
カタログ紹介、今回は
「こんなのあったね~」シリーズ。ダイハツ・シャルマンの初代中期モデル、昭和51年11月発行版です。
シャルマンは当時のダイハツ最上位モデルとして昭和49年にデビュー。
と言っても、提携していたトヨタから旧型カローラのおさがりを流用した
全くのブランニューモデルとは言い難いものでした。
もっとも、同じくトヨタのパブリカ/スターレット流用のコンソルテよりは
オリジナリティのある容姿でしたが、エンジンや足回りはまんまカローラ。
この時マイナーチェンジでフロントグリルの意匠を変更。
同時にSC(スポーティカスタム)とGC(グランドカスタム)の
2種の上級グレードを追加。
ベースのカローラと同じじゃ芸がない、と思ったのかは知りませんが
4灯ヘッドライトの採用で上級感を演出。リヤドア以降の強いアクセントラインや
スラントしたリヤデザインは結構好きでしたね~
シャルマンと言えば、小川知子さんですね~下のおじさんは??
各装備をそれぞれ女性・男性向けで解説しています。
ラジアルタイヤ(155SR13)はSC、電動ミラー、ホイールリングは
GC専用装備。可倒式タルボミラーはSC(塗装)、GC(メッキ)に装備。
GCのインテリア。
フルファブリックシート、ドアトリム高級カーペット、
ELR付きシートベルトはGC専用装備。
SCのダッシュ周り。ステアリングは専用デザイン。
タコメーターはSC、間欠ワイパーはGC専用装備。
FMラジオ+カセット、エアコンはオプション装備。
ウォーニングランプの「排気温」のみ日本語・・・
当時らしく排ガス浄化システムが掲載されたエンジンは
いずれもトヨタ製・直4OHVの1400(T-U型82ps)と1200(3K-U型64ps)。
サスは前・ストラット、後・半楕円リーフ。
ブレーキは廉価グレードを除き前・ディスク、後は全車ドラム。
ミッションは4速と5速MTに2速AT。ただし1400にATは設定されません。
ラインナップとカラーバリエーション。
最廉価グレードのDX(下段)。エンジンは1200、ミッションは4速MTのみ。
AMラジオ、シガーライター、ウォーニングパネル、ホイールキャップ等を装備。
シートは発泡レザー、タイヤは12インチバイアス、このDXのみブレーキは4輪ドラム。
ボディカラーはホワイト、ブラウン、シルバーの3色。
カスタム(中段)。1200と1400、4速MTと2速AT(1200)の設定。
時計、メーター照明、フルドアトリム、ワイパー連動ウォッシャー、前ディスク
ブレーキ等を装備。シート地はファブリック、1400のタイヤは13インチバイアス。
ボディカラーはグリーンMとブルーMの2色が加わります。
ハイカスタム(上段)。1200と1400、4速・5速MTと2速AT(1200)を設定。
リヤデフォッガー、トランクオープナー、外観ではバンパープロテクター、
リヤガーニッシュ等を装備。インパネクラスター、ステアリング、シフトノブが
木目になり、シートはフルファブリック。
上級ツートップのSCとGCはともに1400、4速・5速MTの設定。
前述の装備の他、SCはインパネクラスターやドアサッシュがブラックとなり、
シートは赤いパイピングが入った発泡レザー、リヤハイバックシートや
トランクオープナー等の装備が省かれます。
ボディカラーはロージィマルーンが加わり全6色。SCはすべてブラックインテリア。
スペック。
全長3995㎜・全幅1520㎜・全高1380㎜・HB2335㎜・車重905㎏(SC)。
次回、後期型へ続きます・・・
前期型ですが、当時のCM。
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Posted at
2021/01/21 06:09:06