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Alan Smitheeのブログ一覧

2016年12月31日 イイね!

#南アルプス行ってきた~完結編(後編)。

#南アルプス行ってきた~完結編(後編)。








さてさて、今度こそ完結です、前回の続き…後編スタートですっ!


既に投稿するだけの状態にしていたんですが、年末年始特有の?不具合なのか
何が原因かよくわかりませんが、年内に投稿予定が出来なくなっていたので、
既に"あけおめ"状態ではありますが、明けてなかったことにして投稿します…(爆



仙流荘の駐車場から林道バスに乗り、約1時間近くかけて北沢峠まで向かい、
そこから仙水峠を経て栗沢山へ登り、昼食をとって今度はアサヨ峰に登り…
そして、ようやく北沢峠へと戻ることになりました。この山行自体も疲れましたが、
こういうブログを投稿するのも正直、疲れて来ました(大汗



とは言え、ナンバー1&2の山!南アルプス、とても素晴らしいスポットでした。


#さようなら


さて、と。



当然ですが…栗沢山まではピストンですので、来た道を再び戻って行きます(疲

パッと見だけだと何ともない山道なのに…巨岩は小石くらいにしか見えないし(汗

しかし、実際に近づいていくと…



怖すぎて失禁しそうです…クラっクラ来ちゃいますよ、足元見ると(涙
やっぱり登るよりも下る方が怖いもんですね、より慎重にならねば…!

なかなか信じてもらえないんですが、私は根っからの超高所恐怖症デス。
未だに肩車すらされるのはNG、脚立も怖くて大きいのはNGです、はい(爆

しかし、ここ最近ちょっとだけ慣れてきました。ちょっとだけ…ですよ、ええ(汗

以前にも書きましたが、垂直に絶壁になっているところや人工物に関しては、
特に恐怖を抱くんですが、こういう自然の世界だと、ちょっと緩和されるんです。
やっぱり田舎の山ん中で育った人間だからでしょうかね?

何となく、恐怖感が削がれるんですよね。といっても十二分に怖いんですが。




ところどころ紅葉してる樹木もあり、心休まります。しかし、一歩離れたら…



こんなんですよ、ええ。なんかもう登るのが面倒臭くなってきちゃいました(汗
縦走とか尾根歩きって…上り下りの繰り返しになるから大変なんですよね。



あともう少しで栗沢山の山頂に戻れるぞ!と、自身を鼓舞して頑張ります(笑


そして、栗沢山の山頂、再び。時間は既に14時半を過ぎていました…(大汗

今度は仙水峠を経由せず、北沢峠へ直下のルートを使って下山していきます。
時間的には早いんですが…見ての通り、ズッコケたらどこまでも転がりそう(爆



この写真に見える、はるか先の麓まで、時間が無いので…ダッシュします(爆


10キロ以上の重たい荷物を背負ってフラフラになりながらの下山なので、
もはや写真なんぞ撮っている余裕なんて、ほとんど残ってませんでした。

何故なら…最終バスが16時05分なので、乗り遅れたら野宿決定なのです(涙



最初の方は岩だらけの山道でしたが、しばらくすると樹林帯に入って行きます。
途中まで右手に甲斐駒ケ岳が見えてましたが、完全に見えなくなってきました。

写真ではわかりづらいですが、相当な下り坂なので、ストック活用必至でした。
使わずにも下れそうですが、下山してから膝がガクガクになることうけあいです。




なんとか沢のあるところまで到着…北沢峠はもうそろそろ…かな?




15時50分、1時間半近くかけて無事に長衛小屋のテン場まで辿り着きました。
最終バスの出発まであと15分ですが…またここから峠へ少し登って行きます。

そうなんです、北沢峠は長衛小屋よりも標高が高いのです…(汗

もう自分では走ってるつもりでも、完全に徒歩のスピードと化してましたが、
何とか力を振り絞って乗り場まで辿り着きました…汗でビッショビショです(汗
まさかの、最後の最後に林道を数百メートル上って行くのがこれほど辛いとは!

しかし…



出発3分前に乗り込んでギリギリセーフ!!

私が乗り込んだ直後にバスは仙流荘の駐車場へと発車するのでありました。



帰りのバスでも運転手が発する南アルプスのプチ情報を聞き入れつつ…
窓からはバスからしか望めない鋸岳の山容を間近に見ながら下山です。

行きにはクマが出没してましたが、帰り道ではクマは出没しませんでした(笑




約45分、17時直前に戻ってまいりました、愛車を停めておいた駐車場。



夕方になっても空を見上げれば雲1つない快晴…!なんて素晴らしい!

ほんと、土曜日だし、混んでるかも?って言って来なかったら大後悔でしたね。
やっぱり、また今度~!とかナシですね。今だ!と決めたら即行動すべしです。

その為には、いつでも出かけられるように常に用意周到にしておかねばね。
というワケで玄関先には、登山道具一式と非常用袋を常にセットしております(笑


下山後はコーラ1本と関東方面でしかきっと買えないこしあんまんを1つだけ(汗
特に名物のソースかつ丼とか蕎麦とか食べることもなく、帰路につきます。



…ってか、もうヘトヘトなので、そんな余裕はありませんでした。眠たいし…(汗

再び伊那インターから中央高速を使ってバキュ~ン!っと春日井インターまで。
20時頃には無事に帰宅が出来て何よりでした。すぐに電池切れになりました(笑


最後に…本日の燃費。



名古屋の自宅から南アルプスを往復して、平均燃費はほぼカタログ値達成!
如何に普段、渋滞まみれ、ストップ&ゴーまみれな道を走ってるか、って話(汗


さてさて。
ここまで拝読、感謝です~。

…とは言っても、ほんの一握りしか読んでもらえてないとは思いますが…(汗
反響があれば、他の絶景スポットなんかも追投しようかと思いますが果たして。


そんなワケで、今年も今年とて色々ありましたが…いや、ありすぎましたが、
みん友さんにはいろんな影響を受けまして。いろんな情報を頂きまして感謝です。

大好きなアーティストたちの訃報が次々に入ってきて軽く落ち込んだりもしたし、
自身も大病を患ったりもしましたが、その後何とか職場復帰出来て良かったです。

しかしながら、一部の腹黒い人たちによって人間不信がさらに加速もしましたが、
来年はもっともっと楽しい1年になるように努めたいと思います、ほんとに。

みんカラ的には、新車購入から3年経過で直接的なクルマの話題も減りましたが、
大好きなクルマと共に出かけるスポットということでブログが続けれたら、と…。
やっぱり、クルマで好きな人と出かけたり、好きな場所へ出かけるのが最高です。

今年も何だカンだでVWゴルフでいろんなところへ出かけることが出来て感謝です。



さて、私はそそくさと仕事へと戻ります…毎度の誰もいない会社の事務所より(爆


ではでは、みなさん良いお年を~!(*^。^*)ノ


…って、もうスッカリ年明けてるんだけどな(爆
Posted at 2017/01/01 01:56:34 | コメント(6) | トラックバック(0) | 登山 | 旅行/地域
2016年12月31日 イイね!

#南アルプス行ってきた~完結編(前編)。

#南アルプス行ってきた~完結編(前編)。








ついに年の瀬、2017年もすぐそこまで迫って来ましたが更新です(笑

さて、前回のレポで目的地の1つである栗沢山に登頂は出来たワケですが、
本当の目的地は、あくまでもその先にある「アサヨ峰」でしたからね。

アサヨ峰って…なんじゃそりゃ?って名前ですが、この山の名前の由来は、
朝早くから陽が当たる山ってことらしいです…うーん、なんじゃそりゃ(笑

しかし、この朝早くから陽が当たるってのもミソでして。要するにそれだけ
開けてる山で、さぞかし展望が良いんだろうな、という期待が持てますからね。

高い所が超苦手と言いながらついつい高い所ばかり来ている感じがしますが(汗
実際、高い所が好きというよりも、単純に展望好き…ってだけな気がします。
少しでも良い眺望を…ってなると、やはり高い所に登るのが手っ取り早いですし。
天気だって当然、快晴の方が良いし、寒い方が空気も澄んでて良いのです。

また、東京ではスカイツリーの展望台がぶっちぎりの高さを誇っているので、
それまで人気だったサンシャイン60や東京タワーの展望台の人気が急落とか
色々言われてますが、そうじゃないんですよね。
逆に東京タワーなんかに昇るとスカイツリーも含めて絶景が望めたりするので
逆にそれはそれでまた素晴らしいものになるのです。山も全く同じですね。

