ニコラ・テスラ
(1856年7月10日 - 1943年1月7日)
先般、テスラ・モーターズの創業者:イーロン・マスク氏が、特許を開放した報道がなされた件で、 社名につかった「ニコラ・テスラ」について、書いておきたい。
と、言いながら、 彼の生涯については、ウィキペディアほか沢山掲載されているので、 ドラゴンが関心していることについて、書いておきたい。
テスラは、交流モーター(二相誘導モーター)を完成させた。(1870年ごろ)
後に三相交流モーターに発展させ、発電・送電・変電などの関連技術と合わせ、多相交流システムとして体系化しました。 これが、現在の電力システムの基本となっています。
(日立製作所が創業し、誘導モーターを製造開始するのは、1910年ごろ)
この時に、テスラはエジソンの下で働きますが、エジソンは「直流電流」信者だったので、テスラが提唱する交流電流による電力シス テムは、エジソンに受け入れられませんでした。
独自に電力システムを実現する事を試みましたが、AIEEでの発表をきっかけに、ジョージ・ウェスティンハウスと協同で進めましたが、
そこで、エジソンが進める直流電力システムと、正面からぶつかりました。
この時です、エジソンは、「電気椅子」という死刑執行装置の発明ほか、
「交流電流は怖いものだ。」というイメージ作りを展開しました。
今でも尾を引いているネガティブキャンペーンです。
しかし、直流での伝送は効率が悪すぎたため、
経済効率の面で、ナイアガラの滝の水力発電所が交流発電となり、直交戦争は集結しました。
その後、白熱電球より、長寿命で消費電力が少ない蛍光灯を発明しました。
(白熱電球だけだったらと思うと、ゾっとします。)
また、電力や情報の伝送をもっと効率良くするために、電波によって世界中に情報とエネルギーを供給する事を試みましたが、完成し ませんでした。 高周波/高電圧を発生させる共振変圧器「テスラコイル」がその名残として継承されています。
ほかにも沢山の発明をしたのですが、
テスラは、電力を効率良く使うための方法とシステムを構築してきており、
そのシステムが、 今でも、全く色あせていない。
もし、エジソンが提唱する直流電力システムだけが世に出ていれば、 これほど電力の活用は進まなかったでしょうし、今とは比較にならない程の燃料を消費していただろうと想像します。
(直流を交流に変換するインバーター技術は、結構新しい技術なので(^^;))
4年少し前に、こんな報道がありました。
「ワイヤレス充電」実現へ前進――MITが実験に成功
マサチューセッツ工科大学(MIT)は2009年6月7日、PCなどへの「ワイヤレス充電」の実現へ向けた実験的なデモに成功した と発表した。 デモでは、電源から7フィート(2メートル強)離れた60ワット電球にワイヤレスで送電、点灯することに成功したという。
これは、ニコラ・テスラが発見した、(現在は、ELF(極超長波)による「シューマン共鳴」として知られている)現象を用いた、地球を媒介とする送電システム「世界システム」の縮小現代版であった。
とも言えると思う。
でも、時代の先をいきすぎたので、彼の発明の多くは、魔術とかオカルト扱いされたのと、エジソンを敵にした事で、人々の記憶から消されてしまった。のか?
(世界システムも、今ではシューマン共鳴の応用と認識出来ているが、当日は、地球のエネルギーを取り出す恐ろしい発明といわれた。(T_T))
(また、世の中の事ばかり考えていた風で、自分の事はおろそかだった。という評価もある(^^;))
今、イーロン・マスク氏の電気自動車によって、思い起こされつつあるのは、嬉しい.
って、これだけでも長い(T T)ごめんなさい(T T)
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2014/06/19 19:44:33