
北海道GTへ旅立つ前に、信州の避暑地へ1泊のキャンプツーリングに行ってきました。
真夏は夜間でも寝苦しい程の暑さですが、標高を稼げば多少は緩和されるだろうと淡い期待を抱きながらZ4のイグニッションをオンにします。狙い目はアルプスエリアですが、
こちらのホームページで標高1,000m以上のキャンプサイトをピックアップしており、参考にさせて頂きました。
まだ暗闇に包まれた都心を抜け出し、東名高速道路で一路西へ。新城ICで一般道に下りる頃には空は暁色に染まっており、メタルルーフを開放して国道257号線を北上する事にしました。
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茶臼山高原道路
豊川とクロスラインを描きながらカントリーロードを快走し、県道10号線へスイッチ。太陽が上がってくるにつれて気温は徐々に上昇してくるのですが、走行空間は林野に包まれており、朝方の爽やかな空気を直6エンジンに吸わせながら標高を稼いでいきます。
県道507号線茶臼山高原道路は、いつもは快音を轟かせながらソリッドな走りを見せる車やバイクが走っているのですが、この日はびっくりする程の無人状態。DDCをスポーツモードにセットし、中~高回転域を維持しながらミドルクルージングを謳歌します。ラフなロードコンディションに注意が必要ですが、後頭部に突き刺さるエキゾーストノートにドライバーのボルテージは上昇。ここのワインディングはいつ走っても楽しいものです。
8km程度のドライバーズロードを疾走し、ヒルトップのパーキングスペースで一休み。9時前にも関わらず陽射しは強く、自動販売機で冷たいミネラルウォーターを購入しクールダウンです。とは言え、ここは標高1,400mの茶臼山の麓であり、空気そのものは清涼感に溢れており、避暑地としてはおススメできるスポット。晩秋にはまた違った顔を見せてくれるのでしょう。
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御岳山麓周遊
県道46号線でダウンヒルを謳歌し売木村を抜けた後は、阿智村のGSでハイオクガソリンを補給しつつ、次なるルートを国道256号線へと求める事に。日焼け止めクリームを塗りたくり、中央本線と木曽川とランデブーしながら進んでいくと、標高3,067mの活火山が姿を現し始めます。県道20号線・256号線で御岳湖の湖畔をトレースし、御嶽山麓にある田の原天然公園に向けてアクセルオン!スキー場で名を馳せる王滝村エリアですが、サマーシーズンはドライバーズコースへと様変わり。強烈な勾配が付けられた羊腸路をスロットル全開で駆け上がりました。
ダイナミック過ぎるヒルクライムを登り切ると、これまで走ってきた蛇のような道を眼下に収める事ができます。木陰にZ4を停めて暑さから避難しつつ、コンビニで購入したおにぎりとお茶でブランチタイムとしました。
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夏色の木曽
再びZ4のエンジンに火を点け、登ってきた道を復路としてダウンヒルに興じます。擦り減ったリアタイヤを労わりながら1,000m以上の高低差を一気呵成に滑走。県道20号線で東麓に回り込み、国道361号線木曽街道をトレースしていきます。
九蔵峠を越えて木曽馬の里に寄り道してみると、青々とした夏色を放つ緑と抜けるような青い空がパノラマで登場。あいにく木曽馬はお昼ご飯中なのか1頭もいませんでしたが、悠々と時間が流れる夏空に暫し癒されるのでありました。
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鹿嶺高原へ
頭上から燦々と降り注ぐ陽光に、さすがに屋根を開けておくのを躊躇。一旦クローズスタイルとし、食材を買い入れて本日の幕営地へと向かうことにします。国道361号線で高遠方面へトラバースし、国道152号線沿いにある小さな案内板を頼りに鹿嶺高原へとノーズを向けていきました。
1~2車線幅が混在する林間路に入りぐいぐいと標高を上げていくと、ボードコンピュータに表示される外気温がするすると低下。涼しいと言う1歩手前位までの空気となり、オープンスタイルにチェンジし、マイナスイオン溢れる森の中をのんびりと進んでいきます。
標高1,800m以上に位置する鹿嶺高原キャンプ場は、伊那の市街地を一望できる素晴らしい立地にあり、これが1泊500円という破格の安さで利用できると言うのですから、開いた口が塞がりません。
既に5組程のキャンパーが幕を張っており、やや強い風に煽られながらもテントとタープを設営。汗だくになったので付設のシャワールームで汗を流し、缶ビールを開けて喉を潤せば、冷涼な高原の風が幸福感を倍増させてくれます。
稜線に太陽が沈むと急に肌寒さを感じ、長袖1枚を羽織って丁度良い気候。焚き火で暖を取りながら、星空を酒の肴に一夜を堪能するのでありました。この時は次の週には北海道に行くなど微塵も考えていなかったのですから、不思議なものです。
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高原の朝
AM6時前に起床。都心の蒸し暑さから解放されぐっすり熟睡し、フライシートを開けると空は綺麗なターコイズブルーに彩られていました。登山客なのか既に撤収作業を済ませている組もいましたが、私はのんびりお湯を沸かしインスタントコーヒーでモーニングブレイクです。
真夏にも関わらずたくさんの赤トンボが空中闊歩しており、8月初旬とは思えない景色。スマートフォンで東京の天気を見ると既に30℃越えという状況であり、避暑を満喫出来た事にほくそ笑みながら、朝からカップラーメンを頬張るのでした。
午後には東京に戻らないといけないので、後ろ髪を引かれながら撤収を開始し、9時頃に下山を開始。標高を下げるにつれて気温は上がっていきますが、まだ何とかオープンでも気持ち良く走る事が出来るコンディションでしたので、屋根は開けたまま国道152号線枝突街道をトレースしていく事にしました。この道はライダーが多く、枝突峠の駐車場で一休みしていると、いかにもな装いのスポーツバイクがハングオンでコーナーを駆け抜けていきます。痺れるようなエキゾーストノートに感化され、諏訪ICへ向かうダウンヒルをDSCを作動させながら一気通貫で走破。中央自動車道をオープンで流していきますが、都心に近づくにつれて避暑から猛暑へと変貌し、釈迦堂PAでやむなくハードトップを戻しエアコン全開で帰路へと就くのでありました。
Posted at 2016/11/13 23:38:49 | |
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BMW Z4 | 日記