エアコンのガスチャージ(HFC134a)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
年々A/Cの能力が低下してきてますが、さすがにH11年車ですので仕方無いのかも知れません。
実は、この車では初めての冷媒充填です。
(注意:A/Cで全く冷風が出ない場合はエアコンの配管に穴があったり、機械的に壊れている可能性もあり、冷媒が無駄になる可能性があります。)
とりあえず、HFC134aを購入してきます。概ね実売価格だと、200g缶で\500円程度です。
2
充填用ホースを使います。(CFC12とは充填用ホースが異なります。)
充填する車に使用される冷媒量が不明だったり、初めて作業に挑戦される場合は、絶対にゲージ(メータ付き)の充填用ホースを使ってください。過充填してエアコンを壊すと、思わぬ出費となりますので・・・。
3
エアコンの冷媒はエアコンの低圧側へ充填するのが簡単です。概ね、国産車の場合はキャップに”L”と記載されてます。(高圧側には”H”と記載されてます。)
※接続の前にエンジンを始動し、エアコンを最大動作させてください。
コンプレッサーを動作させないと、エアコンの配管は低圧側・高圧側の圧力差は生じないため、低圧側にも想定以上の圧力が掛かっており、カップラー接続時の漏れが多くなる可能性あり。
念のため、冷媒の缶を先に充填用ホースへ装着してから、低圧側の点検口へカップラーを接続してください。バルブの開閉位置によってはエアコン内の冷媒が逆流し、大気開放する場合があります。
※この時点で、缶のバルブはまだ開けない。
4
こんな感じで接続します。
※この時点で、缶のバルブはまだ開けない。
5
冷媒の缶のバルブを開く前に、既存の残量を見てみましょう。
このゲージは、単位がpsiです。実測値は8lbf/in^2ですので、換算すると約0.5kgf/cm^2です。
とても低い・・・。
では、缶のバルブをひねり、缶の口に穴を開け、バルブを反対に回すと少しずつ充填が開始されます。CFC12の頃は、缶は逆さまにするように師匠から教わりましたが、そのままでも冷媒は気化してエアコンへ充填されているようです。
(注意:缶が冷えすぎて凍傷するかも知れないので、軍手で缶を持つ事をお勧めします。)
6
いかんせん車が古く、配管やホース類の強度が新品の時ほど無いと推測しますので、充填圧力は低めで止めておく事をお勧めします。(過充填による故障防止のため。)
なお、冷媒の缶は中途半端な残量を保存出来ませんのでご注意を!!(HFC134aはオゾン層を破壊しませんが、温室効果ガスであり、残ガスの大気開放は禁止されてます。)
7
よく、リキッドタンクの窓から冷媒の泡が見えなくなるまで冷媒を充填すると記事を見ますが、適量の判断はゲージで行った方が良さそうです。
リキッドタンクの窓から冷媒の泡が見えても、上記ゲージの適正値内であれば冷房能力の差は殆ど無いと思います。
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