
前日遅くまで仕事に追われていたため、この日は9時頃に自宅をスタート。混雑する高速は避けて、多摩川沿いの道を駆使してノーズを西へと向けていきます。
CRFの心もとないタンクにガソリンを注ぎ込み、相模川まで辿り着いたところでtododesuさんと連絡。既に静岡県入りしているラピッドに追いつかんとばかりに海老名ICより圏央道へと乗り込みました。
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奥深き道
渋滞を迂回し、和気香風の気候のもと新東名高速道路へとスイッチしましたが、この日は風が強く終始左右に揺さぶられる始末。駿河湾沼津SAでの小休止を挟み、藤枝岡部ICのETCゲートを通過しました。
マリンブルーの空を従えて県道81号線から静岡の奥へと進入。悠々とした景色は序盤のみで、徐々に森厳な沈黙に包まれた情景がバイザー越しに現れます。苔むした荒れた路面が続くローカルロードを慎重にトレースしていき、県道32号線・63号線と接続。木々の隙間からは燦々と陽が差し込み、明暗差の激しさにより路面状況も把握しにくい環境でしたが、ひとたびエンジンを切れば鳥のさえずりのみが響き渡る山光水色の時間が流れます。海岸線沿いの広々とした風景とは真逆の世界ですが、静岡の二面性を感じられる趣のあるコースでした。
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吊り橋効果
枯れ葉に足を取られないよう怒涛の屈曲路を走破し、大井川に合流。既に斜陽で影が伸びていますが、せっかくなのでもう少し北上し、塩郷の吊橋に寄り道することにします。
大井川に架かる全長220m高さ11mの吊り橋で、「恋金橋」という愛称も付けられていますが、人が通る床板部分は2枚の狭い板のみで手すりも頼りないワイヤーだけ。この超吊り橋効果が愛称の所以といったところでしょうか。なお、橋の下を大井川鐵道の線路も通っており、タイミングが合えばSL車両が吊り橋ギリギリを通過するそうです。
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菊川泊
臨場感あふれるアトラクションを楽しんだ後は、大井川沿いをなぞる国道473号線で南下。本日の宿のくれたけイン菊川インターにチェックインしました。
暫くして到着したtododesuさんとともに、向かいの回転寿司屋で海の幸を堪能。明日のルートを考えながら床につくのでありました。
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連日の青空
AM6時過ぎに起床。薄明の窓の外は昨日に引き続き麗らかに晴れ渡っていました。目の前の菊川ICより東名高速道路を三方原まで拝借。国道257号線を挟み、三遠南信自動車道で鳳来峡ICに着く頃にはだいぶ空気も暖まってきました。
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天竜川遡上
ここからは国道151号線の一本勝負。 清々しい程の青空のもと、林野に敷かれた絶巧のツアラーロードを嬉々として駆け抜けていきます。タコメーターの針を震わせながら白いセンターラインを追いかければ、もれなくライディングプレジャーが炸裂。新野峠を越えて愛知県から長野県へと移り、道中の道の駅で買い出ししながら順調に北上しました。
目を見張るような高低差をつなぐループラインを抜けた後は、県道430号線に乗り換え、天竜川沿いを構成するリバーサイドロードを走行。ツイスティな狭隘路をなぞっていくと、青時雨を思わせる若草色に染まる水面が目に飛び込んできます。
暴れ川で名を馳せる天竜川ですが、意外にも支流沿いは穏やかな表情をしており、川辺に降りて道の駅で買い出ししたジンギスカン等を焼いてお昼ご飯とします。
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GTR(Great Tourer Road)
色温度豊かな秋のシークエンスに暫し心を癒され再スタート。本線に戻る際に転倒したものの傷は浅く問題なく走行可能で、県道1号線・83号線へとスイッチ。これが開いた口が塞がらないほどの快走路であり、緩急のあるカーブを意気揚々と越えていくのでありました。
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南アルプス連峰
真新しい建物が印象的な道の駅南信州とよおかマルシェで休憩した後は、中央自動車道を小黒川PAまで使いトラバース。さっきまで輝いていた青空はミッドナイトブルーへと変貌しており、予定を変更してここで夕景を収めることにします。
威風堂々の南アルプス連峰は徐々に色彩を失っていき、刹那紅玉色に染まったのちに日没となりました。
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寒空の国道20号
ガソリンを補給した2台は払暁の高遠で温泉に浸かり、国道152号線で枝突峠を経由し諏訪の市街地へと向かいます。夕飯は市内にあるテンホウでお腹を満たし、渋滞が晴れるまで国道20号をひたすら南下。末端神経まで浸透する寒さをホットコーヒーで吹き飛ばしつつ、小気味良いコーナーが断続的に現れる林間路を上野原まで抜けてtododesuさんとは解散となりました。
ガラガラとなった中央自動車道へと乗り込み、朝月夜のような月を見上げながら無事に帰宅。荷物の整理もそこそこに熱々のシャワーを浴びて就寝となりました。
Posted at 2020/11/30 00:07:51 | |
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CRF250L | 日記