
みんカラをご覧のみなさん こんにちは。
ごぶさたしてました。
DIY基礎情報を配信しています しーです。
今日は初心者のための『ギボシ端子の正しい使い方』です。
ギボシ端子は、
1.オス端子 (先端が少し細くなっている端子)
2.メス端子 (筒状になっている端子)
3.オス端子用スリーブ (半透明の絶縁カバー小)
4.メス端子用スリーブ ( 〃 大)
の4つの部品で1セットになります。
正しい使い方としては、まず装着する配線コードの適合サイズ(太さ)を守ってください。
ギボシ端子でかしめられる配線コードのサイズ(太さ)は0.5sq~2.0sqです。
配線コードの太さの単位「sq」は「スケア」と呼び、正式には「square mm(スクエア ミリメートル)」。
配線コードの芯線の断面積の単位で、数値が大きいほど太いものになります。
使用する電力に応じたサイズ(sq)の配線コードを選びます。
次に、ギボシ端子のかしめ方についてですが、前回予習はされましたか?
まだのかたは
<こちら>をご覧ください。(念のため)
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<こちら>で写真付きで詳しく説明されていますので、かしめ方についてはこのブログでは割愛させていただきます。
ちなみに 「かしめる」 という言葉はなじみがないかもしれませんが、ギボシ端子のような大小のツメ形状(オープンバレルタイプ)の端子をコード先端に取付けする工程を 「かしめる」 と言います。
「圧着する」 という言葉は、コードに装着する部分が筒型になっている圧着接続端子や丸型圧着端子などの時に使っています。
本来、ギボシ端子は工業用のかしめ専用機械によって、設定された一定のトルクで自動的にかしめるものです。
これを、DIYではハンドツールでかしめますので、必ず 「かしめ」 ができる電工ペンチ(端子のツメをM字に折り曲げるような形状が切ってあるもの)を使って、確実にかしめ作業をおこなってください。
電工ペンチの『かしめ』 形状
電工ペンチは当社だけでなく、様々なメーカーから発売されています。
「かしめ」 ができるタイプであることを必ず確認してください。
「圧着」 しかできない電工ペンチや、プライヤー・ラジオペンチでは 「かしめ」 ができませんのでご注意ください。
また、エーモンのギボシ端子は、DIYで作業しやすい堅さに設定されているということは、あまり知られていませんが当社のこだわりのひとつです。
最近ではLEDなど小電力の製品に0.2sqの細い配線コードが使われている場合が多いですが、この細いサイズのコードにはギボシ端子は使用できません!ご注意ください。
必ず0.2sqコード対応の細線用接続パーツ(細線圧着接続端子や接続コネクター)をご使用ください。
また、逆に2.0sq以上の太い配線には「ギボシ端子(太線用)」が別途品揃えされており、3.0sqまで対応しています。
(上記のとおり、結線にはギボシ端子だけでなく、細い配線コードや脱着が不要な場合などには、圧着接続端子などの様々な種類の端子を、状況に応じてうまく使い分けていきましょう。)
次回も端子の基本であるギボシ端子についてお話しさせていただきます。
暑い日が続きますが、特に日中屋外でのDIY作業は水分補給を十分にし、影をつくるなど工夫をしてくれぐれも熱中症にご注意ください。
Posted at 2013/08/19 17:25:45 | |
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