の斜面にしか咲いてないのでなかなか上手に撮れません…(涙

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ただ、めっちゃくちゃ咲いてることだけはきっと伝わるんじゃないか、と…(笑






そして大盛山の山頂に到着。実はこちらの方が飯盛山より10m標高が高いんですね(汗

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…だから大盛なんでしょうかね?(汗







こちらの山頂へ登ってくると、ちょうどこの真北となる野辺山高原~天文台も見えますね。

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そして浅間山をズーム。よく見ると雲ではなく噴煙が上がってるのが確認出来ますね。

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因みに浅間山は写真の右手で、左手の△は外輪山になる黒斑山、中央の△は剣ヶ峰です。







何とか個体でも撮ろうとしますが…風が強すぎてまともに撮れませんでした(涙

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何としても富士山とニッコウキスゲを一緒に撮りたいヤツ(笑






なんだかこうやって撮るとニッコウキスゲ感があまり無いんですよねぇ…咲きすぎて(汗

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で、結局…富士山と撮るよりも、先に登った飯盛山をバックに撮るのが一番かな?って(汗

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なんかもう気づいたら夕暮れ時になってきちゃいましたよ…西日が…(^^;







往生際が悪いので、それでも富士山をちょっと入れて撮ってみちゃう(笑

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それにしても飯盛山って人口の山みたいにキレイな三角錐ですよね…
で、立派なアプローチ(階段)まで設けてあるので、造成された山のようにしか見えない(爆






そしてもう一度、奥秩父山塊の瑞牆山と金峰山。さっきよりも視界がクリアになったっぽい。

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というワケで、ぼちぼち大盛山から最後の、3つ目のピーク…平沢山へ向かいます。

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ニッコウキスゲ群生地帯から外へ出るのでこちらの野鹿防止策を通ります…。

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そしてアッという間に平沢山の山頂。標高1653mってことは…3座の中で一番高いのか。

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だからでしょうか、こちらの山頂に三角点が設置されておりました。

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この三角点というか基準点も、いつも見てる国土地理院の地図で閲覧出来るんですよね。
確かに…飯盛山には設置されてないことがわかりますが…八岳屋って何だろうか…(悩

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そういや最近、近所の公園に三角点があることに気づいて…ちょっと嬉しかったです(^^;






平沢山から南の方角…左手に大盛山、中央やや右手に飯盛山、そして右端に富士山。

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飯盛山と富士山をちょいズーム。富士山は相変わらず変な笠雲が消えませんね(^^;

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さて、さすがにこれ以上遅くなるとマズいので…下山しますかね(^^;







平沢山からは北西の方角も開けてましたが…うーん、特にめぼしい山も見えなかったな(汗

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ここを下っていくと、登りの際に見た分岐点に出ますね。

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登山道の脇にはヤマアジサイがまだ頑張って咲いてました(^^

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麓の方に初っ端に見てたしし岩が見えてきました。アッちゅー間ですね(^^;

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平沢峠の駐車場が見えてきました、ワリとのんびり歩いても20分足らずで下山です(笑

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デリカミニが1台だけポッツーーーンって(笑







さて、下山をしたら国道141号線をひたすら南下すること約1時間…韮崎旭温泉へ到着。

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時間はちょうど19時を回ったところでした…ギリギリ間に合ったかな?





ぶっちゃけ、当初は甲斐市にある山口温泉玉川温泉に入るつもりでいたんですが…
月曜定休なのをすっかり忘れてまして…急遽、こちらの旭の湯に変更しました。
勿論、ここも全然嫌いじゃないんですが…営業時間が短かすぎるんですよねぇ(汗

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夜は20時完全閉館なので、19時半くらいまでしか入ってられないんです…まだ明るいし(爆
泉質は炭酸泉でわずかなにごり湯。温度は40~41℃で源泉掛け流しで好きなんですけどね。





屋内は撮影出来ないので公式サイトからの写真となりますが…お風呂はこんな感じです。

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これ1つしか無いんですが、20人以上は余裕で入れる広さだし、洗い場も広くて良いです。
そして一番の売りは加水も加温も循環も全て無しの完全なる掛け流しってところでしょう。
入湯料は以前値上げされたので600円ですが、それほど高くはないですよね。






そして閉館ギリギリまで入浴した後、今度は中央市にあるふじみ食堂でモツ煮定食を(^^;

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こちらもまた完全に住宅街の中だし、店構えはなく全くフツーの住宅なので初めての人だと
絶対にお店ってわかんないと思うんですが…いつも地元民?で賑わってますね(^^;


実は次に山梨へ訪れたら一部のディープなファンで人気のゴリ食堂へ行こうと思ったんですが
どう考えてもそんなに食べられる状態ではないと思ったのでまたしても行きそびれました(爆

ゴリ食堂…腹が減って死にそうな状態じゃないと絶対完食出来ないボリュームなんですよね(涙
回転寿司に行って7皿で満腹になるようでは一生無理かも…30皿くらい食べる人でないと(汗







そして、食後は山梨県内でも特に安いと言われる甲府南のGSで給油を済ませたら…
本日の車中泊スポットへと向かいます。何年か前まで存在した…旧上九一色村役場近くへ(汗


山梨県で車中泊する場合…特に夏場だと甲府盆地だけは避けねばなりません…暑すぎて(爆
とは言え、日中35℃近くあるような猛暑日の夜に窓を締め切っても暑くない場所なんてある?
って思っちゃいますが…あるんですよねぇ、それが(^^;

そして、今夏から導入した水冷マットも積極的に使っていきたいので今回も勿論使います。

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冷凍冷蔵庫があるので、そこでキンキンに冷やしておいた水冷マット用の水を追加注入すると
劇的にマットがひんやりして気持ち良いです。正直、ここまで使えるシロモノだと思って無くて(汗


気化熱を利用して温くなった水を冷やして循環させる仕組みですが、それだと多少冷やせても
代わりに湿度は上昇してしまうので、室温が変わらなくても絶対に寝苦しくなるだけやん!って
ずっと思ってたんですよね。なのでいわゆる空冷ファンも今まで全く導入しようと思っておらず。


しかし、実際のところ別にそれでジメジメすることもなくて。


だいたい自分の場合、1日中冷凍冷蔵庫が稼働していて、その排熱は車外に放出してないんで
冷蔵庫の中はキンキンでもその排熱で車内が確実に気温が上がるリスクがあるんですが…
これが、思っていたよりも大したことがなくて…排熱とか動作音で気になって起きたことないし(爆


