
カタログ紹介、今回はリバイバルネームでヒット中のSUV、
ダイハツ・ロッキーの初代モデル。平成2年6月発行のデビュー時版。
スズキのエスクードが先鞭をつけたライト・クロカンのジャンルに、負けじと
ライバルのダイハツが参入。エスクードの大人な雰囲気に反し、こちらは思い切り
若者向けな戦略。元気キャラの相原勇がイメキャラでしたね。
車名もクルマ自体もクロカンっぽいですが、カタログではそういったシーンは
一切なく、若者の遊びグルマ的な印象を持たせてますね。
リヤはレジントップでルーフと共に脱着が可能。後方におしゃれ?なロールバーが
立つようになってます。
ダッシュ周りは質実剛健なイメージ。でもパワステを全車標準で装備するなど
扱いにくさはありません。
当時流行したトレンディドラマの様なシーンですね~
インテリアも然り、エクステリアもワイドフェンダーを取り入れた
オフロード志向なデザインなんですけど・・・「きめっ!」とか、今聞くと
何だかむず痒くなっちゃいますね~
エンジンは直4・1600OHC+EFIのHD-E型(105ps/14.3kgm)。駆動は4WDで
ここもちゃんとクロカンしてます。しかも4WDはフルタイムとパートタイムの
両方用意!このターゲット層にここを拘る人がいたのか否か・・・フルタイムには
電子制御アンチスピンブレーキ(ASB)を装着。
多彩なオプションパーツ。エアコンは全車OPT設定。最後までこんなノリな
カタログです・・・
では、ラインナップ。下位からDX、SE、SXの3グレード。全車4WDで、DXが
パートタイムのみ以外はフルタイムも選べます。ミッションは5速MTのみ。
最下位グレードのDX。(当時価格144.5万円)
ハロゲンライト、パワステ、間欠ワイパー、タコメーター、リヤ熱線、
リヤワイパー等を装備。タイヤは195SR15を装着。
SE。(パートタイム163.3/フルタイム169.8万円)
ワイドフェンダー、2トーンボディカラー(装着車設定)、チルトステア、
3連メーター(ボルト・クライノ・時計)、AM/FMラジオ・カセット、
フューエルオープナー等を、足回りでは前ベンチレーテッドディスクブレーキ、
オートマチックロッキングハブ(パートタイム車)、225/70R15タイヤを装着。
最上位のSX。(パートタイム173.3万円/フルタイム179.8万円)
電動ミラー、パワーウインドー、パワードアロック等の快適装備が付きます。
シートは専用柄のフロントバケットタイプ。なお全車に3ステージダンパー、
LSD(パートタイム車)をメーカーOPTで用意。
スペック。DXのみナローボディの為車幅が異なります。
SXの外観図。
エスクードは好評でしたが、このカタログからもお分かりの通り、クルマの性格と
販売ターゲットがチグハグで、エスクードほどの人気は得られず。せっかく
アウトドア向きなクルマに仕上がってるのにもったいないと当時は感じましたね~
後にオフロードなイメージに移行しながら平成9年まで販売されました。
当時のCM。
ちなみに彼女はイカ天でブレイクしましたが、当時地元では同じTBS系列ながら
放送されておらず、彼女はもとよりあのバンドブームもよく分からなかったですね。
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カタログ・ダイハツ | クルマ
Posted at
2022/03/28 10:09:07