え?なんでそんなベースをビートルズの頃から愛用していたの?って話ですが…
単純に、60年代っていわゆるエレキ楽器がめちゃくちゃ高価だったんですよね。
特に今では誰もが当たり前のように手にしているギブソンやフェンダーの楽器は、
いずれもアメリカのブランドです。当時、車を買うくらいアホみたいに高額な商品。
今でこそ億万長者のポールも…デビュー当時はお金が無かったんでしょうね(汗
後にジミ・ヘンドリクスがそのフェンダーのギターをステージで燃やしてましたが、
めちゃくちゃ高価でレアなギターをそんな使い方しやがって!と、フェンダー社長は
当時かなりブチギレしていた…なんて話も語り草になってますよね。
というワケで、このヘフナーのベースって特別高価な楽器ではない、という話です。
そして、このベースだったからこそ!というのが、ポール師匠の楽曲の魅力の1つ。
このベース、スケールがやたら小さいので、小学生でも余裕で指が届いてしまうほど。
ということは、=それだけフレーズが細かく弾ける…ワケで、ポールは基本、歌い手。
歌いながら細かいフレーズを刻むには最適だったのかもしれませんね。
もしも最初にフェンダーのベースを手にしていたら、方向性に影響が出てたでしょう。
ただ、このベースによって偉大なる数々の名曲をレコーディングしてきてるので、
後付け的に、ビートルズ的だとか、リバプールサウンドっていうのを確立されて、
今に至るんじゃないかな、と思うワケです。まぁ雰囲気は十分にありますもんね。
ソロになってからもこのバイオリンベースをレコーディングでガンガン使ってるので、
単なるキッカケでなく、実際このモコっとしたサウンドを気に入ってるんでしょうね。
…って、もう既に脱線しまくってる気がしないでもないので、このくらいで(大汗
というか、ビートルズファンだったら誰もが当然のように知っている話ですけどね(汗
ってなワケで、ヘフナーベースを抱えてフツーにノコノコとステージに登場です。
76歳のおじいちゃんに、コレでもか!っていうくらい黄色い声が沸き上がります(汗
オープニングはお約束、「A Hard Day's Night」です。
当時の邦題は「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」というデタラメですが、
これは故・水野晴郎さんがつけたことは有名ですよね。
そう、今やってるソフトバンクのCMは彼の名作?のパロディですよね、うん。
もうこの超有名なイントロのフレーズ、"じゃかじゃ~ん"って音1つで、
徹夜で談義出来ると、アルフィーの坂崎さんが何度も豪語しておりましたが
恐らく、ビートルズファンはそれだけで3日3晩は話し込めるでしょうね(爆
デビューして間もない頃のヒット曲ですが、この頃イニシアチブをとってたのは
間違いなくリーダーでもあるジョンで、実際作ったのも歌ってるのもジョンです。
しかし、Bメロのキーが高すぎて、そこはポールに頼った…というワケです。
昨今のポールのコンサートでは周知の通りビートルズナンバーも多いんですが、
基本的にはポールが作った(歌っている)ナンバーをソロとして演奏しているので、
ジョン主体の曲をこうして演奏(しかも1曲目)というのはレアかもしれませんね。
それにしても…見ての通り、PAブースの後ろ側のブロックでの鑑賞だったので、
ステージのポール師匠は遥か彼方…ですね…大型ビジョンが頼みの綱です(汗
しかし、その頃…飛びぬけて小さいウチの嫁さんは、このビジョンですら見えず(爆
目の前のじいさんファン達の後ろ姿から76歳のじいさんをチラ見する状態でした(爆
心配していた76歳のポール師匠の歌声ですが…想像以上に出ていて少しビックリ。
50年以上経っても原曲キーで演奏しながら歌い切ってしまう姿にただただ茫然…。
あと、心配だったのは、(外音用の)フライングスピーカーの数の少なさ…でしょうか。
最近のPA事情はギョーカイを離れてから長いのでイマイチわかっちゃいないんですが、
会場の規模のワリには少ないなぁ、と思ったんですよね。
しかし、出音は十分でした。ただ、初っ端からしばらくは案の定、ドラム音は埋もれ気味。
開演前にドラムテクであろう人が軽くスネアを鳴らしてましたが、ピッチは思ったより低めで
