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ながみ@GF8C&TT2Nのブログ一覧

2009年03月30日 イイね!

正しい時間の使い方?

正しい時間の使い方?(03/31:追記、タイトル変更)
 本日付の日経本紙で見つけたコラム「注目 この職場」で富士重の社内活動が紹介されていたので備忘録&保守のためにアップします。

 ただ、ちょっと月末の追い込み…なシゴトでクタクタなのでワタシの論評?等は明日にでもまた再編集しますが、記事部分を先行して引用しておきます。





サークル感覚 社員が先生 富士重/定時退社日に勉強会 (Webソース無)
 出口の見えない販売不振にあえぐ自動車業界。大手各社は工場操業日の削減や残業カットで急場をしのぐ。富士重工業は図らずも余った時間を使って、社員教育を始めた。講師役は同僚のボランティア。サークル感覚の勉強会は、沈滞ムードの払拭(ふっしょく)にも一役買っている。

 金曜日の夕方。富士重本社(東京・新宿)で終業のチャイムが鳴ると、5階の会議室に25人の社員が集まった。
 営業、商品企画、広報……。年齢も職場もバラバラだ。「参加者の皆さんで机を動かしてください」。仕切り役の長谷川謙一さん(42)が声をかけると、即席の教室が出来上がった。長谷川さんたちが2月から始めた(紙面では「初めた」となっていますが誤字だと思われるので当方が訂正)「勉強会」だ。

 この日のテーマは「英文法レベルアップ講座」。TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)対策だ。講師を務めるのは商品企画部主査の安宅淳さん(41)。TOEICで満点を取ったことのある安宅さんは、自作のイラスト入りレジュメを配って熱弁をふるい、同僚にノウハウを伝授した。授業は1回2時間で全4回。授業後には宿題も出る。
 参加は無料。講師の安宅さんもボランティアだ。勉強会を立ち上げた長谷川さんは人事部で人材育成グループ主査を務めるが、この集まりは会社の研修ではない。「同志が自己啓蒙(けいもう)のために集まる場」(長谷川さん)だ。

 仕事を離れたサークル感覚が活気を生む。講師や会場の確保、出欠の確認も仕事の合間に自分たちで要領よくこなす。
 勉強会がある金曜日は、全社一斉の定時退社日。人件費削減の一環として昨年5月に導入した。富士重は昨年末から減産を強化し、09年度も設備投資や経費を2割削減する方針。逆風下で会社全体が縮み思考に陥りがちだが、長谷川さんは「こういう時こそ余った時間を有効に活用して暗い雰囲気を打ち破ろう」と考えた。しかし外部から講師を招くおカネはない。

 「よく後輩から、英語を教えてくれって、言われるねん」。社内からボランティア講師を募るアイデアは、同期入社の安宅さんのひと言がきっかけだった。それぞれの得意技を教え合えば、コストはかからない。

 安宅さんは入社後に群馬製作所(群馬県太田市)の開発部門に所属。同製作所には若手社員向けにベテラン社員が材料工学などを教える「工学講座」の伝統がある。海外研修で2年間渡米した安宅さんが、この講座に英語を採り入れたところ、たちまち人気講座になった。2年前に本社に異動してからもたびたび、英語講座を頼まれていた。
 1月、長谷川さんたちが勉強会の開催を知らせると、予想の二倍以上の応募が殺到。英文法講座は2クラス制でスタート。簿記やロジカルシンキングなどの講師役を買って出る社員も現れた。

 邦銀や外資系企業を経てIR部長に就任した楠瀬玲子さん(43)もその一人。3月13日に開いた「IR(投資家向け広報)基礎講座」では、同業他社の財務データもふんだんに紹介。出席した51人は全員が続編を希望した。
 「当社の一人当たり営業利益率は国内乗用車8社の中で最下位です」。楠瀬さんが富士重の財務状況を指摘すると「無駄なコストが見えなくなっているのでは」と考え込む受講者もいた。
 自動車業界の逆風はしばらく続きそうだが、それを逆手に取り、富士重は手作りの勉強会で社員の結束を強めている。


(03/31:追記部分)
 先にタイトルを考えたんですが、脳内で島谷ひとみのこの曲がずっと脳内再生されてます(爆)


 昨日記事を読んで、残す必要がある…というコトで記事のみアップしたんですが、その最大の動機…。
 自動車メーカー内の社内活動なのに、「クルマに関係が深そうなものが全く取り上げられていない」と思ったからでした。