なので、やっぱり根本的に車中泊をする場所を最優先して決める事が大事だなぁ、と。
車中泊でワリと多いのが高速道路のSAやPAだったりするんですけど…一番アウトですよね(汗


圧倒的に騒がしいし、煩いし、明るいし、何より地熱も高いし、そもそも平野部だと異常に暑い。
そんな場所で快適に車中泊なんて出来るワケがないですもんね。やっぱり山や海ですよ(笑


自分が車中泊するような場所って、大抵は静かであまり人気の無い場所が多いんですが、
標高の高いところか、低いなら海辺とか川岸とかを選ぶんですよね。
それだけでも気温が3~4℃は違ってくるので、扇風機使うか否かくらいの差にはなりますしね。
あと、それだけ過疎ってる場所だと、もはやシェードとかしなくても大丈夫じゃね?って(爆

そういう場所であれば窓を開けて眠れますしね、勿論網戸はセットしないとマズいと思いますが。



こういう時期に車中泊する場合は車中泊がしたい場所を優先するのではなく、
快適に過ごせる場所を優先した方が夏場の寝苦しさからは開放されると思います。
冬の寒さであれば暖房の手段がいくらでもあるのでどうでもいいんですけどね、
夏はもうエンジンを消したら命に関わる可能性だってありますからね…絶対消しますけどね(^^;



まださらに猛暑の日とかまだまだ検証も増やしていかないと何とも言えないんですが…
とりあえず今のところはこんな環境でも安眠は出来てるのでこのまま継続しようと思います(^^;





…というワケで、ニッコウキスゲも絶景も十分に堪能出来たところでおしまいです~。




次回は…曇天でも楽しめる富士山を愛でる旅の備忘録をアップしようと思います(^^;
Posted at 2024/07/23 05:17:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 登山 | 旅行/地域
2024年07月14日 イイね!

富士山へ登頂するということ。

富士山へ登頂するということ。









7月1日、富士山が山梨県側から山開きとなり、10日には静岡県側も山開きとなりました。
で、今年から弾丸登山の対策として事前予約制が導入され、通行料も新たに設定されました。

そして、ニュースでは「弾丸登山者が減ったようで成果がありましたね!」とやってるんですが、
この2週間で6人以上の遺体が富士山から運ばれてます。静岡県側の山開きに至っては
開山したその日にも死者が出る始末。そして翌日にも死者が相次ぎ、連日遭難者続出です(爆



まぁ…当たり前のように最初っからわかってた事態ですよねー、寧ろ思ったより少ないくらい(汗

この時期はたいていまだ梅雨明け前だし、開山直後は夏休み直前で世間は3連休だったり。
そうなると、夏休みで混雑する前に登りたい人と3連休もらってレジャーに余裕がある人も訪れ、
さらにはキリ番感覚で開山直後に登頂したい人なんかもあるので、結局のところ大混雑になります。


もうアホみたいに何度も述べてますが…
軽装だったり弾丸なのが事故原因ではない、っていうのを早くも証明しちゃってるワケですよね。


その人の体力や運動性能、スキル、登山経験、準備、そういったものを総合的に鑑みた上で
挑まないと、富士山っておもいっきり観光の山になってますが、状況次第でいくらでも化けます。


気象条件がバッチリであれば、比較的経験値やスキルが乏しくても若い人であれば勢いだけで
案外サクっと登れてしまうこともあるし、悪天候下ではプロの登山家でも遭難し得るという事です。




で、特に左右される「天気」なんですが、富士登山の半数以上が実は天気を気にしてないとか(爆
ほんと、出かける前にちょろっとYahoo!で見るくらいだけだったり、ってのが実情らしいです、吃驚。

今の時代、いくらでも天気予報なんて調べられます。富士山はどこでも電波届きますしね。
普段アホみたいにスマホいじってるんだったらついでに確認すれば良いだけの話ですけどねぇ(汗

ただ、それでも多くの人が富士山の天気ではなく、富士山のある「富士吉田市」とか「富士宮市」の
天気を見て、「お?晴れてるから大丈夫そうだ!」って認識するそうで…それもまた吃驚。
ネットでも山専用の天気予報サイトはいくらでもあります。例えば「てんきとくらす」も有名です。

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登山指数から現地の気温や風速まで予報されてます。さすがに見ればわかると思うんですが…。
初心者であれば、もうA判定以外じゃまともな登山は出来ないと思って間違いないです。
これ、2日前の時点での予報ですが、今現在確認しても、向こう1週間ほどC判定になってます(爆



あと、天気図ですね。自分は山登りを始めるまで台風の時くらいしか見てなかったんですが(^^;

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例えば今日の朝9時の予想では北から高気圧が南下してきて梅雨前線も若干南下してます。

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自分だったらこの天気図を見ただけで、もう登山予定にしていたら中止にしちゃいます(^^;


さらに自分はノルウェー気候環境省気象研究所が出してる予報を結構気にしてます。

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かなり細かい予報がされてますよね。そしていつもそこそこ当たるので参考にしています。(笑


稀に麓が天気悪くて山頂は快晴っていうケースもありますが、この時期はまずそれは無いです。
なので、そもそも麓の天気がどんよりしていたらほぼ希望はないです。特に梅雨明け前の場合。
自分もそうですが、多くの人がそんな簡単に休暇を取得出来ないし、明日天気が晴れそうだからと
急に仕事を休んで出かけられるワケもないので、何週間か前から日程を組むのが一般的ですよね。


なので、確実に梅雨にかかりそうな今の時期は確実に登りたい、他に休日が取れないって人は
避けたほうが良いです。正直、夏休みが始まったところで登山者数は大して変わりませんしね(笑

この他にお盆休みと近年制定された「山の日」は避けます。また出来れば土曜日も。
それだけでも随分快適な登山が約束されると思います。世間一般の動きって単純明快です(笑




次に、どこから登るか?問題。


富士山は主に4つのルートがありますが、一般的な人であれば山梨県側が一番オススメです。
約20万人以上訪れる登山者のうち、3分の2近くがこの富士吉田ルートを利用して登っています。

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標準的な時間だと3776mの山頂まで無休憩で約7時間。火口までは約6時間となってます。
初心者向きと云われているのは比較的ゆるい斜面で一番整備されていて小屋が多いからです。
転倒しにくい、ケガしても救助されやすい、という面で初心者向きとなっています。
さらに登りと下りで別ルートが用意されているのも交差する危険が無いというのが大きいです。