ギターサウンドのヌケが良すぎるのか狙ってるのか、ドラムのヌケはイマイチでした。
でもまぁポールって元々モッコモコなのが好きみたいだから、こんなもんなのかな?とも。
実際私もPAやってた頃は、リハではヌケまくってOKとしたものの、いざ本番となると、
場合によっちゃ観客がパンパンに入ってて、どうやってもヌケが悪くなってしまって、
なんかもう力技を使いまくってライン録りの音がウンコになってた事もありましたし…(汗
ほとんど間髪入れずに2曲目は…って、ここへ来てまだ2曲目ですけどどうしましょう(脇汗
2曲目は東京では「Hi, Hi, Hi」を演奏してたようですが、名古屋は
「Junior's Farm」。
共にウィングス時代のナンバーですが、以前のツアーでも披露しているアゲアゲ曲。
引き続きポール師匠はヘフナーベースを片手に歌ってます。
ってかね、よくマニアックなファンで、彼の手にするベースはよく話題に挙げるけど…
肝心な?アンプとかについてはほとんど語られてない気がするのは私だけ…かしらん。
ポールは私も以前何度か試したことのある
メサブギのプロディジーを使ってるっぽい。
私もその昔愛用していて、アメリカの本社でアンプを組んで日本に持ち帰ってます(笑
私の知る限り20年くらいベースアンプがメサブギというのは変わってない気がしますが
ヘッドはちょいちょい変わってる気が…。まぁヴィンテージ楽器じゃないですもんね(汗
ただ、レコーディングでは使ってなくて、あくまでライブ用として住み分けてるっぽいです。
こうした会場でガツンと音を前に出すことを前提として割り切ってるんでしょうかね。
因みに、上手(かみて)にいるギタリスト、ブライアンはポールがギターやピアノ演奏時は
ベースを弾いてますが、そのアンプは
アッシュダウンでしたが、そういやポール師匠って
レコーディングではアッシュダウンを使ってたような…だからなのか??未確認です。
んでもってギターに関しては…あ、もう後からにしましょうかね、うん(汗
3曲目はビートルズの初期ヒット曲、「Can't Buy Me Love」で会場はさらに大盛り上がり。
こちらもビートルズ初期…1964年のナンバーですね。54年前…かぁ…はぁ~。
ウチの相方は、ビートルズやポールのド定番の曲は知ってますが、若干マイナー曲だと
イマイチ知らなかったりするので、こういうどメジャーなナンバーはありがたいですね(笑
しかし、実はこの超盛り上がっている中で、私の座席の近くにはイタダケないファンも…。
よっぽど文句を言ってやろうかと思って近くのスタッフを呼ぼうとしたらすぐに気が付いて、
警備員に注意されてようやく収まりましたが…それは、盗撮です。要はビデオ録画ですね。
百歩譲って、その気持ちは十分解りますが、驚いたことにあからさまに撮影していた1人は
自撮り棒を使ってずっと片手を突き上げていたんですよね。めっちゃ視界に入りまくり…(怒
夫婦で4万円も払って見に来てるのは、オマエの腕を見る為じゃねー!って感じです、はい。
そして、私の目の前の客も、堂々とビデオカメラでオープニングから撮影しっぱなしでした。
こんな場所と状況でキレイに撮れるワケないし、撮れるとしたら業者ですよね、そのスジの。
千歩譲って見て見ぬフリ出来るレベルならともかく、そいつもめちゃくちゃ邪魔しまくりでして。
もうほんと、興覚めするからマジ勘弁ですよ。写真OKでも映像は禁止となってますからね…。
あと、隣の客も隣の客で、大量に食事を買い込んでオープニングから食べてたんですよね(爆
確かに、最近のコンサートは飲食が一部認められてはいますが、アリーナ席は禁止なハズ。
だいたいね、こんな場所で飲食出来る状況か?と、問いたい。小一時間、問うてみたい(汗
今日は音楽関係者ではなく、純粋な音楽ファンとして家族で楽しみでやって来てるのに、
こういう輩が場の雰囲気をことごとく潰していくのかと思うと、色々考えさせられますねぇ…。
さて、気を取り直して…ちょっとした挨拶?を挟んで4曲目は大人しめに、「Letting Go」です。
こちらはウィングスの往年のナンバーで、1975年でしたかね。いや~、シブいっす。
この当時もライブではホーンセクションをバックに従えてましたが、ここでもようやく登場です!
