
カタログ紹介、私的にツボなクルマ。今回はいすゞ・フローリアン。
「SⅡ」の愛称がついた昭和52年10月発行の後期型。
昭和42年デビュー。イタリアのギアがデザインした6ライトウインドーや
セミファストバックスタイル、角型ヘッドライトの採用で非常にモダンな
スタイルでしたね。いすゞの常でロングライフを貫き、デビューから10年後の
この時ビッグチェンジを敢行、いすゞお得意のディーゼルエンジンを設定。
併せて前後意匠を大幅に変更。
元々ファミリー向けのミドルクラスサルーンでしたが、独立した立派なグリルと
角型4灯化されたライトによって上級サルーンへと路線変更し延命を図ります。
しかしヨーロッパ調のボディにアメ車風な顔、このミスマッチ感がツボですね!
自分が物心ついた頃には既にこの後期型になっていて、同じくロングセラーだった
三菱のデボネアと共に走るシーラカンス状態でしたね(^^;)しかしそれ故に
ミドルクラスながらデボネアやトヨタ・センチュリー、日産プレジデントみたいな
一般庶民は買えない(買わない)風格が漂ってたのが最大のツボ!
ヨーロッパ家具を思わせるインテリア・・・だそうです。よく分かりませんが。
リヤのパーソナルランプは高級車感あっていいですね~
左右対称デザインが特徴的なダッシュボード。OPTですがクーラーがダッシュに
ビルトインされているのがお洒落。ミッションは廉価グレードを除き5速MT。
エンジンは直4、2000OHCディーゼルのC190型(62ps/12.5kgm)と
1800OHCのG180Z型(105ps/15.0kgm)。ブレーキは廉価グレードを除き
前ディスク。
装備表。ラインナップは上からML、MD、Dで、Dのみディーゼル&4速MTのみ、
他はディーゼルとガソリン、5速MTを設定。最上級のMLにモケット地シート、
リヤパーソナルランプ、AM/FMラジオ+カセットデッキ、パワーアンテナ等を装備。
MDにサイドモール、リヤ熱線、間欠ワイパー等を装備。全車に6.45-13-4PRタイヤ、
ホイールキャップ、AMラジオ、時計等を装備。
諸元表。
最後にカラーバリエーションと寸法図。
この後さらにAT追加やダッシュボードのデザイン更新等で延命され、昭和57年に
終了するまで実に16年も販売、翌年デビューの後継車アスカに後を託しました。
地味ながら息の長い、いすゞらしいクルマでしたね~
フローリアンのオーディオで聴きたい昭和52年当時のヒット曲。
勝手にしやがれ/沢田研二
作詞・阿久悠、作曲は名探偵コナンのテーマ曲も手掛けている大野克夫。
この年のレコ大はじめ賞レースを総なめにした大ヒット曲でしたね。
ジュリーの曲の中でも一番好きですね~
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Posted at
2024/08/14 15:13:09