快晴で視界抜群の富士山に登るのは幾らかある生涯の夢の1つなんですが、
そんな富士山を周囲の山々から最高の条件で眺めるというのもまた良いんです。

そんなワケで、アサヨ峰は非常にマイナーで大して整備もされてない山ですが、
数々の日本百名山が望めるということで、今回の山行を決行したんですよね。


…またしても前フリが長くならないうちに本題へ(汗


位置関係としては、下記のマップにある通り。こうして平面の地図で見ると
大したこと無さそうに見えるのがまさに山岳トラップ!って感じですね(汗



栗沢山の山頂で食事を済ませ、ひと通り写真撮影をし、他の登山客たちと
談笑して1時間以上過ごした後、いよいよアサヨ峰へ出発です。



ほんと、こうしてみると小刻みに走れば30分足らずで着けそうな感じ…

しかし、出発して5分でこんな山道です(爆



あまりにもスケールがデカくて、実際に近づかないとわからんもんです。


たかが…と思われそうですが、1度迷子になってしまい、引き返しました(爆
そういや別の登山者からルートが不明瞭で迷子になりやすいと聞いてましたが
まさか…といった感じです。出発後しばらくはハイマツ帯が続くのですが、
それらをかき分けて進むと、一方は山の南西側の崖っぷちになるのです(汗

看板とかも一切無く、かろうじて数か所に赤いリボンが樹に巻いてあるだけ。
なので、単純に早川尾根の稜線を歩いて行けば良い…というのは甘いかも。
東京へ行こうとして京都へ行ってしまう方向音痴な私だけかもしれませんが(爆


ルート修正して、ようやくハイマツ帯を越え、後ろを振り返ります。



先ほどまでいた栗沢山がだいぶ小さく見えてます。山頂から山頂への峰歩きは
一旦下って、再び登って…の繰り返しなので、ハッキリ言ってしんどいです。

それらをいくつも乗り越えて…



後ろを振り返ると、栗沢山もさらに小さくなってます。
右手に見える甲斐駒ケ岳の山容がさらによく見えて素晴らしいです。

そして、目の前はドドーン!とアサヨ峰の山頂らしきものがそびえてます。



やはり、近くまで来ると圧倒的にスケール感も険しさも増して来ますね。

まだこんなに登らにゃイカンのか?…と思いましたが、
実はこの見えてる頂きは…後で気づきますが、山頂ではありませんでした(爆



先にアサヨ峰へ出発していた若者たちが山頂らしき場所で記念撮影してる!

…もうあと少しでフィニッシュや!…っていうのもぬか喜びでした(汗
もう岩のサイズ感とか距離感とか傾斜具合とか…よくわかりません(涙




実際に近づくと…ゴッツゴツなのあります(涙
稀にズタボロな赤いリボンが縛ってあるので、ここを登れば良いんだな?
ってことがかろうじて判るんですが…いわゆる百名山や観光山とは違って
看板もあるワケがないし、ペンキ塗りの目印やロープの類も一切無しです。

どこの岩に手や足をかけたら良いのかイマイチわかんない状態ですが…
多分コレで良いだろう?と思しき岩に手をかけながら恐る恐るって感じ。



足元を見てしまうと今にもがけ崩れを起こしそうな雰囲気でスリル満点。


しかし、ここを越えたらすぐに山頂だぜ~!と、ピークを乗り越えると…



まだ全~然先やんか~!(;´༎ຶД༎ຶ`)

いや~完全に騙されましたね、ええ(激疲

ってか、この時点で2人組の登山者が戻って来られてたので訊ねてみました。

私「この先、頂上までどれくらいあるんでしょうか?」
客「実は途中で諦めて引き返してるんですよ~。」
私「マジか。」
客「でも、あの先なら富士山がまだ見えると思いますよ。」
私「マジか。」

…ってな具合で、途中で引き返す方も何人かいる中、私は当然…向かいます(笑


…とは言うものの、果てしなく谷底が…ハイマツが邪魔で足元不案内(涙




…で、まだまだ…次の難関?

ロッククライミングしに来たんとちゃうし…(涙



思わず自撮りしちゃいましたよ、ええ(笑

「ちょっと、誰かこの岩どけといて…」と思いつつ、仕方なしに登ります。




何とか乗り越え、今度こそ?山頂っぽいところが目と鼻の先っぽくなり…

後ろを振り返ると…!!



おお~!朝から雲に遮られてた八ヶ岳がようやく姿を現してくれました!
この3週間後に再び紅葉巡りで訪れることになるとは思いませんでしたが(汗

しかし、今度こそ!!と期待して岩を乗り越えたら…


 
え?何!?どこが本当の山頂なのよー!!(泣


恐るべし、早川尾根…もういくつもの山の頂を越えないといけません(汗
恐らく一番遠くに見えてるのが標高約2800m、アサヨ峰ではないかと。

その手前にあるピークを越えないことには富士山を拝むことが出来ません。
きっと先に諦めて戻って行った登山客も、この距離で諦めたのでしょう…。
それに、1日4~5本しかない帰りの林道バスの時間もありますからね(汗

この時点で時間は13時を過ぎておりました。最終バスは16時なのです。
16時までに北沢峠のバス停まで下山しないと…野宿決定なのです、はい(爆


しかし!気を取り直してテクテクと先へ進んでいくと…ついに…!!



おおー!!!富士山~~!!\(^O^)/

正面には栗沢山~アサヨ峰~ミヨシノ頭~鳳凰三山へと続く早川尾根が。
元気があったらあの先まで行けたんでしょうが、今の私には到底無理です(涙

思わずパノラマ写真をiPhone7でパシャリ。


※画像クリックでFlickrのパノラマ専用フォトサイトの画像へジャンプします。

左から…御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰、正面に甲斐駒ケ岳、八ヶ岳…と続き、
早川尾根の先に鳳凰三山、さらにその右の奥に見えるのが富士山です。

この1枚で恐らく270度くらいの視界になるんじゃないですかね。
富士山が拝めたことで若干疲労が失せました。頂上まで今度こそあとわずか。

最後の岩をよじ登ったら…唯一の案内板?が足元に落ちてました…(大汗



ん~…確かに仙水峠はこっちの方角だけど…完全に放置しすぎやん(爆


しかし、今度こそ…アサヨ峰に登頂!!ヽ(^。^)ノ



とりあえず、三角点を探します…。

お、あった、あった。鳳凰山って何故か間違って刻印があるんですけど(爆



国土地理院さん、修正しなくて良いのでしょうか。それとも実は…??



やっとの思いで辿り着きましたが…寝不足、仕事の過労、体力の低下、等々
いろんなマイナス面が多すぎますね。やっぱりジムで筋トレ再開しないと。



それにしても…あまりの絶景に言葉を失いますねぇ、毎度のことながら(笑



さすが、知る人ぞ知る絶景展望スポットだけあって、凄い眺めで満足です。
午後になってちょっと雲が出て来ちゃいましたが、十分視界はクリアです。


※画像クリックでFlickrのパノラマ専用フォトサイトの画像へジャンプします。

日帰りでこれだけの眺めが堪能出来るのであればもう十分ですよね、うん。
360度、見渡す限り山ばっかりで…何だか地球が丸いのを実感します(笑

天候、日和、時期など…これだけの好条件が揃っているにも関わらず、
やはりマイナーな山だけに登頂者はあまりいないようで…勿体ないですね!
大抵の人が栗沢山に登頂して甲斐駒ケ岳を展望して下山してしまうようです。
逆にガチ登山な方は、これより先の鳳凰三山を泊りがけで目指すようだし(汗



さて、山座同定も兼ねて360度パノラマ絶景を詳しく見て行きましょう。




まずはとても間近に見えている日本国内第2位の標高を誇る北岳から。



このアサヨ峰より400m近く高いだけあって、さすが迫力が違いますね。
北岳のすぐ隣にはかなり低めに間ノ岳が見えてますが、これも遠近の違いで
実際には北岳と間ノ岳の標高は4mしか変わらないんですよね、不思議です。

標高3193m、北岳をズームしてみましょう。



小太郎山頂より北岳山頂に向かって小太郎尾根の道が続いていますね。
写真中央付近に立派な小屋が見えてますが、北岳肩ノ小屋になります。
死ぬまでに1度でいいから泊まってみたい小屋の1つでもあります。
また、高山にしか生息しないライチョウの宝庫で、保護観察などもしてます。

他に南~西方面の山を山座同定。北岳の向こう側にある間ノ岳をズーム。



地図で見ると近いんですが、それでも北岳から3時間くらいかかります(汗
間ノ岳の山頂から手前にはその尾根の山道がハッキリと見えてますね。
因みに、間ノ岳との中間地点の山頂となる中白峰が画像の中央に開けています。
北岳、間ノ岳、農鳥岳の白峰三山のうち、農鳥岳は残念ながら隠れて見えません。


次に…その奥に続く南アルプス、赤石山脈をズーム。



正面に見えるのは塩見岳ですね。右肩(西)に見えるピークが恐らく天狗岩。
逆に左肩(東)に見えるのが北俣岳でしょうかね。大きなカールが目立ちます。
塩見岳はもう静岡県静岡市になんですよね。静岡市が目前って…不思議(爆




さらに塩見岳の奥に見えているのは…多分、荒川三山の悪沢岳か、と。

赤石山脈を含めて南信州方面を眺めると、どこまでも山が続いてますが、
ちょうど中央構造線が走ってる箇所なんですよね。この日に一番遠くに
目視で確認が出来たのは飯田市付近、南州地方にある山々でした。



