ヴィヴィオ以来のセダンタイプの復活。そのヴィヴィオの後継車プレオで一度は
売れ線のミニバンタイプにスイッチし堅実に売れてもいたんですが、独自性を
重んじてきたスバルとして市場に流されるのがよっぽどイヤだったんでしょうかね?
この時のイメキャラは観月ありさ。デビュー時はUAでしたが早々にチェンジ。
しかしそのスタイリングは軽とは、そして日本車とは思えないくらい、サイズ感に
捉われない個性的で垢抜けたデザイン。チーフデザイナーは元アルファロメオに
居た方というから納得。一番目を惹いたのは航空機をモチーフとしたデザインの
フロントグリル。これを今後のスバルのアイデンティティとして他車へも展開して
いくのですが・・・
このグリルが不細工だと不評を買ってしまいます。まあ確かに・・・ですが(^^;)、
またやはりスペース優先の市場の傾向に逆らう事が出来ず、僅かなグレードのみ
残していたプレオのラインナップを復活させるという屈辱を味わいます・・・いや、
スバルも「挑戦」と公言していたので、コケた場合も想定していたのかもですね。
軽ながらもスバルのこだわりがあふれるメカニズム&エンジン。足回りは
4独ストラットサス、ビスカス式のフルタイムAWD(4WD)も全車に設定。
ブレーキも全車に前Vディスクを装着。エンジンは直4・660ccのEN07型、
SOHC(46ps/5.9kgm)、可変バルタイ付きDOHC(54ps/6.4kgm)、DOHC
スーパーチャージャー(64ps/10.5kgm)の3種。ATミッションは無段変速の
i-CVT、7速スポーツシフトも設定。
個性的なクルマゆえに?カラーバリエーションは実に11色も用意、また
インテリアカラーも2色選べます。ディーラーOPTでアロマテラピーが
楽しめる計らいも!
インテリア。実車に乗ったことがありますが、決して広い室内とは言えません。
でも普通に乗るには問題ありませんし、必要以上に広くて落ち着かなくなる
トールワゴンよりかは適度なタイト感が逆に心地よかったりします。まあ
リヤシートは長時間はキツイかもですが(^^;)
装備群。マルチリフレクターヘッドライト、リヤワイパー、CDプレーヤー&
AM/FMラジオ、リモコンドアロック、リヤリクライニング・5:5分割可倒シート、
電動リモコンミラー等を全車に装備。
ではラインナップ。
DOHC搭載のR、スーパーチャージャー搭載のS、SOHC搭載のiの全3グレード。
全車にAWDも設定、ミッションは全車にi-CVT(Sは7速スポーツシフト)、S以外に
5速MTも設定。
上:R。ABS、電動格納ミラー、フォグランプ、タコメーター、運転席リフター、
助手席バニティミラー&両側照明、インパネシャワーライト、i-CVTエコモード、
アルミホイール等を装備、HIDライト、アゼストサウンドシステムをOPT設定。
中:S。オートエアコン、MDプレーヤー、マフラーカッター、i-CVTスポーツモード、
155/60R15タイヤを装備。
下:i。フルホイールキャップ、マニュアルエアコン、155/65R14タイヤ等を装備、
ABS、フォグランプをOPT設定。ほか、デュアルエアバッグ、パワーウインドー等を
全車に装備、サイドエアバッグ、オーディオレス、濃色ガラス(リヤサイド・リヤ)を
全車にOPT設定。
装備表。詳しい装備はこちらで。
諸元表。
最後に寸法図。
当時のCM。