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Alan Smitheeのブログ一覧

2024年10月21日 イイね!

さようならコメットさん。

さようならコメットさん。








今晩はセ・リーグクライマックスシリーズがめちゃくちゃ面白かったですね~!
シーズン3位の横浜と1位の巨人との対決はラストイニングまで2-2という大接戦。

巨人はアドバンテージで1勝あったものの、CS開幕から3連敗を喫して後がなくなったものの
4、5試合目で連勝してお互い3-3でファイナルステージへもつれ込みました。

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そういやこの展開って…
我が地元の中日ドラゴンズは全く同じような展開で巨人に4連敗して優勝逃したんだっけ(爆

記憶に新しい今年のパリオリンピックでも男子バレーボールとかウソみたいな逆転負けしたし、
スポーツの世界って本当に最後までわからないものです。今回も1位の意地を見せるのか!?
と、ハラハラしてました。シーズン3位だった横浜がリーグ優勝ってのもまた胸熱展開でした(^^;

今シーズン面白みに欠けるほど強かったソフトバンクとの日本シリーズも楽しみですね~(笑



MLBでも、神の領域と化してる大谷選手率いるドジャースもついにリーグ優勝しましたよね!
しかも、相手はNYヤンキースだもんなぁ。昔、ドジャースタジアムヤンキースタジアムまで
試合を観に行ったこともあったんで、スタジアムの中継を見ると懐かしさを覚えます…(遠い目)

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さて、そんな野球で盛り上がった本日…少し前には天体観測スポットでもプチ盛況でした(^^;

時間も無いし、昨日に続いて自宅で観測して終わろうかな、とも一瞬思ったんですが…
どう考えても肉眼で見えるのは今日で最後だろうし、今週はしばらく天気も悪いとされてるので
急遽急いでいつもの観測スポットまでバキューンと移動しました。


既に大勢の方がカメラや双眼鏡を持って集まってましたが、多くの人が苦戦してました。

そりゃそうです。よっぽど視力が高い人や普段から天体観測をしているような人でないと、
特に今日の紫金山・アトラス彗星は探し出せないと思います(汗


あまりに周囲の人たちが見えてないようだったので、撮影しながらプチ講義してみました(笑
と言うても自分もそんなに詳しいワケでは無いんですが、一般人よりは詳しい方だと思うので(^^;


昨日と同じように、まずはベガアルタイルを見つけてもらいます。これはすぐわかりますよね。
そして正三角形をイメージしてラスアルハゲを探してもらいます。これもワリと早く見つかります。
ただ、今日は比較的快晴でしたが夕方から薄雲がいくつか出ていたので途切れ途切れでした。

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このラスアルハゲさえ確実に場所を認識出来ていれば、あとは目線をまっすぐ下げるだけ。
ほど同軸に彗星がいるので、普段から夜空を眺めている人ならすぐに見つかると思います。

ただ、そうでない人だと…なかなか難しいです。何せこの彗星の周囲にランドマーク的な星が
ほとんど無いんですよね、最高でも2等星のラスアルハゲくらいで、最も近くにある星となると、
昨日は真横に出現していた4等星のマルフィクくらいしかパッと見える星がありません(汗

高度が高いと山に囲まれてる場所でも彗星は位置的には見やすいですが、その分探すのは
低空に現れていて目星が適当に付けることが出来た先週よりもはるかに難しいワケです。
わかりやすい低い位置まで彗星が落ちてくる頃にはもう観測不可能な明るさになりますしね。

パッと見えると言っても4等星なので、相当視力が高い人や山奥にでも行かないと厳しいです。



で、いつも天体観測スポットなどに行くと皆さんが必ず大失敗するのは…暗順応です。

とにかく皆さん、彗星を探すのに必死でスマホをやたら見てるんですが、スマホの液晶画面を
見ている限り、永遠に見えません!と、その場にいる人たちに断言しました(爆

なので、こうした天体観測の絶対条件は…予めある程度目星をつけること、星の位置関係を
頭にイメージしておくこと。これに尽きます。何せ夜空はあまりにも広すぎるし、星も多すぎます(汗
それらを無しではアマチュア天文家の方でも恐らく苦労しますしね…というか絶対しますよね。

子どもの頃、北極星の探し方として、カシオペア座北斗七星を使うってのを習いましたよね。


山座同定にしてもそうですが、人間の目もピントを合わせるのにある程度時間を要します。
ましてや夜空なんて尚更です。煌々とした液晶画面を見ていたら4等星なんてまず見えません!
ぶっちゃけ2等星でもギリギリ見えるかどうか、ってくらい。そして今宵の彗星は4等星以下。

なので、残念ですが…双眼鏡か望遠鏡で固定するなりしてやっとこさ、くらいですよ?って話。


数人見つかった!と仰ってましたが、結構勘違いされてる人も多かったです。山でもそうですが。
もはやある程度高感度なカメラやスマホを使ってズームしてようやく確認が出来る次元なので、
それだけ画角を狭めると恐ろしいくらい早くフレームアウトするんですよね、当たり前ですが(^^;

でも、多くの人が双眼鏡を手持ちで眺めてるんで、正直それだとまず無理ですよ?って(汗
おそらく双眼鏡を1センチくらいズラしただけで彗星がどっか行っちゃうんで…と説明しつつ、
薄雲が晴れてギリギリ見えてきていたマルフィクを探すように伝えました(^^;



