
カタログ紹介、今回はスズキ・エスクードの初代モデル、
V6・ディーゼル追加後の平成7年2月発行版です。
昭和63年デビュー。ライト・クロカンというジャンルを切り開き大ヒットも
登場から6年がたち新鮮味が薄くなっていた平成6年、新たにV6・2000と
2000ディーゼルターボを追加。
コンパクトなボディにV6エンジン搭載、そのパワフルさを表現するかのように
独立したフロントグリル、トレッドのワイド化によるオーバーフェンダー装着と
迫力ある装いとなりましたね。
ディーゼルもV6と同じ装い。ショートボディとロングのノマド各々に
ラインナップされました。
従来の1600も継続。本来のコンパクトなクロカンというコンセプトで言えば
やはりこちらの方が合ってますよね。
V6、ディーゼルには設定されなかったコンバーチブルと硬派なS。
V6/ディーゼルと1600とでダッシュ周りのデザインが異なってたんですね~
インテリア。決して広くはないですが、逆にそのタイト感がクロカンらしい!
V6・2000のエンジン。オールアルミ製DOHCのH20A型。140ps/18.0kgmと
余裕のパワーを発揮。
ディーゼルは直4SOHC・2000ターボのRF型、76ps/17.5kgm。
従来からの1600は直4SOHCのG16A型、100ps/14.0kgm。
駆動は全車トランスファー付きのパートタイム4WD。ボディはラダーフレームに
3分割サイドフレームを持つ高剛性なもの。V6/ディーゼルは前60㎜・後50㎜の
ワイドトレッド化。ブレーキは全車前ディスクで、V6/ディーゼルはVディスク。
足回りは、前はコイルとショックを分離配置したマクファーソンストラット式、
後はトレーリングリンクwithセンターウィッシュボーン式。V6/ディーゼルは
高速走行も考慮したセッティングが施されています。
ではラインナップ。
V6・2000ハードトップ/ノマド。ミッションは5速MTと4速AT、ノマドには
電動サンルーフ装着車を設定。
2000ディーゼルターボ ハードトップ/ノマド。ミッションは4速ATのみ。
V6と共通で専用エクステリア、215/65R16タイヤ、オート機構付き
パワーウインドー等を装備。ボディカラーは2トーンの全3色、ブルーは
V6/ディーゼル専用。
1600ハードトップ/ノマド。ミッションは5速MTと4速AT、
ノマドには電動サンルーフ装着車を設定。オート機構付きパワーウインドー(ノマド)、
チルトステア、フルモケット地シート、リヤワイパー、リヤ熱線、ハイマウント
ストップランプ等、ノマド全車にヘッドランプウォッシャー等を装備。
ボディカラーは全3色、グレーは1600専用色。
1600コンバーチブル/ハードトップS。ミッションは5速MTと4速AT。
コンバーチブルは1600ハードトップと同等ですが、撥水加工シート、Pブレーキ
ロックを装備、逆にリヤワイパー、リヤ熱線は付きません。ボディカラーは
グリーンが無く全2色のみ。1600は全車195SR15タイヤを履きます。
ハードトップSはLSDを専用装備しますが、1600ハードトップからエアコン、
電動リモコンミラー、オートフリーホイールハブ等が省かれ、シート地も
トリコットになる硬派なグレード。ボディカラーは専用のブラックを含む全3色。
詳しい装備はこちらで。パワステ、パワーウインドー、パワードアロックは
全車に標準装備。
諸元表。
最後に4面図拡大。
この翌年にはさらにV6・2500エンジンまで追加され、デビュー時のコンセプトから
どんどん外れていってしまいましたが、平成9年に2代目となるまで9年の長きに渡り
販売されました。
エスクードのオーディオで聴きたい当時のヒット曲。
WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~/H Jungle With t
松っちゃん、帰ってきてくれ~
Posted at 2024/02/25 21:44:46 | |
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