 確かにグローバルな展開を目指している状況からして英語は必須でしょうし、昨今の社内の状況からすれば財務状態をキッチリ把握することも必要でしょう。
 ですが、世間様に売って利益を上げるためには消費者に訴求できる、ユーザーの方を向いた商品(クルマ)を作るコトがまず第一というか王道ではないのか?とワタシは思ったんですよね。

 現在はクルマという商品の社会的な影響も考慮されて各種規制や新技術搭載(ハイブリッド等)されているワケですが、根本的にはクルマ=自動車って…

「自」分の意思で移「動」出来る「車」

であって、


「自動」(Automatic)で移動する「車」

 ではないハズです(電子制御デバイス満載なASV(=Advanced Safety Vehicle「先進安全自動車」))プロジェクトも現在進行中で、成果は続々市販車にも投入されていますが、あくまでも位置づけは「ドライバーの補助」であり、自動運転を目指したものではありませんし。

 ただ、昔のクルマの様に、メカニカルな素の性能だけ磨き上げれば良い商品が出来る…という時代ではないでしょう。クルマは様々なデバイスの集合体でもありますし、普及台数が増えて「良いクルマ」という価値観も多様な方向に分化しているでしょうから、自動車メーカーとしては「これから先の時代良いクルマとは何なのか」を今一度部門を越えて知恵を絞って煮詰めなおして欲しい…と思うのです。
#そう考えるからこそ、軽自動車撤退…はショックでした。制約事項が多い分、本当に知恵を絞らねば良いクルマが出来ないジャンルだと思うので、メーカーの真価が試されると思うのです。サンバーやヴィヴィオ等…乗り続けるコアなユーザーも多いハズですから

 「百瀬語録」にもありますが「関係部署とよく連絡をとれ。」「走ることは極力機械にさせよ。それで浮いた工数は人を減らすのではなく、物事を考える時間にあてろ。」なんてのもあります。
 また「設計も商売せよ。」とも…。

 設計部門と実験部門と購買/財務部門と…互いの関係者が腹を割って互いの専門知識を開陳し、これからのクルマ作りを考察していて欲しい…と思ったりするんですが…まぁ、実際にはやっているが記事には書かれていない、という可能性もありますが(一般人には知りようが無いですし)。

 ただ、現状の商品…に対して、将来のクルマ業界に関して憂いを感じておられる方もやはりいらっしゃるようです。個人的に琴線に触れたエントリを二つ以下に御紹介。

 「ハイブリッドで勝って、シャシーで負けて!」 (頑固一徹カズです!)
 「ある辣腕メカニック:W氏」 (「くるまは ともだち 思いやり」 元WRCエンジニアの想い)

 ワタシもそう感じて…これらのエントリにも共通していると思った部分…、

「クルマ全体を理解できる
エンジニアが少なくなった」


 コレは「クルマという商品を売ってメシを食っている」ハズの自動車メーカーにすれば危機的状況なのでは?とも思うんです。
 確かにマスコミなんかですと分かりやすく理解しやすい売上高やら利益率のみをクローズアップしますし、ユーザーもそれに引き摺られ、ひいてはメーカーも…という状況になっているのかもしれないなぁ、などと思ったりすることもあります。

 また、販売の最前線であるディーラーの質の差も問題なような気もします。
 ワタシの場合は幸いにしてお世話になっている営業所に恵まれていて、メンテナンス以外の面でも多大にお世話になっておりますが、そうでない事例もあるようで…。

 「スバルと富士重工、はっきり言って業界内最悪」 (可愛いMINI子とジャジャ馬32のお局日記 )

 ワタシのコメント宛への返答に象徴的とも思えるコトバがあります。

「1台目は営業が売り、
2代目は整備で売る。」

 先に引用させていただいた清水和夫氏のエントリにも、「ユーザーに訴えるコミュニケーション力」を嘆かれていますが、そういう部分も含めて、心がけ次第で変えられるモノも多いように思うのです。

 時間が出来た…とポジティブシンキングが出来るのであれば、これを機会に「『スバル』というブランドの意義」をシッカリ考え直してほしいなぁ、と思った次第です。
Posted at 2009/03/30 22:40:45 | コメント(3) | トラックバック(1) | クルマ雑談 | ビジネス/学習
2008年10月30日 イイね!

ソコまでしてクルマに乗りたいの???