彗星の周辺にはへびつかい座ヘルクレス座の恒星がいくつもありますが、ほぼ4~6等星で、
今回の場所と時間だと肉眼ではかろうじて見えることがあるかも?ってレベルです。
中でもマルフィクは目立つ方なので、前出のラスアルハゲから目線を下へ下ろしていけば
マルフィクに当たるので、その間にもしも光る点が見えたのなら恐らくそれが彗星かな、と。


最近の場合、大抵の人が比較的新しいスマホを持っているので、彗星が探せない人の場合、
とりあえずスマホで高感度撮影(iPhoneならナイトモードなど)をした方がきっと早いと思います。

自分なんかは超遠視・超老眼なので、先にスマホでアタリをつけてサクっと空を撮ってみて、
そこで星の位置関係なんかを把握するようにしてます。最近は大抵そんな感じです、早いんで。



因みにこちらは18:51にiPhoneで手持ち撮影した写真。誰でも撮れるハズの条件です(^^;
今日は到着するのが遅くなったので、ぶっちゃけ見頃は若干過ぎちゃってますけどね(大汗

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これを見て、彗星がどこにあるかすぐ判る人は…問題無いと思います(^^;




スマホ写真上で見えている星をひと通り天体同定をしてみます。

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因みにこの写真に映っている星はギリギリ肉眼で見えています。
iPhoneでパシャっと撮って映るような星は3~4等星くらいまでじゃないでしょうかね?

ナイトモードで10秒くらい頑張って動かさずに撮れば5等星くらいまでは撮れると思いますが、
5等星あたりになると、よっぽど条件が揃わない限り肉眼で観測することは限りなく不可能です。

目印となる明るい星をスマホ上でいくつか見つけられたらそれをイメージして、彗星を探します。

結構この時間低空に現れる明るい金星や直接彗星でピントを合わせる人もいるんですが…
正直、金星なんかよりも逆にもっと暗くて小さい星で合わせた方が彗星は見やすいと思います。
小さい恒星を適当に探して点が少しでも小さくなったらおそらくピントが合ってるハズなので。
彗星で直接ピントを合わそうとしても彗星はボヤっとしてるのであまり上手く行かないです(汗





彗星の位置を把握出来たら彗星を真ん中にしてピントを合わせて今度は3秒露光で撮影。

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たかがスマホでもこれだけ撮れちゃうんだからスゴい時代になったもんだ(笑




このスマホ写真でも天体同定をします。周囲の人たちがまだ苦戦していた様子だったので、
このスマホ写真を見せて、とりあえず目印となる星の位置関係を説明してみました(^^;

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iPhoneだとそこまでシビアに等級は反映されないので、どれも似たような明るさに見えますが、
実際にはこの中だと、へびつかい座κ星へびつかい座λ星(マルフィク)がよく見えてます。





こちらも同じく手持ちのiPhoneで3秒露光ナイトモード撮影。今度は広角で撮ってみます。
かなりの範囲で撮れますが…それでも目印になりやすい星が近くにないので難しいですね。

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因みに撮った時間はちょうど19時になります。日没から2時間近く経過しているので
空は完全に真っ暗になりましたが、低空が明るいのは名古屋の街明かりでどうしようもなく(汗





こちらの写真でも天体同定。星の名前は…恐らく99%合ってると思います(笑
これが光害のほとんど無い信州の山奥や北海道、沖縄なら左側に天の川も見えてます(爆

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そして、19時を過ぎるとほぼ肉眼では見えなくなりました。見えるのは3等星くらいまで。
彗星の高度もかなり下がってきていてスモッグや靄や薄雲の影響も受けてるっぽいですね。

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というワケで、このスマホ写真は日没から2時間以上経過した19時半頃になりますが、
スマホで彗星が確認出来たのもこの時間くらいまででした。

場所が場所なので、光害の影響が少ない場所なら高度的にあと1時間は見れてたかも(^^;






こちらも天体同定しておきます(^^;

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さすがにどう頑張っても彗星が何かしらの汚れくらいにしか見えてませんよね(爆
2時間以上ずっと観測していて位置を完全に把握してるから判るだけです(^^;

勿論、暗順応も大事です。これでアレアレ~?ってスマホ画面なんか見ちゃうとアウトです。
とにかく星空を見るには圧倒的に周囲も自分も真っ暗じゃないと意味がないですからね…。




今日も天体観測に来られてた方たちにいろいろレクチャーしたおかげで?その場にいた人は
とりあえずスマホやデジカメなどで彗星を撮影することが出来たようなので良かったです!

自分が撮影したデジカメとスマホの写真もその場で見てもらいましたが、ビックリされました(汗

そして、何故か皆してスマホの液晶画面をスマホで撮影するという不思議な状況に…(爆


今回の紫金山・アトラス彗星の醍醐味は、何度も書いてますが…
ズバリ、肉眼で見えることでした。これに尽きますね。

そして、もう1つが…専門家でなくても子どもでも全く星を知らない人でも撮影出来ちゃうこと。

正直、YouTubeとかSNSで知って「すごーい!」って感動して自分も見てみたい!ってなった際、
やたらゴツい望遠鏡とかとんでもなく高価なカメラが無いと見れない、撮れないっていうんじゃ
ぶっちゃけ全くおもしろくも何ともないですからね(爆


今回の天体観測では、小学生から主婦の方やおじいちゃんおばあちゃんまで皆が見れて、
思い思いにスマホなんかでも尾が伸びている彗星が撮れたってことが一番大きいです(涙

