欧州でのPHEV普及を促す一つの計算式(Infineon Technologies社の発表会から)
2015年に120g/km、2020~2021年ごろには95g/kmと段階的に規制が厳しくなる見込みだそうで、
先のEV入門塾でも説明があったのだが、
ある計算式が、欧州におけるプラグインハイブリッド車(PHEV)の普及を促しそうだ。
その式とは、欧州の燃費測定法「ECE R101」において、
PHEVの二酸化炭素排出量に適用するものである。
この式で算出する 「reduction factor(削減係数)」が大きくなるほど、同じような走行性能を備えたハイブリッド車に比べて、ECE R101におけるPHEVの二酸化炭素排出量が減る。というもの。
CO2排出量 /((25km+「electric range」)/25km)
※「electric range」とは、EV走行距離のこと。
仮に、パジェロCBA-V93W 3リッターガソリン車がPHEVになって、
アウトランダーPHEVと同距離(欧州EV走行距離:52km)をEV走行可能とした場合
現在の3リッターパジェロのCO2排出量:280g-CO2/km なので
280g-CO2/km ÷((25km+52km)/25km)=280÷3.08=90.9
→90.9g-CO2/km となるので、2020~2021年ごろの95g -CO2/km規制をクリアしてしまう。
となれば、HEV化を経由せずに、外部給電を得て蓄電・活用するPHEVを採用するのが近道で、投資効率が良いと考えられる。(イイ悪いは、別。)
実際のアウトランダーPHEVの使われ方は、みん友さんの燃費報告にある様に、
充電して走行している例が多いので、実質的にはピュアEVのCO2排出量に近いのが現実。
なので、欧州でのPHEV化は加速されていくとの見方が強い。

CO2排出を削減するにも、コストがかかるのです。
目くじら立てないでネ。\(^_^;
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Posted at
2014/06/25 17:41:54