
現行型になっても併売され続けてきた旧型カローラアクシオ/フィールダーが
ついに10月で生産終了とのニュースが。
3ナンバー化と攻めたスタイルの現行型に抵抗感を受けるであろう保守層を
フォローするべく残された先代も気が付けば7年も併売されてたんですね。
(現行型がもう7年経ってるのも驚きですが)
今や貴重な5ナンバーセダン/ワゴン、そしてマニュアルミッション車が
無くなってしまうのは残念ですね・・・
そんなカローラですが、過去にも旧型の併売や継続販売がありました。
その中から今回のカタログ紹介、4代目70系バン・ワゴンを。
昭和61年10月発行の継続販売時版です。
昭和54年8月にバンがフルチェン、昭和57年5月にカローラ初となる
ワゴンを追加。昭和58年5月にレギュラーモデルが5代目80系に
フルチェンするもバンとワゴンは4代目を継続。同年8月のマイチェンで
特徴的なミドルルーフ化が施されました。
写真は手前が4ドアバン1800ディーゼルGL、奥はワゴン1800ディーゼルGL。
エンジンは全車直4、1800OHCディーゼルの1C(Ⅱ)型(68ps/12.4kgm)、
ガソリンがバンに1500OHVの5K-J型(83ps/13.0kgm)と1300OHVの
4K-J型(72ps/10.7kgm)、ワゴンにも1300OHVが搭載されますがバンとは
異なる4K-U(Ⅱ)型(74ps/10.7kgm)を搭載。バンの1800ディーゼル車には
4速ATも設定。
荷室はリヤシート座面を前に引き上げ背面を前倒しすることでフラットに。
足回りは前ストラット・後半楕円リーフのサスに前ディスクブレーキ。
バンの最大積載量は400㎏(5人乗車時250㎏)。ビデオデッキが懐かしいですね~
機能的なデザインのダッシュボードは前述のマイチェン時に一新されたもの。
ワゴンは専用ストライプやブラックアウトされたドアサッシュ等で
乗用車っぽくなってますが、まだビジネスワゴン的要素が強かったですね~
故にこのレッドのボディカラーとのギャップが最高ですね!
写真は手前が1800ディーゼルGL、奥が1300DX。
ではラインナップ。バンは2ドアと4ドアがあり、それぞれに2シーターと
5人乗りが設定されます。ワゴンは4ドア、5人乗りのみ。グレード構成は
下からスタンダード、DX、GL。
上段:4ドアバン(5人乗り)。全グレードが設定され、全車に1300、DXとGLに
1500と1800ディーゼルを搭載。ミッションはMTが1300と1500に4速、
1500のGLと1800ディーゼルに5速。ATは1500に3速、1800ディーゼルに4速。
写真は1500DX。
中段:4ドアバン2シーター。グレードはDXのみ、1300と1800ディーゼルを
搭載。ミッションは1300に4速、1800ディーゼルに5速のMTのみ。写真は
1800ディーゼルDX。
下段:ワゴン。グレードはDXとGLがあり共に1300と1800ディーゼルを搭載。
ミッションは5速MTのみ。写真は1800ディーゼルGL。
上段:2ドアバン(5人乗り)。スタンダードとDX、両車に1300とDXには
1800ディーゼルも搭載。ミッションは1300に4速、1800ディーゼルに5速の
MTのみ。写真は1300スタンダード。
下段:2ドア2シーター。グレード・エンジン・ミッション構成は5人乗りと同じ。
写真は1800ディーゼルDX。
装備表。タイヤはスタンダードに5.00-12-8PRのバイアス、バンのガソリンに
155R12-6PR、バンのディーゼルに155R13-6PR、ワゴンのガソリンに
155SR13、ワゴンのディーゼルに165SR13の各ラジアルを装着。
DXにはAMラジオ、シガーライター、GLには間欠ワイパー、リヤ熱線、時計、
燃料残量警告灯、ファブリック地シート、ワゴンGLにはさらにリヤワイパー、
エアミックスヒーター、トノカバー、サイドストライプ、フューエルオープナー、
半ドア警告灯、キー照明、ドアサッシュ&ロッカーパネルブラックアウト、
ドアミラーを装備。
カラーは表がないので不明ですが、カタログ中ではホワイト、アイボリー、
シルバーM、ライトベージュM、レッドがあります。インテリアカラーは
グレーのみっぽいですね。
諸元表。
最後に寸法図。
ちなみにワゴンの当時価格は1300が92.4万円、1800ディーゼルが119.0万円。
旧型継続は5代目の時までで、昭和62年フルチェンの6代目からは再び
バンとワゴンも新型になりました。
レッドのワゴン、なかなか魅力的ですね。ウッドパネル貼って
カントリーワゴン風にしたいですね~