
みんカラをご覧のみなさん こんにちは!
エーモンの しーです。
今回はDIY初心者講座の応用編。
「裏取りソケット」 を作ってみます。
ちなみに 裏取りソケットとは・・・
純正のアクセサリーソケット(シガーソケット)の差し込み口にプラグを差して電源を取るのではなく、ヒューズBOXなどに電源をつないで、隠して増設するソケットのことです。
初心者のみなさんには難しそうに思えるかもしれませんが、今までの基礎情報の技が生きてきますよ (^^)v
ギボシ端子の付け方やヒューズ電源の使い方など、みなさんにお役立ていただける基礎情報は
こちらからご覧いただけます。
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これまでの復習はこちら ※バックナンバーのリストあり
配線コードを 理解しよう!使いこなそう!【後編】
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いわゆる裏取りソケット1穴タイプ。
隠してつなぐので配線が見えずスッキリと接続できます。
僕も愛用しています。
でも電源を取りたい電装品ってドライブレコーダー1つだけではないんですよね。。。
レーダー探知機をはじめ、スマホの充電器やLEDの光り物などなど・・・
また最近ではリアにもドライブレコーダーの追加をされる方も増えてます。
クルマの電装品が大好きな僕も 差し込み穴が1つでは足りません (>_<)
そこで、今回は、DIYでノーマルのソケットを「裏取りソケット」に
変える方法をご説明をさせていただきます。
今回ご用意したノーマルのソケットはこれ!

■■ITEM No.R396 RIPEXエクステンションソケット(2連タイプ)■■
(エーモンが過去販売していたソケット。調べると2003年に生産終了となったという 今となってはレアなソケットです)
ノーマルソケット → 裏取りソケット
早い話がソケットの電源側先端をプラグ形状から、プラス線をヒューズ電源・マイナス線をボディアースにするということです。
まず、ソケット本体と差し込みプラグをひと思いに切断します! パッツン!!
そして切断したコード先端にギボシ端子を取り付けます。
まずはソケット側のコード先端に。
同じく、プラグ側のコード先端にもギボシ端子を付けておきます。
ちなみにギボシ端子のオスメスはどちらを付けるか法則で決まってますよね?
そうです! プラス線は電源側がメス端子です。
こうしてプラグ側にもギボシ端子をつけておくことで・・・
元に戻すことができるのです。
また、プラグ側だけでも、他の電装品の電源用としての活用もできます。
さて、今回使うのはソケット本体側です。
このコード先端に付けたギボシ端子にプラス電源、マイナス電源をつなぎます。
まずはプラス電源側。
おなじみヒューズ電源です。
ソケットは一般的には10Aまで使えるものが多いです。
今回のエーモン2連ソケットも10Aまでの仕様です。
したがって選ぶのは10Aまで使えるヒューズ電源20Aタイプです。
次にマイナス線
コード先端の片側にはギボシのオス端子。もう片側にはボディアースができるようクワ型端子を付けます。
コードはソケットの仕様と同じく、1.25sqの太さを選びます。
ソケットのコード切断後の端子を付ける前に、このアース用としてソケットのコードを10cmほど取っておいて使うのもいいでしょう。
そしてプラスマイナスのコードをつないで裏取り2連ソケット完成です。
ヒューズ電源はヒューズBOXへ、クワ型端子はボディアースします。
そしてソケット本体はプラグを差したら見えない場所に隠して固定します。
また、ヒューズBOXの中にACC的な20Aが無い場合は、
15Aヒューズ電源でも使えます。
しかし、この15Aヒューズ電源を使う場合はご注意が必要です。
電流の流れる元の通り道が5Aまでしか通せませんので、ソケット自体10Aまで使えるものでも、5A以上にならないよう注意が必要です。
例: 【ドライブレコーダー 1A未満】 + 【レーダー探知機 1A未満】 なら合計2A以下なので上限が5Aでも余裕で2つ使えます。
また、隠してつなぐソケットは差し込むプラグとの形状の相性もありますが、走行振動などで緩んでしまうことも考えられます。
緩み止めロック機能は配線バンドで代用です。
これで知らない間に緩んで電装品の電源がOFFになってる なんてことも防げます。
この度は2連ソケットで作りましたが、ヒューズ電源のアンペア数やソケット自体の上限にご注意いただけるのであれば3連や4連などのソケットでもこの技は可能です。
※なお、ご紹介したテクニックにつきましては、ご自身の判断で安全に行ってくださいますようお願い申し上げます。
いかがでしたか?
複数の電装品の取り付けにお困りの方に参考にしていただければ幸いです。
これからの梅雨シーズンの雨の日でも、机上で楽しめるお手軽なDIYですよ (^^)
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さて、ここでお知らせです。
現状 当社には裏取りソケットの品揃えが1穴だけですが、このブログ記事の皆様のご興味の度合いやみなさんの声がエーモン製品開発部隊に届くかも?
例えば2連・3連の裏取りソケットのバリエーション製品化?
(実現できなければゴメンナサイですが・・・)
どうぞみなさんのご要望をこのブログコメントで、是非お寄せください!
(突然の参加型 表明!)
お待ちしています(^^)/
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しー のDIY初心者講座 | クルマ
Posted at
2019/06/07 19:22:32