 無期限停止宣言してから仕事が忙しくなって、ほとんどみんカラの巡回出来てなかったんですが(本家すらチェックが甘くなってたので…)少しずつ落ち着きつつあるので、ちょっとだけ浮上します…。
 というか、本家BBS向きではないネタでもあるので、覚書も兼ねてのエントリアップです>ですので、コメント頂いてもすぐにはレスを返せないと思いますがご容赦ください…来月半ばには多少落ち着くと思っていますが…

                              

 当方が定期巡回しているサイト(ブログ)の一つ、「日本アンチキムチ団」様の本日付のエントリで興味深いものが。

「ベストライン偽装福祉車両購入者100人送検」 (日本アンチキムチ団)

 経過を含めた詳細はリンクからエントリをご覧頂くとして、とりあえず本日付の時事通信社記事のみココにも残しておきます。
顧客100人送検へ=福祉車両脱税、年内にも-愛知県警

 愛知県長久手町の自動車販売会社「ベストライン」が、福祉車両を装い顧客に自動車税などを不正に減免させていた事件で、愛知県警交通指導課などは29日までに、地方税法違反と道路運送車両法違反の疑いで、既に送検した分も含め、同社の顧客100人前後を書類送検する方針を固めた。年内をめどに捜査を終結させる。(2008/10/30-03:07)

#ちなみに、今日現在の話ですがYahoo「ベストライン」を検索ワードにして検索すると、自動的に『ベストライン 再逮捕, ベストライン 逮捕, ベストライン 福祉車両, ベストライン テレビ報道』と関連キーワード検索が出てきます

 以前の当方のエントリ、『「百聞」と「一見」』の追記部分でも触れてますが…「抜け道を探す」あまり、法を犯してしまった典型…というコトでしょうか。

 正直、ここまでしてクルマに乗りたいとは思いません。
 ウチの愛車は来年車検を受けたら13年目…で自動車グリーン税制の影響により自動車税率がアップしますが、それを回避する手段…もいくつかはあるようですが、堂々と乗りたいですし、制度を悪用される例が多いから過去に既に8ナンバー車の税率が改正されていますし。

(参考) 日本自動車整備振興会連合会のページに残されている「特種用途自動車の不正使用防止のため構造要件改正」の国土交通省のリリースの引用ページ

 確かに、ランニングコストに占める税金の比率って結構高いと思いますが、使い方の最適化とか他にもやりようはあるはずだと思うのですが…。
 「正々堂々と公道で乗れる」状態である事…はワタシにとっては最低限のラインだと思っていますし、本当にそういうクルマを必要としているユーザーさんにデメリットを与えるような改造はやはりナンバー付きで乗るクルマのモディファイとしてNGだと思いますので、考えさせられるニュースでした。
Posted at 2008/10/30 21:38:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ雑談 | ニュース
2008年04月30日 イイね!

カーボンニュートラルはドコへいった?

(22:33:入れ忘れたニュースがあったので(汁)追記)
(22:58:更に追記…野の策士さんが紹介くださったニュースを追加)
 今日のニュースなのでご覧になった方も多いと思いますが…。

ブラジル中西部で脚がないトカゲなど14新種一挙に発見 (YOMIURI ONLINE)
 【ワシントン=増満浩志】ブラジル中西部に広がるサバンナ林「セラード」で新種とみられる動物14種が見つかった。
 米環境保護団体コンサベーションインターナショナル(CI)とサンパウロ大(ブラジル)などのグループが29日、発表した。
 内訳は、魚類8、爬虫(はちゅう)類3、両生類と鳥類、哺乳類が各1種。29日間の調査で、一挙に見つかった。このうち、トカゲの一種は脚が退化して、まるでヘビのような形。脚がない方が砂地の上を移動しやすいらしい。

 セラードは、世界でも有数の生物の宝庫だが、「隣接するアマゾンの熱帯林の2倍の速さで、農耕地や牧場に転換され、貴重な種を喪失している」(CI)という。
(2008年4月30日10時49分 読売新聞


 コレ見てふっと思ったのが…以前テレビで見た、東南アジアのバイオディーゼルバブル?で熱帯雨林を伐採して原料になるパーム椰子を植樹するコトで熱帯雨林が急速にここ数年減少している…と取り上げてた番組だったり。局も番組名も失念していますが…(汁)

