バルブクリアランス調整＆その他

前回の車検で#4気筒だけ、アイドルスクリューの調整(燃調)が違っていたので、この機会に一番怪しい『バルブクリアランス』＆その他を調整します。数年に一度の作業なので『スーパー7　メンテナンスファイル』とインチ工具＆シックネスゲージ＆タイミングライトを引っ張り出してきました。

まずはロッカーカバーを取り外します。
２０年以上経つエンジンですが数回『御開帳』しているため、コルク製のパッキンが切れてしまいました。
(今時、コルクのパッキン等、見た事ない人の方が多いと思います。)

六角レンチ＆力点延長用メガネレンチで、クランクの位置を合わせます。

ファイルにはバーキンのクリアランスはINT=0.35、EXH=0.40 と記載されているので、その通りに調整します。
まずはこの位置で４か所をシックネスゲージでクリアランスを調整します。
このアジャストスクリューはセルフロッキングタイプなので、かなりの力が必要です。なので、六角ソケットレンチを使用したので、微妙な調整もできました。
この４か所が完了した後、クランクを360°回転させ、残りの４か所も同様に調整しました。

ロッカーカバーを洗浄して、切れたコルクパッキンを一部シール剤を塗って、騙しながらヘッドに装着しました。

この状態でまずはエンジンスタートし、タイミングライトで点火時期を確認しました。
点火時期はくるっていない事を確認できました。

全てのキャブレターのアイドルスクリューを3.5回転戻しにして、エンジンを再スタートし、#1＆#4気筒の同調を取って本日の作業は終了です。
ロッカーカバー付近からの『カチャカチャ』が無くなり、良い感じに仕上がったと思います。
ただ、コルク製パッキンが破損して、騙した状態で装着しているので、早速ネットでコルク製パッキンを『ポチツ』としました。
来週以降にそこだけやり直す感じです。