天気の乱高下が続いた2月中旬の週末。少しづつ夜明けの時間も早まり6時半には空も白みがかるようになってきました。霜が降りたボディカバーを取り外し、ドライバーズシートに収まりイグニッションボタンに手をかけます。暖機を済ませて意気揚々と走り出したドイツ製カブリオレは、5分もたたないうちに忘れ物に気づいてUターン。混雑する甲州街道を1往復半する羽目になり、ここぞとばかりに首都高・中央環状線を駆使し、混雑するアクアラインを耐え忍び、館山自動車道の君津PAに15分遅れで到着しました。今日のドライブの発起人であるKさんは随分前に着いていたようで平謝りしつつ、320iのフロントガラスに付いた飛び石の傷から、猪突猛進のドライブが窺えます(震)。
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MINI Cooper D CROSSOVER
よもやま話をしているうちに、程なくしてアイコニックなデイライトを放つMINI Cooper D クロスオーバーがPAの分岐車線に見えてきました。会社の同僚Iさんが今年初めに購入された新車であり、本日はそのお披露目が目的の1つです。個性的なフロントフェイスとフラットなルーフ形状、球状化したフロントガラス等で構成されるその出で立ちは、車に興味がない人でもMINIという存在を認識出来るものであり、円形のセンターディスプレイ内装も独創性を表していると言えるでしょう。
MINIと言えば、アニメ「シティーハンター」の主人公冴羽獠の愛車であり、よく100tハンマーで潰されていましたが、コンパクトな車格のイメージが付いていました。が、このクロスオーバーは全長4,315×全幅1,820×全高1,595(mm)と大柄であり、全長4,250×全幅1,790×全高1,290(mm)のZ4を一回り大きくしたサイズ。もはやMINIのネーミングとマッチしていないのではと思う車格であり、その存在感を一層高めています。
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鹿野山越え
到着早々舐め回すように外観・内観をひとしきり観察した後は、ルートコンダクターをKさんにお任せし、君津スマートICを脱出した3台は県道163号線・県道93号線をなぞっていきます。時折現れる視認性の悪いターンアングルに注意しながら、広狭多彩な林間路を屋根を開けて走れば、気持ち良い事この上なし。テールエンダーから2台の走りを拝みつつ、1人頭寒足熱の快感に浸ります。
マザー牧場を横目にしながら鹿野山を越え、国道465号線を経由しつつ、県道182号線もみじロードへ。ゆったりとしたスラローム形状の田舎道で、前走車も少なく甘美な時間を謳歌します。ここは地元ライダーもよく走る道であり、VFRでも何度か走りましたが、単調な海岸線を数珠繋ぎで走るより何倍も価値があると言えるでしょう。
前を走るIさんのクロスオーバーのボンネットに積まれている排気量2,000ccのエンジンは、1,750-2,750rpmで最大トルク330Nmを発揮する低回転トルクモリモリ型であり、Z4の最大トルク250Nmの1.3倍の数値を誇ります。重量はZ4同様1.5tあり重心が高いのでコーナーはやや踏ん張っている感じですが、低速・中速の切り替えでは力強い出足で加速していくので、気を抜くと置いていかれるので要注意。県道88号線に合流し、道の駅三芳村鄙の里で3台揃って小休止となりました。
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Choo Choo Train
1人GSでの給油を済ませ、春うららな陽気を従えたドイツ製車両3台は、千葉県が誇る?安房グリーンラインへと進行。山を切り開いて作られた広域農道は緩やかなリズムで構築された高速ワインディングであり、意気揚々と乗り込んだわけですが、この日は南房総フラワーマーチなるイベントが開かれており、多くのウォーカーで溢れていたことから、先導車に続き隊列を組んで大人しく進行。終点からKさんがよく分からない脇道に突っ込んでいくので付いていくと、名倉海水浴場に到着です。
全く知りませんでしたが、海岸線で車を並べて記念撮影出来るスポットのようで、まだ冬の冷たさが残る海風を浴びつつ、3台は行儀よく整列。18inchにインチアップされたクロスオーバーの足回りは迫力があり、ホイールもオプション品に換装されていることから、かなり引き締まった印象を受けます。Iさんの話ではまだまだ沢山のオプションパーツがあるそうで物欲がそそられますが、それ故オリジナリティ溢れる個性的な1台を手に入れる事が出来るのもMINIの良い点でしょう。
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勝浦タンタンメン
すっかり空は日本晴れとなり、煌めく海面に目を細めながら、セダンとクロスオーバーとカブリオレは国道410号線・128号線で勝浦方面へ北上。ウィンディドライブを存分に楽しんだ後は、お腹が空いたのでランチタイムとします。Kさんがセレクトしたファミリーレストランこだまはお肉屋が経営するお店であり、初見ではなかなか入らないであろう店構えですが、勝浦タンタンメンで有名だそうで、既に混雑する店内で暫し待っていると真っ赤なスープの拉麺が登場。見た目はかなり辛そうですが、食してみると玉ねぎの甘味が効いており意外とスルスルイケてしまいます。テレビで流れる羽生選手の美しい演技に見とれつつ、餃子とセットで一気に完食。勝浦タンタンメンはラー油が効いた痺れる辛さが売りだと思っていましたが、是非再訪してみたいお店となりました。
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晴れのち雨
膨れたお腹を摩りながらドライバーズシートに乗り込み、ここからは帰路へと向かうことに。県道82号線はツーリング・エッセンス満載の開放的なコースであり、だたらに流していても屋根を開けていれば心地良い時間が流れていきます。雄馬の如く加速していく320iのテールを追いかけているうちに国道465号線にぶつかり、市原鶴舞ICより圏央道に乗り込み、高滝湖PAにピットイン。広い駐車スペースを有しているのに自動販売機さえ存在しない謎のPAで本日は解散とし、ルーフトップを展開してどんよりとした曇り空に向かっていくハイウェイを突き進んでいきます。次第にフロントガラスに雨粒が落ち始め、アクアライン手前でハザードで別れを告げ、強風吹き荒れる海上道路をファストバックスタイルで駆けていくのでありました。
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BMW Z4 | 日記
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2018/03/25 22:48:59