 以前、当方もエントリ「「eco」…?」でチラッと触れましたが、当時はドッチに転ぶのか、未知数的な面もあったので、

「eco」nomyと「eco」logyのハザマで~


 なんて書いたんですが、どうも深刻な方にハナシが転んできているように思いましたね…。
 検索して見つけた幾つかのニュースを勝手にピックアップしてみます。

「バイオ燃料の利用拡大は世界の食料問題を悪化を招く、食料問題の世界的研究機関が提言」 (Technobahn)
「2008/04/29-15:34 バイオ燃料に懐疑論強まる=食糧危機に拍車も」 (時事ドットコム)
「2008/04/30-14:20 バイオ燃料奨励策は間違い=食糧危機は深刻-CME名誉会長」 (時事ドットコム)

 また、こういったコラムもありました。
「バイオエタノールがアマゾンを焼きつくす!?」 (All About)
「バイオ燃料:需要拡大 増産、生態系に影響」 (毎日新聞 universalon)

 一般的にバイオ燃料はカーボンニュートラルとされていますが、コレだとまさに本末転倒な展開になりつつあるような気が…(汁)

 熱帯雨林って、基本的には常緑樹で、しかも大きい(背丈が高い)樹木を中心に構成されているそうで、葉の「総表面積」が広い分、CO2の吸収量もそれに比例して多くなりますが、伐採されて草丈が低い植物に置き換えられてはそれが一気に減少してしまうでしょうしね…。

 また、表面積の減少もそうですし、食用にもなる農作物を由来として作るバイオ燃料…となると、多くは一年生植物でしょうし、そうなると収穫期には枯れていますから、その時期にはCO2を吸収しない時期が存在するコトになります。

 結局、環境問題も「eco」nomy…の前ではかすんでしまうんでしょうねぇ。
 Deepskyさんがエントリ「ファンドマネーと穀物高騰」「日本の”食”について考える」なんかで、関連的なネタに触れておられますが、なんか綱引き…が2者ではなく、多数の利害関係に揉まれている様な…ふとそう思ったニュースでした。

(追記部分)
 せめて、やるなら…通常のサイクルの循環内で収まりが付く方法を取って欲しい…と思ったりするニュース。
「新日石、バイオガソリン原料量産・09年末から、国内で初」 (NIKKEI NET)
 新日本石油は2009年末から自動車燃料となるバイオガソリン原料を国内で初めて量産する。同社子会社の根岸製油所(横浜市)に20億円程度投じて年産10万キロリットルの設備を造る。規格外の国産小麦などから製造したバイオ燃料を北海道から調達する。現在はバイオガソリン原料の大半を輸入に頼っている。国内でも量産を始めることで普及に弾みをつける。

 バイオガソリンは、植物などを発酵させて作るバイオエタノールに石油ガスを合成した「ETBE」を、ガソリンに混合して作る。現在、ETBEは石油元売りが共同でブラジルなどから全量を輸入している。一部を国内生産にすることで、遠方からの購入による輸送コストと二酸化炭素(CO2)排出を低減する効果がある。 (07:00)

 規格外の商品…をうまく再利用して、かつトータルのコストバランス(生産者・加工業者・消費者…全てにメリットが出る)がうまく取れればサステイナブルなバイオ燃料の供給の手段になるかも?と思いますが、果たしてどうなるのかな?

(更に追加したニュース)
「(4/30)ガソリン代替のバイオエタノール、ホンダが植物廃材で量産」 (日経Ecolomy)
 ホンダと独立行政法人の地球環境産業技術研究機構(RITE)はガソリン代替燃料のバイオエタノールを低コストで量産できる技術を開発した。稲わらなどの植物廃材を原料に、1リットル当たりの生産コストを国際競争力のある30円程度に抑えられる。原油価格の高騰でトウモロコシなどを使うバイオ燃料の需要が拡大し、食糧価格を押し上げている。省資源と温暖化ガス削減につながる技術として2010年をメドに実用化を目指す。

 ホンダの全額出資子会社である本田技術研究所(埼玉県和光市)とRITEが開発した生産技術は、雑草や稲わらの繊維質をすべて1回の処理でエタノールに変えることができる。繊維質の種類ごとに処理する従来方式に比べ生産効率が上がり、稲わら1キログラムから約400ミリリットルのエタノールが作れる。
Posted at 2008/04/30 22:23:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ雑談 | ニュース
2008年04月26日 イイね!

「伝統」&「ブランド価値」と「生き残り」…の天秤は、果たしてバランス良く釣り合うのか?