特に今は誰もが簡単に写真に残すことが出来る時代なので、「証拠」にもなりますしね(笑
昔はこんなのが見れた!とか言うても伝聞だけじゃね、特に感動もないし不確かですからね。







最後に、今日はミラーレスでも一応撮影してみたので出しておきます(^^;

ぶっちぎりで観測が出来た1週間前と比べると明らかに暗くて小さくなっているものの、
それでもこうして尾がちゃんと見えてるっていうのはビックリ。素晴らしい天体ショーでした。


言うても数えるほどしか撮影してませんが…時系列で並べてみます(^^;




まずは、一番よく見えるであろうと言われている日没から1時間後の写真から。
日没時は西の空の上空は結構薄雲がいくつも出来ていて厳しいスタートになりました(汗

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とは言え、まだまだ尾がこれほどまで伸びていることに驚きました。明るさは3等星くらい。







雲に隠れたり出たりを繰り返しながら西の空へ徐々に落ちていってます。

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18時半を過ぎた頃にようやく薄雲から抜け出してクリアに見えてきました。

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まだまだ微妙に雲は残ってますが、この時間の高度だと光害の影響はまだ少なめでした。






紫金山・アトラス彗星の周囲の星たちはこんな感じ。

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恐らくこの日のピークだった気がします、19時ちょっと前。ほぼ雲のないクリアスカイ。

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右手に映ってるのは多分飛行機か何かです(^^;






せっかくなのでズームイ~ン!さすがに画質的にも限界ですね…(汗

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19時を過ぎる頃には結構観測に来ていた人も帰って行きましたが…
まだ撮れてない人もみえたので再びレクチャーして、何とか見て撮れるように…、と(^^;

そして、最後の1人も無事に撮れたようで…めっちゃんこ感動しておりました(笑



19時を過ぎたら自分でも肉眼で確認することは無理だったのでレンズ越し頼みでした。
19時半を過ぎるともう目印としていたマルフィクも見えにくくなってしまいましたしね。
スマホでも19時半あたりが限界でした。

そしてさらに時間が経つと、低空に漂う靄?スモッグと薄曇の中へと沈んでいきました。






こちらは20時ちょい前くらいに撮れた最後の写真です。

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それでもまだ尾まで何とか見えてはいます、ミラーレスカメラでは(^^;

目印としていたマルフィクは薄雲の中でまだ輝いてます。
そして20時ちょうどくらいにマルフィクは見えなくなってしまいました。
彗星も尾がほとんど認識出来なくなったので、最後の天体ショーもこれでおしまいです(涙




今思えばこんなに見れたのであれば、地球に最接近する前の9月下旬の近日点直後とか
もう少し気合入れて時間作って撮影しに行けば良かったな、とちょっと後悔はありますが(汗


全体としてはやっぱり10月14日が最高でしたね。実家近くまで足を伸ばして大正解。

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彗星だけの写真だと面白みに欠けますが…普段の星景写真ではあまり考えられない
大都会の街明かりとセットでマジックアワーの彗星が撮れたのが一番嬉しかったかも(^^;

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因みに…10月21日の夜、隣町に住む兄は仕事帰りで自宅から観測していたようで…
こんなのが送られてきました。望遠鏡越しに撮影したようです…スルいな(笑

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でも、やっぱり尾も随分短くなってはいるみたいですね。近日点から3週間以上だしなぁ(汗
逆に…太陽から離れて3週間以上経ってるのにこれだけ尾を長くしてるって…
太陽の存在って改めてスゴすぎますよね(爆






さて、明日はまだ天気は持ちそうですが…全国的に夕方頃から天気が下り坂になりそう。
東海地方は今週後半から来週にかけて、雨マークだらけになってしまいました(涙

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気温的には相変わらず25℃以上が続くっぽいので…ホント、勘弁願いたいです(涙
ぼちぼちこのあたりでキープしていただけるとエアコン要らずで超快適なんですけどねぇ。

11月に入ったらいきなりアホみたいに冷え込んでそのまま冬になってしまいそうで(爆



そして水曜日には低気圧と前線がなかなか凄いことになりそう…北陸は大丈夫なのか(汗
さりげなーく、フィリピンの沖合に台風も発生してますし。

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東海地方は…きっと大丈夫でしょう。マジで6月からまともに大雨すらありません…
一瞬だけ強めに降ることはあってもすぐに止んでしまう。春とか秋でそれなら最高だけど。






そして…もうあと数日かも、と告げられていた母親の容態はひとまず峠を越えてくれたようで、
わずかではあるけど、もう少し過ごせそうな感じです。とは言え、今日亡くなったとしても
全くおかしくない状態ではありますが、意識もあるのですぐに病院から連れ戻しました。

全身針で刺されまくってるもんだからその痕の痒みがヒドくてなかなか眠れない様子…
もう完全に看取りの最終段階なのでどうすることも出来ないんですが…
Posted at 2024/10/22 09:13:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | カメラ | 趣味
2024年10月20日 イイね!

いよいよフィナーレか?!紫金山・アトラス彗星。

いよいよフィナーレか?!紫金山・アトラス彗星。







今日は地元の方で伝統行事が開催されるということで久々に参加してきて若干疲れました。
当初は自宅の窓際から眺めるだけにしようかと思っていたんですが、結局一緒に回ることに(汗
5年に1度しか開催されない地元のお祭りですしね、オリンピックよりも尊いかもです(^^;

幸い天気にも恵まれ…いや、天気に恵まれすぎて暑すぎて汗ダクになってしまいました(爆
今回は動画メインで撮影していましたが、写真もいくつか撮ったのでそれは明日の投稿で(^^;



そして、夕方は数日ぶりに西の空に晴れ間が戻ったところで彗星チェック(^^;

9月下旬から観測していた紫金山・アトラス彗星が…いよいよお別れの日が近づいてます。
10月20日~21日がラストチャンスだと散々言うてきましたが…どうやらそうなりそうです(涙

今日見えなかった人でも、21日は全国的に晴天予報が出てるので、本当のラストチャンス!

