
コロナ休業明けのバタバタで間が開いてしまいましたが
カタログ紹介、一発屋シリーズ。
今回はホンダ・アヴァンシア、平成14年3月発行の後期型です。
平成11年にデビュー。ワゴンとサルーンの融合を試み
「4ドアクラブデッキ」なる独特なロングルーフスタイルを採用、
かつてのアコード・エアロデッキの再来を思わせてくれましたが
市場の評価は芳しくなく、後期型でイメチェンを図ります。
それがこのスポーティグレード「ヌーベルバーグ」の追加。
これをシリーズのメインに置くことで、スポーティなイメージへと方向転換。
ますますアコードエアロデッキに回帰した印象受けましたね~
15㎜のローダウン、足回りの専用チューンが施されました。
インテリアも専用のブラックカラーで精悍に。ちなみに本革シートはオプション。
またヌーベルバーグはじめ全車にスライド・リクライニング機構を持つ
リヤ2ウェイラウンジシートやプライバシーガラスを装備した
Gパッケージがオプション設定されていました。
影の薄くなった既存グレードですが、ヌーベルバーグと同じアンダースポイラーが
装着され(4WDは除く)、全体的にスポーティなイメージを形成しました。
この最上級の「V」にはV6・3L・VTECエンジン(215ps)と5速ATを搭載、
その他のグレードには直4・2.3L・VTECエンジン(150ps)と4速ATの組み合わせ。
ラインナップ。主役となったヌーベルバーグには
前述のローダウンサスやブラックインテリアの他、
エクステリアでは専用フロントグリル、ダーククロムメッキのドアハンドル、
クリヤーターンランプ、205/55R16タイヤにアルミホイール等を、
インテリアでは専用デザインの本革巻コンビステアリング等を専用装備。
最廉価のLには運転席・助手席エアバッグ、EBD付ABS+ブレーキアシスト、
フロント・リヤアンダースポイラー+サイドガーニッシュ、MDプレーヤー+
6スピーカー等を装備。タイヤは195/65R15。
最上級のVには6連奏CDチェンジャー、運転席パワーシート、
本革巻ステアリング、205/65R15タイヤ等を専用装備、
また現代の自動ブレーキの礎的な装備、IHCC(車速・車間制御システム)を
オプション設定。
4WDはエクステリアの趣が2WDと異なり、専用フロントグリル&バンパー、
ルーフレール、カラードサイドシルガード、215/65R16タイヤ等を装備。
L-4は2WDのLとほぼ同等の装備、V-4もVとほぼ同等で、加えてスノーモード
システムを専用装備。また本革シートはこのV-4とV、ヌーベルバーグに
オプション設定。
最後にカラーバリエーション。
ミラノレッドとレイズンモーブPはヌーベルバーグ専用色。
アヴァンシアも一発屋によくある、性格付けがいまいち掴めなかったクルマですね。
どうせコケたんだし、後期型でエアロデッキの再来をアピールしたら良かったのに・・・
結局後継車もなく平成15年に消滅。
当時のCM。
おぉ、BGMはショッキングブルーのヴィーナス!いいですね~
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Posted at
2020/05/24 20:59:05