毎年5月は自動車税納付。郵便ポストに憂鬱な通知がやってくるのですが、そこに2年に1回のZ4の車検が訪れる訳で、毎度のことながら戦々恐々の見積もりとにらめっこする時期となります。
ゴールデンウィークのGTから帰還後、Z4をサービス工場に預け2日後にディーラーからメールが到着。恐る恐る添付ファイルを開封したのであります。
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Inspection Menu
前回の法定点検でタイミングベルト交換などの"大物"をやっておいたおかげなのか、今回は車検費用以外はあまり多くかかりませんでした。法定点検整備以外の項目としては、
▼サービスメニュー
・ハードトップ収納カバーぐらつき修理
・エンジンオイル&フィルター交換
・ブレーキオイル交換
・バッテリー充電
・ウォッシャーフルード交換
・フューエルライン洗浄
▼リコールメニュー
・ブローバイヒーター交換(なんだこれ?)
リアトランク内の設備であるハードトップ収納カバーは、使い方が荒かったのかだいぶぐらついている状態だったので診断してもらったところ、ヒンジ部分が壊れていたとのことで応急処置だけお願いしました。ディーラー曰く、この部品の劣化に対する問い合わせは結構多いようで、消耗品と捉えた方が良いでしょう。それ以外のメニューも基本は消耗品関連なので、走行距離も鑑みてここで一気にリフレッシュする事にしました。
しかし、ディーラー曰くそろそろブレーキディスクが危うくなってきているようで、次回点検時は要検討になる可能性が高いとのこと。足回りの消耗は致し方ない所ですが、これまた頭痛の種になりそうな出費が待ち受けているのは必至のようです(泣)。
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ハイランド・ドライブ
洗車までしてもらい、いつもより綺麗になったZ4を引き取り、翌日の鶏鳴の朝とともに東名高速道路東京ICへ。色々とエレメントが新しくなったので乗り味一新!なんて事は一切なく、いつもと変わらぬ挙動に安心すら感じる程です。厚木JCTで小田原・厚木道路に接続し、大磯ICで20秒のシークエンスとともにハードトップを開放。散歩中の老夫婦と犬の注目を浴びながらコンビニを後にし、国道1号をハーレー軍団に囲まれながらのんびりと進んでいきます。
箱根新道は幸運にも前走車が殆どおらず、DSCをスポーツモードに切り換えて躊躇なくアクセルペダルを踏み込んでいきます。標高を稼いでいくにつれて徐々に下がっていく外気温を肌で味わいながらのオープン走行。ヒルトップに着く頃にはエアコンはOFFにして問題ない位の冷涼さとなっておりました。
神奈川県と静岡県の県境を伝う県道20号線にスイッチすると、クイックな切り返しが断続的に現れるワインディングへと変化。交通量は多いですが、屋根を開けてスローイン・ファストアウトでコーナーを駆け抜ければ、もれなくドライビングプレジャー が炸裂です。下界では燦々と降り注いでいたはずの陽光は何処かへと追いやられ、頭上を覆っていた分厚い雲が視界まで遮るようになってきましたが、焼き付けるような陽射しで灼熱地獄となるよりは随分とマシであり、湿り気のある空気を切り裂きながら、ウィンディドライブを堪能しました。
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梅雨の伊豆スカイライン
熱海峠で伊豆スカイラインへと接続し、伊豆半島の稜線を一気に南下していきますが、この日はどこも一面鼠色に染まっており、風光明媚なシーニックランとはいきませんでした。が、それ故交通量は比較的少なめであり、放たれた矢のようにハングオンで駆けていくバイクに道を譲りつつ、ボンネットに収められたストレートシックスの咆哮に酔いしれます。絶対的な加速力は乏しいものの、右足の踏み込みに呼応してリニアに体感出来る動力性能は自然吸気型エンジンのオイシイ所であり、亀石峠までの約16kmのハイランドドライブで無駄にタコメーターの針を振り上げてしまいました。
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伊豆半島シーサイドラン
県道19号線で市街地へ下りGSで燃料補給を済ませた後は、西伊豆の海岸線を構成する県道17号線へとノーズを向けていきます。荒れた路面に要注意な1.5~2車線幅の山岳路であり、時折臀部に強烈な衝撃を受けながらもロングノーズ・ショートデッキのドイツ製カブリオレとともに進行。キャビンに流れ込む空気はぬるいですが、かと言ってクローズスタイルで走る気はサラサラなく、サイドウィンドウも全開にしてオープン・エアを謳歌しました。
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五里霧中
御浜岬では富士山は一切拝めず、土肥から国道136号線を経て県道411号線西伊豆スカイラインへと寄ってみましたが、案の定視界不良の一歩手前といったレベルまで陥っており、白いセンターラインを頼りに慎重に通過し、県道59号線で退避。濡れた落ち葉に気を付けながら、タイトなブラインドコーナーを抜けていきます。
国道414号線に合流し、泉のように湧きあがるトルクを糧に天城峠を越え、河津町でコーヒーブレイク。ここまで来たら下田まで南下したい所ですが、夕刻の東伊豆の渋滞は目に見えているので、針路を北へ転換し稲取細野高原を目指すことにしました。
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深緑の稲取細野高原
iDriveナビゲーションシステムのアナウンスを頼りに狭い路地を抜けていき薄暗い林間路を突破すると、ススキの原で有名な大草原が視界に飛び込んできます。胸のすくような青空があれば格別でしたが、うっすら濡れた潤いのある緑の風景もそれはそれで良いと言えるのではないでしょうか。頭上にはカラフルな翼で旋回するハンググライダーが点在しており、悠々自適な空中散歩をしています。標高は800m程度であり、避暑地的な要素は少ないですが、圧倒的な広さの草原を味わえる数少ないスポットかもしれません。
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稜線縦走
下界に復帰し国道135号線を北上していきますが、隊列を組みながら走るのも飽きたので、県道112号線・111号線で再び伊豆スカイラインへと上がることに。天城高原の料金所をくぐり、白い靄に包まれた一級品のワインディングを、左右にステアリングを切り回しながら一心不乱に駆けていきます。約40kmに及ぶファストランで今日の走りを締めくくり、箱根新道~小田原・厚木道路~東名高速道路を巡航速度でなぞっていき、真っ暗になる前に帰宅。出発前は非常に綺麗だったフロントグリルは見るも無残な姿になっていましたが、これから洗車という気にもならなかったので、GSの洗車機に突っ込んで見た目だけ何とか耐えられるレベルにしておき、自宅のパーキングスペースに収めるのでありました。
今回300km以上走ってもエレメント交換の効果は一切感じられませんでしたが、それだけ消耗品の使用に伴う性能劣化が少ないという事なのでしょう。何にせよ屋根が開く車はいいものです。
Posted at 2018/07/07 22:16:36 | |
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BMW Z4 | 日記