通勤電車の中から見える風景の中で、とある駐車場にとめられたマツダ・ロードスター。ほぼ毎日のように目にしており、最初は色鮮やかな青色、その次はシルバーと乗り換えられていたのですが、つい先日黒色の車体へと変化しておりました。ロードスターの型式に詳しくなく恐らく年式は違うように思えますが、車体の色は変われど、3台続けてマツダ・ロードスターに乗るその心意気は尊敬に値するものであり、オープンカー歴の浅い私は只々畏敬の念を覚えるのでありました。
そんなわけで(どんなわけで?)梅雨も終盤の6月の週末、未明の都心をすり抜け調布ICより中央自動車道へライドオン。屋根はもちろんハナから全開フルオープンであり、ドク博士の如く髪の毛をボサボサにしながら小仏トンネルを通過するのでした。
01 posted by
(C)per
02 posted by
(C)per
03 posted by
(C)per
八ヶ岳エコーライン
小淵沢ICのETCゲートをくぐり、都心部よりは多少マシなものの暑苦しい下界から逃れるように八ヶ岳エコーラインへと回り込むことに。湿気を帯びた生温い空気は徐々に爽快さを取り戻し、空も呼応するように明るくなってきました。
昨晩の雨の名残りか、路面は一部濡れた箇所がありますが、ドライビングへの影響はほぼ皆無であり、緑陰に覆われた快走路を無心で駆けていきます。国道152号線に接続した後は霧ヶ峰に向かって一路北上。数珠繋ぎになった車列の後塵を拝しつつ、白樺湖を横目に県道40号線ビーナスラインへとスイッチしました。
04 posted by
(C)per
05 posted by
(C)per
06 posted by
(C)per
Venus & Jesus
つい
先日もVFRで走ったビーナスラインですが、4つのタイヤでアスファルトを捉えながら2輪とは違った爽快感を纏ってステアリングを切っていきます。ボンネットに収まるN52B25A型直列6気筒エンジンが奏でる甘美な音色は、ドライバーをもれなく笑顔にするエッセンスであり、一望千里の景色も相まってドライビング・プレジャーが炸裂。決して涼しいとは言えないものの、A/Cは一切不要という素晴らしい気候であり、みずみずしい緑で彩られた標高1,900m級のハイランドロードを堪能しました。
07 posted by
(C)per
08 posted by
(C)per
気分爽快
車山高原の駐車場で休憩を挟みつつ、ここからは県道194号線・460号線で扉峠方面へとノーズを振り向けることに。この先は路面状況も良い道が続くので、これ幸いとばかりにDDCをスポーツモードにセット。等高線をなぞるようにレイアウトされた山岳路はドライバー冥利に尽きる素晴らしい形状を誇っており、Z4のロングノーズをコーナーの先へと押し込みながら心躍るワインディングを楽しみます。2002年に無料開放された元有料道路ですが、たとえ有料だったとしても走って損はありません。
09 posted by
(C)per
10 posted by
(C)per
湯の丸峠越え
25kmに及ぶ妙々たる高原道路を走り切り、道の駅美ヶ原高原に到着。避暑地を求めるように標高を稼いできたのか、駐車スペースは多くの車両で賑わっておりました。皆さん考える事は一緒であり、もはや同志と言えるでしょう。
缶コーヒー片手に心地良い風でクールダウンし、再び屋根を開放したドイツ製カブリオレはタイトな県道464号線でダウンヒルに興じます。一部で荒れた路面がありシート下から突き上げを食らいつつも東御市内へと降り立ち、うだるような暑さの中ハイオクガソリンを補給。ドライバーも水分補給を済ませ、ツーリングマップルで次なるターゲットを絞り込んでいきます。
九十九折の県道94号線で一気に標高を上げていき湯の丸峠を越えていくと、さすが標高1,800m級の空気は徐々に爽やかさを増していきます。レンゲツツジ目的の観光客で賑わう湯の丸牧場をパスし、無人となったローカルロードを快走。直射日光を浴びるとキツいですが、こういった林間路はオープンカーにとって打ってつけと言えるでしょう。
11 posted by
(C)per
12 posted by
(C)per
13 posted by
(C)per
14 posted by
(C)per
15 posted by
(C)per
グリーン・カーペット
国道144号線との合流手前でつまごいパノラマラインへと接続し、人気の少ない農道を突き進んでいきます。キャベツ畑は"満開間近"の様子であり、収穫準備に勤しむ農耕機がゆっくりと動く様を眺めながら、寒暖差の激しい高原地帯を縦走。午前中に比べ雲が多くなり、標高2,568mの浅間山の姿を拝むことは叶いませんでしたが、屋根を開けられる環境でもあるので御の字であります。スマートフォンで東京の気温を見ると35℃となっており、都心部より10℃以上低い気温のもと、和気香風のハイラインを謳歌。この爽快感を味わってしまうと、うだるような暑さが続くコンクリートジャングルに戻る気がしません。
16 posted by
(C)per
17 posted by
(C)per
18 posted by
(C)per
19 posted by
(C)per
20 posted by
(C)per
往復
自動販売機のコーヒーを飲み干し、ここからは来た道をそのままなぞるように復路を走ります。県道94号線を駆使して湯の丸峠を越えて、県道40号線の高速ツアラーラインで一気に南下。朝はみずみずしい青さを放っていた車山高原の空はすっかり雲で覆われてしまっていましたが、本日2度目のドライビングプレジャーを感じながら、ダイナミックなコーナーをトレースしていきます。イグニッションを切り散策路を少し登っていけば、鳥の囀りしか聞こえない静寂が広がっており、避暑感満載。清涼な風を纏いながら小一時間くつろいでしまいましたが、ますます帰りたくなくなってきます。
21 posted by
(C)per
22 posted by
(C)per
23 posted by
(C)per
夏本番
後ろ髪を引かれつつ、渋滞が始まる前に自宅へ着くために国道152号線で中央自動車道諏訪ICへ。ボードコンピュータに表示される外気温は37℃となっており、流石にメタルルーフを閉じクローズスタイルでETCゲートをくぐります。最寄りのIC手前でややトラフィックが多くなったものの、それほどタイムロスせずに無事に自宅へ到着。道の駅で仕入れた枝豆を肴に、湯上り早々に缶ビールで喉を潤すのでありました。
ブログ一覧 |
BMW Z4 | 日記
Posted at
2018/07/26 19:30:01