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自宅のある名古屋市内でも、今日は20時頃から曇天で一部地域では雨マークでしたが、
月曜日は逆に曇天から再び快晴になっていくようなので、今日より確実に好条件っぽいです!

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…というワケで、まずは本日の彗星。


今回も名古屋市街、とてつもない光害で深夜でも超絶明るい自宅からの観測になります(笑
そして、撮影はスマホのみ。もうここまで来ると超高感度カメラじゃないと変わらないんで(汗

まずは、iPhoneでフツーに彗星の出現している西の空を広角で撮影。
普段から天体観測されてる方ならもうすぐにどこに彗星があるか判りますよね(^^;


…って、さすがにわからないですよね、こんな場所じゃ(爆

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日没から1時間経ってないくらいの時間でそもそもまだ空が少し明るかったんですが、
それでも彗星はギリギリ肉眼で見えてました。山奥であればこの時点で相当見えてますね。
もしも見えてなければ低空に薄雲が発生しているか光害の影響が考えられそうです。




彗星が誰でも探しやすいように、山座同定のように肉眼で見える星を写真に並べてみました。
右上端のベガと左上端のアルタイルは七夕でお馴染みの1等星です。物凄く明るいので
日没から15~6分もすればもう上空に見えて来る恒星です。

逆にこれが見えない人は、恐らく双眼鏡を使っても彗星は見えないと諦めましょう、ええ(爆

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判りやすいと思うのは、この2つの超明るい星をみつけたら、ほぼ正三角形をイメージして、
3つ目のラスアルハゲを探します。これはへびつかい座で最も明るい星で2等星となります。
この2等星が見えてくると、それより若干暗くなってきている彗星が見えてくる時間です。

このラスアルハゲが見えてきたら、そのまま目線を下へ下ろしていくと、マルフィクという恒星が
見えてくるんですが、見かけとしてこの星のすぐ右側に彗星がひっついて見えてきます。
このマルフィクは大体3等星くらいで、一般人が肉眼で見える星の明るさのほぼ限界です。


真っ暗な山奥へ行けば5等星くらいまで見えるものですが、そこはもう視力の個人差もあるんで。
一般的にフツーの夜空でパッと見えるのはせいぜい3等星くらいまでだと思います。
逆にこのマルフィクが見えてない場合は、薄雲が発生している可能性もありそうですね。

で、このマルフィクと並んでる彗星も今回見た感じではほぼ同じくらいの明るさだったので、
尾も含めて現時点での彗星は最大でも2等星か3等星くらいかな、と思ってみてました。
ぶっちゃけ、2~3等星ってなかなか明るい方だと思うので、郊外なら余裕で見えたハズです。
何せ、こんな名古屋の超絶明るい街中で見えるくらいなんでね、しかも薄曇り(^^;





日没後75分ほど経過したところで一番よく見える状態になりました。それがこちらです。

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へびつかい座マルフィクと仲良く並んで右側に尾を引く紫金山・アトラス彗星があります。
これだけ地球から離れてしまうと彗星のコアの部分はどう頑張っても滲んで見えてしまうので
一般的なカメラだとピントを合わせようとしてもぼんやりとしかならないんですよね。

なので、逆にピンボケしたような光…点を見つけたら、きっとそれが彗星だと思います(笑
過去のヘール・ボップ百武なんかもそうでした。最終的にぼんやりとした点になりましたし。





太陽に最接近となる近日点から3週間以上経ってもまだこうして尾が肉眼で見えるのって、
なかなか凄いことだと思います。やっぱり生きてる内に見られる最期の肉眼可視彗星だなぁ…

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因みにこれ、三脚も何も使わずにフツーに両手でiPhoneを空に向けて撮っただけです(汗
部屋の窓からでも見えてましたが、隣家の屋根とか邪魔くさかったので自宅前の道路に出て
スナップしただけなので、ちゃんと三脚なりミラーレスなりで撮ればかなり撮れてたでしょう。





肉眼で捉えることが出来たらiPhoneで強引に2~3倍ズームしちゃいましょう。
さらに頑張ってナイトモードで3秒くらいジッと待てば彗星は誰でも確実に撮影出来ます。

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因みに他にもいくつか小さい恒星が映ってますが、多くは3~4等星です。
iPhoneだと5等星はギリギリ映るか映らないか…映っても微妙な感じじゃないですかね?