もう1つオススメなのが、静岡県側の富士宮ルートですね。こちらは距離としては最短です。
と聞くと、なんだかラクそうですが…全く逆です。急斜面で凸凹が険しいので中・上級者向きです。
さらに小屋が山梨県側の半分も無いので何かあった場合に救助されにくくなる点が挙げられます。
実際、数日前もこのルート上で遺体が発見されてます。時間としては約5時間となってます。

5時間と聞くと、短いからラクだと思われるんですが、それがまた大間違いの元で…
それだけ短い時間で高度順応出来るのか?って話です。高山病のリスクは圧倒的に高いです。

なので、最低7時間とされてる富士吉田の方がゆるい登りをある程度時間をかけて登るので
そういった意味も含めて初心者向き、と云われてます。この辺が既に観光目当てだけの人には
全く理解できないことだと思います。普段から登山してる人には常識中の常識なんですけどね。

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これらの定められた標準時間というのは体力減衰や休憩等は一切加味されておらず、
あくまで一定速度で進んだ上の時間なので、体力が無い人や急斜面で悪戦苦闘する人だと
当然、この時間では無理なので、いくらか時間に余裕を持たせないといけません。


ただ、これが初心者や観光者だと到底想像も出来ないので、行き当たりバッタリだったり、
何となく登りたくて立ち寄ってみた…なんていう登山はあからさまな無謀ってことになります。




自分の場合、最近は大抵コースが決まっていて、こちらのような山行になってます。

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富士宮5合目から出発して山頂へ着いたら火口を1周(お鉢めぐり)をして、御殿場ルートで下山。
途中、宝永山に立ち寄り富士宮ルートへトラバースして再び5合目に戻るという周回コースです。

そこそこハードではありますが、弾丸登山するには十分余裕があるので慣れたものです(^^;
単純往復と違うので登りと下りで景色も違うので精神的にも退屈しませんしね。





次に、自分の登山スタイルでは、如何に不要なモノを置いていくか?ってことを考えてます(笑
勿論、その時に登る山、登る時間、日程、体調、天気、時期によっても調整はしますけどね。



逆に、ここでは巷ではあまり云われていないモノを挙げてみます。


1つは、こちら。

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これを服用せずに山に登ることはまず無いですね、1~2時間の山なら別に不要ですけどね。
いわゆる「こむら返り」予防などに処方される漢方ですが、芍薬甘草湯は漢方の中でも特殊で、
服用後の効果がとにかく早い。歩いていて足が痙攣したりする多くの原因は脱水だったりします。
脱水症状になると、痙攣しやすくなるので、それを防止するのに非常に役立ちます。

大抵どこの医者でも、山に行くから頂戴!と言えば処方してもらえる漢方薬です。




次に…化繊衣類ですね。よくフツーのTシャツ姿でいる人が見かけますが…綿は命に関わるので
普段着てるようなコットンのシャツは厳禁ですね。確実に低体温症を招きますからね。

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自分の場合は超速乾性のウェアを着ます。最近だと氷点下以外ならコレ1枚だけ、です(笑
もう他は何も着ません。でも多分自分は監視員とかからそれで止められることはまず無いです。
何故なら、見る人が見れば高性能な衣類だとわかるからです(^^;

で、冬は半袖の場合が多いんですが、春夏秋は逆に長袖を着ていくことが増えました。
単純に日焼けがヒドいし、樹林帯とかだと腕に枝が引っかかってキズまみれになりますからね(汗

低体温症の一番の原因は「汗冷え」や「雨濡れ」です。汗をかいたり濡れても速乾性が高ければ
放射熱を防げますからね。ジジババがよく命を奪われるのは、とりあえず厚着しちゃうからです。
寒いからと厚着して運動して汗がこもっていつまでも引かず体温が奪われ…本末転倒ですね(汗




あと、富士山では特に欠かせないのが…ゲイターです。

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よく登山ではハイカットのゴツい登山靴を推奨されますが、自分は登山靴はもうほぼ履きません(汗
あんな重たい靴を履いてたら足を上げるのもしんどいし、足先に重量があるとうまく足を上げられず
足元の岩とかに引っ掛けてかえって転倒しがちなんですよね。なので今はローカットのみです(笑

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ただ、こんなローカットのペラい靴だと、小石とか砂が入りまくって困るので、ゲイターを使います。

写真の通り、足底部に引っ掛けてズボンと靴との隙間をガードするので、よっぽど入らないです。
さらに、草むらを歩く際に雨露とかでビショビショになることもなくなるのでほぼ常備しています。


以上の3点は富士山に限らずマストにしてますね。



他に、ズボンはどれだけ暑い中であろうと基本的には登山用のやや厚手のものを履いてます。
それは…人間って一番大きな筋肉がついてるのが大腿部なんですよね。
そして、この筋肉を著しく冷やすのは登山する上で非常によろしくありません。
なので、上半身は半袖になっても下は半ズボンになることは絶対にありません(^^;
それもそうだし、山で足をケガする=歩けなくなるのが一番怖い事ですからね…その予防としても。




それと、ストックですかね。これは自分が年齢的にも体力が無いし、体幹も弱りきってるので
両足だけでバランス取ろうとすると場所によってはコケるからです(汗
あまり頼りすぎると逆に体力を奪われるので要注意ですが…特に下山時はマストとしてます。

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他に必要なアイテムは…おそらくどこのサイトを見ても載っていたり紹介されてると思います(^^;

防寒具:自分の場合はユニクロのダウンを携帯してます。
暴風衣:モンベルの極薄の防水ウィンドブレーカーを携帯してます。
行動食:種無し乾燥梅干し、菓子パン、チョコ、ゼリー飲料(水分補給にもなります)



あと、山頂でいつも寝るので携帯用の枕クッションは持参してますね、富士山だと(笑




逆に、不要だと思うものとしては…余分な水分…ですかね?
富士登山で自分のような周回コースを辿ると結構長時間歩くので水分摂取も増えるんですが、
それを全て抱えていったら荷物になるだけなので、自分の目指す軽装登山に反するし、
そもそも営業中の山小屋が何軒もあるなら、そこで買えば済む話なので、現地調達に頼ります。

富士山以外でも沢がある山だと水はよっぽど持参しませんね、最低限500mlのペットボトルは
2本くらい持参しますけどね。4本とか5本とか持参する必要は無いですね、富士山であれば。



で、最後にザックに詰め込んで重量を計測…飲料水を含まずで4キロくらいですかね。

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そして、いよいよ出かけます。



自分がいつもやってる弾丸&軽装登山です(^^;

