
みんカラをご覧のみなさんこんにちは。しーです。
今回はDIYの基礎情報をお届けしたいと思います。
「ギボシ端子の正しい使い方 その1」から少し期間が空いてしまいましたが、念のためまだご覧になられてないかたは
コチラをご確認ください。
「その2」となる今回は、ギボシ端子を正しく使う上での注意点をお話しさせていただきます。
少し細かなことになりますが大切なことですので、初心者のみなさんだけでなくDIY経験者の方にもご覧いただきたいです。
前回もお話ししましたが、ギボシ端子の適合コードサイズは0.5sq~2.0sqです。
0.5sqは意外と細いコードですが、かしめられる設定です。
ギボシ端子をかしめた後、必ず確認のために引っ張りますが、そのときにかしめ部分が抜けてしまうということがあります。その場合、なにか原因が考えられます。
「大小のツメが、それぞれきちんと被覆と芯線をホールドしていない」とか、
「被覆むきのときに芯線を構成する細い線を何本か切断してしまい、芯線が細くなっている」
などが考えられます。
その場合は配線コードをいったん切断し、被覆むきからやり直して、新しい端子を使って再度かしめてください。(もったいないのですが確実にかしめなければならないからです)
また、ギボシ端子のかしめた部分が抜けてしまうからといって、下記のように配線コードの芯線を折り曲げてかしめることは、おすすめできません。
芯線部分を被覆部分に折り曲げて、端子の小さいツメで被覆と芯線を同時にかしめる方法。
確かにかしめ部分は抜けにくくなりますが、正しいかしめ方とは言えません。
なぜならこの場合、芯線と端子の接点の手前部分が折れ曲がっているというところに問題があります。(矢印のところです)
折り曲げの応力がかかった芯線部分が万が一切れた場合に、接点がなくなり断線します。(かしめ部分は抜けませんが通電しなくなります)
また、芯線全てが切れなくて、一部の細い線だけで通電する状態になると、電気の通り道が狭くなってしまい、ここが抵抗になって発熱する恐れがありますので危険です。
ギボシ端子は適合サイズのコードで正しくかしめましょう。
0.2sqなどの細い配線には、無理にギボシ端子を使わず、細線用の
接続コネクターや
圧着接続端子などがありますので、配線コードの太さに応じて上手に使い分けてくださいね。
話が少し難しくなってしまいましたが、安全にクルマいじりを楽しんでいただきたいので、くれぐれもご注意ください。
Posted at 2013/10/31 18:44:41 | |
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