あら、もう5月。
先月はついにブログ更新できず・・・色々忙しくて💧
さてカタログ紹介、今回は日産プレーリーと共にミニバンの先駆けだった
三菱・シャリオ、平成元年11月発行の初代末期モデルです。
昭和58年デビュー。機能性を優先したプレーリーに対し、ヒンジドアを採用し
乗用車的なスタイルを重視した、相対的な作りでしたね。しかしまあ、こう見ると
見事なまでの台形フォルムですね~
この時点で6年経過し古さは否めませんが、まだミニバンという言葉も無く
1.5BOXやマルチパーパスカーとか言われてたこのジャンルに、日産以外に
他メーカーの参入が無く貴重な存在だった事もあり、一定の人気は保ってましたね。
乗用車感覚で7人乗れるのは重宝しますね。サードシートは横幅が犠牲に
なるものの、写真見る限り足元の狭さは感じませんね。使わないときは
折りたたんでフラットなカーゴスペースも作れます。
ダッシュ周りも一昔前のデザインですね。ライバルのプレーリーは
既に2代目に移行しており、新鮮味では分が悪いでしたが・・・
それでも一定の人気を保てたのは、このお買い得グレード「サンクス」の
ヒットのおかげかもしれません。
エアコン、パワステ、電動ミラー等の充実装備でシリーズ最安値の
116.9万円~という驚きのプライス設定!カラードのホイールカバーをはじめ
エクステリアも専用のものでした。
フルタイム4WDもラインナップ。
4WDはステアリングやシートがスポーティーなものになります。
4WDロゴ入りのマッドガードも装着、アクティブな雰囲気も持たせてますね。
デフで追いやられたスペアタイヤが室内にドデーンと居座ります。
サードシート右側に座る人はちょい居心地悪そうですね・・・
エンジンは全て直4・OHCで、2WDに1800のガソリン(G37B型85ps)と
ディーゼルターボ(4D65型76ps)、4WDにはガソリン2000が2種
(G63B型ECIマルチ100ps、キャブ94ps)の全4種。
4WDは当初パートタイムでしたが後にビスカスカップリング式フルタイムに。
足回りは前ストラット、後は4WDがセミトレ、2WDはトレーリングアーム。
ブレーキは全車前ディスク。
ではラインナップ。ミッションは全車5速MT、2WDのガソリン車に3速ATを設定。
全車標準でリヤワイパー、パワステ、チルトステア等を装備。
まずは2WDから。ボディカラーはサンクスを除き6パターンの2トーンカラー
(うち1パターンはOPT)を設定。
上段:1800MX。当時価格MT164.6/AT170.3万円。
最上位グレードで、外観ではメッキグリル、大型バンパー、リヤガーニッシュ、
フルホイールカバー等を装着。シートもベロア地になり、装備もカセットデッキ、
エアコン、パワーウインドー、集中ドアロック等充実した内容。
下段:1800MH。当時価格MT136.8/AT142.5万円。
ハロゲンランプ、前後マッドガード、タコメーター、デジタル時計、AM/FMラジオ、
リヤヒーター等を装備。185/70R13タイヤを装着。
上段:1800サンクス。当時価格MT116.9/AT122.6万円。
前述の通りのお買い得グレードで、外観では専用のサイドストライプにカラード
サイドモールとホイールキャップを装着。エアコン特別装備の他、電動ミラー、
テールゲートオープナー等を装備。ボディカラーも専用のモノトーン2色を設定。
下段:1800ディーゼルターボMF。当時価格MT142.2万円。
サンクスから特別装備と電動ミラー、テールゲートオープナー等を省いた様な
装備内容で、事実上2WDのエントリーグレード。アナログ時計、AMラジオ、
熱線吸収ガラス、間欠ワイパー、防眩ミラー、フューエルオープナー等を装備。
タイヤは165SR13。
4WDのラインナップ。ミッションは5速MTのみ。全車にスポーツシート等を装備。
右上:2000MT。当時価格180.9万円。
ECIマルチエンジン搭載の最上位グレード。2WD最上位のMXと外観装備は
同等ですが、電動ミラー、ベロア地シート、カセットデッキ、エアコン等は
付きません。185/70R14オールシーズンタイヤを履きます。ボディカラーは
全て2トーンですがうち2パターンは専用色の全5パターン。
左下:2000MF。当時価格MT154.3万円。
装備は2WDのMFに近いですが、加えてタコメーター等が付きます。
右下:2000ME。当時価格MT141.4万円。
受注生産の最下位グレード。外観は無塗装バンパー、サイドモールレスと
一気に貧相に。装備ではAMラジオ等、タイヤは165SR13を装着。
ボディカラーはホワイトのみ。雪国の官公庁向けって感じですかね。
装備群。
スペック。
平成3年に2代目に移行するまで実に8年間も販売されてました!