今回のツアーではホーンセクションは観客側から登場するという、ちょっとした粋な演出。
ナゴヤドームではPAブースの下手(しもて)側、Dブロックあたりにいたみたいですが…
私の席からではPAブースが邪魔で全くその様子を見ることが出来ませんでした、残念~。
それにしても、驚いたのは…このホーンのぶっちぎりな音の良さと演奏力!キレッキレ!
もうシンセ使っちゃいました!って言ってもバレないくらい完璧すぎるお三方でしたよ、ええ。
何せ今回のツアーの目玉の1つでもありますしね。しかも、音量的にもフィーチャーしまくり。
正直、ホーンの音がやたら目立ちすぎて、他の楽器がダッキングしてたのはここだけの話(汗
そして、ここでもまた軽くカタコトの日本語を交えて軽くMCが入り、新曲「Who Cares」へ。
ついにポール師匠の名古屋弁が聞けるか!?と思いきや…ここでは標準語でしたね(汗
今回のツアーに先立ってリリースされた新譜「エジプト・ステーション」からの1曲です。
そして、次に演奏したのが…個人的にとっても大好きな、「Got To Get You Into My Life」。
恋人無しにはいられない人生を歌ってるけど、要するにマリファナ無しではいられない!
ってことですよね、ポール師匠…だから成田で捕まっちゃうんだよ(爆
因みにこの曲は勿論、ビートルズの1966年のナンバーで、アルバム「リボルバー」から。
もうライブなんてやってられへん!もうしまいやわ!って言って日本に来る前でしたっけ(笑
何と言っても今回、ホーンセクションを従えてるので、原曲でもそれが入っているだけに、
なんかもう、ウィングス時代が蘇ったような、そんな気持ちで聴き惚れましたね、ええ。
ウィングスのライブ映像を今でもたまに見るんですが、めちゃくちゃカッコイイんですよ。
ちょうどその頃のポール師匠って、やりたい放題だったろうから、そりゃ良いでしょうね(笑
それにしてもホーンセクションがド完璧すぎてもう笑えて来ちゃうほどでしたねぇ。
ポール師匠のベースは前述のように、モコモコサウンドだけに、そりゃ目立つわな~って。
そして、畳みかけるように…7曲目に突入。新譜からリード曲である「Come On To You」。
この曲もまたホーンをフィーチャーしていてカッコイイ。ポールらしいウォームなサウンドに
キレっキレなホーン、加えて間奏にはエレキシタールという、ビートルズ的でもあるナンバー。
そう、至る所にそれらを散りばめているところに秀才肌のポールらしさを垣間見ますね…。
それに、歌詞もなかなかイケイケ。キレイに韻を踏んでるし、今のポールの声にもバッチリ。
今回の新譜はつくづくよく出来てるなぁ、と。そりゃ全米でのヒットも頷けるってもんですね。
しかし、珍しく?この時途中でポールがサビの4小節を間違えてすっ飛ばしてしまって、
あれ?ってなったのを私は見逃しませんでしたよ、そんな所も含めて師匠大好きです(笑
そして、8曲目に入るところでベースからレスポールギターにスイッチします。
曲はライブではまず外すことのないウィングスではお馴染みの「Let Me Roll It」です。
ジョンがビートルズ時代に書いたような曲調だったので当時話題になったようですが、
ビートルズを脱退し、解散してソロになってからもやっぱり意識していたんでしょうねぇ。
因みに最近はライブでは必ずこの曲にはこのグラフィックが描かれたレスポールを手に
披露してるんですが、以前チャリティでこのデザインを手がけたロージー・ブルックスに
出会って感銘を受け、所有するヴィンテージモデルにペイントを施したらしいですね。
よく見るとサイケな絵柄…でもなく、100人の子供たちが万歳している光景です。
これは、子供たちを癌から救おうというポールの願いというか、意思表示らしく、
目立たないところでチャリティや社会福祉に常に携わるポールらしいギターでした。
そして、この「Let Me Roll It」のアウトロで、どこかで聴き覚えのあるフレーズが…。
そう、ジミ・ヘンドリックスの名曲「Foxy Lady」のリフレインを演奏しております。
これはMCでも話してますが、ジミに捧げているそうです。
ジミヘンと言えば、知らない人はいない超有名なギターレジェンドなわけですが、
生前、お互いに意識していたのは周知の通り、ジミは誰よりも早くビートルズの
