カタログ、一発屋シリーズは今回もマツダから。
ペルソナ、平成2年3月発行の後期型です。
昭和63年デビュー。トヨタのカリーナEDが開拓した
4ドアスペシャリティカーカテゴリーに最初に追随したのがマツダ。
水平基調の繊細なデザインのピラーレス4ドアハードトップボディが
独特でしたね。後期型でも大きなデザイン変更は行われていません。
仮面を模した七宝埋め込みのフロントエンブレム、
ブラウン調スモーク処理されたヘッドランプ・グリル周り、
透明二重レンズ採用のリヤコンビランプ・フィニッシャー、
そしてキャビンをなぞるメッキモール・・・
ディテールにも繊細さや高級感が出てますね!
今や絶滅したピラーレスハードトップですが全開時の解放感は抜群でしたね。
実際全開にする事は少なかったでしょうが、アピールポイントゆえに
イメージショットでは全開の画が多いです。
でも降りきらずに残るリヤドアガラスがイヤでしたけどね・・・
ペルソナと言えば、やっぱりこのアコースティックゴールドマイカの
ボディカラーが印象的でしたね。このカラーのみメーカーオプションで
用意されるルーフサイド2トーン、分かりづらいですね・・・
いや、ペルソナはエクステリアでなくインテリアで語るクルマ!
インテリアへの手の込みようは半端じゃなかったですね~
ダッシュ周りではオーディオ・空調の特に使用頻度の高いスイッチを
クラスタースイッチ左側に集中配置。デザイン優先の為、灰皿や
グローブボックスを廃したのも話題になりましたね。
2トーンのコーディネートが美しいインテリアでは、
リヤドアにビルトインされたシートベルト、ラウンジ型リヤシート、
そして「まくら」こと脱着可能なリヤアームレストクッション等々・・・
これほどまでにインテリアにデザイン性を求めたクルマは無かったですよね!
さてエンジンは直4・2000と1800、後期型で全機種DOHC化。
2000はハイオク対応で140ps、1800は115ps。
「シルキースムーズ」を謳う足回りには、コーナリング時の後輪の向きを
コントロールするスーパーSSサスペンションを採用。ABSもオプションで用意。
ラインナップ。グレード体系は単純明快、上からタイプB、タイプAで
各々2000と1800を搭載。ミッションは全車5速MTと4速ATを設定。
上級のタイプB。レザーインテリア、アームレストクッション、
フルオートエアコン、アルミホイールを装備。
また、アコースティックゴールドマイカのルーフサイド2トーンを
オプション設定。
タイプA。クロスインテリア、フルホイールキャップを装備。
タイプBに標準のフルオートエアコンをオプション設定。
全車標準装備は結構充実しており、電動格納ミラー、パワステ、
チルトステア、運転席パワーシート、パワーウインド、パワードアロック、
時間調整間欠ワイパー、運転席アームレスト(ATのみ)、カセットデッキ&
4スピーカー、パワーアンテナ、レグノ185/70R14タイヤ等を装備。
またCDプレーヤーを全車にオプション設定。
両グレード共通で2000にサンシェード、リヤディスクブレーキ装着、
ABSをオプション設定。
インテリアだけで選ぶなら非常に魅力的でしたが・・・
スタイリングにあまり評価が得られなかった為か
販売は芳しくなかったと思います。
やはりクルマはまずは外面って事なんでしょうね~
平成4年デビューのアンフィニMS-8にインテリアイズムを継承し消滅。
当時のCM。
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Posted at
2020/05/08 17:23:49