
Z4ロードスターに乗り始めてから早や1ヶ月が経過しました。
動作性能やハンドリングにもようやく慣れてきた事と、一般道から高速道路、ワインディングと、一通り走り回った事もあり、現時点で印象に残った点を簡単にインプレッションとして書き留めておこうと思います。
1.巡航速度での安定性
長距離移動の際に最も求められる機能のうちの1つ。1.5tの重量と低重心の車体を見れば、ハイスピードクルージングは安定しそうなイメージですが、前車と比べるとやや落ち着きのない様子を見せます。
ラン・フラット・タイヤである事が大きな要素だと思いますが、路面の凹凸を拾いやすく、荒れた路面ではハンドルを取られやすいので注意が必要です。今履いているタイヤの寿命が尽きたら、前車に履かせていたネクセンN7000に変更することになるでしょう。
但し、乗り心地に関してはそもそもスープラが快適と言えるレベルではなかったので、個人的には不満はありません。まぁこんなもんでしょう、というレベル。
2.キャビン内の運転環境
ドライバーズシートは結構タイトなデザインとなっており、狭いと感じる事はありませんが、運転手のヤル気を高める雰囲気です。
荷物の積載量はお世辞にも広いとは言えず、ハードトップをトランクに押し込めば、もはや2人で行ける旅行先は限られることでしょう(涙)。ここはある意味そういう車であると割り切って考えるしかなさそうです。
エアコン&シートヒーターの威力は驚きの一言。氷点下にでもならない限り、躊躇なく屋根を開けて走ることが出来ます。傍から見れば真冬にわざわざ屋根を開けなくても・・・と思われそうですが、この機能のおかげでオープン・エアを存分に味わうことが出来ます。
3.運動性能
Z4の運動性能を出し切れる程ドライバーの能力が伴っていないので、ワインディングをただ流すレベルではありますが、前車とそれほどフィーリングは変わらない感じがします。ただ、スープラの場合はパワーに物を言わせてグイグイと鼻先を突っ込んでいく感じですが、Z4ではその傾向は少し弱まりバランス良くコーナリングする感じ。立ち上がりのトルクが若干不足するので、スピードを維持しながら走り抜けるイメージですね。
ホイールベースは2,495mmで、オーバーハングしている割には長めのホイールベースである事から、軽快な動きは抑えられつつもオープンカーらしからぬ安定感があるのが特徴のように感じました。この辺りはGTテイストが出ており、ハイスピードセクションのツアラーロードでは実に気分良く駆け抜けることができます。

BMW Japan HPより
4.iDrive HDD ナビゲーションシステム
BMWの特徴とも言えるiDriveコントロールシステム。最初は使いにくいなぁと思っていましたが、ナビゲーションディスプレイに手を伸ばさなくても操作できるので、慣れてくると使い勝手は良いです。ナビ画面のインフォメーションは正直わかりづらいですが、情報量はコントロールできるので許せる範囲でしょう。オーディオもHDDをストレージとして使う事が出来ますので、一々CDを変える煩わしさから解放されました。
5.エンジンルーム
ロングノーズのボンネットの中には2.5L直列6気筒エンジンが収まっております。メンテナンスはしやすそうですが、オイルゲージは目視で確認する事が出来ず、コンピュータによるチェックになったのは残念な所。機械の方が正確なのですが、何となくオイルチェック位は自分でやらせて欲しいものです(笑)
6.電動式ハードトップ
Z4 23iの真骨頂であり、運転席に座ったまま20秒ほどで自由に屋根を開閉できる優れもの。少々大袈裟なギミックですが、スイッチ1つで手軽にオープンに出来るのは素晴らしいと思います。オープン・エアの醍醐味を体験してしまうと、普通の車には戻れなくなりそうですね。
と、ここまで偉そうに書き連ねましたが、しがないサラリーマンのサンデードライブには勿体無い程、ドライビングプレジャーを存分に与えてくれる素晴らしい車です。
さて、来週末が楽しみになってきました。
Posted at 2015/03/22 22:13:56 | |
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BMW Z4 | 日記