
2014年ももうすぐ終わり。週末のデイドライブから数日かけてのグランド・ツーリングまで旅の形は様々ですが、お蔭様で大きなトラブルもなく1年間走り回りました。
もはや旧車の部類に振り分けられるであろうスープラの頑丈さにも助けられています。旅行バッグをトランクに押し込み、地図とカメラを携えて長距離旅行に出掛ける。そんな姿がよく似合う車です。
タイトルは大袈裟ですが、スープラで今年走った様々なツアラーロードのうち、印象に残った道を10選としてまとめてみました。所謂メジャーどころの素晴らしさは敢えて述べる必要もないかと思うので、だいぶ偏った選択となっておりますが、イチドライバーの旅の思い出の振り返り程度に見て頂ければ幸いです。(笑)
1.新潟県 県道95号線
10月の能登半島ツーリングの帰路で選択したルート。上越エリアでのツーリングマップルお勧めコースであり、以前からここを通る際には走ってみたいと思っていた道です。両側をススキに覆われた登り坂を進んでいくと、急に景色が開けて360度パノラマの世界がお出迎え。そこからはこのダイナミックな景色を横目にしながらの広狭多彩なワインディングが待ち構えていました。早朝だったこともあり交通量はほぼゼロで、家路へのルートにも関わらず帰りたくないと思わせてくれる道でした。
2.男鹿半島
東北ドライブの醍醐味を謳歌できるエリアの1つ。夏のグランド・ツーリングで訪れた1日目のハイライトでした。特に寒風山は大草原の中を風に乗って走る唯一無二のエリアであり、誰もが走りながら笑顔になってしまうドライバーズロードだと思います。秋田へドライブした時には外せないスポットですね。巨大ななまはげ像も要チェックです。
3.山形県 県道368号線(鳥海高原ライン)
鳥海山と言えば県道210号線鳥海ブルーラインが有名ですが、こちらも負けず劣らずの快走路。頂上までの行き止まり道路なので交通量は非常に少なく、思う存分シーニックドライブを楽しめます。ぐいぐいと標高を変えていく屈曲路は、上り・下りともに抜群の爽快感を堪能できる穴場的コースかと。
4.八戸川内大規模林道
岩手県を南北にぶち抜き荒川高原へとつながる大規模林道。東北をドライブした方のブログ等で絶好路として紹介されている道であり、今年の夏の東北GTで初めて走りましたが、林道という名称とは裏腹に全線2車線のアップダウンの豊富なツアラーロード。林間を貫く道は高速ワインディングであり、2JZ-GTEの強烈なトラクション性能を思う存分発揮でき、気分も高揚するドライバーズロードでした。天気がイマイチだったのが唯一の残念な所でしたが、次回は天気予報とも入念に調整した上で訪れたいと思います。
5.栃木県 県道56号線 八方ヶ原
随分前に走って以来長いこと訪れていなかったのですが、久しぶりに走ってみるとなかなか良いワインディングロードです。前半は2車線でアクセルを踏み込みコーナーをトレースしていきますが、九十九折の下りを過ぎると、後半は1~1.5車線の林間路に様変わり。変化の激しいコースですが、各々のセクションで走りを楽しめる道として改めてブックマークとなりました。那須高原エリアへのアプローチとしてもうってつけです。
6.石川県能登島周遊
能登半島の中央部に位置する小さな島ですが、これが予想外の快走路。ゆるやかに曲率を変える変化自在の高速ワインディングは、ドライビングプレジャー炸裂間違いなしです。距離は短いのであっという間ですが、時折顔を覗かせる透明感のある日本海を眺めながらのシーサイドドライブは能登半島ならでは。
7.千里浜なぎさドライブウェイ
砂浜をダイナミックに走ることができる、文字通りのシーサイドライン。雑誌やTVCMでもよく載っており、今年ようやくこの地を訪れることができました。
スタックしないかおそるおそる足を踏み入れましたが、そんな心配は御無用で、非日常にトリップできます。水平線へと沈む太陽を眺めながらのサンセットドライブは何物にも変えがたい体験でした。
8.茨城県 フルーツライン~ビーフライン~グリーンふるさとライン
茨城県を縦断する3つの広域農道。景色を楽しむ区間は一切なく、ただひたすら走りを楽しむコースです。直線・コーナー・ヒルクライム・ダウンヒルと全ての要素が詰まった、テストコースのような中身になっており、表筑波スカイラインと合わせて走り倒すのがお勧めです。
9.長野県 県道94号線~群馬県 つまごいパノラマライン
湯の丸高原へのアプローチとなる県道94号線は、長野県と群馬県をつなぐ道の1つで、レンゲツツジのシーズンを除けば走りを楽しめます。また、その先のつまごいパノラマラインと組み合わせれば、長野・群馬ののどかな牧歌的な雰囲気が満載。ただ、農耕車の通行がメインなので道路は汚れており、走り終わった後の洗車は必須です。
10.西伊豆スカイライン
メジャーどころを外すと言っておきながら、最後に超メジャーな伊豆の定番コースです。個人的には県道127号線~西伊豆スカイライン~県道410号線の約40kmに及ぶ西伊豆縦断コースがお勧め。西伊豆スカイラインの開放的な稜線路と、アグレッシブにコーナーで高度を下げていく県道410号線は全く対照的ですが、宇久須の港まで一気呵成に下っていくのは気分爽快です。
今回は走る道としてまとめてみましたが、当然旅先の観光地や温泉、食事のスポットもあるので、指標は多岐に渡ると思います。
来年はどんなドライビングロードに出会えるか待ち遠しい限りです。
Posted at 2014/12/14 01:09:35 | |
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スープラ | 日記