これが、もう少し高い場所からだと、写真の右端あたりに恵那山なんかも
見えて来ると思うんですが、仙丈ヶ岳が邪魔していて望むことは出来ません。

因みに栗沢山からの山座同定はこんな感じになりますかね。




今度は西の方角を見てみましょう。



すぐ隣にそびえるのは仙丈ヶ岳、3033mになります。
昔から甲斐駒ケ岳が王様で、この仙丈ヶ岳は女王様と云われています(汗

小仙丈ヶ岳のあたりには登山道がクッキリ見えてますね。この道を下ると
栗沢山の登山口と同じ、北沢峠に出るんですよね。

こちらも、それぞれズーム。まずは小仙丈ヶ岳。



よく見ると、山頂付近で休憩してる人々が見えるんですが、わかりますかね(笑


次に、仙丈ヶ岳の奥にある"大"とはついても仙丈ケ岳より低い大仙丈ヶ岳(汗



さらにズーム。




そして、仙丈ヶ岳の山頂のズームです。千畳敷カールと構造が同じですよね。
やはり、このすり鉢状のカールも、遠い昔の氷河がもたらした地形なのですね。



この日は土曜日。山頂で大勢の登山客がヤッホー!してるのが見えてます(笑


次に、仙丈ヶ岳の北の肩から覗いている中央アルプスも見てみましょう。



今年の5月に登頂した木曽駒ケ岳や千畳敷カールがしっかりと見えてます。
さらによく目を凝らすと、千畳敷のロープウェイ、ホテルまで見えるんですよね。

それにしても…1m以上積雪した冬山の急斜面をよくまぁ登ったもんだなぁ、と
自分でも改めて感心してしまうほどの光景です、滑落したのも過去の思い出(汗


そして、この中央アルプスのすぐ北側には…



いつも名古屋市内から眺めている御嶽山がクッキリと。最高峰は剣ヶ峰です。
よく見ると、御嶽スキー場までしっかり見えます…って、見えすぎですかね(汗

因みに、去年の11月に開田高原から望んだ御嶽山はこんな具合でした。



この日も相変わらず噴煙は上がってました。登頂再開はいつになるやら…。


御嶽山から右へ視線をズラせば、乗鞍岳もしっかりと見えてます。



こちらもいくつかの山が連なって乗鞍岳を構成しているので巨大ですね。
目印としては…観測所でしょうかね。白くて丸い物体が見えるのがミソです。

さらに北の方角へ目線をズラせば…



こちらも、今年の7月に登頂したばかりの北アルプス、焼岳が見えてます。
しかも、南峰と北峰とピークが2つあるというのも確認出来ますね。


そして!!登山家が富士山よりも憧れる北アルプスの表銀座がズラ~リ。
こちらはもう言うまでもなく、槍ヶ岳が見事なランドマークを果たしてます。



穂高連峰は日本でも特に険しい山々で有名です。私には到底登れませんが、
それでもいずれはチャレンジしたいと思ってます、思うだけですけどね…(爆

毎年大勢の登山者が命を落としていることでも有名。もはや名物のようなもの。
またこの冬休み中にも何人か遭難して人生を終わらせていくのでしょうね…(涙
それでも毎年凄い数の登山客が集まってきます。私は正直、怖いのは嫌です(汗


さらに北の方…となると、カメラでズームしないと山座同定は厳しいです。



手前の赤茶けた山稜は甲斐駒ケ岳の近くにそびえる鋸岳です。
その鋸岳の肩から穂高連峰よりも北のアルプスの山々が見えています。
頑張って目視で確認が出来たのは…立山連峰あたりまででしょうかね。




鋸岳の北側にあたる右肩には富山~新潟方面の山々がかろうじて見え隠れ。
この日は度々雲で覆われていたので、見えても一瞬…って感じでした、残念。


そして、目線を真北へ向ければ…甲斐駒ケ岳に戻ってきます。



ちょうど東から雲が流れてきて、宇多田さんのCMの様な雰囲気になりました(笑
3000m級の山々が壁となって、流れてきた雲はそのまま消えていきます。
これが、条件次第では山頂から滝から落ちる川のように流れたりするんですよね。

この1週間後に訪れた四国カルストでまさにそんな現象を目撃したところです。


次に、東へと目をやります。甲斐駒ケ岳のすぐ右側には八ヶ岳連峰が見えてます。



午前中は半分以上雲間に隠れてましたが、午後になって全容が見られました。
八ヶ岳もいくつもの山からなる連峰ですが、とてつもなく歪なのが判りますね。

こちらはこの3週間後に訪れることになりますが、次回は是非登ってみたいです。


そして、さらに東へ目線をズラしていくと…山梨県~北関東の山々が見えて来ます。



しかし、この日は東の方角は遠景にはイマイチで、比較的距離の離れていない
御座山あたりまでしかハッキリと見受けられませんでした…ちょっと残念(汗

この御座山の並びで臨むと、ちょうど真東あたりに御巣鷹山も見えてきます。
御巣鷹山と言えば、飛行機事故至上最悪なジャンボジェット機墜落で有名です。
もう30年以上も前の事故ですが、未だに飛行機のカタチに尾根が剥げてます。

因みに実際に墜落した場所は御巣鷹尾根ですが高天原山という隣の山です。




また、この御座山あたりは非常にゴツゴツしたコブ岩だらけな山が多いですね。
この先にある妙義山や荒船山もそうだし、瑞牆山金峰山も似たような雰囲気。





そして…いよいよ南側の山々になります。




ドドォーン!っと、ダイナミックですね!山座同定の便宜上、アサヨ峰の山頂より
少し下った場所から撮影した写真ですが、山頂からの光景とほとんど同じです。

アサヨ峰のある早川尾根を伝ってミヨシノ頭があり、その先に鳳凰三山があります。



地蔵岳、観音岳、薬師岳の3つを鳳凰三山と呼びます。また、地蔵岳の先には
オベリスクと呼ばれる地蔵仏があり、ランドマーク的な存在にもなってるようです。



正面に見える一番高い山が鳳凰三山の1つ、観音岳で、その右隣が薬師岳。

そして、地蔵岳の隣に見える巨大な尖塔があるのが地蔵仏(オベリスク)です。



パッと見だと、冠雪してるかのようですが、これは山頂が花崗岩に覆われている為。
甲斐駒ケ岳も花崗岩により山肌が白く見えますが、鳳凰三山はもっと強烈です。


そして、鳳凰三山の脇からは…富士山です!



お~!!やっぱり富士山があると全然違いますね!さすが、日本一高い山!

しかも、午後にも関わらず雲が消え、山麓まで見事に見えてます。まさに奇跡的。




うーん、デジイチのズームやフォーカスが故障していなければよかったんですが、
どうも1年近く使ってきて早くもガタついてきた為、ピント合わせもおぼつかず(涙

それでもしっかり拝むことが出来ました。まだ冠雪前なので地味ですけどね…(汗


いや~…名残惜しいですが、これから下山、バス移動、そして名古屋まで帰宅、
さらに翌日は仕事で朝5時起きという、相変わらず超ハードな予定もあるので(涙
ひと通り満喫したところで、そそくさと帰路へと向かいます、はい。




さて…。

ものすごく中途半端ですが、あまりに長くなったので続きは後編で!(爆
Posted at 2017/01/01 01:28:56 | コメント(5) | トラックバック(0) | 登山 | 旅行/地域
2016年12月28日 イイね!

#水の山行ってきた~南アルプス登頂編。

#水の山行ってきた~南アルプス登頂編。







年末恒例のドタバタでちょっと間が空きましたが絶景登山レポの続きです。
宇多田ヒカルさんが出演する天然水のCMの聖地巡礼?も兼ねて紹介します。

北沢峠で林道バスを降り、仙水小屋を経由して仙水峠に向かう途中でしたね。



左手に双子山や甲斐駒ケ岳、右手に栗沢山、そして後方に仙丈ヶ岳を望む
途中からはとても開けたルートなのは勿論、特に山へ登る際注意したいのが
陽が高くなるにつれ現れるガス…ですね。午前中は晴れてるケースが多いので
逆のルートを辿っていると、せっかくの展望が残念なことになりかねません。

さて、仙水小屋から歩くこと約40分、ようやく最初の目的地、仙水峠に到着。
仙水峠の標高は2264m、緩やかに250mほど登って来たわけですね。



先に出発されてた方たちもここで最初の一服って感じで10人ほどいました。



北側を見上げると甲斐駒ケ岳の雄姿が…皆さん「おお~」って言ってます(笑
そして、今年は遅いと言われていた紅葉も、結局例年通り9月下旬に始まり
10月初旬あたりで終えてしまったらしく、一部でしか見られませんでしたが、
それでも部分的にはまだ紅葉らしさが残っていたので、ほぼほぼ満足です。