「伝統」&「ブランド価値」と「生き残り」…の天秤は、果たしてバランス良く釣り合うのか?(04/27:追記)
(04/27 20:55:更に追記)
(05/03:更に追記)
(2023/12/20:ヴィヴィオのサファリラリー参戦動画の埋め込みリンクを変更、当時のダイハツ社長の箕浦社長の発言動画をニコ動のリンクへ差し替え)



#敢えて追記を冒頭に持ってきています
 掘っていましたら、Responseこういうニュースが…(溜息)


ダイハツの箕浦社長、「スバルへのOEM供給はお金を使わずに進める
2008年4月25日


ダイハツ工業は24日、2008年3月期決算について記者会見を行った。その席上、富士重工業(スバル)に対する軽自動車のOEM供給について、箕浦輝幸社長は「供給車種、供給台数はまだ決まっていない」と述べ、こう付け加えた。

「生産についても、それが決まらないと何とも言えない。しかし、できるだけお金を使わずに、今の工場で、増産という形でやっていく。いろいろと知恵を出し、努力していきたい」

また、そのために新しい組織をつくらないことも明らかにした。とは言うものの、富士重工へのOEM供給は初めてになるので、「委員会で対応していく」(箕浦社長)という。すでにその委員会はスタートしており、各部門の部長級が15人、兼任という形で参加しているそうだ。

ダイハツは富士重工へのOEM供給をできるだけコストをかけず、片手間の仕事として進めていこうとしているのかもしれない。
《山田清志》


 ダイハツのこのトヨタ出身の社長…って、かつて…顧客のコトを…

「連中」呼ばわり

 した人物でしょ?
 動画が残ってましたので、コチラよりご覧下さい。
 ニコ動で埋め込みできなかったんでリンクのみ貼っておきます>消費者のことを「連中」と呼称したダイハツ社長

 他にも、検索すれば取り上げたエントリやサイト…は多数あります…(T_T)
 先行きがどんどん不安になるばかりだ…。

(更に追記部分)
 ダイハツといえば…以前、ミラカスタムRSで、国土交通省から型式指定を受けた際の仕様よりも小さなブレーキを付けていたコトがありましたね。
 奇妙な青さんがエントリで詳しく触れられていますのでご覧になってみて下さい↓
「そりゃコストダウンってコトかい?ちょっ!」 (インプレッサ スポーツワゴン 15i-S)

(05/03追記分)
 またもResponseにて掘ったニュース…会見直後のものですね。
トヨタ・ダイハツ・富士重…提携拡大のメリットと温度差
2008年4月11日

トヨタ自動車、ダイハツ工業、富士重工業の3社は10日、開発・生産における新たな協力関係についての記者会見を行った。その席上、3社の社長は今回のメリットについて次のように述べた。

「富士重工は開発・生産の部分で、私どもの力強いパートナーと考えているので、そのメリットは非常に大きい。これからどうしていくかについては、いい関係の中でさらに見つけられたらいいと思っている」とトヨタの渡辺捷昭社長。

一方、富士重工の森郁夫社長は「いま中期経営計画で選択と集中を進めていきたいと思っている。そういう意味で、われわれのコアな部分に集中していくため、手薄である商品を補完してもらえるということは非常に大きなメリットである」と述べた。

また、ダイハツ工業の箕浦輝幸社長は「トヨタグループの力を強化していくことに貢献できるということでうれしく思う。責任を持って供給していく。それからもう一つは、シナジー効果をどうやって出していくか、生産・技術交流を通じてやっていきたい」と述べた。

このように3社の社長の話には多少温度差も感じられ、特に富士重工の切実さが際立っていた。

《山田清志》

 あちこち拝見してましても…肯定的な記事をほとんど見ないのは…単なる経済的な理由だけではなく、企業文化等で相容れない…と考えていらっしゃる方が多いのでしょうね…。

(04/26記載分)
 ネットの片隅で戯言を囁いてみる…。

 分家お友達…のアリ・マキネンさんこのエントリ拝見して…初めて「週刊東洋経済」誌を買いました。
 当然、目的はスバルとトヨタの提携に関するトピックのみですが(爆)

 2008/04/26号より
したたかトヨタ"アメとムチ"の富士重「出資」

 また1社、トヨタの「実質傘下」に入った。富士重への出資拡大に動くトヨタ。その脇では、子会社ダイハツが軽の"先兵"として走る。トヨタの拡大志向は止まらない。


「トヨタグループに一歩踏み込む。新しい関係を築きたい」
 4月10日夜に行われたトヨタ自動車・ダイハツ工業・富士重工業3社の共同会見。富士重の森郁夫社長は、まるで隣にいるトヨタの渡辺捷昭社長に語りかけるように、質疑応答で答えた。