今日の名古屋は午前中は風も強く冷え込んで快晴で空気も澄んでましたが、
昼過ぎから雲が増え始めて、夕方にはあちこちに雲が広がってこんな状態でした。

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この写真でも…よーく見ると彗星は映ってるんですよね、半分雲に隠れちゃってますが(汗






先ほど解説したベガとアルタイルとラスアルハゲのほぼ正三角形がイメージ出来ればすぐです。
彗星がぼんやりしていてもマルフィクがワリとしっかり見えてるので発見しやすいです。

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この状況は翌日もさほど変わらないと思うので、これを目安にして是非、探してみましょう。

明日はさらに高度も上がるんですが、低空に下がってくると薄くなってしまうので、
東海地方であれば、18:00~19:00のちょうど1時間がベストな観測時間になりそうです。


因みにベガとアルタイルで三角形と言えば、これにデネブという1等星を加えたものが
夏の大三角形と言われてますが、冬の大三角形と比べて正三角形でも何でもないので(爆
あまり好きではありません。まぁでも彦星様(アルタイル)織姫様(ベガ)が主役ですからね(^^;




そんなワケで、週間予報や天気図を見た感じだと、火曜日以降は全国的に天気も崩れる上に、
その間にも彗星はどんどん地球から離れていってるので、実質見えるのはあと数日くらいです。

肉眼で見えるのも、明日でほぼほぼ最後じゃないでしょうか、よほど山奥に行かない限りでは。
BGMにはラッドの「前前前世」かバンプの「天体観測」あたりで…天体ショーを楽しみましょう(笑

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Posted at 2024/10/21 06:44:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 趣味
2024年10月15日 イイね!

観測ピークを迎えた紫金山・アトラス彗星。

観測ピークを迎えた紫金山・アトラス彗星。








地球最接近日から連日投稿してきました紫金山・アトラス彗星、4日目を迎えましたが…
今日は全国的に天気が崩れて観測出来る地域はごくわずか限られてしまいましたね(汗

愛知県も雲が多かったんですが、名古屋市周辺は日没後はまだ青空も見えていたので、
ギリギリ部屋の窓から見ることが出来る状態でした、住宅街なんですけどね(^^;

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しかし、夜には完全に雲に覆われて雨が降ってきました…まぁ予報通りってことですね。




というワケで、今日は昨日撮影した彗星の写真を撮って出しでなく、ちゃんと現像してみました。
ぶっちゃけ、現像とか地味に面倒臭いんですよね…なのでついスマホで間に合わせがち(爆



まずは昨日も少し出しましたが…日没後約30分経過した西の空から。
ちゃんと現像してノイズリダクションもしたので、さすがに画質もそこそこ良さそうですね(^^;

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まだ空が全然明るい上に、これだけ名古屋市街の街明かりがあるにも関わらず
これだけハッキリと彗星が見えるっていうのは本当に素晴らしいですね!

ほんと、見れて良かったです(涙





こちらもまた条件を変えて撮影した1枚。ほぼ肉眼で見える光景と同じ感じになってます。

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正直、今回の彗星は写真にはまぁ映ってくれても肉眼じゃ大して見れないんじゃ…?と、
半ば期待値も下がりつつあったんですが…フツーに写真のように見えてましたからね(^^;


それはそうと、久しぶりに実家の裏山へ来ましたが…なかなか絶景スポットだったんだな(爆
子どもの頃とかそんなこと1ミリも気にしたことすらなかったもんな…(大汗

…やるじゃん、地元!(笑





夜が更けていって暗くなってくると…彗星の尾がやたら長くなって見えてきます。

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星景写真として撮ってみましたが…星景写真としてこんな街明かりって相反してますが、
街の中に沈んでいく彗星っていうのもロマンチックで良いかもしれません(^^;





ここからズームレンズに切り替えて彗星にズームイン。

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安いカメラだとこれくらいが限界でしょうかね。それでも結構長い尾が映ってますね。

望遠鏡などを使うとこの時点で既にダストイオンの2つの尾がちゃんと確認出来てたそう。
しかも、さらに光害の無い地域で撮影された写真ではアンチテールまで観測されてました。





尾がかなり長いので縦構図で。

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感度の良いカメラで撮影してたらもっと尾が長く映っていたかもしれないですね(^^;






さらにレンズを変えて撮影しましたが…そんなに変わらないかも(汗

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この時間になると、肉眼でもまだ見えてはいるんですが…よく見ると薄雲がかかってて
若干そこに光が遮られてるような気もしますね。ま、どうせ街明かりもありますけどね(汗

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そして日没から1時間半以上経った19時を過ぎる頃には現像してこんな具合。

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もうちょっと厳しかったですね、肉眼でも最初から観測してるから見えてるだけって感じで、
いきなりこの時点で空を見ても探せないくらい。それでもまだ尾は靡いています(^^;


改めて…こんな街中でも1時間半もの間、沈みゆく彗星が見れて本当に良かったです。

ここまで見られるんだったらもっと用意周到にしておけば良かったなぁ…
タイムラプス撮影とか色々考えたんですが、毎度の如くトラブったりしてダメだったんですよね。





さて、明日はもう全国的に雨っぽいので、なかなか観測されることは無いと思いますが…
明後日、明々後日あたりはまだチャンス到来の可能性が出てきています、現時点で。

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東海地方は金曜日も雨マークに変わってしまいましたね、残念。木曜日が唯一のチャンス?