植物の名前とか野鳥の名前とか全く無知…というか覚えられないんですが(汗
この赤い実のなるナナカマドだけはさすがに覚えました、多いですしね(笑

さて、私もここで休憩して…ようやくデジイチも取り出し最初の絶景撮影(汗



とりあえずお約束の…南アルプス天然水を!って、ヨーグリーナですが(爆
いや、いいんです。何故なら…ここには本場の天然水が沢で飲めますから。



登山口から念の為に着込んだ防風用のレインウェアは汗でベッタベタなので
陽当たり抜群なゴロ岩の上に天日干ししながら朝食のパンも頂きます。
因みにこの時、午前8時を過ぎた頃。気温は既に3~4℃になってました。
そりゃ暑くもなるワケです。Tシャツとジャージのみでも無風なので快適(笑


甲斐駒ケ岳とは反対側になる南側には、これから登る栗沢山が見えてます。



部分的に紅葉が残ってますが…2週間前ならさぞかしキレイだったでしょうね。
それにしても、この登山口…全くよくわかりません、岩だらけすぎて…(汗

その前に…デジイチで撮った画像を。



手前にボコっと飛び出してる部分は甲斐駒ケ岳の「摩利支天」になります。
甲斐駒ケ岳としての頂上部分は、その左奥になります。
摩利支天は標高2820m、甲斐駒ケ岳は標高2967mです。

ズームしてみます。



真下から見上げると、イマイチ標高差が判りづらいですね(汗

因みに肉眼でも頂上に人がいると何となく…判ります。マサイですから(笑
しかし、さすがに始発バスで来たばかりなので、まだ誰もいないようです。




峠からは東側が開けてます。遠くに奥多摩地方の山々や甲武信ケ岳など。
右の方が特にキレイな雲海が広がってますが、これは甲府盆地ですね。

それにしても、恐ろしく真っ青で雲のない快晴です!


さて、ここまで来て…あれ?CMで登場するシーンはどうしたの?って…

実は、宇多田さんのCM…栗沢山へ登るプロセスを順に踏んではいません(爆

例えばこのシーンなのですが…



これ、どう見ても尾白川渓谷なんですよね…栗沢山からは正反対の(汗
キャンプするのシーンなんかも尾白キャンプ場じゃないのかなぁ、って。

ここは栗沢山なんかよりはるかに有名ですよね、私も以前訪れてましたし。



というワケで、栗沢山へ登ろうとしても、このシーンには出会えません(笑
ただ、この渓谷は甲斐駒ケ岳の登山口の1つではあるので繋がってはいます。
…10時間くらい薄暗い樹林帯を彷徨いながら進むことになりますが(爆


さて、いよいよ次の目的地である栗沢山へ直登していきます。



ゴーロ帯と呼ばれる岩がゴロゴロしていた箇所から少し登って行くと、
すぐに樹林帯に入ります。なかなかの急斜面ですが、まだ序の口ですかね。

30分くらいひたすら登って行くと、後方に先ほど見ていた甲斐駒ケ岳が。



100mくらい登って来るとすぐに開けてくるので、絶景度アップです(笑
しかし、う~ん…やっぱり紅葉にはちょっと残念なタイミングでしたねぇ。

ただ、こう開けてくると俄然、やる気が出て来て良いんですよね。
樹林帯は日影になって涼むことが出来て良いんですが、景色が単調なので。
キノコとか植物に詳しい人だとそれも楽しめるとは思うんですけどね。

とは言え、進む道は…こんな具合です。かなり急登になってきました。



仙水峠で先発していた若者パーティに追いつきました。

途中で声を掛けられ話を訊いたところ、聖地巡礼を兼ねてるそうで…(笑
彼らはCM動画を流しながら1つ1つ撮影シーンを検証しているようです。

少し立ち止まって振り返ると…こんな具合。随分高くまで来ましたね。



右手前は甲斐駒ケ岳のお隣の双子山で、この山は随分紅葉してるようです。
左側に見えているのは日本百名山、仙丈ヶ岳です。標高3033m。
そして、その両者の間…その先には中央アルプス御嶽山も見えてます。

ここで…性懲りも無くiPhone7のパノラマ写真を(笑


※画像クリックでFlickrのパノラマ専用フォトサイトの画像へジャンプします。

正面にズドーン!と、甲斐駒ケ岳がほぼ全容見渡せるようになりました。
左手に仙丈ヶ岳の山頂が、右手奥には八ヶ岳も少し見えて来ましたね。

標高2400mくらい…でしょうか。北沢峠~仙水峠の登山道らしき道が
少しだけ見渡せました。こうして写真で見るだけだと、あのゴーロ帯も
単なる砂地の斜面にしか見えないんですよね。そりゃ勘違いも起きますね。




そして、ようやく栗沢山の山頂らしき姿が見えて来ました!



角度が角度なので…見上げる度にジジイの首は痛いです…(涙

ここでも再びパノラマ写真で。先ほどより高度が上がってるのが判るかと。
そして、パノラマにも栗沢山の山頂が映り込むレベルになって来てます。


※画像クリックでFlickrのパノラマ専用フォトサイトの画像へジャンプします。

たかがこの程度の山登りでもヘトヘト気味…。早くも2度目の休憩タイム。



心の中では既に駒ヶ岳に向かって「ありがとう~」と叫んでます…(違
この時点での標高は、恐らく2500mを超えたくらいだと思います。

10キロ以上の重たい荷物を背負っての山登りは、気温2~3℃であっても
その運動量から、汗だくにもなるので寒さを若干忘れがちなのですが…



足元を見ると、しっかり霜柱が出来てます。地面は凍結してるんですよね。
ま、この時期でも深夜には氷点下、マイナス5~6℃にはなりますもんね。

山頂も近いんでしょうか…さらに急登になってきました。見上げる首も痛い(涙



しかし、何かを暗示するかの如く…崖っぷちがあるもんですね(謎



なかなかの高度感ですね。足を踏み外さないように慎重にならねば。

仙水峠からのルートを青い線で引いてみました。こんな感じです。



仙水峠は斜面がキツいこともあって、ほぼ見えなくなりました。
このあたりだと…標高2600mは超えて来てると思います。



ここで、山腹からの展望と共に…お約束の山座同定をしたいと思います。




まずは栗沢山より西側の展望を。手前に見える大きな稜線は仙丈ヶ岳です。



ここまで来ると、仙丈ヶ岳の稜線から中央アルプスもしっかり覗きますね。
そして、御嶽山のさらに向こうに石川県の白山までもハッキリ見えてきます。

この白山がここから見える山としては一番遠くて、おおよそ140キロ先。
近いから見えるとか、遠いから見えない…というワケでもないんですよね。
因みに白山は冬場になると名古屋市内からも非常によく望むことが出来ます。

そして、少し北寄りに目線をズラすと…



今度は乗鞍岳もクッキリと視界に入って来ますね。
名古屋市内からは冬場になると御嶽山とセットでよく見えます。

さらに北西の方へシフトしていきます…。



手前には紅葉を迎えた双子山、その先には北アルプスが見事に聳えてます。
この日は10月にも関わらず空気の抜けが良く、さらに雲1つない快晴で
富山県~新潟県にまたがる立山連峰や白馬方面まで見渡すことが出来ました。

因みに、右端手前に見える三角頭の山頂はロッククライマーの聖地、鋸岳です。

恐らくどこよりも正確な山座同定だと思ってますが、万が一間違ってるとしたら
それは…いよいよマサイの目も老眼には勝てなかった、ということで(爆



さて、いよいよ栗沢山もラストスパートです。急登もスパートしてます(泣



再び追い越していった若者たちに、「頑張って!」と励まされました(笑

ああ、ジジイはこうして頑張ってるさ!



超高所恐怖症な私にはクラ~っと来てもおかしくない高度感になりました(汗
標高もきっと2700m近いんじゃないでしょうかね。




山頂直下までやって来ました。見晴らし台の如く絶壁ポイントもあります。
ひょっとしてココが「ありがとう~」ポイントか!?と一瞬思いましたが、
ここは別パターンにある風景で、ありがとうポイントではなかったようです(笑
足元にハイマツが茂ってないですもんね。そして、我慢出来ず3度目の休憩(汗



しかし…頂上はもう、目前!