 新たな提携の骨子は二つある。1つは、トヨタが富士重の株を、現在の8.7%から16.5%にまで高めること。トヨタは2005年10月、当時富士重株を20%所有していた米ゼネラル・モーターズ(GM)から一部取得し、筆頭株主になった。その際に生じた富士重保有の金庫株を、今回311億円で買い取る。

 そしてもう一つは08~10年にかけ、富士重がトヨタやその子会社のダイハツから、小型車や軽自動車のOEM供給を受けること。一方で国内販売の約2/3を占める軽の生産からは最終的に撤退。トヨタ向けにFRスポーツ車を共同開発・生産するという。大手以外は生き残れない現実が浮き彫りになった。(富士重工公式サイトのpdfのプレスリリース)

 「富士重さんの方から要請があった」(※1)トヨタの渡辺社長はそう明かす。国内最小メーカーの富士重は、かつては日産自動車やGMなど、大株主が頻繁に交代し、つねにM&Aのターゲットだった。乗用車シェアで8位、軽でも5位と競争力に劣り、08年3月期も、他社が増益の中、連続減益見込み。燃費規制などの膨らむ開発費を、今後も単独で補うには限界があった。

シビアな損得勘定

 そうした状況下で、トヨタと富士重が再接近する素地は徐々に整っていった。05年の初出資後も、07年にトヨタが富士重の米工場へ「カムリ」を生産委託(※2)。すでに欧州ではダイハツが富士重に小型車をOEMしている。これらの提携で一定の効果は上がったが、それを帳消しにする富士重の業績低迷が、両社に更なる一歩を踏み出させた。

 富士重はこれから厳しいハードルを課されることになる。確かにトヨタによる持ち分法適用は免れて、役員派遣も見送られた。「スバル」ブランドも残った。時価の1割増で自社株を売れる結果、300億円以上の現金を手にし、40年ぶりとなる国内工場の建設に充てられる。

 しかしトヨタの損得勘定はシビアで、見合った効果は当然要求される。「スバル360」で知られる伝統の軽からの撤退は明かしたが、他にも全国46販社を半減、人員を1割減らすなど、相応の痛みを余儀なくされるのだ。

 富士重は「水平対向エンジン」など独自技術に強みを持つ。00年にはスズキとの資本提携で互いに株を1%強ずつ持ち合ったが、これで実質的にトヨタグループ入りとなった。ただし「提携が成功しないと(単なるトヨタの)受託生産会社に転落する」(中西孝樹・JPモルガン証券アナリスト)と専門家は手厳しい。

 一方、トヨタにすれば、世界中で不足する開発人員や生産設備のリソースを、外部活用で補えるメリットがある。米国に工場を造れば優に1000億円はかかり、富士重との提携でその膨大な投資が抑制できる。軽主体のダイハツにしても、宿敵スズキへの対抗上、新たな供給先を確保できることになる。

 次なる焦点は、トヨタが富士重への出資をさらに引き上げるかどうか。「(子会社化など)今後のことは考えていない」とトヨタの渡辺社長は返すが、過去にはダイハツや日野自動車の子会社化に30年以上かけてきた。(※3)資本の論理を押し出さず機が熟すまで待つ"熟柿作戦"こそトヨタ流の真髄だ。

 新興国市場拡大、環境規制強化など状況激変を前に枠組みを見直し始めたトヨタ。今回の提携でしたたかなグループ「囲い込み」が、一層加速することだけは間違いない。

(※1)ただし、清水和夫さんのエントリ「自動車技術の黎明期~60年代 」の後半部分の補足…を拝見しますと、「株式の引き受けがなくてもスバルとの提携は進めた」とトヨタの渡辺社長は述べられたそうです

(※2)北米スバル工場の改修…以前「Ken@GF8F_STi/社用車」さんが仕事で行かれてました。2006年11月26日のエントリ「明日から海外出張」から12月10日のエントリ「北米スバル出張帰国編③「国際線フライト編」」まで…SIAへの出張記を書かれてます

(※3)ダイハツ1967年にトヨタと提携し、子会社化されたのは1998年日野自動車ココを拝見しますと、1966年に業務提携し、2001年に子会社化となっています

                               ☆

 ワタシもいくつかエントリ立てて、皆さんからコメントいただきましたが…マズは「企業として存続する」コトが第一義ではあるワケですが、スバルらしいといえばそうなのでしょうが(苦笑)今回の1件…自らのブランドの価値や意義…を見誤った商品戦略の結果だった…と思っています。