前出の登山計画で富士登山した際の記録を時系列で上げてみます。




夕方頃、自宅のある名古屋を出発。だいたい21時までには水ヶ塚公園に入ります。
静岡側の富士宮ルートで登る場合、2合目の水ヶ塚駐車場でタクシーを拾います。

勿論、逐一天気や雨雲をチェックしています。この時山梨側や山頂は土砂降りでしたね(^^;

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タクシーで5合目まで送迎してもらいました。時間は22時ですが、まだ出発には早いですね。

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なので、いつも5合目でストレッチしつつ準備運動がてらにポケ活をして時間を潰します(笑

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これが高山病予防になっているので、少し早めに到着しておかないとダメなんですよね。






23時~23時半頃になったらぼちぼちスタートします。いつも1人もいません、真っ暗です(^^;

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アッと言う間に6合目。この時間だともう門灯みたいなのも消えてますね、真っ暗です(汗

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新7合目まで来ました。標高は2800mくらい。急ぐと高山病になりかねないので休憩。

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登り始めは予報通り、山梨側が大雨で雷もピカピカしてましたが…晴れてきてますね。

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8合目まで来ました、もう既に日本で2番目に高い北岳の高さを越えてしまいましたね(笑

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ここも誰もいないし真っ暗でしたが…高度順応の為に休憩。とにかく小屋では足を止めます。





御殿場方面かな、街明かりがギンギンです。この夜景も弾丸登山の楽しみの1つ(^^;

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8合目を過ぎて山頂が近くなると…ようやく他の登山者がお目見えです(^^;

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彼らは7~8合目の山小屋に泊まって、ご来光を目指してこの深夜に出発してるようです。
まぁこの団体登山なんかに紛れ込まないようにギリギリのラインで時間調整をするワケです。






登り始めてからちょうど3時間経ちました。ぼちぼち疲れてきますが、ここからが一番しんどい。

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ペース配分も常にチェックしてます。100%前後で安定していれば完璧です。





暗闇に慣れて来たので肉眼で真夜中の伊豆半島もよく見えるようになりました(笑

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そして、ご来光組が起床して小屋を出るので小屋の前も明るくライトが灯ります。




標高3500m付近でしょうか。9合目から山頂までの間に9合5勺ってのがまだあります(涙

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ペース的にはバッチリですね~。この調子だと3時半頃にひとまずゴールになりそうです。

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そして、登り始めてから4時間、ようやく富士宮山頂へ到達しました~!誰もいません(笑

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もうすぐ朝の4時なので、とりあえず本日のご来光ポイントは…剣ヶ峰にしてみました。

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ここが標高3776mで本当の山頂なんですよね~。ここまで来て初めて登頂だと思ってます(^^;





朝の4時でも結構明るいんですよね。ご来光の前に、マジックアワーを迎えて感動に浸ります(笑

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登山用の三脚とミラーレスもセット。もう散々撮ってますが、それでもご来光は撮ります(汗

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今回もバッチリ、ご来光を拝むことが出来ました。富士登山、100%のご来光率です(^^;

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富士山頂でご来光を望む場合、ほとんどの人は火口東側の朝日岳に向かうんですよね。

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多くの登山ツアー客なんかはご来光を拝んで一休みしてから登頂記念に剣ヶ峰に向かいます。
だいたい朝6時くらいになるとこの山頂は記念撮影したい人たちで溢れて大行列が出来てます。

勿論、混雑に無縁な自分は先に撮りまくっているので他の登山客と入れ違いに場所移動(^^;



剣ヶ峰を離れていつものお昼寝スポットへ向かいます(^^;

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朝6時を過ぎると、こんな感じで山頂の標柱で記念撮影したい登山者で行列が…(汗

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先日この山頂から転落して亡くなった中国人登山者がいましたが…想像出来ますよね。
こちらは剣ヶ峰の様子ですが、本当の本当の山頂である3776mの計測位置というのが、
実は写真の矢印にもある出っ張った岩のところだったりするんですよね。


しかし、見ての通り…剣ヶ峰の山頂は富士山観測所跡があるのでそれほど広くもないし、
山頂の真下は約50mの絶壁で、落ちたらまぁ大抵は…即死だと思われます(汗

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でも、ここで最高峰到達の記念撮影をする人がめっちゃ多いんですよね、まぁ自分もしますが(笑
ただ、火山礫って非常に滑りやすいので、ちょっとミスると…落ちて死にます。
ましてや自撮りなんてしてると崖っぷちと気づきにくかったりしますからね…(遠い目

皆さんも登頂する際は気をつけましょう。無理して崖っぷちで撮ったらダメです(笑




で、話は戻って…。




お気に入りスポットに到着~。ご来光直後は最大級の影富士を見ることが出来ます。

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その先には南アルプスや八ヶ岳、中央アルプス、北アルプス、立山まで全部肉眼で見えてます(爆
甲府盆地の雲海は太陽が昇ってくると次第に消えていきます。それもまた美しいんです。





枕を取り出して…ここで絶景を見ながらウトウト眠りにつきます(笑

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ここは大沢崩のある高さ約2000mの断崖絶壁で登山道に逸れてるので、まず誰も来ません(^^;






ドローン映像があったので、参考までに…のところで自分は寝ております(笑

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慣れてるとは言え、高山病に比較的なりやすいのでO2濃度のチェックは欠かせません(^^;

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こうやって富士山のてっぺんで1人ボ~~~ォっと空を眺めるのが至福の時です。

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200キロ以上離れた新潟県や群馬県、富山県から愛知県、東京湾や横浜の市街地まで
全部見渡せちゃいますね。やっぱり富士山って日本最大の展望台ですね(笑






富士五湖の中でも一番富士山スポットで訪れてる河口湖もよく見えてますね~。

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そしてお昼寝してちょっと元気になったところでお鉢めぐり。火口をグルっと回って反対側まで。

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下山の際にいつも立ち寄る宝永山が足元に見えてます。

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剣ヶ峰のちょうど反対側に来ました。富士山の火口…デカいですね、いつものことながら。

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観光の山とは言え、ここでも標高3700mくらいあるので足元は断崖絶壁が迫ってます(怖

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ちょっと足が滑ったらあの世に逝っちゃうので…悪天候の時は登頂しない方が良いっていうのが
これだけでもよくわかりますよね。ほんと、簡単に滑りますからね。






そしてようやく火口を1周してきました。のんびり歩くと1時間半くらいかかるんですよね(汗

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因みに先程と同様、ドローン映像から抜粋させて頂きました、山頂の様子と名称です。