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20~21日も天気は良さそうなので観測自体は出来るとは思うんですが、
この頃になるともはや誰でも空を見上げたらすぐに見られる状況ではなくなっているので、
普段から星座とか天体観測している人じゃないとすぐには見つけられないだろうし、
スマホで撮影しても暗すぎてこれまでのような彗星らしく撮影することはほぼ不可能でしょう。





というワケで、やはり木曜か金曜あたりがラストチャンスになりそうです。
20日以降の晴天日でも彗星自体は観測出来ますが、専用機材でも使って撮影しないと
ただの点にしか見えない可能性が高いですが、月が隠れるという唯一の好条件があるので
ひょっとしてひょっとしたらまだ見えているかもしれません。

但し、昨日撮影したような街明かりのある場所では絶望的なので、観測出来るとしたら
光害の限りなく少ない山奥や海辺になりそうですね。
東海地方であれば、東へ向かうなら治部坂高原、西なら揖斐川町あたりが良さそうです。
どちらも名古屋の自宅から往復5時間はかかるので、それほど近くでもないんですけどね(汗





そんなワケで、あと数日くらいしか見られない近年稀に見る見事な天体ショーとなりましたが、
残りの人生最期になるであろう肉眼で見られる彗星。しっかり焼き付けておきたいものです。


因みに、昨日も書きましたが…今年に入って新たにアトラスが発見した新アトラス彗星ですが、
太陽に向かっている途中でコアが崩壊して宇宙の藻屑となって消えてしまったようです(涙

彗星って…物凄く単純に言えばデカい流れ星みたいなものなので、いずれは消失しますしね。
今回の紫金山・アトラス彗星も次は8万年後に!と言うてる人もいますが…
どこをどう考えても8万年もの間、コアが保たれているワケもないですし、非周期とあるので
地球から離れて太陽系の外へ出る頃には消滅しちゃうんじゃないかと思ってます(汗


ハレー彗星でも76年周期で比較的短いスパンで太陽系を巡っている彗星ではありますが、
言うても76年…人間の平均寿命とほぼ同じくらいなので、2度は見られないですよね…(汗
それに、いずれは崩壊して消滅する運命なので…崩壊して見られないかもしれませんし(爆

今、40代くらいまでの若い人であれば…前回は幼すぎて見れてはいないと思いますが、
次回の最接近、2061年では見ることが出来そうですね、頑張って長生きしたとして(笑

因みに、次回のハレー彗星は地球がハレー彗星のダストの中を通過するのでは?との噂。
ってことは、とんでもない流星群が見られる可能性もありそうだし、彗星の見える大きさも
とんでもなくデカくなりそうで、そうなると真っ昼間でも見える可能性大です!(爆


あと15年くらい遅く生まれてたら見れたのになぁ…残念(^^;

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それにしても…きれいな夜景だな。

眼下に元あった実家、その先に今の自宅があると思うと…
Posted at 2024/10/16 00:07:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | カメラ | 趣味
2024年10月14日 イイね!

紫金山・アトラス彗星、観測3日目。

紫金山・アトラス彗星、観測3日目。







昨日に続いて本日も紫金山・アトラス彗星の観測にちょろっとだけお出かけ。
場所は360度パノラマ絶景が堪能出来る子どもの頃育った実家の裏山ですけどね(笑


光害マップを参照すると、参照するまでもないですが…名古屋市郊外でも街明かりが強くて
一般的な天体観測には非常に不向きです。特に赤色の箇所はぶっちゃけ絶望的です。
オレンジ色~黄色い箇所であれば、今回のような彗星であれば十分肉眼で観測可能です。

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因みに、肉眼で天の川アンドロメダ銀河を見るには青い箇所へ行けば確実に見れます。





今日は多少時間に余裕があったので、日没10分前に観察スポットへ到着しました(^^;

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こちらのスマホ写真は日没直後になります。まだ明るい上に低空には雲が結構ありますね(汗
明るいうちにセッティングします。ぶっちゃけ、今回の場合、肉眼で余裕で見える彗星なので、
双眼鏡とか星座アプリすら不要です。それらを使うまでもなく、十分に肉眼で見つかります(笑





まずは西の空で日没を見届けた後に天体で一番明るい金星が輝くのをしばし待ちます。
日没後10分も経つと、沈んだ太陽の左手に煌々と輝く金星が現れます。

すると、西南西の方角の低空に宵の明星が見つかるので、次はアルクトゥールスを探します。
アルクトゥールスは西北西のやや低い空に輝く今の時期、恒星で特に明るい星になります。

金星はおおよそマイナス3~4等星、アルクトゥールスはマイナス1等星~1等星ほど。
恐らく視力が0.5~0.6くらいの人でも十分に見つけることは出来ると思います(^^;




そして、こちらの写真は日没後約30分経過した西の空。彗星が肉眼で見えて来る時間です。
因みにこちらは20mm単焦点レンズで撮影してます。ほぼ撮って出し、そのままです(^^;
彗星が出現する位置は、太陽が沈んだところのほぼ真上あたりになります。

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因みに眼下に見えている明るい夜景は名古屋市街になります…結構都会なんですね(笑
低空に雲がなければこの夜景のすぐ奥に鈴鹿山脈や伊吹山がハッキリと見えます。

彗星単体で撮っても正直面白みはゼロですが…
この夜景とセットにして撮ると、星景写真になるのでなんだかステキな気がします(^^;






これに、めちゃくちゃわかりやすいように位置関係を加筆してみました(^^;

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本日の空だと、ちょうど金星アルクトゥールスを直線で結んだド真ん中あたりを見てみると
彗星があるので、非常に見つけやすいし、撮影するにも狙いやすくてありがたいですよね。

日没後30分足らずでは西の空はまだ相当明るいので、1等星以上の星しか見えません。
それでも彗星が肉眼で見えているということは…1等星くらいの明るさがある証拠ですよね。


因みに、12日の時は2~3度、昨日は4~5度、今日は7~8度、明日は10~12度の高さ、
という具合に紹介されていますが、ぶっちゃけ角度を言われてもピンと来ないですよね(汗
ただ、7~8度と言われてる高さでも数値からすると、実際はかなり高い位置にありますね。