 当初は、軽乗用はR2/R1に絞り、PLEOは廃止の方向…でしたが、余りの低迷振りに、乗用モデルも復活させたりと(現在はSTELLAが出たのでバンのみに戻りましたが)、迷走が続きました。

 デザインに関しても…BE/BHレガシィから(厳密にはBD/BGレガシィから採用)「台形グリルをアイデンティティにする」としたデザイン戦略を掲げましたが、BL/BPレガシィでそれはアッサリ崩れ、さらにスプレッドウイングスグリルR2以降に採用するも、M/Cでグリルデザインは変更になるし、GD/GG系インプレッサでは、フロントグリルの大手術を2度もやって、M/Cしたら「M/C前の顔の方が好き」なんてオーナーも出たりして、これまた迷走しまくった…という印象を思っていたりします。

 今回、軽自動車撤退を発表しましたが…全車種OEMで従来と同じ販売台数が確保できるのか?こういう記事もありますし。
 日刊自動車新聞社の記事より
富士重、ダイハツからの軽OEM調達で業販店めぐる争い激化

 ダイハツ工業から富士重工業への軽自動車OEM(相手先ブランドによる生産)供給が2009年後半以降、順次実施されることが決まった。スバルディーラーでは「かなりショック。さびしい」(西日本の直営販社)と、スバル360以来の半世紀におよぶ軽の自社開発・生産からの撤退を惜しむ反応が聞かれる。

 一方、「驚くことではない。近々にとは予想していなかったがいつかはと思っていた」(東日本の地場系販社)と冷静に受け止める声が聞かれた。富士重はダイハツからのOEM調達に切り替わったあとも直近の軽販売台数(07年度=13万5千台)を維持したい考え。しかし軽販売のポイントである業販は他社からの切り崩しが活発化するのは必至。業販店をめぐる争いは激しくなりそうだ。(2008.4.19)


 実用燃費ではプリウスよりも上位にあるのにR2が売れなかったのは…個人的にはやはりフル4シーターではないパッケージングだと思っています。
 デザインはむしろ好きでしたし、シャシー性能も高いと思っていましたが、後席の居住性を割り切りすぎたのが、ワタシとしては「スバルらしくない」と思っているので…。
 かつてのヴィヴィオも、レックスから比べればパーソナル志向の軽自動車でしたし、そのために運転席を大きくとった非対称レイアウトでした。
 でも、レックスよりはデザインに振って寸法は削られていましたが、リヤシートにもキチンと座れるクルマだったんですよね。

 今回、スバルは水平対向エンジンを軸とした方向に集中する選択をしたワケですが…元々の採用された経緯…だけはしっかりポリシーとして持ち続けて欲しいと思います。

 スバル360でRRレイアウトを採用したのも、スバル1000で水平対向縦置きのFFレイアウトにしたのも…乗員優先のパッケージを組むため…だとワタシは思っており、DeepSkyさんのエントリではないですが、「乗員優先のパッケージ+バランスが取れたデザインの両立」こそが「スバルの魂」だと考えています。

 最後に…「これこそがスバルの軽」だと思わせてくれるクルマ、ヴィヴィオのかつてのサファリチャレンジの動画を貼って、先行きを祈ることにします…。
VIVIO RX-R サファリラリーに挑戦(前半)


VIVIO RX-R サファリラリーに挑戦(後半)


#でも…ヴィヴィオを再生産してくれるなら…無理してでも買うだろうな…
Posted at 2008/04/26 21:51:38 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ雑談 | ニュース
2008年04月11日 イイね!

最善の選択となるのか…。

(04/12:追記)
(04/12:更に追記)
(04/13:更に追記)

 昨日挙げた時点では、ショックが大きすぎて下調べして煮詰めて…なんてコトなく感情に任せて挙げちゃいましたが…。
#実際、販社には全く何も知らされておらず、新聞報道で知った方も多そうです…既に問い合わせも結構な人数の方がされている模様…お世話になっているディーラーでも早速あったらしいですから

 ワタシも以前エントリ「「良いものは必ず売れる」…?」でもチラッと触れてはいますが…。
 確かに、
「良いから売れる」

 とは思っていませんし(むしろ普通は逆でしょうし)…理想は「良いものをシッカリ売る」…カナ、と思いますが、ソレが実は一番難しいのでしょうし…。

 また、逆に清水和夫氏「古巣のスバルのおはなし」で、今回の決断を評価されています。
 また、ワタシのエントリに頂いたコメントも、評価される観点の違いから、真反対というカンジになっていますね。
#多様な見方があるのは当然ですが、改めてコレを書きながら考え直す機会を与えていただけたかと思います