そして、ついに…




午前10時半、栗沢山…登頂です!ヾ(๑╹◡╹)ノ” 

至るところで写真を撮りまくり、SNS投稿したり、休憩したりで…
そこそこ急いで登ったつもりでしたが、仙水峠から約2時間かかりました(汗

ここでCMを確認してみましょう。



最初は途中の見晴らし台かな?とも思いましたが、駒ヶ岳の高度の具合や
足元に広がるハイマツ群から、やはり順当に頂上からのカットだったようです。

因みに、正確には頂上の標よりも若干西側に下りたところから狙ってますね。

ってなワケで、そのポイントで…先にお湯を沸かします、時間かかりますしね(笑



今回も、冬用のボンベと、$5の携帯ガスコンロ。




今回は牛丼を作ろうと思ってたんですが…やっぱりヤメ。カップ麺に。
それにしても、これだけの高度でも気圧の関係でパンパンになるもんですね。



今回はチープなカップ麺とは言え、一番リッチなコイツに決まり~(笑
山頂でカップラーメンは贅沢なひと時ですが、さらなる贅沢!w


お湯が沸くまで山頂をウロウロ…山頂はだいたいこんな感じ。



方角は東です。今私が立っている箇所が、CMのシーンにあった場所。

反対の西側を見渡すとこんな感じ…。



目の前に仙丈ヶ岳の山容がしっかり見えてますね。
そして、赤丸のところが栗沢山頂の西端ですが…皆さん崖っぷち好きね(汗


頂上では皆さん思い思いにランチタイムを展開しております。
紅葉シーズンの土曜日だけあって、こんなにマイナーな山にも関わらず
これだけ人が多いのは、宇多田ヒカルさんのCM効果もあるかもしれませんね。

ただ、映画「君の名は。」のように誰でも気軽に行ける街中スポットと違い
それなりの装備でそれなりの体力と、さらに天候までも味方につけないと
辿り着けられないということもあってか、寧ろ登山者は少ないな、って印象。


つい先ほど休憩していた見晴らし台がすぐ近くに見えていますね。



しばらく見てると…



「ありがとう~!」ってCMのマネ?をしてる登山者が、親切な私は
「そこ、ちゃうよー!!!」と、心の中で大絶叫しておきました(笑

そこでふと、思い出したかのように…ポケモンGOを立ち上げてみたり。



で、ですよねぇ…出るワケねぇーか(笑

それにしても、何て美しいんでしょうか、甲斐駒ケ岳…。



…ちょっとズームしてみましょうかね。



おお~!皆さん、登ってる登ってる(笑


登山者がまるでケーキに群がる蟻のように見えて面白い(爆
それと同時に…この高度感や斜面の険しさなんかも伝わりやすいか、と(汗
ザッと数えただけでも30人くらいはいますね。絶壁に向かう人もいますし。

やっぱり甲斐駒ケ岳は百名山だけあって大人気なんですね~。
今度は是非、こちらに登りたいと思います。




お隣の鋸岳も頂上からだとハッキリ山容がわかりますね。
栗沢山から望むと、こんなに見事なピラミッド型になってたんですね~。


山頂の南側もそこそこ切り立っている箇所があってスリリングですね。

ん?あそこのせり出した岩は…大丈夫かな?怖くはないかな?



…って、あれ!?この光景って…




…ですよねぇ!

CMのラストカットで、宇多田さんが座ってる崖っぷちはココでした。



んじゃ、自分も。せっかくなので近くにいる方にお願いして…。



…って、完全に角度間違えてるし(涙

というか、実はこれは帰宅して改めて気付いただけだったんですけどね。
たまたま張り出した岩がいい具合にスリリングだし、良さそうだなぁ、と。


さて、お湯もグツグツ沸いてきたので、食べるとします。



まさにココで「ありがとう~!」でした。…寧ろ日清製粉に(爆

やっぱり人里離れた山頂で食べるカップ麺は普段の3倍増しで旨いです!
今回、牛丼はパスしましたが、次回は…そろそろインスタントを脱却して、
ガチな調理を山頂でチャレンジ出来たらな~と思っていたりいなかったり。

本格的なパエリアやシチューをタネから調理してる人までいましたし(爆

山頂は最低気温が-6~7℃ってことでしたが、陽射しも強くなってきて、
風もほとんどなかったので、かなりポカポカ陽気となって最高でした。
とは言え、気温そのものは4~5℃なので、防寒は必至なんですけどね。


最後に、栗沢山の山頂より、パノラマ画像を。方角は南です。


※画像クリックでFlickrのパノラマ専用フォトサイトの画像へジャンプします。

左端に山頂の標、そこから右へ…鳳凰三山、これから向かうアサヨ峰、
中央付近には国内2位の標高を誇る北岳をはじめ赤石山脈などなど。
右側には仙丈ヶ岳、その向こう側に中央アルプス、御嶽山…という具合。
また、麓の方には山梨県側の登山口となる広河原も見えていますね。

ほんと、いつまでもここでこうしてまったり過ごしていたいところですが、
まだまだ先がありますからね。名残惜しいですが、次の目的地を目指します。

栗沢山から早川尾根に沿って、その先にアサヨ峰の山容が見えています。
右端の奥には迫力ありすぎる北岳がドドーン!とそびえ立ってますね。



最終目的地であるアサヨ峰は、栗沢山から見ると、目と鼻の先のようです。
しかし…
それが全く目と鼻の先じゃないと気付くのに時間はかかりませんでした(汗


…というワケで、またしても長くなりすぎたので…次回へつづく!
Posted at 2016/12/29 10:17:34 | コメント(4) | トラックバック(0) | 登山 | 旅行/地域
2016年12月26日 イイね!

さようなら、ジョージ。

さようなら、ジョージ。








絶景登山レポの途中でしたが、またしてもショッキングな訃報が入ったので
哀悼の意を込めつつ、ちょっとだけ想い出を振り返ろうと思います。

日本ではクリスマスが明けたばかりの今朝、その訃報は入って来ました。

ジョージ・マイケルが急逝?だって、自分と大して歳も変わらないんじゃ?
というか、今年は何でこうも偉大なアーティストが次々に死んでいくわけ?
本当に2016年って、どこまでも呪われた年だなぁと言わざるを得ません。





2016年は1月からデヴィッド・ボウイが癌で他界したのを皮切りに、
同月の直後には元イーグルスのグレン・フライまでも急逝してしまいました。
さらに2月に入るとアース・ウィンド&ファイアのモーリス・ホワイトも。
3月には偉大というか偉人、ジョージ・マーティン氏も亡くなられました。
2日後にはEL&Pのキース・エマーソンも追うように逝去しちゃいました。
4月に入ったら今度はプリンスまでも急逝し、いよいよ呪われてるのか!?
と思うほど、もう次々とメインストリームの人たちが旅立って行きました。

6月にはファンク音楽を語るには欠かせないバーニー・ウォーレルも逝去、
そして、10月に入ると今度は邦楽界でも相次いで訃報が入って来ます。
BOOM BOOM SATELLITESの川島さんも私にはショックでした。
ライブ、めっちゃカッコ良かったです。もう二度と見れないのは切ない…。

つい先日には嫁さんとも何度かライブに足を運んだ黒沢健一さんも逝去。
去年の名古屋公演に行かなかったことを本当に悔やんでも悔やみきれません。
本人はリンゴ・スターの来日公演を死ぬまで楽しみにしてたそうですね…。

少し戻って10月はデッド・オア・アライブのピート・バーンズも急逝し、
翌月11月にはこれまた偉大なアーティスト、レオン・ラッセルも逝去。
さらに、3月急逝したキースに続いてグレッグ・レイクまでも逝去…。

もう訃報はウンザリ!しかしもうすぐ2017年だ…と思っていた矢先に
元ワム!のジョージ・マイケルの訃報…というワケです。

今ちょっと思いついただけでも、これだけの訃報…呪われてるとしか思えません。
いや、そんなのは偶然でしょうけどね。でもそう思えてならないのです。
特に自分自身が死ぬほど聴いて育って来たアーティストばかりですからね…。


ジョージの死因は結局、心不全だったようですが、確かにこのところ彼は
あまり音楽活動も積極的でなかった感じだし、特に昨今は悪いニュースが
目立ってたりしたので、…ドラッグかな?とかすぐに思ってしまいましたが。

まさかクリスマスの日に人生の最期を迎えてしまうなんて…哀しすぎます。
昨晩もあちこちで流れてましたよね、ワム!の名曲「ラスト・クリスマス」。


Wham! - Last Christmas (1986)



そういやこの曲を発表した頃にワム!の解散も発表していましたよね…。
しかし、気が付けばこの曲も30年前!そりゃ歳もとりますよねぇ(汗

40代以下の若い人たちには想い出深くも何とも無いかもしれませんが、
私のようなジジイ世代にとっては物凄~く思い入れが深いんですよ。


ワム!と言えば、当時こちらCMが日本ではガンガン流れていましたね。
多分、流れてたのは…昭和59年とか60年頃だったような記憶ですが。


Wham! - マクセルTVCF (1985)




はい、日立マクセルのカセットテープ「UD2」ですね。通はハイポジって。
昭和59年頃の私は、必死でアルバイトをして小遣いを稼ぎまくってました。
そして、このUD2だけでも恐らく3~400本は買ってます、はい(爆

常時100本くらいは生テープをストックしていましたからね、録音用に。
きっと私が使ったカセット代だけで、軽くクルマが1台買えそう(汗


今でも処分しきれない数千本のカセットテープが自宅に眠ってるんですが、
30年前にストックしたままの新品のカセットもまだいくつか眠ってそう。
勿論、ワム!がデビューした時のラジオ放送を録音したテープだったり、
レコードからダビングしたテープも健在…だと思います。
ほとんどは幾度となく繰り返した引越で処分しちゃってるんですが…。

本当にド貧乏になったらヤフオクで売り払ってしまおうかしら(爆



Wham! - Club Tropicana (1983)