レコードを聴いて、その場でカバーを披露したというのは有名な話でしたよね。
この60年代後半の音楽業界っていうのは実に面白いもんです。
ビートルズの台頭によってそれはもう、周囲はさぞかし大騒ぎだったことでしょう。
こぞって第二第三のビートルズを世間に送り込もうとせんとするレコード会社や、
クソ喰らえビートルズ!な人たち、少しでも肖ろうとする人たち…まさにカオスです。
そしてまたポール師匠って、ああ見えて(どう見えるんだか)物凄~くシタカカさん。
もう楽曲とかについポロっとそういうところが出ちゃってたりするんですよね、ええ。
「Let Me Roll It」からの「Foxy Lady」ですからね、歌こそ入れてはいないものの…(汗
ま、そんなことはいずれまた…後ほど。
そして、そのまま曲は9曲目の「I've Got A Feeling」へと続きます。
これはビートルズ後期…というか、ラストアルバムとなった1970年に発売された
「レット・イット・ビー」からのナンバーですね。ポールにとっては曰く付きの…(汗
ポールはあまりに納得行かないもんだから訴訟を起こす寸前だったそうですが、
結局、それから33年経って彼の描いた本来の姿で再リリースとなりましたよね。
当時ビートルズはもうボロボロで解散状態にあり、アルバム制作も頓挫しまくり。
そんなテープをジョージ・マーティンに代わってフィル・スペクターが何とかまとめて
発表したのが「レット・イット・ビー」だったんですけどね。私は今でも嫌いじゃない。
だけど、当初のコンセプトからしたら真逆のプロデュースをされちゃってるんだから、
そりゃまぁ真面目なポールがブチギレするのも解らないでもないんですけどね。
この48年前に発表された「レット・イット・ビー」は、私にとって最初のビートルズ。
まさに、最初にピアノに触れた際、ポロっと弾いたのも「Let it Be」のイントロで。
良い悪い以前に、非常に自分にとっては思い入れのあるアルバムだったんですが、
何年も経ってからポールからボロクソに言われてることを知った衝撃と言ったら…(爆
因みにプロデューサーのフィル・スペクターは後に殺人を犯し、現在刑務所にいます。
ま、そんなアルバムからの1曲なワケですね(笑
で、この曲の面白い点は、救世主?として5人目のビートルズの如く鍵盤奏者として
ビリー・プレストンが参加、レコーディング技術の向上もあって、いわゆる一発録りで
早い話、イイ感じで作れる環境下にあったワケですよね。お金もふんだんにあるし。
ビリーは黒人だし、ポールたちは元々黒人音楽にインスパイアされてるもんだから、
こういう黒っぽい部分がモロに出てる曲は至って自然ですよね。
因みにこの曲は勿論ポールの曲なんですが、後半はジョンのまた違う曲なんですよね。
当時の2人の関係性を物語るかのように、違う曲を「ニコイチ」にしてるんですよね(笑
でも、それを巧く対位法を用いて違和感なく1曲にまとめてるところが秀才たる所以で。
ポールってニコイチとかサンコイチ…大好きですよね、名曲にやたら多いですしね(笑
それについても…多分、後ほどアレコレ書けるかなぁ、と。
さて、ライブの方に話は戻って…ライブではアウトロ部分で倍テンポにしてますよね。
っていうか、今回のセットリストの中でも、何曲かそのパターンで終わっていたので、
そういったノリがよっぽど好きなんでしょうね、うん(笑
んでもって、10曲目はウィングスの1973年のナンバーで「Let'Em In」になるんですが、
ここでポール師匠、ギターを置いてドラムセット脇にあるピアノへと向かいます。
ビートルズ解散から3年で、ちょうどソロとして世間に再認識された頃じゃないですかね。
ジョンは一層政治色の強い曲を発表する反面、ポールは至ってシンプルなラブソング…。
ほんと、この人たち…バッチバチですよね…(笑
曲調も実にシンプルで、イントロは学校のチャイムと思いきや、玄関のチャイムだそうで。
邦題は「幸せのノック」となっていて、歌の中で「中に入れたげて~」と、ひたすら訴えてます。
これから中では楽しいことするから皆も是非是非~ってところなんでしょうけど、
途中から軍楽の如くマーチに展開していく意味がイマイチどう受け止めたら良いやら、です。
