
カタログ紹介、前回の初代ランサーに続き、今回はクーペのセレステ。
昭和50年2月発行のデビュー時版です。
それまであったギャランクーペFTOの後継車として、ベースをランサーに鞍替えし
デビュー。コンポーネンツはランサーと共用しますが、セダンとは全く共通性のない
独自のデザインを持ちます。
ワイド&ロー、ロングノーズ&ショートデッキという当時の定石スタイル。
テールランプの逆L字デザインが特徴でしたね。
ただ、ランサーと共用のシャーシゆえにホイールベースが短く見えるのは
同様にサニーのシャーシを共用した日産の2代目シルビアに似てますね。
後席はさほど狭そうにはないですが、ハッチゲートが寝ているのとグラスエリアが
大きいので頭がつかえて直射日光が凄そうですね~
6連メーターがスポーティーなダッシュ周り。トランクは大きく開くハッチゲートと
フラットに倒せるリヤシートで積載性抜群。
風を切るような低いスタイリングは空力特性の追求から生まれたもの。
エンジンは全て直4・OHC、サーマルリアクタ方式MCA-ⅡBで排ガス規制を
パスした1600のG32A型(92ps/13.3kgm)を筆頭に、
同じく1600の4G32型、シングルキャブ(100ps/14.0kgm)とGSRに搭載する
ツインキャブ(110ps/14.2kgm)、1400の4G33型(92ps/12.5kgm)の全4種。
足回りはフロントストラット・リヤ半楕円リーフのサスに前ディスクブレーキ。
ではラインナップ。全車に助手席ウォークイン、タコメーター、シガライター、
時計、AMラジオ、チルトステアリング、リヤゲートオープナー、リヤ熱線、
速度警報等を装備。
左:1400GL。ミッションは4速MTを設定。Z78-13-4PRタイヤを装着。
中:1400GSL。ミッションは5速MTを設定。155SR13ラジアルタイヤ、
電流計、油圧計等を装備。
右:1600GL。ミッションは4速ATを設定。1400GLよりマフラーカッター等を
追加装備。
左:1600XL。ミッションは5速MTを設定。オーバーヘッドコンソール、
間欠ワイパー等を専用装備する他、1600GLより電流計・油圧計等を追加装備。
中:1600GSR。ミッションは5速MTを設定。175/70HR-13ラジアルタイヤを
専用装着、LSDをOPT設定。
右:1600MCA-GL。ミッションは4速MTを設定。マフラーカッターが異なる以外
1600GLと同じ装備。
装備関係。
OPTエクステリア。全部付けたいですね~
諸元表。
最後に寸法図。
その後マイチェンを繰り返しながら昭和52年まで販売。セレステとしては
一代限りでしたが、その後登場したコルディアが後を継ぎました。
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カタログ・三菱 | クルマ
Posted at
2024/11/09 17:44:06