何せ、2~3度と言われてた2日前でも、海抜15m足らずの平野部で観測出来ましたしね(爆






日没から1時間近く経過すると、スマホで手持ち撮影でもこれくらい撮れるまで輝きます。

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とてつもなく明るい街灯に加えて背後には煌々と輝く月も出ていてコレですからね…(爆





さらにここから15分くらい経過した時点で、再びスマホで広角で撮影してみました。

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金星も随分沈んできて左手の大きな鉄塔に隠れそうになってきてますね。






さらに15分くらい経過…19時近くになりましたが、まだスマホで撮れるレベルで輝いてます。

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そして、最終的には19時半頃に薄曇りというか、靄の中に消えていきました。
彗星が水平線に沈むのは20時過ぎだと思うので、本日は2時間くらい観測出来ました(爆

これはかなりビックリですね。肉眼でも100分間くらいは見えていましたからね(^^;




で、明日になると、先程の解説写真にあるように、出現する日没後30分経過の時点では
金星と比べると随分高い場所にあるので、山や建物で多少遮られていても観測出来そうです。

我が家の場合だと部屋の窓からフツーに観測出来そうで楽しみにしていたのですが…
残念ながら明日以降の東海地方の天気はあまりよろしくないようで期待はしていません(汗

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名古屋は明日午後以降下り坂で、木曜日になると午後から条件が良くなりそうな気配。
そして、ラストチャンスとしては、20日(日)と21日(月)あたりと見ています。

この頃になると月が昇ってくるのも遅くて月明かりの影響を受けにくくなります。
さらに高度も上がるので今以上に日没後早い時間に彗星が出現するかもしれないですね。

ただ、上空に向かうと観測自体しやすくても彗星を見つけるのがちょっと難しくなってきます。
12日に地球に最接近した彗星は日々地球から離れていってるので明るさも暗くなっていきます。

この辺はどうなっていくかということは、もはや天文学者でもハッキリとわからないようです。
何せ今回でも人によって見解もバラバラでしたし、情報も二転三転しまくってましたしね…(汗
そもそも彗星は太陽光を浴びて塵や氷を飛び散らかしてるので当然かもしれません(^^;
特に今回の紫金山・アトラス彗星は太陽系外へ出る頃には消滅するかも?と言われてます。





最後に、本日撮影した彗星をレンズ違いで2枚出してみます。ほぼ撮って出しです(^^;

ただ、撮影した時間は彗星が靄の中に沈んでいく直前の19時頃なので、随分暗くなってます。


こちらは普段から使いまくってる28-200ミリのズームレンズで撮影。
ノイズリダクションとかもしていないのでザラザラしてますが、いずれ現像する予定です(汗

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そしてこちらはレンズを200-600ミリに交換してから同じように撮ってみました。

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当然っちゃ当然ですが、多少後者の方が画質は良さそうですね、さらにズームしてても(^^;


あと数日もすると、専門家の話ではこの尾は多少短くはなっていくものの、ダストとプラズマと
2つに分かれてる様子が見られるらしいので…ちょっとそこには期待したいですね。

スタック用として何十枚と連写したものもあるので、時間のある時に現像しようと思います。
もうちょっと尾も長く明るく写ってると思うんですよね…どうかな~??



というワケで、ゴリゴリの趣味にしてるワケではないですが、こうしてせっかくやって来てるので
もう少しの間、最初で最後の紫金山・アトラス彗星の観測を楽しみたいと思います。


まぁ自分の年齢からすると、このような彗星が肉眼で見られるのは最期になると思いますしね…
Posted at 2024/10/15 00:31:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 趣味
2024年10月13日 イイね!

赤い彗星のシャア、ついに現る!

赤い彗星のシャア、ついに現る!








昨日は新幹線のドクターイエローを初めて撮影してメロウな気持ちになりましたが(笑
本日はいよいよ地球に大接近中の彗星、紫金山・アトラス彗星の撮影に近所のスポットへ。



…と、その前に。昨日ドクターイエローの撮影を終えたその場所から彗星を確認してました(^^;
このあたりは周囲にそれほど遮るものも無さそうなのでどうかな~?と思いまして。


で、2本目のドクターイエローが通過して待つことおおよそ30分…宵の明星が輝き出すと
ちょうど同じくらい低空にあるであろう彗星も見えてきます…というか、そういうつもりでした(笑

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これ、広角で撮ってるんですが…微かに肉眼でも2~3分だけ見えてたんですよね。
どこに出てるか…わかりますかね?(汗






正解はこちら~!彗星の位置は肉眼で見つけるには相当視力も高くないと厳しそうですが、
視力1.5以上の人とか、普段から星を眺めてる人ならワリと簡単に見つけられます(^^;

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因みに左下にやたら明るく輝いているのが金星です。マイナス3~4等星と超明るいので
さすがに誰でもわかりますよね。彗星の位置も比較的太陽に近い位置に沈んでいくので
とりあえず真西の空を眺めていれば双眼鏡なんかなくても大抵見つけられます(^^;
逆に全然見えない時は薄雲がかかってる可能性もあります。まだ気温も高めですしね。
当初はこの金星に近いくらい明るくなるのでは!?と期待が持たれてました…はい(汗





ちょっと場所的に…巨大な電線が沢山走ってたので一瞬アレ!?って探しちゃうんですが…
幸いにも今回の紫金山・アトラス彗星はダストリッチ(塵成分が多い)なので助かりました(笑

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日没後から45分ほどでもうここから見えるギリギリのラインまで沈んでしまいましたが
まだ彗星は確認出来ました。スマホで撮影するにはさすがに厳しそうですが、
フツーのカメラならコンパクトカメラとかでも撮れるんじゃないでしょうかね??

