クロノスから遅れること3か月後の平成4年1月デビュー。先代カペラにあった
クーペC2の後継車にあたります。元々はカペラC2の輸出名がMX-6だったので
厳密に言えば2代目になるのかな?
全体的にクロノスのイメージを残しつつも、グリルレスのフロントマスクや
伸びやかなスタイリングがスペシャリティー感を出してますね。
他のクロノス兄弟が各販売系列(ブランドと言った方がいいかな?)の専売車に
仕立てられたのとは違い、MX-6はクロノスと同じくマツダ店のみでの販売でした。
ここまで写真はすべて2500 V6。
ダッシュ周りもスペシャリティー然としていますね。
エンジンはV6・DOHC+EGI、2500のKL-ZE型(200ps/22.8kgm)と2000の
KF-ZE型(160ps/18.3kgm)の2種。足回りは前後ストラットサス、ブレーキは
全車前ベンチレーテッドの4輪ディスク。そしてクロノスには用意されなかった
4WSを先代カペラより引き継ぎ全車に装着。
インテリアには本革やパワーシートをOPTで用意。またオーディオにはBOSEと
共同開発したアコースティックウェイブ・ミュージックシステムをOPT設定。
スーパーウーファーを2個内蔵し、200Wのアンプと共に重低音を強化。
OPTとは言え、純正でこんなの用意できたのも当時ならでは。とぐろを巻く
ウーファーダクトがただ物じゃない感出してますね~
電動サンルーフもOPTで用意しますが、クロノスとは異なりガラスではなく
開閉もアウタースライド式。エアバッグやABSといった安全装備も標準orOPTで
用意されました。
ではラインナップ。固有のグレード名は無く排気量で表され、各エンジンに
1グレードずつの設定、4WDはありません。
2500 V6。5速MTと4速ATを設定。当時価格256.5/265.8万円。
205/55R15ポテンザRE71タイヤ、アルミホイール、4W-ABS、ステア連動
フォグランプ、ヒーテッドミラー、キーレスエントリーを装備、ビスカスLSD、
エアバッグ、運転席パワーシート、本革シートをOPT設定。
2000 V6。5速MTと4速ATを設定。当時価格225.4/234.7万円。
195/65R14タイヤ、フルホイールキャップ、フォグランプを装備、2500に標準の
205/55R15ポテンザRE71タイヤ、アルミホイール、4W-ABSをOPT設定。
また全車に4WS、LEDストップランプ付きリヤスポ、プロジェクターヘッドランプ、
ブロンズガラス、電動格納ミラー、デュアルエキパイ、パワステ、チルトステアリング、
本革ステアリング&シフトノブ(MT車)、時間調整式間欠ワイパー、パワーウインドー、
パワードアロック、オートエアコン、AM/FMラジオ+カセット等を標準装備、
電動サンルーフ、BOSEアコースティックウェイブミュージックシステムをOPT設定。
装備群。
カラーバリエーション、装備表、諸元表。
最後に寸法図。クロノスと同じく3ナンバーボディ化、けど全幅1750㎜と
実はクロノスの1770㎜より狭かったんですね~
途中で装備の見直しはあったものの大きな変更なく平成8年に販売終了。
クセのないスタイリングは割と好きだったんですが・・・
当時のCM。