 今回の声明…はある意味「選択と集中」というコトだと思いますが、過去の例…としてワタシがふとアタマに浮かんだのは、いすゞマツダのケースだったりします。

                              ☆

 いすゞ…はかつて、ビッグホーンだけでなくジェミニアスカといった自社製乗用車を作っていました。
 しかし、販売低迷のあおりを受けて、1990年代初頭に乗用車の自社開発を中止、当時流行していたいわゆる「RV車」に注力するコトとなりました。
#当時のCMのキャッチコピーは「THE SUV SPECIALIST」でしたね

 ですが、ミュー/ウィザードビークロス等、様々なバリエーションを投入するものの、いわゆる「RV車ブーム」の終焉に伴い販売が低迷し、2002年に乗用車部門は完全に撤退…となりました。
いすゞのミュージアムページでも各車の歴史の概要が見れます

                              ☆

 そしてマツダ…の場合思い出すのはタイタン…。

 「新Jacobins Square」様の「Category-Q」→「キャブトラック」→「'72 Titan」で紹介されていますが、かつては…、

西のタイタン東のエルフ


 と称されるくらいのシェアを誇っていたようです…。
 現在はタイタン・ダッシュにしか自社キャブは残っていませんが、現在のようにエルフOEMになる前のデビュー時…の報道の記憶では、確か開発者自らがユーザーの下に出向いて徹底して意見を吸い上げて開発した…というくらい気合の入ったモデルチェンジだったみたいです。

 結局は、当時既にシェアが低下していたコト、そのため自社開発ディーゼルエンジンの排ガス規制対応が難しく、またシェアが高い1tクラスの商用車…ボンゴに開発力を注力するために、積載2t以上はエルフOEMとなりました。

 代わりにボンゴでは1tクラスの商用車では早くからディーゼルの規制対応がなされました(現在は新長期規制にも対応)。OEMされている、デリカバネットも合わせれば、このクラスのシェアを磐石にした…といえるかもしれません。

 個人的な印象で言えば…いすゞの場合は…「縮小均衡→撤退」、マツダの場合は、ウマく体勢の建て直しが出来たのかな…という印象を持っています。
#この見方が正しいかどうかは分かりませんが

 スバルの場合…前エントリにトラックバックいただいた、奇妙な青さんのエントリ「そりゃねーよ…」でも書かれています様に、独自開発の環境対応技術は提携時にポシャったワケで、今後どうなるのか…は5年後、10年後を見る必要があるとは思いますが、今回の決断が先々にどう影響を及ぼすのか…1ユーザーとして見ていきたいと思います。

(04/12:追記部分)
 続報が日経より出てましたので引用。
 ソースはこちら…念のためにコピペしておきます。

富士重社長、ダイハツから軽5車種程度調達

 富士重工業の森郁夫社長は11日、インタビューに応じ、資本提携を拡大したトヨタ自動車の子会社、ダイハツ工業から調達する軽自動車について「現在の商品群維持のため5車種程度とする」考えを明らかにした。トヨタと共同開発する小型スポーツ車については海外販売や派生車の追加も検討する。

 富士重は2009年にダイハツから軽自動車のOEM(相手先ブランドによる生産)調達を始め、将来は開発・生産から撤退する。スバルブランドの軽は現在「サンバー」「ステラ」など5車種あり、OEMに切り替えた後も同規模の車種をそろえ「軽の販売台数は現在の水準(年14万台前後)を維持したい」と強調した。

[4月12日/日本経済新聞 朝刊]


(04/12:23:07:更に追記)
 本家で相互させていただいている「インプレッサ スポーツワゴン 15i-S」様のエントリ「そりゃねーよ…」の中で…

現役赤帽ユーザー


 の方と思しきヒトよりコメントが入っております。
 キチッとケアできるのか…がワタシ的には試金石になるような気もしますが…。

(04/13:更に追記)
 「15iウェブ」様のエントリ「スバル軽自動車開発生産から撤退」のコメントを拝見しますと…荒れた販社も存在するみたいですね…コチラでは比較的平穏?でしたが、問い合わせはやはり複数あった模様…。
Posted at 2008/04/11 21:23:17 | コメント(8) | トラックバック(2) | クルマ雑談 | クルマ

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