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富士山の山頂は直径7~800mの火口になってるんですが、実は火口は大小2つあります。
そして火口の縁の凸凹にはそれぞれ山名がついてます。最高峰は勿論、剣ヶ峰になります。
その他に7つ、計8つのピークから火口は成り立ってます。

ここにある朝日岳というのが広大な丘陵地形でご来光を眺めるのには一番ベストな場所です。




ご来光を拝んで昼寝してお鉢めぐりをしてもまだお昼前なので、先にランチすることもあります。

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富士山で食べるカップ麺は格別です!…多分(汗
因みにカップ麺1つで800円します。もう少し下るとカレーライスが1200円とかなので、
カレーライス食べた方がええんとちゃう?っていつも思うんですが、食べてしまいがち(^^;




時間に余裕がある時は昼寝していた場所とは反対側で絶景を見ながらおにぎり食べます(^^;

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さて、御殿場ルートから下山開始です。

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麓まで視界は超クリアですが…快晴であっても昼を過ぎると大抵雲が出始めます。
山頂から約1時間で標高3100m、7合目のわらじ館まで下ってきました。そして雲が…(汗

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この少し先から大走りと呼ばれる地帯に突入です。ここは火山噴出物の砂礫でいっぱい。

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鳥取砂丘の丘陵を勢い任せで下るのと同じ感覚で、ここでも勢い任せで走って下ります(笑




砂埃を巻き上げながら気がつくと宝永山の手前まで来てます(笑

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宝永火口の東側を伝って宝永山へ向かいます。ここはプリンスルートと呼ばれてます。

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そして宝永山に到着。山頂からたったの1時間半です。御殿場~プリンスルートは最高です。

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そしてここから振り返った時の富士山の雄大さがまた怖いくらい迫力あって大好きです(^^;




このあたりはまだ森林限界ですが、火口一帯には富士山特有の蓼の花が一面に咲いてます。

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宝永火口の底まで一旦下ります。大沢崩と同様に、ここも崩落が絶えない危険地帯。

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この辺に転がってる岩々はワリと最近の落石だと思います。毎年落石してますからね…(怖




危ないので早めに抜けて再び火口を登り返して富士宮の6合目を目指します。

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この宝永火口から富士宮へ向かうルートで道間違いが物凄く多いらしいです…




そして無事5合目まで下山出来ました。山頂から約2時間半です。下りはホント一瞬ですね(笑
高山病の人はとにかく下ればほぼ間違いなくケロっと治ります、薬なんか意味無いです(^^;

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下山したら、お約束のコーラでグビっと。

そんなワケで、自分は自身の体質と体力と年齢に配慮して限りなく軽装で弾丸登山してますが、
特に富士登山は、先にも述べた気象条件によって全く違う山に化けるということを忘れずに、
条件次第では最低限のルールとスキルを身につければ誰にでも簡単に登れる山ではあるので
日本人として生まれたのなら一生に一度は是非、チャンレンジしてもらいたいですね!




最後に、富士山に登頂した人じゃないと見られない景色を…。




伊豆半島と同じ大きさに成長した超巨大な金床雲が朝焼けに染まる瞬間。

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夜明け直後に西側に出現する最大の富士影。見事な三角形ですね。

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そして、日本で一番高い3776mの山頂から見られる一度は拝むべき富士のご来光。

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Posted at 2024/07/14 23:25:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | 登山 | 旅行/地域
2024年07月12日 イイね!

安全に富士山を登るには?【毒舌注意】

安全に富士山を登るには?【毒舌注意】












今年も富士登山の時期になりましたね。7月1日からは山梨県側のルートで開山、
そして、つい先日の7月10日からは静岡県側のルートでも開山となりました。

富士山頂の神社やトイレなども基本的には7月10日からオープンとなっています。
そして、閉山は基本的に2ヶ月後の9月10日となっているんですが、
山頂にある郵便局などは8月31日には営業を終了します。
2021年なんかはコロナ禍にあってか休業していていつものハガキが出せませんでした(涙

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富士山って、正直…いろいろとややこしいですよね(汗



富士山と言えば云わずと知れた日本百名山であり、日本の最高峰でもあります。
南アルプスにある2番目に高い3193mの北岳と比べても583mも高い3776mもあります。



因みにこちらがその…2位じゃダメですか?と自虐看板もある北岳から見た富士山です(笑

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富士山は「日本人に生まれたのなら一生に一度は登っておきたい山」とか云われてます。
そして「登山を始めたなら一度は登っておきたい山」と云われるのが槍ヶ岳だそうです(^^;

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単純なヤツなので…自分も山登りを始めた年に何だかよくわからないまま登頂してました(汗




そんな富士山ですが…今年からついにルールが厳格化されました。

個人的には一気に魅力ダウンです(涙


以前もこのブログで少し触れましたが…
ルールを厳しくするのも…まぁ良いでしょう、世界遺産ですしね。
通行料として2000円徴収するのもまぁ良いでしょう、自然保全に使われるのであれば当然。



しかし、いざフタを開けてみれば…



通行料払えば何でもOKってか?ほんと、胸糞悪いったらありゃしない。


何の為にゲート設けてるの?って思いますよね。所詮ポーズでしかないマヌケっぷり。
コロナの時と同じです、とりあえずマスクしてりゃ何してたっていいんでしょ?みたいな。

問題の本質を誰もわかっていないっていう。しかも関係者がそもそも理解していないっていうね。
ただ、この関係者らには強制力も無いし、そもそも足止めさせる権限がないので…仕方ない話。


そして普段から山なんか登らない無知な人からはもっと頭の悪い意見しか出てこない。


「遭難したり事故ったら自己責任なんだから救助しなきゃいいんじゃね?」
「救助するなら高額請求すればいいんじゃね?」


もうね、どうしたらそこまで頭が悪くなれるのか、是非教えてもらいたいです…学の無い自分に(笑



仮に目の前に強盗犯がいて、事故ってケガしたら…医療従事者は絶対に助けます、責務なんで。
車の運転者でもそう。わざと車の前に飛び込んでくる人がいてケガしても、助ける義務があります。
なんかもう、頭の悪い人にどれだけ説明したところで理解力がないから無駄な話なんだけど(汗


ただ、気持ちとしては理解出来ますけどね。どう見たって無謀だし、自ら危険を冒してるんだから
何かあった時は自分で責任取れよ!って、そんなのは誰だって思うワケです。

富士山の場合は、世界遺産になり、日本国内有数の世界中に知られた観光スポットなので、
観光気分で訪れる人が多いのは当然。なので、登山という感覚が薄い人が結構います。
しかも、標高3776mと聞いても酸素が薄いとか、8月でも雪が降るとか、氷点下になるとか、
よくわかっていない。わかっていても行って帰って来るだけだから、別に大丈夫っしょ?って感覚。


