赤カブ、グリップヒーターを使用すると電力不足に!?

みなさま、いよいよ日中は「春」を感じられるくらい暖かくなって参りました、いよいよバイクに気持ち良く乗れるシーズンの到来ですね。

先日、赤カブで実家へ往復した時のお話なンですが、まず前もって2/28土曜日の早朝にテストがてら55キロ程走ってきました。　その時は通常通りセルも回り、ヘッドライトON、グリップヒーターHiでONで2時間くらい乗り、「うん、これならキャブの詰まりも問題ない」事を確認しました。

そして3/3当日朝5時、いざ実家へ向かうべく赤カブのセルボタンを押すも「きゅるっ」っとちょっと回っただけで、エンジンがかかりませんでした。　「えーっ、1/9に「MonotaRoブランドの男前バッテリーに交換したばかりなのに！」　とは言え時間がないのでそのまま出発、エンジンはキックですぐにかかりましたが、ウインカーのブザーの「ピッピ」が「ひぃ～ひぃ～」とかなり苦しそう…　エンジンの回転を上げないとまともに点滅しません（涙）　明らかにバッテリーが上がった状態でした。



当然ヘッドライトON、グリップヒーターもHiでONでしばらく走っていても、信号待ちで停止しウインカーを点けると「ひぃ～っ、ひぃ～っ」と充電されていない様子。　いよいよレギュレーターが逝ったか！と思いました。　とりあえず走る分にはヘッドライトには電力が直接供給されるので大丈夫でした。　途中明るくなった時点でヘッドライトをポジションに落とし、グリップヒーターもOFFして走行。　結局実家に到着した時（約1時間半、37キロ走行）もバッテリーは充電されていない様子でした。　こりゃまずいゾ！

用事を済ませ、帰りは午後3時半頃暗くなる前に家に到着する為に出発しました。　明るいのでヘッドライトはOFF、グリップヒーターもOFFで走行、これで充電出来なければ、充電回路の故障が考えられます。

都内の荒波にもまれながら、流れに併せての走行していると、充電できる様になったみたいで、途中でウインカーが元気に復帰しました。　「よしっ、行ける」とりあえずそのまま走行し、無事に1時間半、37キロを走り切り自宅に到着しました。

翌日、昼休み時間に赤カブのバッテリーの電圧をテスターにて測定してみました。（カッコ内は黄カブのデータ）

エンジンOFF時・・・12.5V（12.4V)
エンジンONでヘッドライト他OFF、アイドリング時・・・12.4V(12.24V※黄カブは灯火類は常時点灯)
エンジンONでヘッドライト他OFF、回転をかなりふかす・・・13.7V(14.44V)
エンジンONでヘッドライト他ON、回転をかなりふかす・・・(13.30V)※赤カブは未計測
エンジンONでヘッドライト他ON、グリップヒーターON、回転をかなりふかす・・・12.8V(12.78V)

やっぱり…どちらもグリップヒーターを使用すると、充電まで電力が回っていない。
充電するには最低でも13V以上ないと、ダメなはず。　これまでよく頑張ってくれましたねぇ…

グリップヒーターの消費電力は12W（1A)ですから、赤カブも黄カブも充電に回せる電気が作れない事が判明しました。

悲しいかなC50、電装品の増設は基本的に無理がある事が判りました（涙）　ソーラーパネルか風力発電機が必要？？？

但し、ヘッドライト他OFF時に13.7Vまでしか上がらないのは、低すぎる気がします。　オルタネーターで発電した電気を、レギュレーター（正確にはレクチファイアーで直流に変換、レギュレーターで上限を設け余分な電気は熱に換える）で14～16Vにしているので、これが原因なのでしょうか？