最初にジョージの声を聴いたのは、確かこの「クラブ・トロピカーナ」でした。
今から約35年前の話です。今50歳のオヤジなら多感な中学生ですね。

ジョージの声も素晴らしいですが、演奏もまためちゃくちゃ音が良くて。
最初に買ったLPレコードは流しすぎて擦り切れて買い直したほどです(汗
当時既に私はピアノやギターを演奏してましたが、当然この曲も演りました。
ギターのカッティングといい、ベースのスラップといい、カッコイイです。
この時、ワム!の2人はまだ高校3年生ですよ。なんだか笑っちゃいます。


因みにワム!の片割れであるギターのアンドリューについてですが…
彼は実はギターは大して弾けないし、ほとんど作曲も出来なかった人なので
3年足らずでワム!が解散した後は、何故かレーサーに転向することとなり、
一時的に話題になり、ソロデビューもしましたが…それっきりでした(大汗
10年ほど前に一瞬だけ再結成の噂も流れましたが…お流れになった様子。



Queen & George Michael - Somebody to Love (1992)



ジョージがシンガーとしても如何に優れているかは説明するまでもないです。
クイーンの故フレディ・マーキュリーの追悼コンサートを見れば尚更です。
実際、一時は本気でフレディの後任になるのでは?という噂が飛び交いました。

もうね、ぶっちゃけちゃいますが…
エク○イルとかJソールなんちゃらとか聴いて「歌が上手い!」とか言ってる
耳が腐りかけてる気の毒なリスナーには、本当の音楽を知ってもらいたいものです。

ま、こんな毒をガンガン吐いてると正直者は干されちゃいますけどね(爆



George Michael - Outside (1998)



ジョージと言えば、ワム!を解散後すぐにソロ活動を始めていきましたが
個人的に好きだったのは大ブレイクした「フェイス」よりもこちらでした。

やっぱりこの人のバックボーンはあくまでR&Bであり、ソウルなんだ、と。
イギリスっていう国は本当に面白いですね、音楽背景を覗いてみると。
ビフォー・ビートルズ、アフター・ビートルズっていう歴史も見られますが、
さらにそこからアンチ・ビートルズ、シンパ・ビートルズといったようにも
二分していくところがあるから尚更面白いんですよね。わかりますかね(汗



最後に、ワム!時代にジョージのソロ曲として発表されたこの曲を…。


George Michael - Careless Whisper (1984)



今聴いてもトリハダものですね、ジョージは当時まだ20歳ですよ!(爆
正直、小便臭いクソガキでもおかしくないのにね。何なんでしょうこの色気。
さらにこのイントロのサックスのフレーズは至るところで乱用されましたね。

因みにこのイントロのサックス演奏を私は自宅でよく演奏したもんですが…
私が吹くと色気どころか死にぞこないのジジイの断末魔にしかなりません(爆



おまけに…

ジョージと言えば、随分経ってからゲイであることをカミングアウトしてます。
ま、音楽業界ではワム!の頃から散々噂されてたので誰も驚きやしませんが、
イギリスのミュージシャンって、フレディもそうだし、エルトンもそうだし、
偉大なアーティストってゲイ文化の中で培われるものなんでしょうかね?

先述した10月に急逝したピート・バーンズもそんな1人だと思うんですが、
彼もまた非凡で優れたアーティストで当時から大好きだったんですが、
いまいち日本ではデビュー直後のみで殆ど取り上げてもらえませんでした。

80年代当時に日本でも一世風靡したカルチャー・クラブのボーイ・ジョージも
ピートに対して尋常でないくらいその才能と美貌に嫉妬していたのは有名な話。


夜ヒットの映像が残っていたので紹介しておきます。


Dead Or Alive - 夜のヒットスタジオ (1987)



この時、ピートは27~8歳でしたでしょうか。名古屋にも来てました。
この頃の夜ヒットは…古館さんが大嫌いでしたね、音楽を知らなさすぎで。
しかし、哀しいかな彼のこの演出が後の日本の音楽番組を根底から変えた、
というのは紛れもない事実ですけどね、バラエティ色の強い音楽番組を…。

そんな古館さんも、まさかこの20年後に自身の息子がロックバンド結成して
さらにはデビューするなんて…思いもよらなかったでしょうねぇ(汗

それにしても相変わらずこの頃のピートは妖艶な雰囲気でいっぱいです。



それが…


20年経って、こんなバケモノみたいになるとは思いもよらず…(涙


Pete Burns - You Spin Me Round (Like a Record) (2006)



整形手術って怖いですね。何十億と稼いだお金は全て治療費で使い果たし、
亡くなった時には葬儀代すら支払えないほど遺産も何も無かったそうで…
それを昔から嫉妬していたボーイ・ジョージが肩代わりするという不思議。


この映像は10年前の映像で、再起をかけて活動再開した頃だと思いますが
50歳近くなったこの当時でもこれだけの歌唱力と声質を誇っていたのなら、
精神的に病んで整形手術なんて繰り返さなければ今ではさぞかし…(遠い目

ピート・バーンズ、享年57。
そして、ジョージ・マイケル、享年53。


年下の私が言うのもアレですが…どちらもまだまだお若い。

同世代の人たちの訃報もきっと多く耳に入って来ることになるでしょう。
しかし、自分にもいずれ近い将来、死期は必ずやって来るもんです。
彼らのように功績は残せなくとも1日1日大切に生きねば、と思います。

何はともあれ、レスト・イン・ピースってことで。




…久々に元音楽ライターらしく、それっぽい感じで書いてみました(汗
Posted at 2016/12/27 08:53:45 | コメント(6) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2016年12月24日 イイね!

#水の山行ってくるわ~南アルプス出発編。

#水の山行ってくるわ~南アルプス出発編。







今年も残すところ約1週間となりましたが、皆さん如何お過ごしでしょうか。
今年の総括は…う~ん、まだ大晦日じゃないから別の機会にするとして(汗

とりあえず、メリークリスマス!ヽ(*´▽`*)ノ

VWゴルフを購入して以来、旅をしまくっていましたが、納車初年度には
ずっと行きたかった東北を周遊、そこで体験した登山で絶景に心奪われ、
翌年となる去年には九州を全県周遊、さらに毎日登山という鬼日程を経験、
ちょっと本気で登山でも始めてみるか!ってことで今年はハイキングに始まり
目標であった富士山は断念したものの、北・中央・南と、全アルプスを制覇(笑

なんちゃって山男デビューをしたワケですが、ほとんどブログ未投稿でした(汗
ま、クルマのSNSだし、絶景に興味がある人なんてほんの一握りだろうし、
ってことで、ここではアップしてませんでしたが、せっかくなので…改めました。

というのも、気が付けば結構な箇所訪れてると思うんですよね、絶景目当てに。
備忘録も兼ねて…覚えているだけ振り返ってみます、今年1年で訪れた山を。
あくまでナンチャッテ登山なので、散歩のノリで行けるような山ばかりですが。

高ボッチ山 (長野)
鳥居山 (長野)
弘法山 (長野)
蔵王山 (愛知)
笠置山 (岐阜)
風の森 (岐阜)
別所岳 (石川)
二上山 (富山)
駒ケ岳 (長野)
中岳 (長野)
木曽前岳 (長野)
和合山 (長野)
伊那前岳 (長野)
破風山 (山梨)
筑波山 (茨城)
鋸山 (千葉)
太田山 (千葉)
焼岳 (長野)
アサヨ峰 (山梨)
栗沢山 (山梨)
高見山 (広島)
亀老山 (愛媛)
東黒森 (高知)
西黒森 (愛媛)
台ノ山 (愛媛)
源氏ヶ駄場 (愛媛)
五段城 (愛媛)
唐人駄場 (高知)
白山洞門 (高知)
五台山 (高知)
象ヶ鼻 (香川)
鷲羽山 (岡山)
鴨ケ辻山 (岡山)
車山 (長野)
城山 (長野)
乳山 (群馬)
岩巣山 (愛知)
本宮山 (愛知)
鳳来寺山 (愛知)
瑠璃山 (愛知) 、他
以上、訪れた順に列挙していったら…40以上ありましたね(爆
イマイチ絶景とは言い難い山もありましたが、基本的には良い景色ばかり。
車で行けちゃうところもあれば8時間以上歩くところもありピンキリです。

これだけあると絶景写真も膨大ですが、ほとんどお蔵入り状態でした、はい(涙
特に今年は念願の?デジイチを入手したので、より気合を入れて撮りました。

そもそもの発端は今からちょうど1年前に、出勤前に散歩がてらに軽い気持ちで
登ってしまった冬の伊吹山がキッカケでしたよね、そういえば…(遠い目


正直、20歳そこそこで世界一周を果たして以来、1000箇所以上に渡って
スポットを訪れまくったので、正直、絶景に関しては尋常じゃないほどハードルが
上がってしまっているので、ちょっとやそっとじゃ感動出来なくなってるのです。

お金と時間がたらふくあれば、南極とかチベットとかに行きたいと思うんですが、
こんな貧乏庶民なんて宝くじでも当選しない限り到底不可能な話…。
奇遇にも身近にエベレストへ出掛けた人が何人かいて、写真を見せてもらったり
話を伺ってはいるんですが…そりゃ無理ですわ、いくら影響されまくってても(涙

だいたい一般観光客と違って私は物乞いと野宿というサバイバル状態だったので
強盗に襲われる側ってよりも、寧ろ襲ったんとちゃうか?と疑われる側だし(爆
そんなクソ貧乏な旅はもうゴメンってことで、定年退職な年齢も遠くはないし、
もうちょっとのんびりした旅がしたいと日々思っているワケです。


そこで、もう他に絶景を目に焼き付ける為に自分に出来ることと言えば…

もう山に登るか、海に潜るしかないのです、ええ(笑

そんなワケで、アラフィフという体力の限界点が訪れている私は「山」を選択。

因みに、海に関しては、今のところインド洋以外の主だった海は訪れました。
太平洋、日本海、大西洋、北海、エーゲ海、地中海、カリブ海、などなど。

しかし、よく考えたら私、超カナヅチだったことを忘れてました(大汗
もう海には入れません。海に入る度に溺れてた気がしないでもない…(遠い目

とは言え、山は山で…脚立に上がるのもビビるほどの超高所恐怖症なので、
高いところが怖いんですが、バカなので高いところが好きなんですよねぇ(笑


そこで今回は約40か所登った中で、手軽に絶景を満喫出来るこちらを紹介!