さらに無謀な登山をする多くは外国人ですが…何故軽装が多いか?って、軽装多いのは当たり前。

だって、観光目的で日本に来てる人が大半です。逆に自分がフランスへ観光に行ったとして、
その際にアルプスに登るかもしれないし、ってクソ重たい登山道具を持参するか?って話ですよ。
でも、わざわざ外国にまで来たんだからちょっと寄ってみようかな?みたいな心理は働きますよね。
勿論、まともな人なら下調べするうちに無理だな、って悟ると思うんですが…

外国人にしてみたら、浅草や京都の仏閣を巡ったりスカイツリー上ったり、ディズニーで遊んだり、
箱根で温泉に入って過ごしたりっていう観光の中の1つに過ぎないワケですよ、富士山も。

ただ、この辺の感覚を日本語で日本人にいくらぶつけても何の意味もないと思うんですけどね。




ワイドショーだけでなく、一般的なニュースでも毎回こうして取り上げて騒いでるんですが…


こんなのを日本人に、それも普段登らないような人に見せたところで「何?」って話なんですよね。


で、今まで「協力金」として1000円徴収していたのが、今年からその協力金はそのまま継続して、
その上に「通行料」を2000円徴収。合計3000円。もしも全員がちゃんとこれを支払うとなると、
富士山は毎年約6~7億円のお金をガッポリ出来ちゃうワケです、6~7億円ですよ、奥さん!


で、そのウン億円って大金を何に使うの?って…そこは不透明なまま。なんじゃそりゃ、です。
富士山の自然を守るために!とか言うとけばみんな納得するだろ?って魂胆が見え見えです(汗


頭のものすごーく悪い人は「まぁ3000円でも安いんじゃね?」とか言っちゃうと思うんですが(笑
本当にちゃんとした使徒であれば安いとも言えなくもないですが、不透明な使徒に対しては
300円でもイヤなワケですよ。免許更新時に何故か赤い羽根募金として更新料とは別に500円を
徴収されていた時代がありましたが、それだって…正直わかんないですからね、ええ。
ギリ許せても居酒屋の付け出しの料金くらいですよ、ええ。


で、先に上げた動画にあるように、ゲートを設けても結局フザけた登山者を通過させてますよね。
徴収システムの為にスタッフをいっぱい雇ったりして、無駄に人件費も沢山かけてこのザマです。


こんなだったら1円も出したくはないですねぇ、自分なら。誰のため?何のため?って。
そんなので3000円払わされるなら能登半島に寄付した方が圧倒的に有益でしょうよ。



因みに山梨県側と静岡県側では、様々な諸事情もあり、開山日も異なる上にシステムも違います。
ぶっちゃけ静岡県側は山梨側と違って入山管理しているものの、事前登録義務は無いという(汗
そして、ごっついゲートもありません。ぶっちゃけ、入ろうと思えばいつでも入れる状態です。


で、世間一般はこんな事を連日報道するので、頭の良い人なら理解出来ると思いますが、
ワイドショーばかり見ている底辺の人間なんかだと、前出のようなアホな意見をし始めるんです(汗




ここでの一番の問題は、富士山が「世界有数の観光地」であると共に「世界有数の気象変化が
激しい山」という事です。冬はエベレスト登頂よりも困難だとは登山者なら誰もが周知の話です。


富士山は麓がすぐ太平洋で、これだけデカい独立峰ですからね。南風をもろに受けるので
一瞬で雲が出来るし、天気も変化する。標高2300~2400mまで車で移動が出来てしまうので
低酸素に対する順応もなかなか出来なかったりする。でも初心者向けとかとも云われているのは
基本的には日帰り可能な山で、ルートが明確で樹林帯も無いので遭難しづらい、視界が良い、
山小屋も他の登山者も多い、整備されている等々挙げられますが、結局のところ気象次第。


自分もこれまで何度か命の危険を感じましたが、爆風ってヤバいです。
マジで体重5~60キロの人間が富士山頂の爆風時には飛びます…浮かぶんですよ(爆

勿論、全く風もなく穏やかで朝から晩まで快晴になる時だって沢山あります。
逆に晴れすぎて無風だとひたすら蒸し暑いだけだったりします。それはそれで問題です。
要するに、天気1つで富士山はめちゃくちゃ化ける、ってことがポイントなワケです。
「山の天気は変わりやすい」とは誰もが知ってる話ですが、富士山はレベチだぜ、って話です(汗



観光地なので、そりゃ幼稚園児からお年寄りまで老若男女、国籍問わずいろんな人が訪れます。
これが、先に挙げた槍ヶ岳だったらどうでしょう?登山口を見ると観光気分な人はまずいません。
昨今外国人も増えてますが、富士山と違ってしっかりとした登山装備です。

…それが全てです。


で、山梨県側も静岡県側も、いわゆるオトナの事情をふんだんに盛り込んでしまってます。


これも最近挙げた、弾丸登山ですが…富士山のような山は慣れたら弾丸登山がベストです(爆
何故なら…

酸素の薄い山に長時間滞在しなければその分高山病のリスクも下がるから。
時間差を考えて登るので確実に混雑回避が出来、さらに自分のペースで登れます。
山小屋に予約があると、責任感から無理をしてでも登ろうとしてしまう。
昨今の気候変動では低体温症より熱中症の方が断然深刻な問題なので夜間登山の方が安全。
寒さ対策は登山のド素人でも可能だが、暑さ対策はプロの登山家でも困難を極める。

…他にもメリットは多いです。勿論、デメリットもありますが。


勿論、登山を知らずに観光として登る人にとっては弾丸登山は話になりませんけどね。



じゃあ、何故実際は危険でもないのに弾丸登山をここまでマスコミを通して危険と周知させたいか?