静かに曲を終えるとここで軽くMCが入り、「奥さんのナンシーに捧げます…」と言って
奏でられたのが2012年発表のジャズアルバムにも収録されている「My Valentine」。
ポール曰く、会場で奥さんがライブ鑑賞をしていたそうですが…相変わらずーですね(笑
この手の曲はさすがにジョンやジョージなんかは絶対に作らないし作れないでしょうね。
PVではナタリー・ポートマンとジョニー・デップが出演して手話を演じていましたが、
ライブ会場でも大型ビジョンに、ナタリーとジョニーのPV映像を流していました。
因みにこの曲中、スタッフがスイッチングをミスって違う所に映像を出しちゃってましたね(汗
そして、そのままピアノのポジションに留まって12曲目、ウィングス時代の「1985」を演奏。
いや~、めちゃくちゃカッコイイですね。このメンツでの演奏はさらにエッジが効いていて
素晴らしい限り。私自身、何度も聴いてきたハズなのに、こんな歳食ってから、今さらに
こうして再認識させられちゃうんですよね…。「バンド・オン・ザ・ラン」改めて聴き直そう(汗
そしてそして、さらにピアノをフィーチャーしたナンバーが続きます。
13曲目はポールが当時の妻であるリンダに捧げた、ビートルズ脱退後初ソロアルバムより
「Maybe I'm Amazed」ですね。ぶっちゃけ、1970年に発表されたこのソロデビュー作って、
昔は全然興味がありませんでしたね。だって…デモテープみたいな音質でしたしね(爆
ほぼ同時くらいでビートルズのラストアルバムとなる「レット・イット・ビー」が発表されますが、
そちらの方が圧倒的に良質だと思ってましたからね。改めて良いと感じるようになったのは、
それこそ2002年に来日した時くらいです。「Junk」とか、今じゃアルバム中で一番好きです。
ポールはジョンが脱退してそそくさとソロ活動を始めちゃったことに対してショックを受けて
ヒキコモリンになってた頃だったし、死亡説まで流れてた頃だから荒んでたんでしょうね…。
それでも1人で全部演奏まで担って短期間でやっつけちゃうところは…さすが秀才ですね。
しかし、今回の公演の中でも、この曲が一番歌いづらそうにしていた気がしましたが、はて。
ここでピアノセクションはひとまず終了して、オールディーズに浸ります。
14曲目はビートルズ中期、「ヘルプ!」の中から、「I've Just Seen A Face」です。
どうやら東京ドームでは「We Can Work It Out」なんかが披露されてたようですね。
この曲からポールはマーチンのアコギを片手に歌います。D28ですかね、弾いてみたい(汗
演奏を始める前に、ここでようやく名古屋弁を繰り出したような記憶が…あれ?(汗
何故か、名古屋に住んでる人と、そうじゃない人を尋ねてました…なんじゃそりゃ(笑
改めて、念願の名古屋公演が実現したんだな…って、もうしみじみと感じるMCでした。
そして肝心の曲の方は…説明するまでもなく、ポール渾身のカントリーナンバーです。
イントロに全く違うスローな曲をひっつけちゃうところが、如何にもポールらしいですね。
ちょうどこの曲が出た1965年頃から、それまでのジョンが主導するバンドという印象は
じわじわと変わりつつありますね、作曲家としてのジョージも突出してきますもんね。
っていうか、サウンド面もガラリと変わりますよね、それまでとは随分違ってますもんね。
…ってなところで、物凄く中途半端になところですが、そろそろボリュームがいっぱいで
アップロードオーバーになりそうなので、一旦終えたいと思います(汗
ダラダラと書いてますが、これでもめっっっちゃくちゃ端折ったつもりで書いてました(涙
しかしこの調子だと、全然終えられそうにないですね、ええ…(大汗
これでもね、多分語りたい内容、語るべき内容のうち…0.03%も書いてないんです(爆
なので、ちゃんと内容を知りたい方は、是非、マニアなファンの方のレポートを参照で(笑
でもね、いろんなことがありすぎて、公演自体も「うわー!」っていう純粋な感動があって、
正直、もう端っから記憶が軽くブッ飛んでる状態だったので…細かい間違いなんかあれば
指摘してやって下さい…って、みんカラじゃそこまでモーレツな音楽ファンはいないか…(汗
やっぱり、こう好きすぎるものだとそう巧く書けないものですね、そういうことにしておこう(爆