…といっても、絶対わからないですよね…(汗

こちらは仙丈ケ岳から撮影したアサヨ峰という山です。左端の凸部分の山は、
今年の9月から宇多田ヒカルさん出演のCMで有名?になった栗沢山になります。

何故ここへ?…と言うと、私が普段絶景ハントの際に参考にさせて頂いている
山岳ガイドの三上浩文さんがとある撮影で栗沢山を紹介していたからです。


とりあえず、知らない人の為にCMを。もうすぐ終わっちゃいそうですけどね(汗



サントリーの「南アルプスの天然水」のCMなのでロケも南アルプス、と。
どうも山梨県の北杜市がフィルムコミッションを介してるっぽいですね。

因みに、このCMが撮影されたのは2016年8月31日でした。
実際には天候に左右されまくりで、数か所に渡り1週間近く撮影に要した様子。

例えば、こちらのティーザーCMについては、宇多田さんが南アルプスへ
登山に向かうべくバス停で待っている設定なんだと思いますが…
実際には北杜市武川町のとある田んぼの真ん中に駅舎のセットを組んでます。
長野県ラブな人なら後ろに駒ヶ岳が見えてるのですぐに判ると思いますが(汗

ティーザー映像だから敢えて場所を濁したかったんでしょうね。芸が細かいです。




宇多田ファンの中には、これらを見て足を運んだ人もさぞかし多いと思います。
しかし、手軽に行けるとは言え3000m近い南アルプスの山の1つなワケで、
CMに出てるヒッキーのように、ここまで軽装だとさすがに厳しいかもしれません。

登山届を出さずに入山したら罰せられる本格的な登山対象の山ですからね。

とは言え、ちょっと頑張ればよほど足腰が弱い人でない限り登れる山ですので、
これを機会に山行する人がいたら嬉しいような気がするので詳しくレポします(笑


まず、私の場合「絶景」を拝むことが何よりも目的で、登山はオマケなので(爆
確実に絶景が拝めるであろう天候や期日を狙って仕事の休暇も調整します。
しかし、当たり前ですが…1か月も先の天気や予定なんてわかるワケもなく。
なので、自身の向こう数週間の休暇の天気をひたすらチェックし倒すのです。
あとは、過去の気象データも参考にして、「アタリ日」を探ります。

私は10月下旬に年に1度の連泊旅行として、四国&瀬戸内旅行の休暇を
既にもらっている状態だったので、10月で可能な日は15日のみでした(汗
なので、今回はもう選択の余地がほとんど無い状態でした。

言うまでもなく、この時期は紅葉や登山はピークとなるので訪れる人もいっぱい。
ましてや土曜日ともなると混雑は必至…でしたが、止むを得ません。

何故なら私の中のイメージでは…こんな具合の絶景が拝める…ハズなので(笑



はい、紅葉に染まる花崗岩に覆われた日本百名山甲斐駒ケ岳です。


さて、2日前になって、天気図を見ると…



前線も台風も去り、高気圧が異常に張り出してきているのがわかりますね。

そして、当日の予想図を見てみると…



ちょうど登山に出かけたらど真ん中に高気圧配置!これは理想形に近い!
というワケで、土曜日という一般的な「休日」というマイナス面はありましたが、
こんな好天のタイミングはなかなか訪れないと踏んで、山行することにしました。

大抵出発する12時間くらい前に最終決定します、天気は変わりやすいので(汗



因みに、絶景を拝むにあたって、当日だけでなく前日と翌日の天候も重要です。
翌日が曇天予報だったりすると、登頂した途端に雨だったりガスったりするので。
また、前日が雨だと視界がクリアになりやすいですが、足元がデンジャーです(汗



また、麓だけでなく、目的地でもある山岳天気予報もチェックします。

この時のアサヨ峰の山頂は…



最高気温は6℃、最低気温は-8℃風速は2m。抜群に好条件ですね!

という具合に、あちこちの天気予報を隅々チェックしたところで仮眠をとります。



因みに、今回の目的地でもある「アサヨ峰」とはどんなところか、と言うと…



この地図の赤いマーク部分が山の中心部で、南アルプスの最北部になります。
おおよそ半径100キロ前後の山々は天候や時間次第で見ることが出来ます。



これだけの名山を360度全方位で見られるという山はそうそうありません。

アサヨ峰とヒッキーがCMで撮影していた栗沢山は、先に紹介した写真からすると
すぐ隣なので、どちらも眺望は変わらないと思われがちですが…全く違うのです。


天気を十分チェックした後は、公式な山岳マップでルートを計画します。
そして、そのまま山行計画書を登山届として、警察へ届けるワケですね。



私の場合、登山というより絶景鑑賞や撮影が目的でもあるので、要所要所で
がっつりと時間を設けてます。何せデジイチだけでなくスマホでも撮影するし、
撮影した直後にはこのみんカラやツイッターなどで何度もつぶやきますしね(笑




今回は、7時に登山口から登りはじめ、正午にランチ、16時に戻るという具合。
というか、それが日帰り登山のめいっぱいのスケジュールになるんですよね。

というのも、近年こういった有名な山岳地帯の多くが保護地区に指定されていて
一般車両を一切乗り入れ禁止にしてるので、定期運行バスに乗って行かないと
登山口まで辿り着けないからです。歩いたらとんでもなく時間がかかりますしね。



南アルプスの場合、長野県側のゲートは伊那市にある仙流荘というスポットが
ちょうど南アルプス林道バスの車庫になっているので、始発地点となってます。
そこから林道バスに乗って約20キロ離れた北沢峠まで約45分かけて行きます。

今回のルートをグーグルアースで見ると、こんな具合です。



計画では、北沢峠から仙水峠の分岐へ行き、そこから栗沢山を直登して、
栗沢山頂で昼食後、アサヨ峰までさらに登り、絶景を拝んで再び栗沢山に戻り、
そこからはしらび樹林帯を通り長衛小屋まで下山、そして北沢峠へ戻ります。

距離にすると10キロ足らずなのですが、この歳にもなるとそれが堪えるんです(涙
勿論、山なので…東京タワーへ階段を使って3往復分以上にはなりますけどね(汗



さて、前フリが激長になりましたが…嫁さんに一言遺していよいよ出発です。

#水の山行ってくるわ

仕事から夜帰宅して、数時間だけ何とか仮眠することが出来たのが幸いでした。
深夜3時頃に名古屋の自宅を出発。今回も中津川インターから高速利用です。



…が!しかし!!