そこがオトナの事情で…先にも言うたように、富士山は本来不要なハズの通行料を徴収します。
それでおおよそ7億円もの収入が見込まれます。ただ登ろうとするだけで7億円なんだから、
山小屋の収入なんてもっと凄いです。ほぼ雑魚寝でインスタントレベルの食事をとるだけで、
1人1泊15000円以上します。山小屋1軒あたりの宿泊者数は少ない宿で100人前後、
大きな宿で300人弱なので、平均200人とすれば、約2ヶ月の開山期間の収入は約2億円です。
勿論、宿泊以外にトイレの使用料や宿泊しない登山者の飲食代等は別です。

富士山の5合目以上で運営されてる山小屋の数は現時点で40軒ほどになります。
その内、4ルートの中で最も人気で初心者向きな山梨県側だけで18軒ほどになります。
静岡県側の3ルートは、それぞれ富士宮で8軒、須走で10軒、御殿場で4軒となっています。


山小屋も商売なのでそこは別にいいんですが、これだけインバウンドがアテに出来てしまうと、
もはや露骨なんですよね。最近の北海道もそうですが、多分10年後に北海道旅行に行っても
それまで味わえた感動ってもう無いかもしれませんよ。事実、ヨーロッパがそれに近い状態だし。
富士山もこれから毎年のように値上げはされるだろうし…10年後にはもう感動も出来ないかも。


個人的にはどうせ徴収するなら日本人と外国人で料金設定してしまえば?って思うんですけどね。

って言うと、また頭の悪い人は「人種差別につながる!」と早合点しちゃうんで困りものですが…
そもそも地元民優位、地元民優先って考え方は世界どこを見ても至極当たり前な話なんですよね。

例えば市営プールだとか、温泉とかだって、地元住民とそれ以外の人で値段が違ったりします。
当たり前ですよね、その分税金払ってるんだから。



あと、登山は基本自由であるべきだし、自己責任だと思ってます。間違いなく。
とは言え、ケガや遭難をしたら救助要請はします。というか、それはして当然だし権利もあります。

但し、そうした場合にそれなりの対価を払って初めて「自己責任」だと思ってるので、
富士山でもケガしたり遭難したら、きっちりとお金は払ってもらえば良いと思うワケですけどね。

ただ、富士山は以前とんでもないバカな登山者をキッカケにヘリでの救助が出来なくなりました。
勝手に無謀な登山をして負傷した登山者を救助する為に悪天候の中、救助に向かったところ、
救助隊の不手際も手伝ってその登山者は結果的に亡くなってしまったんですが…
こともあろうかこの登山者の遺族が救助隊に対して裁判を起こしたんですよね(爆

そんなことされたら「だったらもう助けるの止めますわ」ってなるに決まってますよね。

で、今は骨折したり呼吸が出来ない状態であってもヘリで救援は基本的には不可能なので、
まぁ富士山で本来なら助かったかもしれない命も助からなくなるケースも増えてるでしょうね。

まぁそんな事故や遭難の為に自分も山岳保険や警察への届出、GPS端末の携帯をしてますが、
実際のところ、それらをしていない人が大半。信じられませんけどね…。


で、富士山なんて「観光地」としてしか見られてないので、そんな単なる観光者がいちいち
GPS(あ、スマホのGPSは違いますよ)だの、届出だの、山岳保険だの、入ってるワケもなく。

こうしたところでしっかりシステムを設けてくれるものだとばかり思ってたんですが…違いましたね。

保険未加入であっても救助はしますよね、そこにケガ人とかいるのなら。
でも、警察もレスキュー隊もボランティアではないですからね、税金払ってるワケです、日本人が。

その税金でなんで外国人を助けなきゃいかんのだ?!と怒る人もいますが…
それなら外国人に保険加入を義務付ければ良いと思うんですけどね。

保険加入もしない連中は、たいてい装備もデタラメで、体力もスキルもないのに登るんです。
で、勝手に遭難してワーワー騒いで。そのせいでまともな登山者がワリを食ってばっかりなんです。



ゲートを設けてそこの職員が登山者の服装等をチェックするにはしていますが…ザルですよね。
アホみたいな格好した人でも結局パスしちゃってるんだから。

とは言え、これだけ老若男女いると、当然人によって感じる温度も体質も全然違うんですよね。
やたら半袖半ズボンの外国人にあれこれ指導するのも全くナンセンスで。


欧米人とか、特に男性って…耐寒性能が違うんですよね、日本人と違って。
それを全部ひとまとめに防寒がどうとかって説明したって全く通じるワケがない。
そもそも、登山口となる5合目って、平地よりは涼しいですが、日中は30℃くらいになることも。
だったら登山口のゲートで半袖でいるのは何ら問題じゃないし、むしろ厚着してる方がヤバい。

人間、寒さには敏感ですが、暑さには鈍感なんです。だから熱中症で大勢が亡くなってます。
低体温症で亡くなる人と熱中症で亡くなる人、どっちが多いか、よほど頭悪くてもわかりますよね。


で、もっと言うと、低体温症は誰でも簡単に防げるんです、富士山であっても。


あからさまに雨風強い時や雲行きが怪しい時は登山なんか中止してしまえば良いだけの話(笑

…と言うと終わってしまうので…まぁ最低限の防寒着さえ持参していればよっぽど問題無いです。
そうは言うても、それをいちいちゲートでチェックなんて出来るワケがないので、
だからこそ、何かあっても何とかなる保険くらい最低限の義務化すべきだと思うんですけどね。

もうね、これだけインバウンド増えると、あーしなさいこーしなさい言うたところで絶対無理です。

しかも、そんなこと知ってるわ!っていう日本人に向けて外国人がー!外国人がー!って。アホか。
その肝心な外国人なんて誰も見ちゃいないし聞いてもいないし。ただ世間を騒がせてるだけで。



結局のところ、コロナ禍の時のマスクと同じ、ポーズだけ。カタチだけ、っていう。
感染を拡大させない、というのが一番大事な事なのに、マスクする事が一番大事になってる。

大学もそうですよね。大学に入って勉強して卒業した後どうするかが一番大事な事なのに、
日本人は決まって入学の事しか考えてないっていう、典型的な日本人だなーってつくづく。

で、この富士登山も、弾丸登山を止めましょう!って無理矢理登山時間を制限して混雑させて、
それで満足しちゃってますよね。弾丸登山を止めることが目的になってるっていう。アホすぎる。



一番の目的は富士山でケガをしない、させない、遭難しない、させない、でしょうが!