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というワケで、紫金山・アトラス彗星の折り返し日、初日は水平線から5度と低空なので
太陽が沈んで暗くなって本当にわずかな時間だけの天体ショーでした。

まぁ太陽系で一番太陽に近い水星も大抵こんなもんですよね、近すぎて見れるの一瞬(笑








そして、昨日に確認が出来たところで、再びお出かけ。今回も近所で済ませます(^^;

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1日経つだけで随分と位置が変わるもんですね…解っていたとは言えビックリです(^^;
日没後でこれだけの高度があれば、もう誰でも空を見上げれば観察できちゃいますよね。

天気にもよりますが…今日から1週間くらいはスマホでも撮影出来ちゃいそうですね(爆







とりあえず撮影スポットに到着したらいつものカメラとレンズをセットして試し撮り(^^;
昨日に続いて本日もほぼ撮って出しです。時間がなくて設定も適当になっちゃってます(爆

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今日は観測開始が絶望的に遅かったので、既にもう空には彗星が思いっきり見えてたので
一瞬で見つけて一瞬でこうして撮ることが出来ました、特にアプリとかも関係ないですね(笑






日没後から1時間近く経過していたのでもうかなり空は暗くなってます。

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やっぱりいつもの中望遠ズームレンズだと使いやすいですがノイズがヒドいですね(大汗
ただ、彗星はハッキリと撮れてました、めちゃんこテキトーでしたが(^^;






今度はソニーのバズーカにレンズ交換。200-600なので大きく撮れるのもあるんですが、
普段使ってる安いスナップ用のレンズとは違ってノイズが少ない…って、当然か(汗
しかし、見事に赤い彗星ですね!シャア万歳!(謎

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ダストリッチな彗星なので、実際にはもっと尾は長く出てるんですよね、恐らく。
なので、彗星全体を入れようと思うと縦構図にしないと収まりきらないんですが、
周辺に薄雲が出ていてそれほど意味無いなーと思ってずっと構図を変えずにいました。






日没後1時間以上経過すると、もう水平線に沈んで行ってしまいそうなところまで下りてます。
ただ、西の方角には大都市の街明かりもあるので、あと数分もすると見えなくなりそうです(汗

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露光時間はちょっと長くするだけでも彗星のコアが丸じゃなくなってしまうので…ダメですね(汗
どうせ彗星なんてぼんやり輝いてるんだからISO感度の粗さを気にせず高くしても良いかも。

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ってな感じで、今日はとりあえずどんなものかな?って感じで1時間弱だけだったので
それほど沢山撮ったりも出来なかったんですが…明日も同じ場所で撮影すべきか、
別のお気に入りスポットへ出かけるか悩むところです(汗

明日、明後日くらいまでは東海地方は晴天予報なので、こうして見るチャンスもありますしね。
ただ、1日経過しただけで結構早く地球から離れていくようなので…ここ数日が勝負っぽい。


その分高度は上がって観測時間は長くなるし、真っ暗な中で観測出来る…というのもありますが、
残念ながら近くで月明かりが煌々としているので、確実にその影響がデカくなっていきます(涙
何せ10月17日で満月になりますからね(爆

ただ、10月20日あたりにもなると、月が昇ってくる時間が20時近くと遅くなるので、
月明かりに邪魔されることはなくなります…が、その分地球から離れていくので彗星は小さくなり
さらに太陽から遠ざかるほど肝心な彗星の尾は短くなっていくので、それを待っていたら恐らく
彗星自体は観測出来ても、パッと見では尾が掠れて見えず、彗星っぽくなくなってそうです(汗



今日見た感じでは、以前とんでもなく明るくて衝撃だったヘール・ボップ彗星百武彗星と比べて
あまり噂ほど明るいわけでもないので…やっぱりここ数日が一番の見頃な気もしますね…。

今回の彗星は他よりも尾が長いのが特徴的とも言われてますが、この尾が美しいですからね。
あと、もう少し離れると今見えてる尾が2つに分かれて見えてくる予定?…ですしね(^^;




今年は最近発見されたらしい新アトラス彗星の件もあるので…ちょっと気になりますね(^^;
時期的には気温も下がってくれた方が空気も澄んでより観測しやすくなりますしね。

個人的には天体好きとは言え、ガチガチな趣味でもなく、フツーに夜空が好きなだけなので(汗
望遠鏡じゃないと見えないとか、そうなってくるとぶっちゃけほとんど興味はなくなるので…(爆

そりゃね、誰もがパッと見えておぉー!って感動してナンボですよ!!


今日も観察スポットには結構な人が来ていましたが、年配の方が多くて肉眼だと見えないし、
双眼鏡だとブレまくってどこ見たら良いのやら!?って状態で、そうなると面白くないですよね。
なので、その場で撮った写真をお見せしながら、必死こいてあそこ!って教えておきました(笑



明日は日没後でなく、日没より少し早めに到着出来るようにせねば…。



皆さんも、気が向いたら18時頃になったら日が沈んだ方向を少し見上げてみて下さい
よっぽど大都市圏の街中だとかでない限り、明日以降は見えますんで(^^;


そしてこの紫金山・アトラス彗星は周期が膨大なので、地球から遠ざかっていったら
次は戻って来ることは無いと思います。戻って来られてもその頃には人類滅びてるだろうし(爆
Posted at 2024/10/13 23:12:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | カメラ | 趣味

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