実はこの時、中津川に入る直前に、タイヤの空気圧異常を知らせるランプが
無情にも点灯してしまい、慌ててロードサービスにコールするという事態に…(涙

結果としてはパンクではなく、単純に空気圧が減り気味なだけで済みましたが、
いかんせん私、この1年で3回もパンク(福岡、石川、名古屋)してるだけに大焦り。



何とか無事に2時間後には伊那市へ到着。ここから一般道で仙流荘の駐車場へ。
あと20キロほど。ナビは約1時間とありますが、さすがにそこまでかかりません(汗



因みにこの時の気温は5℃。出発前の名古屋市内では10℃くらいでした。




伊那インターから40分ほどで仙流荘、南アルプス林道バスの始発点に到着。
既にとんでもない数の車が駐車場を埋め尽くしていてビックリでした…。

そう、何と言っても今日は普段の私なら絶対に出かけない週末!土曜日!(汗
第1駐車場はもう深夜2時には満車状態だそうで…臨時駐車場に移動します。
この駐車場は無料なので貧乏庶民にはとってもありがたいのです。

車を降りてバス停へ行くと…当然ですが、とんでもない行列になってます(大汗
この行列は、バス待ちというよりも、チケット売り場の行列のようですね。



5時45分、東の空が随分白んで来ました。予定では始発は6時5分です。




30分以上は並ぶだろうと思いきや、10分足らずで売り場に辿り着きました(笑
さすが、もう手馴れているんでしょうね。客をさばくのが非常にスムーズです。

因みに北沢峠までは片道1130円+手荷物代210円、往復2680円となります。
正面の窓口で手渡しで購入しても良いし、すぐ横にある自動券売機も使えます。
木曽駒ケ岳の輸送バスもそうですが、最初から料金を用意しておくと良いですね。

また、バスの運行は基本最大でも片道たった5本しかないようです。
なので、特に復路は要注意です。16時を過ぎたら野宿することになります(爆




南アルプスの看板には富士山が載ってます。やはり富士山は見えて欲しいです。




この日は抜群に天気が良い上に週末の土曜日+紅葉時期も重なったせいか、
さらにいつも以上に登山客が多いらしく、到底1台ではバスが足りないので、
全てのバスを始発バスに充てているようで…私が乗ったのは9台目でした(爆

それでも後方を見ると、4~50人くらいは列を成してます…どうするのかな??
林道バスは10台しか保有していないので、それ以上は次に回されるそうです(汗

私の場合、5時40分に到着して売り場に10分並んで、さらにバスを10分待って
見事に6時ちょうどに乗車出来ましたが、実際には5時過ぎからバスを運行させて
混雑を防いでいるそうです。ま、深夜2時から待たれてるようじゃ…ねぇ(大汗


9台目の始発便は6時4分に出発しました、ほぼオンタイムですね!



それにしても…バスの中は非常に窮屈です。補助席も当然全て使っています。
そして何より皆さん登山者なので…デカいザックを抱えていて尚更窮屈です(涙


走り出して間もなく、南アルプスのゲートとなる戸台大橋が見えてきました。
これより一般車両は全て、時期に関わらず通行止めになります。



林道バスの始発駅では気温3℃でしたが、車内は乗客の熱気で窓が曇りまくり。




それにしても…見事なまでに雲1つない絶好の登山日和ですね!
雲海くらい出るのかと思いきや、それすらもありません。クリアースカイ万歳。

そういやポケモンGOを起動させたらどうなるんだろう?と思って…



…ですよね、なーんも出ませんし、なーんもありません!!

…と思ってたら、バスが急停車!どうやら熊が出没して道をふさいでる様子(汗
乗客みんなで熊見物です。しかし、はぐれ子熊だったようで、山へ逃げて行きました。

やっぱりこの一帯は言われてる通りクマが多いんですね…。



良かった~、クマ避けのカウベルを前の日に買っておいて…(笑




恐らく5時台には出発したであろう始発バスが次々と始発点に戻って行きます。




そうこうしているうちに終着の北沢峠に到着しました。ちょうど40分かかりました。




北沢峠は、南アルプス登山の起点となる、まさに玄関口。標高2032mです。




朝7時の時点で、気温はちょうど0℃。まだ陽が昇る前で、ちょっと寒いです。

私の恰好は、登山用の速乾性の高い半袖シャツ+超薄手のジャージ、それに
薄手のダウンの3枚です。冬にスイスのアルプスを訪れた時と同じくらいです(笑
他の登山客を見ると、さらに中にフリースとウィンドブレーカーを着こんでます。
しかし、これから山に登るワケで、発汗を考えたら着込みすぎはかえって危険。

ただ、あまりに薄着だと二度見されるので、ひとまず防風用のレインコートだけ
バス停でサクっと上から着込んでみました。うへぇ~、動きにくい…。
ま、一番は「風」。コレに尽きます。ほぼ無風状態だと0℃は大して寒くないです。
しかし、気温10℃でも風速10mだと死ぬほど寒いです。これが山の怖いところ。

正直言うと、私はこの程度の寒さならTシャツとトレーナーだけで過ごせます(爆


北沢峠のバス停には広くて密閉された休憩所やトイレもあって、とても便利です。



さて、いよいよこの地点から登山スタートです。時間はちょうど午前7時です。

最初は旧長衛荘のあるこの場所から林道を下って南アルプス市長衛小屋へ。



この時点で結構登山客の姿がかなり少なくて若干焦りました。
どうやら多くの人がこの手前の登山口から、仙丈ケ岳や双子山へ向かう様子。
双子山の先には百名山でもある甲斐駒ケ岳があります。



10分ほど下って行くと…すぐにテン場(テントを張るスペース)が見えてきました。



結構いるもんなのですね…氷点下10℃近くなるっていうのに…たくましい(汗




新しくされた長衛小屋に到着。山小屋は基本、雑魚寝ですが料金が高いので
そうでなくてもお金のかかる登山を少しでも節約すべくテント利用は多いそう。




関係者の車両でしょうか。ガッチガチに凍りついてますね…(汗


そして、ここからいよいよ登り始めます。



右手は栗沢山へ直登するコースの1つですが、今回はこちらは帰りに利用して、
往路では仙水峠を目指していきます。宇多田さんもきっとこのルートでしょう。


…ということで!
ここからはCMの撮影シーンを検証しつつ登りたいと思います(笑




仙水峠に向かう途中…。ここは沢のハズですが、水量が少ない時期のせいか、
ちょろちょろ~っとしか流れていません。しかし、足元は結構ぬかるんでます。


15分ほど奥へ進んでいくと…何やら見覚えのある丸太の橋が現れました。




コレはもしや…!?CM動画をチェックしてみましょう~。




はい!全く一緒ですね。あ、でも残念ながら撮った向きが逆でしたね…(汗


そして橋を渡って数分…またしても見覚えのある場所が。



ちょうど目の前を歩いていた登山客がいましたが…撮らせてもらいました。
この岩には補助用の赤いロープが吊ってあり、若干よじ登りポイントです。

宇多田さんのCMを確認すると…確かによじ登ってるのがよくわかりますね。



それにしても…プロって当たり前ですが…スゴいですね、たかがワンシーンでも
圧倒的にダイナミックスに撮れているというか何というか…何なんでしょうかね(涙



そしてさらに進むと、再び丸太の橋が現れますが、こちらは3本仕様なので、
CMに登場する場面とは異なりますね。安全の為かトラロープが施されてます。




この橋も渡って、しばらく登って行くと…小屋が見えてきます。仙水小屋ですね。



最初の目的地である仙水峠までのちょうど中間地点になります。
ここまで標準コースタイムだと30分、100mくらい登っただけです。

イイ感じのベンチとかあるのですが、仙水小屋宿泊者以外利用禁止です(汗
しかし、給水は無料なので、ガチな南アルプスの天然水をいただきます!



いや~、さすがに美味しいでしょう!天然ミネラル水、万歳!
南アルプスの天然水のペットボトルに天然水を詰めるのって…アホっぽい(笑

まだ樹林帯で陽射しもなく若干寒いんですが、風はほとんどありません。
小屋を後にして、再び登り始めると…



左手に甲斐駒ケ岳から続く西側の稜線が見えて来ました!うおぉー!
しかも、雲1つな濃い青空をバックに、見事なまでの紅葉!感動的です。

こういうのがあると、疲れを忘れさせてくれますね。気のせいだけど(爆



左手にチラっと紅葉した山を眺めつつ、ダケカンバ?の樹林帯を進みます。

この一帯も何となく…CMのワンシーンで見かけたような…??



う~ん、似てるんだけど…ちょっと違うっぽい。

後に気づいたんですが、これは私が下山時に使った別ルートじゃないか、と。
先ほど紹介した長衛小屋近くにある栗沢山の直登ルート登山口の先ですね。



そして、しばらくまた登って行くと…樹林帯を脱してゴーロ地帯へ出ました。



#うわまじか!!


その名の通り?デカい岩がゴロゴロしてるので、ゴーロ帯とか言われてます(汗
写真だとスケール感が伝わりにくいかもしれませんが、相当…凄いです。

ここも…あれ?ひょっとして…このシーンか?と気付きました。



やっぱり…同じやん(笑



しかも、この岩…ちょっと凍ってるし(涙



角度は…キッカリ45度ですね。一歩踏み外したらイチコロっぽい(汗

2箇所くらい足を踏み外しそうになったり、動きそうにない岩が動いて
カメラを持ったままコケそうになりました。それで前回カメラを壊したので
カメラを守るのも必死です。山登りにはケガと破損はつきものですね(違



先へ進むと、ようやく陽射しが…

草がボーボー、岩がゴロゴロ、水がザーザー、いろんな展開が待っていて
実に楽しい登山ルートです。やっぱりこちらから先に来て正解でしたね!


そして、ついに…!!



なんと雄々しい!見事なブルーをバックに甲斐駒ケ岳が見えて来ました!
甲斐駒ケ岳と栗沢山への分岐点となる仙水峠まではもうすぐですね。


…というワケで、長くなりすぎたので…次回へつづく!

因みに、デジイチも携行してましたが、ここまでの写真は全てiPhone7です(爆
Posted at 2016/12/25 07:55:27 | コメント(5) | トラックバック(0) | 登山 | 旅行/地域

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何シテル?   02/22 23:09
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