まぁね、開山してまだ2週間も経ってないですが、ここ数日だけで3~4人も死んでますよ(爆
目的の「弾丸登山」は目に見えて減りました!って、喜んでる頭のおかしい関係者ばっかりで。



その喜んでる裏で、フツーに何人も登山者死んでるし。なんじゃそりゃ?っていう。
今まで散々言うてた通りになってますもんね。


そりゃそうだ、登山者の意識は特に変わってるワケでもないし、むしろ逆効果なくらい。


お金払えば誰でも通行出来ちゃう。別にケガしたって助けてもらえる。何の問題もなくね?って。
そうなっちゃいますわなーって。ゴミだって絶対になくならないわね。

こうなると、まともな登山者はより一層富士山なんか登らなくなるし。バカと一緒にされたくないし。


…って思ったかどうかは定かではないですが、こんな規制されるならと、開山直前となる
閉山時期に富士山に登ってた人が開山直前に次々に見つかりましたよね…遺体で。


自分も閉山時期に登る事はありましたが、閉山時は当然一切の山小屋もトイレも閉鎖中だし、
開山に向けての除雪とかもしていないからこの時期に登るには相当なスキルも要しますしね。

それでも…今回の規制が原因で、こうした登山者はなおさら増えるんじゃないかと思います…。


そうなってくると、今度はマイカー規制解除される春先とか9~10月の秋の紅葉シーズンでも
富士スバルラインとか富士山スカイラインとか通行規制が入りそうですよね。
前述のように、安全登山や遭難防止が目的でなく、弾丸登山を止めさせるのを目的としている
頭の悪いオトナたちが考えるとしたらそうでしょう。


もう富士山、世界遺産から外しちゃっても良いんじゃね?


それかもういっそ、オーストラリアのウルルみたいに全員立入禁止の山にしたら??


本当に自然のままであるべきだと思うなら、山小屋も全て撤去して登山禁止にすべきじゃない?


なんか知らないけど…5合目まで電車を走らせようか?とか利権絡みの話は絶えないし。
しょうもない事しか計画出来ないバカばっかりだから。インバウンド対策もクソもないと思うし。

そんな事の為に無駄に高い山小屋の宿泊費や協力金やら通行料を払わされてるのかと思うと
なんかもうバカバカしくなっちゃいますよね。


思わず、山小屋や関係者の事は嫌いになっても富士山は嫌いにならないで下さい!って
思っちゃいましたよ、ええ(笑



こうした富士山のニュースって、結局こうした悪目立ちする登山者をフィーチャーするもんだから
なんかとんでもない連中ばっかりに錯覚しがちですが、この約2ヶ月の登山シーズン中に平均して
約2~30万人の人が登山するワケなので、とんでもない登山者って極々一部だと思いますが、
富士山に登る人も全く登らない人も、マスコミの印象操作には注意してもらいたいものです(汗


自分は過去何度も富士山に登っていますが…
こうしたニュースで見かけるような極端にデタラメな登山者をまだ見たことがないです。
え?そんな装備で大丈夫かな?って思うことはちょいちょいありますけどね。大きなお世話だし。

トレランの人はどうするよ?手ブラで山頂まで登ってきてますよ、勿論半袖半ズボン姿でね。
…まぁこの辺の装備についてはまた別の投稿で語ろうかと思ってます(^^;


なので、実はほんの一部のデタラメな登山者やインバウンドを口実にして登山者からお金を徴収して
儲けようとしてるだけなんじゃないか?と疑いの目で見てしまう自分がいます(汗

ちゃんとした装備でちゃんとした登山してる人は別に面白くもないから報道なんてしないですもんね。


一律に全員こうしろ!とかっていうのは本当によろしくないです、非常に。短絡的すぎます。

何度も言うように、富士山は世界的な観光地。老若男女が集います。目的もピンキリです。
人種もいろいろ。そうなりゃ登山社として初心者もいればベテランもいる。登山なんてしたくないけど
一生に一度は登っておかねば、と思って登りに来てる人だっているでしょう。
年間20万人以上も登山者が訪れるんだから。表ヅラちゃんとした装備してるような人でも
そもそも登山に耐えうる体力もスキルも無いかもしれないし、見た目じゃわかんないですよね。


そういや自分が初めて富士山に登頂した時、ほぼ一緒に登ってたのが6歳と7歳の子ども連れの
アメリカ人家族でしたが、ほぼ自分と同タイムで登頂してましたよ…子ども元気すぎるし(汗
今思えば自分と比べると明らかに軽装に見えましたが、体力も体質も人それぞれですからね。

まぁでもそこまで言うてると…区別するのも難しいから仕方がないのかもしれないですけどね。
自分でも登山を始めるようになって6年くらいになりますが、初心者とか中級者とか上級者とか、
どうやってジャッジするものなのか未だによくわかんないですしね。


あ~、車の運転もそうです。無事故無違反でゴールド免許ならベテランなのか?と言えばNOで。
自分の同僚に、免許取ってから10年経ってまだ1回しか運転したことない人いますし(爆
もう返納しようかな~更新とか面倒だし…ってボヤいてましたが、立派なゴールド免許ですよ(笑
この場合、この人の事をベテランドライバーと呼んで良いものなのか…!?って考えますよね(汗

自分も6年と言うても、夏なんか滅多に山に登らないんで…回数で見たら知れてますしね。
ヤマップで記録し始めたのは2019年ですが、その5年間で登頂した数、たったの200座だし(汗
近所のおばちゃんなんて毎週山に行ってるから最低でも年5~60座は登ってたりしますもんね…

自分なんかは今でも限りなく観光に近い登山スタイルなので、ラク出来るならラクしたい人だし(笑
そもそも日本全国旅しまくって、もはや行く所が無くなってきたから山の上を目指してるだけだし(爆

だから全く景色も何も見えない雨の日とか爆風の時に登るような根性は1ミリも無いもんだから
登山を強行しちゃう人の心理って、ほとんど理解できないんですけどね…何が楽しいのかな、って。

オープンカー買ったクセに全くルーフを開けない人とかね…何が楽しいのかな、って(爆
SUV買ったのに山とか海とか行かない人とかね…何がしたいのかな、って(爆

…それと同じ(笑


自分は楽しいことしかしたくないもんな、この歳にもなって修行みたいなのしたくないもんな(笑
そうでなくても50過ぎた頃から体はボロボロだし、体力無いし、持病だらけで大変なのにね(爆




さて、最後に…去年11月に急逝された写真家の橋向さんが遺した富士山絶景映像を。
自分はこの人の写真を見て、曇ってる日でも富士山は見応えあるんだと知り好きになりました。

Posted at 2024/07/12 19:20:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 登山 | ニュース

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「そういや今日は猫の日だったっけ。我が家のニャンズは、、、、」
何シテル?   02/22 23:09
現在の愛車は2人乗り車中泊仕様にカスタムしたデリカミニ。 敢えて軽バンでそうしないところがポイントです(^^; 最近のブログは旅関係と登山関係が主です。...
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