
カタログ紹介、今回はいすゞの名車、117クーペの中期型。
昭和52年2月発行版です。
昭和43年デビュー。ハンドメイドと呼ばれる前期型、量産型となった中期型、
角目顔で近代化された後期型に分かれるのは周知の通り。しかし一つの代で
これほど変遷するクルマも珍しいですね~。中期型は昭和48年から販売、
このカタログはその中でも末期にあたるモデル。
最上位の1800XE。DOHC+ECGIエンジンを唯一搭載、ミッションは3速ATのみ。

7眼メーターが何ともシブいダッシュ周りにはローズウッドの木目パネルが
貼られます。ほか、ALR式シートベルト、シートベルト警告灯、電動リモコンミラー、
パワーウインドー、ウインドーアンテナ、AM/FMラジオ、ブロア付きリヤヒーター
ダクト等の充実装備が付きます。
1800XC。SOHC+ECGIエンジン搭載、ミッションは5速MTのみ。
165SR13ラジアルタイヤ、グローブボックスランプ、ベロア地シート等を装備。
リヤシートは全車一体可倒でトランクスルーが可能。
最下位の1800XT。SOHCキャブエンジン搭載、3速ATと5速MTを設定。
6.45-13-4PRタイヤ、カセットデッキ付きAMラジオ、ファブリック地シート等を
装備。185/70HR13ミシュランラジアル、アルミホイール、パワーウインドー、
AM/FMラジオをOPT設定。ほかリヤ熱線、間欠ワイパー、タコメーター、時計、
助手席ウォークイン等を全車に標準装備。
1800XC-J。SOHC+ECGIエンジン搭載、ミッションは5速MTのみ。
XCをベースにスポーティーな雰囲気を持たせたスペシャルグレードで、
185/70HR13ラジアルタイヤ+アルミホイール、フロントグリル周りの
オーバーハングストライプ、専用デザインのメーターパネルとシートを装備。
装備群。ちょっと謎なのがオーディオ、最上位のXEにOPTのカセットデッキが
なぜかそれ以下のグレードに標準装備。その代わりFMチューナーが付かないので
当時はカセットよりFMチューナーの方がステータスだったってことかな?
詳しい装備はこちらで。
エンジンは全車直4・1800のG180型。DOHC+ECGI(130ps/16.5kgm)、
SOHC+ECGI(115ps/16.0kgm)、SOHCキャブ(105ps/15.0kgm)の3種。
足回りは前Wウィッシュボーン・後セミフローティングリーフでXTを除き
トルクロッド付き。ブレーキは全車前ディスク。
カラーバリエーション。写真が無いのが残念ですが、トミカでおなじみの
グリーンメタリックもあります!
諸元表。
最後に4面図。
量産型になっても、そのスタイルの美しさは微塵も失われていませんでしたね。
しかし前期型を高価なプライスで買った当時のオーナーさんの心中やいかに・・・?
117クーペで聴きたい昭和52年当時のヒット曲。
愛のメモリー/松崎しげる
この人の歌声は唯一無二ですね。噂の刑事トミー&マツ等、コミカルな役との
ギャップが凄かったですね~
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Posted at
2024/02/11 12:55:28